「機動武闘伝Gナデシコ」人名・用語辞典 メインキャラクター
テンカワ・アキト
本編の主人公。ネオジャパンのナデシコファイターでシャイニングナデシコを操る。 ネオジャパンコロニーの元軍人、オオサキ・シュンの養子だったが 東方不敗マスターホウメイにその資質を見出され、 流派東方不敗と料理の技を仕込まれた。 物語開始直前にキング・オブ・ハートの紋章を師より授かる。 性格はかなり変化していて基本的には熱血馬鹿。 ただし、女性に弱いのと女難の相は全く変化なし。 ガイ、ユリカ達とは幼馴染である。ルリとアイは義理の妹、ラピスは妹弟子。 TVに比べて外見はそれなりに精悍になっている。 赤い長鉢巻と全身を包む赤いマントを愛用している。
東方不敗マスターホウメイ
本編のヒロイン(核爆)。というのは大嘘だが最重要人物の一人である。 先代のキング・オブ・ハートにしてあらゆる料理の達人、流派東方不敗伝承者。 素手でモビルスーツをも「料理」する世界最強の武闘家。 「マスタークロス」とも呼ばれる、鉢巻やスカーフなど布を自由自在に操り、 斬る突く縛る殴る自由自在の謎の武術を修めている。 ネオホンコン代表として第十二回ナデシコファイトに出場、見事優勝。 アキトが十歳の時、その資質を見出して以後行動を共にし、自分の持つ技の全てを伝えた。 物語の始まる直前キング・オブ・ハートの紋章を伝承してアキトの前から忽然と姿を消す。 アキトの他にラピスを弟子にしていた。 帽子をかぶらず、白の武闘着、赤いスカーフ以外外見上の差異はない。 例によって年齢不詳(笑)。
ダイゴウジ・ガイ
本編ではアキトの幼馴染にして相棒。性格・外見は殆ど変化がないが、 アキトがガイ以上の熱血馬鹿である為、制止役、ツッコミ役に回る事も多い。 ナデシコファイトのクルーとして医学薬学およびメカの整備にも通じている。 ハーリーとは兄弟。ユリカとも幼馴染。
ヤガミ・ナオ
ネオアメリカのナデシコファイター。ナデシコマックスターを操る。 外見・能力はほぼ同じだがボクシングを修めているため手技を主に使う。 NYのダウンタウン出身、ハングリーできわめて強い上昇志向の持ち主。 「時の流れに」に比べかなり若々しい性格になっている。 生い立ち及びヤガミ・トシロウに拾われたのは拙作「Stand by me」そのまま。 クルーとしてタカバ・カズシ、ゴート・ホーリー、プロスペクターを擁する。 CVは大塚芳忠氏を強く推奨(笑)。
東舞歌
ネオチャイナのナデシコファイターでドラゴンナデシコのファイター。 先代の少林寺大僧正「東八雲」の妹で「少林寺復活」という志半ばにして病に倒れた兄の後を継ぎ、 ナデシコファイト優勝にその悲願を掛けている。 拳法の達人であり、目的が「少林寺復活」であることを除けばいつもの通り(笑)。 (とゆーか、舞歌さんの詳しい描写って殆ど私一人でやってるような(^^;) 袖なしのシャツにベストのような上着、ぴったりしたズボンが普段着。 世話役兼お目付け役は少林寺の若手修行僧、白鳥九十九と月臣元一郎。 CVは林原めぐみ・・・かな?
