皆さんこんにちは。前回、一行たりとも出番が無かったホシノ・ルリです

 横島さんたちがコロニー跡を漁っている時も、お葬式ラッシュの時も、パイロットの皆さんが腕を競い合っている時も、ずっとブリッジに座りっぱなしでした。誰にも見せることはない航海日誌を書きながら・・・もちろん勤務時間外や休憩はありましたが。

 いえ、別にかまわないんですよ?出番が無くても。本来なら地味担当のメグミさんが目立っても、横島さんが性懲りも無くセクハラを行なっていても、ヤマダさんが生存していても、ええ!全然かまいませんとも!!

「ど、どうしたのルリルリ?そんなに顔を引きつらせて」

「本来なら一番人気のはずの自分が全然目立って無くてちょっと拗ねてるんですよ」


「メ、メグちゃん!?」


「・・・・・・」


「大人びてるといっても、所詮は子どもですねー」



 ・・・・・・・・・ぷちっ



「・・・・・・コ・・・・・・・・・・・・ス・・・・・・・・・・・・!」

「は〜ん?よく聞こえませんねー」




「・・・コローーーーーーーーーーーース!!!

 ブッ・コローーーーーーーーーーーース!!!」





「ルリルリが壊れた!?」

「殺れるもんなら殺ってみたらどうですか?・・・できるもんなら、ですけどねー」

「後悔させてあげます!!」

 ぶんッ!!

「!?」

 私の裏拳があっさりとかわされます。何で私が裏拳なんかできるんだ、とちょっと思いましたが、すぐに頭から追い出します。

「そんな頭に血が上ったパンチなんか、当たるわけないです」

「知った風な口を・・・!」

「戦いでも何でも、冷静に、されども情熱を持って、です。つまり、ヘッドはクール!

 つん、とわたしの攻撃をかいくぐりつつ私の額をつつき、

 ハートはヒート!です。」

 ぷに。

「!!」

 わたしの・・・その、胸をつつくメグミさん。な、なにを・・・!


「あれ〜?全然起伏がありませんね〜」



 ・・・・・・ぶちぶちっ



「殺ったらあああああああッ!!」

「バッチこーーーーーーーい!!」




 ドガアアアアアアアン!!



 そして私とメグミさんは、血で血を洗う戦いを・・・・・・



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 戦いを・・・あれ・・・?気がつくとそこはブリッジ。しかもどこも破壊されていません。

「あ、起きた?ルリルリ」

 ミナトさん?

「ルリルリの寝顔、可愛かったわよ♪」

 もしかして、夢?

「ヒマですからねー。無理もないか」

 メグミさん・・・ほんとに夢だったようですね・・・。って言うか、夢の私は本来の私の性格とはかけ離れてますしね。まさか、あれが本当の私なんてことは・・・?そんなわけ無いですよね。そうであってほしいです。マジで。

「ふーん・・・特に態度に変化なし、か・・・意志が強いようには見えないけど・・・夢の内容も私の意図と結構ずれてるみたいだし・・・わたしもまだまだ修行が足りない・・・っと」

「あれ?メグちゃん何メモってるの?」

「あ、なんでもないです。日記みたいなものです」

「ふーん・・・」

 メグミの手には、メモ帳のほかに「夢の内容を操作する20の方法 第1集」と言う本が握られていた・・・栞のはさんであるページは、「第六章・Routes編」と書かれていたとか・・・




「うううう・・・おそうしき・・・こわい・・・」

 あ、艦長。いたんですか。








GS横島 ナデシコ大作戦!!





第九話「染まりゆくジュン」





「・・・横島君・・・」


「どわっ!!イズミさん!?」


 ここはナデシコの食堂。仕事中の横島にイズミが声をかけたのだ。


「ふふふ・・・頼みがあるのよ・・・ちょっといいかしら?」


「い、いいっスけど・・・」


 なんともいえない迫力に、のけぞりつつ承諾してしまった。


「あ、でも仕事中なんスけど・・・」


「終わってからでいいわ・・・あ、それと味噌チャーシュー一丁」


「了解・・・」





 ――――――――――





 ここは食堂に近い廊下。


「で、頼みごとってなんスか?」


「好奇心からちょっと実験したいことがあるのよ・・・心配は要らないわ。簡単で危険も無いことだから・・・」


 心配するなと言う方が無茶であろう。


「フ・・・ただ廊下を往復してほしいだけ・・・どう、簡単でしょう・・・?」


 簡単過ぎて裏がありそうで怖いが・・・


「・・・いいっスけど、オレとイズミさんでチャクラエクステンションを試していいって言うんならいいっスよ」


「・・・?何、それ」


 こちらも好奇心から話を持ちかけた横島だが、実際にチャクラエクステンションをする場面を想像してしまった。




 
 想像開始・・・


横「イズミ!!くっつけよ!!」


イ「・・・くっつけ?・・・くっつくの・・・?」


 ・・・・・・・!!!想像強制終了!!





