なぜなにナデシコ特別編

〜結構知らない嘘本当〜

 

第一回 「スキャパレリプロジェクトの『スキャパレリ』ってなんなのさ?」

 

 

 

 ActionHomePageをご利用の皆様、こんにちはそしてこんばんは。

 本日始まりました「なぜなにナデシコ番外編」。

 当コンテンツは、日頃皆様がお書きになり、そしてお読みになっているXEBECのアニメーション

「機動戦艦ナデシコ」二次創作小説におけるちょっとした設定・名称の由来を説明していこう、そういったものです。

 なにしろこのACTION、ナデSSサイト大手と呼ばれるHPの多くが閉鎖したり更新を滞らせている中、週三回の更新を頑なに守り続ける巨大サイト。影響力は物凄く、その為「ナデシコはSSでしか知りません」という方も(作家の皆さんにも)おられます。

 また、実際にリアルタイムで見ていた方も、よく聞き取れなかったり、理解できなかった。そういう点が御座いましょう。

 そんな方々に役立てれば、そう思います。

 

 

 さて、記念すべき第一回目のテーマは、「スキャパレリプロジェクト」。

 ナデシコ序盤のキーワードでもある、この計画。

 火星陥落後、ネルガルが火星奪還の為に建てた計画……というのは建前で、本質はナデシコ級戦艦の デモンストレーション、ついでに火星の研究データや人材が回収できたらいいな、というものだったようですが。

 ちなみに皆さんご存知のエステバリス、実はこの計画により生み出されたものだったりします。

 このスキャパレリプロジェクト、名前が間違え易いのか多くのSSで

 

スキャレリプロジェクト

 

と呼ばれちゃってます。あいたたた。

 じゃないですよ、ですよ。ハ行の母音がaに半濁音でパです。

 

 このスキャパレリプロジェクト、実は名称には由来が有るんです。

 「スキャパレリ」とは現在を遡る事二世紀と少し前に活躍した人物の名前。

 フルネームはGiovanni Virginio Schiaparelli (1835−1910)。イタリア出身の天文学者です。

 没する10年前までミラノの天文台長を務め、火星の詳細な地図作成という偉大な仕事をしました。

 この、彼の作った地図によると火星表面に多くの溝が存在し、それを「運河跡である」と主張する人間が出たために

有名な「火星人存在説」の発端となりました。

 

 「火星に居るかどうか(生きているか)不明の人々を救出する」という計画に、火星人存在説の発端である人物の名を冠する。

 なかなかいい仕事してます、機動戦艦ナデシコ製作委員会(笑)

 

 

 さて、第一回目は以上で終わります。いかがでしたでしょうか?

 現在、第三回目までのテーマは決定していますが、それ以降は連載の存続が危ぶまれています。

 第一回目から早くも存続の危機に瀕している辺り、アレですが。

 というわけで、もし皆様に「こんなテーマを扱ってくれ」というご希望がございましたら、こちらまで。

 また、応援メールもお待ちしております。

 それでは、もし評判がよろしければ、第二回でお会いしましょう。

 

 

 

 

次回予告!

 

 

 行け、ブラックサレナ!! 草壁の野望を打ち砕くのだ!

 相転移エンジンが唸りを上げる!

肩のグラビティブラストが戦艦を打ち抜き、そのディストーションフィールドは何者も寄せ付けない!

 

 

 

 


……あれ? ブラックサレナってこんなんだっけ?

 

 

NEXT→第二回 「ブラックサレナ、意外と知られていないその真実」