ミスマル・ユリカ
ネオフランスのナデシコファイターでナデシコローズを駆る。 言動は基本的にTVの「シリアスモードユリカ」。 もっとも根っこの所はまるで変化はない。 能力的にもフェンシングの達人で素手の格闘技にも通じるのを除けば後は同じ。 幼い頃父親がネオジャパンコロニーに赴任していた為、 アキト、ガイ、その他一名とは幼馴染。 クルーは執事のアオイ・ジュン。
スバル・リョーコ
ネオロシアのナデシコファイターでボルトナデシコのファイター。 元は「悪さはすれども非道はせず」で鳴らした 宇宙海賊「赤い獅子」の船長として太陽系を荒らしまわっていた。 だがネオロシアの宇宙艦隊に捕縛され、仲間の助命と引き換えにナデシコファイターとなる。 戦いが好きで姐御肌、面倒見がいい。 囚人であることを示すかのように首に高性能爆薬つきの首輪、両手首に手枷 (両手首の距離が一定以上に開くとビームチェインが発生する)をはめられている。 ネオロシア軍タカスギ・サブロウタ大尉が彼女の指揮と監視を行う。
シュバルツ・シヴェスター
どこの誰かは知らないけれど誰もがみんな知っている。 イ○ス・フ○サンジュが黒赤黄三色の覆面(額にアンテナ、後頭部にボンボン付き) をつけてSSのような軍服を着用、その上から白衣を羽織った姿。 ネオドイツ代表のナデシコファイターで乗機はナデシコシュピーゲル。 「ゲルマン忍法」という怪しさ大爆発の謎の忍術を操る。 跳躍、手裏剣、煙幕、姿隠し、壁抜けなんでもありである。 デビルホクシンの事をよく知っており、アキトに力を貸すべく暗躍する。 なお、その正体はあくまでも謎(笑)。 クルーは不在。
ネオジャパン関係者
ホシノ・ルリ
十六歳。本編ではオオサキ・シュンの養女であり、 妹アイと共に天才科学者でもある。 疲弊し切った地球環境再生の為「アルティメットナデシコ三大理論」を アイと共同で研究し、「アルティメットナデシコ」として完成するも 「デビルホクシン事件(本編六話を参照)」の罪を問われ永久冷凍刑に処せられる。 アキトが戦うのは彼女を永久冷凍刑から救い出す為なのだ。
アイちゃん
この話では本名オオサキ・アイ。 齢十歳にしてネオジャパン屈指の天才科学者である。 デビルホクシン事件において行方不明となり、 再びその姿を現したのは新宿においてであった。 たまに帰ってくる兄アキトに姉以上になついていた。
オオサキ・シュン
物語中では既に故人。十年前まではネオジャパン宇宙軍の若き大佐であったが 妻子の死をきっかけに軍を退役、後アキト、ルリ、アイを引きとって 年金と貯蓄で暮らし始める。性格その他は全く変化なし。 デビルホクシン事件において死亡した。 CVは神谷明推奨。
マキビ・ハリ
十一歳。シュンの友人(故人)の子でガイの弟。ルリと同じく天才科学者。 軍に半ばスカウトされたような形で主にナデシコの設計を担当している。 ルリとの関係は劇場版とほぼ同じ。 兄と同じく不死身の肉体を誇る(笑)。
ウリバタケ少佐
ネオジャパン宇宙軍少佐。 「デビルホクシン」に最初に遭遇し戦闘した人物であり、唯一の生き残りでもある。 その時の傷を隠すため額と顔の右半分を覆う銀色のマスクをつけている。 デビルホクシンに対して最も熱心に取り組んでいる人物。 それ以外の性格容貌はご存知の通り。
エリナ委員長
ネオジャパン軍部のトップでありナデシコファイト委員会委員長。 つまりナデシコファイトの総責任者。 優秀な軍官僚であり強烈な上昇志向の持ち主である。 今回のナデシコファイト優勝を踏み台にネオジャパン首相の座を狙う野心家。 やや小心な所があるが性格は余り変わっていない。
各国クルーその他
*ネオアメリカ
タカバ・カズシ
退役軍人で三人組のリーダー格。戦術・戦略指揮に優れる。 その他能力・外見・性格的には「時の流れに」と同じ。 CVは郷里大輔希望。
ゴート・ホーリー