「・・・やっぱりいいっス・・・」


「そう」


 大して気にした様子も無く、さっそく本題に入る。


「それじゃ、この廊下の突き当りまで言って、返って来て」


「この実験にどんな意味があるんスか?」


「質問は禁止。敢えて言うなら好奇心よ」


 横島にはなんのメリットも無いが、横島は生来の楽天的な思考で、結局実験に協力することにした。


「じゃ、レッツゴウ」


「・・・・・・」


 横島は無言で廊下を歩いていく。すると十字路で明乃と遭遇。その場で談笑し始めた。


「・・・・・・」


 イズミは黙って眺めていた。その無表情からは何の表情も見出せない。横島は暫くして明乃と別れ、帰ってきた。


「あ〜すんません。ちょっと明乃ちゃんに・・・」


 てっきり怒っていると思ったのだが、


「問題は無いわ。もう一回」


 訝りながらももう一度廊下を歩くことになった横島。今度のエンカウントはリョーコだ。飛び掛って殴られたようだ。


「・・・・・・」


 やはりイズミは黙って眺めている。殴られた横島はとぼとぼ帰ってくる。


「・・・ただいま帰りました」


「もう一回」


「またっスか!?」


「質問は禁止」


「・・・・・・へーい」


 やや憮然としつつもイズミの言葉に従う横島。今度は十字路の左からウリバタケ、右からは再び明乃が登場した。


「・・・・・・」


 また三人で話をしている。そしてやはり明乃にちょっかいをかけ、臥竜空破を受け天井に激突した。数十秒で復活し、また戻ってくる。


(ふ、ふふふふふふふ・・・やはり思った通り・・・やはり横島君、あなたは・・・)


「ただいま帰りました〜。まだやるんスか〜?」


「そうね・・・念のため後一回おねがい」


「もうなんも言いません・・・」





 ――――――――――





 〜横島サイド〜


「ったく、なんなんだ・・・?」



 四回目の廊下の往復を投げやりに行なう。意味の無い(としか横島には思えない)行為は必要以上に精神が疲れる。そして、やはり十字路で人と遭遇する。


「あらっ、横島クン」


「(なんか人とよく会うなあ・・・)あ、ミナトさん」


「ふふ・・・こんな所で何してるの?」


「あ・・・いや、別に・・・歩いてるだけっス」


 ミナトの大人のたおやかな笑みに、女性に慣れない男の子のようにどもってしまった。


(うう・・・美神さんと同じ顔で、穏やかところとか、大人なところとか見せられたら調子狂うな・・・)


「どうしたの?」


「うわっ!!な、なんでもないっス!!美神さんは穏やかじゃないとか女のくせにマザコンとかどケチなんてこれっぽっちも思ってませ―ん!!」


「は・・・?美神さん?」


「あ・・・ああすんません、何でもないっス!美神さんがここにいるはずないっスからねー」


「・・・ふ〜ん・・・」


「あ!そういえばミナトさん、ちょっとお願いしたいことがあるんスけど」


「ん?どんな?」


「えっと、『このGS美神令子が、極楽に・・・行かせてあげるわっ!!』って言ってくれませんか?」


「え?ええっ!?」


「御願いしまッス!!このとーーーーーーーーりっ!!」


 何度も頭を下げて頼み込む。その角度は90度だ。


「え、あ、そんなこと言われても・・・」


 ミナトにしてみれば、承諾する理由がない上にちょっと恥ずかしい頼み事なのだが、こうも真摯に頼み事をされると無下に断るのはなんだか悪いような気がする。


「おねがいします!」


「う・・・それじゃあ・・・一回だけ・・・」


「ぃやった!!」


 飛び上がらんばかりに喜ぶ横島。ドキドキわくわく。


「こ・・・このごーすとすいーぱー、みかみ・・・美神令子が・・・」


 ちょっと恥ずかしそうに真似ていたミナトだったが(それはそれで萌え)、吹っ切れたのか(あるいはヤケになったのか)顔がきりりと引き締まる。それはまるで、横島の良く知る、美神令子に瓜二つだった。


「このゴーストスイーパー美神令子が、極楽に・・・行かせてあげるわっ!!」


(おおおッ!?)


 びりびりと気迫さえ感じる。


「ふう・・・吹っ切れてみると、この台詞を言うのってなかなか気持ちいいわね・・・」


「・・・・・・・・・」


「ん?どうしたの横島クン?やっぱり似てなかったかな?」


 否、似ていた。とてつもなく似ていた。だからこそ、


「・・・みっかみさーーーーーーーーーーーーん!!!いっしょーついていきまーーーーーっす!!!」


「えーーーーーっ!?」


 美神の容姿で微笑まれたり、恥ずかしがられたり、あまつさえ懐かしいあの台詞まで言われた日には、横島ならばもうルパンダイブするしかあるまい(なんでだ)。


「させません!!」


 ドゴン!!


 ミナトを危機から救ったのは、横島の脇腹に叩き込まれた双瞳掌底破だった。


「ぐは―――ッ!?」


 天井の次は壁に激突。ある意味いつもどうりだ。だが次からはいつもどうりではなかった。


「すんまへーん!!美神さんの発するフェロモンがあまりにも凄すぎたもんスからーッ!!時給下げないで!!御願い、みっかみさはーーーん!!!」


 なんの躊躇いもなく土下座。


「何言ってんですか!殴ったのは私ですよ!

 ・・・嫌な予感がして戻ってくれば・・・!横島くんはいつも元気ですねー?」


「あ・・・あれ!?明乃ちゃん!ああ、美神さんがここにいるわけ無いよな・・・」


「ホントに・・・!まだ今日は終わりじゃないんですから、寝ぼけないで下さいよー」


 しょうがないですねー、と微笑む明乃に、横島もつられて笑い出す。


「・・・また美神さん・・・?」


 呟くミナト。横島は振り返る。


「え?どうしたんスか?ミナトさん」


「ううん、なんでもないわ。・・・それじゃ、私はそろそろ仕事に戻るわ」


「あ、はい。お疲れっス」


 ミナトが立ち去り、明乃と二人だけになる。


「そういえば横島くん・・・」


「なに?」


「美神って人と・・・もしかして、付き合ってました?」


「は・はぃいいいい!?」


 横島と美神を知るものにとってはギャグにしかならない台詞が飛び出す。


「有り得ない・・・それは有り得ないよ明乃ちゃん・・・俺は美神さん曰く、丁稚らしいし・・・俺が強くなってもいつまでもバイト扱いだし・・・

 畜生!俺は誰のために強くなったと思ってんだーーーッ!えーかげん認めてくれてもええやないかーーーッ!時給上げてーーーッ!」


 後半は叫びになってしまったが、実際は、美神はとっくに横島のことを認めている。ただ、異様なまでに素直でなくて意地っ張りなので態度に出ないだけである。まぁ、「横島なら辛く当たっても付いて来てくれる」といった意識が働いているのかも知れないが・・・


「つまり・・・付き合ってないと?」


「うん・・・そんな事実があったら、俺はたぶん殺される・・・マジで・・・」


「はあ・・・」


 そんな大げさなと思ったが、横島の態度を見ているとマジっぽい。でも、辛く当たられても付いていってるのも本当らしいし、二人の間にどういう感情が流れているのか非常に気になる明乃だった。