元諜報員で三人組でもやっている事は変わらない。 性格・能力は「時の流れに」準拠。
プロスペクター
性格、能力、仕事、服装、口調その他全く変化なし。 三人のナオを見る目は基本的に「やんちゃな弟」である。
*ネオチャイナ
白鳥九十九
少林寺の若き修行僧で舞歌の世話役兼お目付け役。 木連式柔の代りに中国拳法(いわゆる「少林寺拳法」とは別物)を修めている。 それ以外は特に変更なし。
月臣元一郎
同上。舞歌に手玉に取られる所まで親友九十九と一緒である。
*ネオフランス
アオイ・ジュン
ミスマル家の執事にしてユリカ専用のオモチャあるいは奴隷(爆)。 ユリカに心底惚れ込んでおり、まさしく「犬馬の労」を厭わない。 家事全般、庭園の手入れからナデシコの整備までなんでもこなす 重宝な人間だが、自己をアピールする能力には極めて乏しい(笑)。 要するに、やってることはTVと一緒(爆)。
イツキルイゼ姫
ネオフランス国王の一人娘にして高校ではユリカの後輩。 性格は、何と言うかその、「時の流れに」準拠・・・か(汗)? お姫様だけにかなりわがままで世間知らずな面あり。
ミスマル・コウイチロウ
名門ミスマル家の現当主にしてユリカの父。 ネオフランスでは国王の名代を任されるほどの実力者であり、信任も厚い。 外見・性格はTVと全く同じ。未登場。
*ネオロシア
タカスギ・サブロウタ
ネオロシア軍大尉。ネオロシアのナデシコファイト総監督。 とは言え上層部からの横槍は日常茶飯事で、権限は余り強くない。 性格は一見いいかげんで軽佻浮薄、その実も軽いが(笑)、 戦術、指揮はもとより、交渉などにもその能力を発揮する。 リョーコにはちょこちょこコナをかけているが全く相手にされていない。
*ネオホンコン
ラピスラズリ
十一歳。東方不敗マスターホウメイの弟子でアキトと精神リンクする事ができる。 最も劇場版のような強い物ではなく「アキト専用テレパシー」という方が近い。 ホウメイの弟子として「風雲再起」の名を授かっている。 それなりの体術の持ち主。未登場。
その他各国のファイター達
サイトウ・タダシ(一話)
ネオイタリアのナデシコファイターでネロスナデシコを操る。 マフィアのボスだが、はっきり言って小悪党以外の何者でもない(笑)。 必殺の「銀色の足」をはじめとする足技を主に使いこなす。 一言で言えば「噛ませ犬」(爆)。 CVはもう、完璧に津久井教生氏(笑)。
チハヤ(五話)
ネオロシアの強制収容所の囚人の一人。 諦観主義者で収容所のことには妙に詳しい。 この話ではCVは三石琴乃さんあたりがいいかも。
サラ・ファー・ハーテッド(七話)
ネオメキシコのテキーラナデシコを操る。 双子の妹のアリサが病弱な為、彼女を守る事を最優先に考え その為に常に気を張っている所がある。 アリサの為なら手段を選ばない。 どのようにしてか、消火器を自由自在に操る技を修めている(笑)。
アリサ・ファー・ハーテッド(七話)
サラの双子の妹。不治の病に冒されている。 そうでなくても病弱であり、精神的にもやや弱い。 姉と共に地球の海に対する憧憬が強かった。
久美(八話)
フルネームは「バン・ヒサミ」。 TV版と違い、雰囲気がかなり荒んでいる。 リョーコを殺して母の仇を討つため賞金稼ぎになったが、 彼女が捕縛されてネオロシアのファイターになった時点で転職。 どういうつてを使ったのかネオカナダのナデシコファイターになる。 なお、父親は現在コロニーにて食堂を営んでいる。
テツヤ(九話)
フルネームは「テツヤ・チャップマン」。 ネオイングランドの「英雄」と呼ばれた彼の父 「バーナード・チャップマン」は ナデシコファイト史上唯一の連覇達成者である。 急死した父の跡を継いでナデシコファイターとなった彼は 前回大会において準優勝し、父の後を継ぐ資質を実証した。 ナデシコファイトにおいて半ば伝説となるほどの射撃の名手である。 上流階級の一員らしく常に身だしなみを整えている。 CVは銀河万丈(ロッチナ+マフ・マクトミン)。