 ――――――――――





 イズミは黙って横島達を眺めていた。横島と明乃はまたなにやら会話していた。そして別れ、こちらに戻ってくる。


「ただいま帰還しましたー」


「・・・ご苦労様。少しだけ予想と違う結果になったけど、その違いの分は後々リサーチすることにするわ・・・」


「はあ・・・?」


「・・・こっちの話よ。ありがとう。今度横島君の頼みを一つ聞いてあげましょう。それじゃ。ちょっとリョーコに呼ばれてるから」


 すたすたと立ち去る。


「・・・結局なんだったんだ・・・」


 全然余談だが、横島がエンカウントした人物は、最後の明乃以外は全員横島と同じくイズミに指示されて歩いていた。全員、横島と遭遇したのは偶然と思っているのだが。





 ――――――――――





 数日後。


「出前もって来ました〜」


「ました〜」


 ブリッジに出前を持ってきた横島と明乃。ルリはチキンライス、ミナトはハヤシライス、ジュンはカレーだ。ユリカはいまだ突っ伏している。


「ほらユリカ〜。テンカワ特製ラーメンだよ!これ食べて元気出してよ」


「うう・・・ありがとうアキノ・・・やっぱりアキノは、ユリカの王子様だね・・・」


「だから女だって・・・」


 ズルズルとラーメンをすするユリカ。トレードマークの笑顔がようやく復活したようだ。


「う〜ん・・・さすがはホウメイさん・・・このカレー美味い・・・」


「ふっふっふ、そのカレーは俺が八割作ったのだ!」


「なんだって!?」


「俺も伊達に料理を修業してたわけじゃないってことだ」


「なんか意外だ・・・」


 敵が現れない限りひまでひまでしょうがないブリッジも、少し活気が戻ってきたようだ。するとそこへ、


「我々は〜、断固ネルガルに〜、抗議する〜!!」


 ウリバタケを中心とした男女の集団が進入して来た。パイロット三人娘や整備員ズが主な構成員だ。


「イズミさんまで!?なんで!?」


「ノリよ」


「ノリっスか・・・」


 横島にはわからないこともなかった。


「どうしたんですか!?いきなり?」


 やはり艦長であるユリカが真っ先に対応する。


「どーもこーもねぇ!これを見ろ!」


「契約書ですね」


「契約書のここだ!」


「なになに・・・『男女交際は手を繋ぐまでとする』・・・なにこれ」


「つまり男女は手を繋ぐまでしか出来ねーってことだ!
 
 お〜て〜えて〜つ〜な〜いで〜・・・って、ここはナデシコ保育園か!?」


 脇にいたリョーコとヒカルの手を握ってぶんぶん振り、


「「調子に乗るな!!」」


 両者から肘鉄を脇腹に受ける。思わずうずくまるがその目は死んでいない。


「お・・・俺はまだ若い・・・」


「若いんですか?」


「わーかーいーの!!

 若い二人が見つめあい・・・ぁ見詰め合ったら」


「くちびるが〜♪」


 絶妙の合いの手を入れるヒカル。


「若い二人の純情は、純なるがゆえ不純」


「せめて抱きたい抱かれたい〜♪」


「そのエスカレートが、困るんですな〜」


 そんな装置もあるのか、スポットライトとともに登場するプロス。


「むっ、出たな!」


 何人かがプロスに向けて銃を向ける。が、それを気にした風もなく、


「男女が結婚式したり子どもが生まれたりすると、お金、かかりますよね?あなた方が言う通り、ナデシコは保育園ではありませんので・・・ハイ」


「ぬ・・・しかし!こんな細かいとこまで目を通す奴なんかいるわけないだろ!」


「それでも!サインした方が悪いのです!!それが契約書という物ですから」


 睨みあう両者。といってもプロスは冷静に見据えているだけだが。


「でも意外ねぇ・・・」


「なにがですか?」


「横島クンよ。彼の性格なら、真っ先にウリバタケさんの陣営に回りそうな気がするけど・・・」


 ルリが横島を見やると、にらみ合いを苦笑しつつ眺めているだけだ。


「本当ですね・・・」


 その時!


 ドオーーーーーーン!!


「なんだ!?」


「敵襲です。戦艦三機、無人兵器・・・推定300機」


 ナデシコが遭遇する初めての艦隊戦だ。クルーに緊張が走る。


「みなさん!こんなことで争いをしてる場合じゃありません!人が死んだらまたお葬式・・・!

 
 自分の台詞にも心底恐怖しているようだ。


 ああ・・・葬式はいや・・・もうお葬式はいや〜!どうせなら、結婚式がした〜い!!」


「・・・バカ」


「全艦、第一次戦闘配備!!」


「ったく・・・しょうがねえな!機体の出撃準備だ!だが、この件はまた後でじっくり意見を戦わせてもらう!」


「受けて立ちましょう。無駄と思いますが・・・」


「俺たちも出るぜ!!」


「ヤマダ君もとっくにスタンバってるだろうし」


「俺たちもいこっか、明乃ちゃん」


「あ、ちょっと待て」


 ブリッジから出て行こうとする横島達を呼び止めるウリバタケ。


「なんスか」


「お前とアキノちゃんって、また二人乗りするのか?」


「あの時はたまたまですよ!」


「こんなこともあろうかと、複座型アサルトピットを作ってみたんだが・・・」


「あ、それいいな」


「わざわざ頭数減らすことないじゃないですか!・・・それに身の危険を感じますし・・・」


「う・・・」


「あ、それ以前に0Gフレームの数も足りないんだった。実は」


「う〜ん・・・」


「前みたいに横島が操縦、アキノちゃんが攻撃にそれぞれ集中したら、一流パイロットにも引けを取らないと思うんだが・・・」


「うぅ〜ん・・・・・・」





 ――――――――――





 で、結局明乃は複座アサルトピットで出撃することを了承した。複座に乗ることを拒否したら、居残りすることになるのは実力的に自分であると思ったからかもしれない。


「各機、スバル機を中心として敵を各個撃破してください!数が多いので深追いは厳禁です。特にヤマダさん」


『『『『『了解!!』』』』』


『ダイゴウジ・ガイだって言ってるだろ!?』


(なんかコイツの反応見てると、シロを思い出すなー。そーいやあいつ今何してんだろ?)


「ルリちゃん!一番防御が手薄な艦は!?」


「これです。

 ですがフルチャージのグラビティブラストでも一撃で撃墜することは不可能だと思います」


「それなら、フィールドを張りつつある程度接近、そして出力を70%まで落とし、連続射撃を行ないます!

 あ、接近する際、ミサイルで無人兵器の牽制も忘れないで下さい!」


「りょ〜かい」





 ――――――――――





『『オラオラ、どけどけーーーッ!!』』


 リョーコとガイがディストーションパンチ(フィールドを纏いつつ突撃する攻撃。明乃とガイはこれをゲキガンフレアと呼ぶ)で先陣を切る。


『ほ〜ら、お花畑〜!』


『よそ見をすると・・・カンオケ行きだよ!』


 正規パイロットの皆さんが攻撃する度、宇宙に炎の花が咲く。


「う〜ん、みんな余裕ですね〜」


「そうね。ま、俺たちも死なない程度に、お給料分働きましょうか!」


「はい!」


 そして突撃する横島&明乃機。そして2人にも狙いを定める無人兵器。しかし、


「あまーーーい!!俺はザコかも知れんが逃げるのは得意ッ!」


 年季が入っているせいか、その逃げる様子は無重力であることも手伝ってなかなか華麗だ。


「・・・攻撃することだけに集中すれば、こんなものはシューティングゲームと同じ・・・シミュレーションより簡単なはず・・・!」


 ぶつぶつ言いつつ射撃を行なう明乃。集中しての射撃は敵を確実に撃破している。


『おおッ!?あいつらやるじゃねーか!』


『俺たちも負けてらんねーな!ヒカル!イズミ!フォーメーション、サザンカだ!!』


『いっくぞー!』


『墜とさせてもらいます!』


 やはりそのフォーメーションは洗練されている。宇宙により多くの炎の花が咲き乱れる。


『スーパーロボットは一機でも活躍するもんだ!!』


 仲間の活躍を見、さらに闘志を燃やすガイ。先ほどより明らかに動きが良くなっている。その単純な性格が幸いしたか。しかも不必要に突出していない。以前のバトルロイヤルはちゃんと教訓にしているようだ。


「あ、そうだ明乃ちゃん」


「なんですか?」


「ちょっと右手のコントロールを貸してくんない?」


「?いいですけど・・・」


 コントロールを回してもらうと同時に、サイキックソーサーを作り出す横島。


「それは!?」


「ふっふっふ・・・たとえエステの武器は使えなくても、霊力は使えると思ってね!」


 言うと同時に霊気の盾を投げつける。それは一機を撃墜しただけでは勢いが弱まらず、さらに後方の敵も破壊する。


「速射性はないけど威力は高いぜ!」


 数の上では圧倒的不利なナデシコだったが、エステ部隊の活躍で、無人兵器はナデシコに近づけないでいた。





 ――――――――――





 ナデシコブリッジ。


「おおーすごいすごい」


「むう。期待以上の活躍っぷりだ」


「あの複座エステ、0Gフレームの数が足りないことからきた単なる苦肉の策だと思っていたんですけど、想像以上にプラスにはたらいているようです。・・・下手をすると、あの二人は別々に戦うよりも複座のほうがより多くの戦果を上げるかも・・・」


 メグミが少々意外そうにコメントする。


「炎となったガン○スターは無敵だってやつですか」


「しかも、あの二人が活躍することで他の皆さんの動きも良くなっているようですな」


「でも!いくらそれぞれが自分の仕事に専念できるといっても、避けるタイミングと攻撃するタイミングがうまく連動しないと、結局はプラスマイナス0にしかならないんじゃないですか!?」