ライザ(九話)
テツヤの内縁の妻にして彼のクルーでもある。 テツヤの表と裏の全てを知る唯一の人物。 CVは小山まみ(爆)。
ダハール・ムハマンド(十話)
第三回ナデシコファイト(44年前)に優勝した ネオエジプトのナデシコファイター。 当然ながらネオエジプトでは半ば伝説の国家的英雄である。
アクア・クリムゾン(十一話)
ガイがコロニー大学に通っていた頃の自称“恋人”。 もっとも、行動原理はストーカーと大差ない(爆)。 性格・外見はTVと同じ。妄想癖がひどくなっているような気もする(笑)。
その他
シャッフル同盟
「キング・オブ・ハート」東方不敗マスターホウメイ 「ブラック・ジョーカー」フクベ・ジン 「クイーン・ザ・スペード」ムネタケ・ヨシサダ 「クラブ・エース」グラシス・ファー・ハーテッド 「ジャック・イン・ダイヤ」秋山源八郎
の五人で構成される。 影ながら戦いの秩序を保ち人類の滅亡を防ぐ為に存在する最強の武闘家集団。 詳しい事は本編十四話参照。 ホウメイがリーダー格、フクベが副将格だった。 現在は東方不敗マスターホウメイが 弟子のテンカワアキトに称号を譲っている。
Hガールズ
ネオジャパンの東京都知事「ハライシ・タンシロウ」の主な部下であった テラサキ・サユリ、ウエムラ・エリ、サトウ・ミカコ、タナカ・ハルミ、 ミズハラ・ジュンコ、の五人で構成される。 新宿都庁に立て篭もり、行政・防衛などを全面的に指揮してきた。 本編ではホウメイとは余り関係無い。
メカニックその他
ナデシコ
身長15m前後の人型格闘ユニット。 モビルファイターともいう。
アサルトランダー
形状はアサルトピットとは全く別物。 エアカーが変形してナデシコの背後に合体、 そのままコクピットとなる代物。 物によっては飛行できるものもある。
デビルホクシン
ルリとアイが開発した「アルティメットナデシコ」の変化した姿。 他の物質をとりこんで欠損を修復する「自己再生」 己の分身たる存在を作り出す事ができる「自己増殖」 より優れた存在へと自己を改良する事ができる「自己進化」 の「アルティメットナデシコ三大理論」を基に作られた一種の金属生命体。 金属でありながら有機体と結合できる「DH(デビルホクシン)細胞」 で構成されており、ほぼあらゆる種類のエネルギー、物質を取り込んで 自己の構成物質に変換する事ができる。 元々の外見は「メカロブスターの頭部がメカ北辰の顔になっていてその額から夜天光の上半身が 生えている」ような感じだったが、新宿にて脱皮し、変態した姿を現す。
ムヅラ
デビルホクシンが生み出した、いわば「兵隊」。 外見は「六連」に似ていない事もないが錫杖は持っていない。 その代わりに打撃武器としても使えるビームライフルを装備する。 二足歩行可能なノーマルのムヅラが足を折りたたんで「コアブロック」となり、 四つ足、飛行翼、水中推進器など様々なオプションを装備させる事が可能。 なお、DH細胞を他者に付与する事が出来るのは 今の所デビルホクシン本体のみである。
スペースコロニー
この世界のスペースコロニーはいわゆるオニール型の円筒形ではなく、 「2001年宇宙の旅」(ああっ、もうすぐだ!)の宇宙ステーションのような ドーナツ型でもない。 ネオジャパンコロニーはまんま「日本列島の形」をしているし、 ネオアメリカコロニーは星の形(巨大な自由の女神が立っている)、 ネオフランスは花束、ネオメキシコはサボテン、 ネオオランダは巨大なチューリップ畑の形をしている。 想像を絶する高度な技術により、実用性よりも装飾性、象徴性を 優先して建造することが可能になった結果である。 地上は荒廃している為、コロニーに上がりたいと願う人は後を断たない。 大抵の人にとって地上は苦界であり、宇宙こそ楽園なのである。