「しかし副長、あの二人は随分相性が良いようですよ。横島さんはまるでテンカワさんが攻撃したいタイミングがわかっているかのようです」


「しかし・・・」


「現実に上手くいってるって事で良いじゃないですか。

 それにしても、攻撃担当でもないのに攻撃できるなんて、横島さんは複座向きですね」


 モニターに映し出されている複座エステは、今もライフルでジョロを落としつつ、霊波刀でバッタを切り裂いていた。


「なんか・・・楽しそうに踊ってるようにも見えるわね・・・」


「・・・そうですね」





 ――――――――――





「あ、敵戦艦ですね」


「あ、そ〜だ、明乃ちゃん、〜〜〜〜〜〜〜・・・って方法なら、エステでも戦艦落とせるんじゃないか?」


「やってみましょう!」


「深く考えてないだろ、明乃ちゃん・・・」


 軽口をたたきながら敵戦艦に突撃する横島&明乃。当然周りから制止の通信が届く。


『おい!てめーら調子に乗りすぎだ!墜とされんのが落ちだぞ!』


『そうだよ!無茶だよ!』


『あんたたちが華になってどうするの・・・』


『あなたたちが向かっている艦はこの中で一番堅牢な艦です。エステの武器や霊力ではフィールドを破れるとは思えません』


「だいじょーーーぶ!!・・・たぶん


『たぶんって何だ、たぶんって!?』


「空耳空耳」


 制止を振り切り敵艦に突撃する横島&明乃。敵艦の弾幕が出迎えるが、


「うおおおおおおおおっ!!」


 何発か掠めるものの、致命傷は食らわない。


「必殺!!全力サイキックソーサー!!どおっっっせぇい!!」


 ドギャギャギャ・・・・!!


 大型のサイキックソーサーが敵艦のフィールドと接触する。フィールドが大きくたわみ、破れる。横島にも予想外の威力だ。


「いまだ!!右手のコントロール、明乃ちゃんに返す!」


「わかりました!!ゲキガン・シューーーーーーーート!!


 イミディエットナイフを腰だめに構え、突撃する。直りかけのフィールドをたやすく突き破り、敵艦の横っ腹に突き刺さる。


「「でええええええええい!!」」


 ナイフを突き刺したまま、敵艦の周り半周。


 ドゴオオオオオオオオオオオオオン!!


 切り裂いたところを中心に、敵艦は大爆発、轟沈した・・・


『『『『『う・・・うそお!?』』』』』


「イエス!!作戦成功!」


「私・・・緊張してたんですね・・・汗びっしょり・・・」


「ふふふ・・・ノってきたノってきた!!もうこうなったらとことん調子に乗っちゃうぜ!!

 明乃ちゃん!両手のコントロール貸して!」


「こ、今度は何を・・・?」


 言うが早いか、突然文珠を取り出し発動させる横島。


『巨』


 すると・・・


『『『『『『『『『『・・・・・・・・・・・・なにあれ・・・・・・・・・・・・』』』』』』』』』』


 パイロットとブリッジの人たちから、呆れたような、呆然としたような声が漏れた。それもそのはず・・・


『『『『『『『『『巨大化・・・!?』』』』』』』』』


 復座エステはもとの7倍の、42メートルほどにまでなっていた。


『うおーーーーーっ!!横島、何だそのイカス能力は!?』


『おいしい!なんておいしい奴だ、横島!』


 ガイとウリバタケは燃えているようだ。


『盛り上がってるとこ悪いんですが、それって被弾面積が増えただけでほとんどメリットがないような・・・』


 せいぜい格闘攻撃のリーチが伸びるぐらいであろう。


『かーーーーーっ!やっぱり女にゃ理解できねぇか!?

 横島は男の夢・・・いや、男のを具現化させたんだぜ!?』


『別にわからなくていいです・・・』


「フッ、まだまだ・・・!」


『大』『剣』


 今度は二つの文珠をハッチを一瞬だけ開け、外にけりだした。そしてそれをエステの手で握り、巨大な文珠の剣を作り出す。その刀身は巨大エステより長い。その長さは約80メートルはあった・・・





 ――――――――――





 再びブリッジ。


「あ、あれは・・・」


 何かを言いかけるユリカ。それを見たジュンは、突然嫌な予感に駆られた。この雰囲気は「あのとき」そっくり・・・!まさか・・・


「だめだユリカ!!同じネタを二回もやるのは流石にまずい!!」


 だがジュンの制止は間に合わなかった。もしかして聞こえないフリをしていたのかもしれないが・・・


「今度こそ当てる!あれはビームザンバーです!」


「・・・やっぱり・・・」


『違うって艦長。あれはブラスターソードだって』


「私アニメで、次元刀とか覇王剣って聞いたことあります」


「ロシュセイバーかな?」


『いや、ビームカタナだろ、あれは』


『とあるゲームじゃ、ライトニングソードってのがあったよ!』


『フ・・・ポリウォーターの剣ね・・・』


「ああ・・・パイロットのみなさんまで・・・」


『ちがうちがーう!ありゃ、エネルギーカッターだ!!』


「ほらアオイさん、次はあなたの番ですよ?」


「じゅ・・・順番も決まってたのか!?」


「承影だな」


「む、活心・醒龍ではないのか?」


「(まぁ私はあれがなんなのかわかってるんですが・・・)殺形刀ってのもありですな」


 相変わらず濃い人たちだ。


「ホラホラ。先越されましたよ?」


 ジュンに話しかけつつ、いつのまにか持っていた紐付き五円玉を揺らしている。その用途は不明だが・・・


「ぼ・・・僕は別に・・・」


「あ、アルテマウェポンもあったね!」


「そうですか?だんだんうずうずしてきたんじゃないですか?』


 心なしかその五円玉が気になるジュン。もちろん五円玉の用途などわかるわけがないのだが・・・


「・・・・・・」


(レイナードはアオイにも催眠術をかけるつもりか!?)


 賢明にも声には出さないゴート。もちろん、怖いからだ。


「ほら、言っちゃいましょうよ!」


「う・・・Arガス=レーザーブレード・・・」


(フ・・・)


 ほくそえむメグミ。怖いって。


『おお!?副長もマニアックなもん知ってるじゃねーか!ならおれは名刀プラズマジェッターだな!』


「で、本当の所はなんなんですか?横島さん」


『いや、ただ文珠で大剣作っただけなんスけど・・・』


 周りはまだ騒いでいるが、ジュンの心の中には、何かに負けたような敗北感と、その十倍はある晴れ晴れとした気持ちでいっぱいだった・・・





 ――――――――――





「で、その剣で何をするつもりですか?」


「ふふふ・・・」


 答えず、横島は大きく息を吸い込む。そして剣を掲げ、


「我はゼン○ー・ゾンボルト!!悪を断つ剣なり!!!」


『横島・・・それって・・・』


「斬艦刀ですか・・・!?」


 何で知ってる。


『横島イカスーっ!!』


「せええええええええあッ!!」


 ガイの興奮した声を聞き流しつつ、横島はもう一体の戦艦(二番目に防御が硬い艦)に向けて突撃する。そして、


「一刀・・・両断!!!」


 敵艦とのすれ違いざまに文珠の大剣を振りぬく!


 巨大エステと敵艦がすれ違った姿勢のまま静止したように見えた。もちろん錯覚だろうが・・・


「『『『『『『『『『・・・・・・・・・・・・』』』』』』』』』」


 全員固唾を飲む。そして・・・


「我に・・・断てぬ物なし!!!」


 ドゴオオオオオオオオオオオン・・・!!


 敵艦は、一撃で、ただの一振りで、破壊された・・・


「いやーうまくいったうまくいった!」


『でも、敵艦の主砲が命中してたらさすがにやばかったですよ』


「終わりよければすべて良し!」


『はい!横島さんがすごいものを見せてくれたってことで、皆さん、残った敵を掃討しましょう!』


 掃討戦、開始・・・





 ――――――――――





 結局ナデシコは、たいした被害を出さずに戦闘を終了させた。


『そういえば横島さん』


「なに?ルリちゃん」


『巨大化はいつ戻るんですか?』


「へ?」


『そのままだとは入れませんよ。格納庫に』


「・・・・・・あ・・・・・・」


 横島の頬に一筋の汗が流れた。もちろん冷や汗だ。


「・・・横島くん・・・?」


『考えてなかったんですね・・・』


「・・・・・・う・・・・・・」


『それじゃーアキノと横島さんは、しばらくナデシコに掴まっててくださいね!戻るまで』


『おいしい・・・!横島の奴、最後までホントにおいしいことをやりやがって・・・』


「・・・・・・・・・・・・#」


 横島の背中に、錐よりも鋭い視線が突き刺さっている気がした・・・










「もう複座は・・・二度とゴメンですからね・・・#」


「・・・・・・・・・」










 続く。










 イネス先生の、なぜなにナデシコ出張版

 良い子の皆さんこんにちは。今日もなぜなにナデシコの時間がやってきました。ここではいつものように「GS横島 ナデシコ大作戦!!」のギモン・専門用語・モトネタ等を、解りやすく、かつコンパクトに説明するわ。


Q1・Routesってなに?

 2003年2月に発売された、Leafから発売されたパソコンゲームよ。ちなみに18禁。メグミちゃんが言っている通り、台詞の一部がRoutesの台詞であるってだけで、展開は全然違うから注意。

 作者は、音楽と、宗一とさつきの掛け合い&バカップルぶりを見るだけでン千円払った価値があったとか言ってるけど、真に受けちゃだめよ。


Q2・「このゴーストスイーパー美神令子が、極楽に・・・行かせてあげるわっ!!」って・・・?

 美神令子の除霊前のキメ台詞よ。特にアニメ版。


Q3・今回の明乃の技は?

1、臥竜空破

 がりょうくうは。PSのゲーム、「テイルズ・オブ・エターニア」の主要キャラ、ファラが使う技の一つ。左手のショートアッパーで敵を浮かせ、右手でのジャンピングアッパーで追撃する(右向き時)、強力な対空技よ。リュウの真・昇竜拳に似た技だけど、使う手が左右逆ね。

2、双瞳掌底破

 そうどうしょうていは。上に同じく、ファラの技の一つ。肩の当身から強烈な両手での掌底を放つ強打技。


Q3・今回のエネルギーソードは?

 今回もまた多いわね・・・

1、ビームザンバー

登場作品・機動戦士クロスボーンガンダム

 発言者ユリカ。クロスボーンX-1、X-2に装備されている高出力ビームサーベル。X-1にとってのビームライフル、ザンバスターの後部を切り離すことで使用可能となるわ。切り離すといっても、近接戦用のX-1にとってはこっちの使い方のほうが主で、その威力はビームシールドをも切り裂くわ。


2、ブラスターソード

登場作品・サガフロンティア

 発言者ウリバタケ。サガフロンティアの世界における警察機構、IRPO(インター・リージョン・パトロール・オーガニゼーション)で正式採用されている光線銃、ハンドブラスターのモードの一つ。ハンドブラスターには三つのモードがあり、一つは光線を発射する基本モード、二つ目は人を麻痺させるパラライザー、そして三つ目が、近接戦用のブラスターソードよ。でも正直、強力な武器とはいえないわ。


3、次元刀

登場作品・幽遊白書

 発言者メグミ。霊剣の使い手、桑原が目覚めた空間を切り裂く非常に珍しい能力。魔界に張られた超強力な結界も、いとも簡単に切り裂くわ。


4.覇王剣(後期型)

登場作品・YAIBA

 発言者メグミ。硬き鞘から解き放たれた、覇王剣の真の姿の光り輝く聖剣。かつてヤマタノオロチを滅ぼしたといわれてるわ。ちなみに、メグミはアニメで見たといっているけど、本当は覇王剣が登場したのは原作版よ。


5、ロシュセイバー

登場作品・バンプレストオリジナル

 発言者ミナト。バンプレストオリジナルのパーソナルトルーパー(主にヒュッケバイン系)に装備されているエネルギーソードよ。パーソナルトルーパーの剣の中では強力な部類ね。


6、ビームカタナ

登場作品・忍者戦士飛影

 発言者リョーコ。かつて忍者が操ったといわれるロボット、黒獅子に装備されている武器よ。


7、ライトニングソード

登場作品・サイキックフォース2012

 発言者ヒカル。雷を操るサイキッカーハンター、マイトの使用する超能力技の一つ。電撃を収束させて作り出した剣で広範囲を切り払う技よ。


8、ポリウォーターの剣

登場作品・ダンシングウィズザデビルス

 発言者イズミ。炭化水素の高分子重合物質がプラスチックなら、こっちは水の高分子重合物質。それがポリウォーターよ。金属以上に強靭だから、それで作られた剣もまた強靭。主人公の一人であるシュノーが使っていた剣で、遠い子孫のセリアにまで受け継がれているわ。でもこれって、どう考えてもエネルギーソードじゃないわよね・・・


9、エネルギーカッター

登場作品・勇者ライディーン

 発言者ガイ。ライディーンの武器にしては、珍しく頭にゴッドがついていない武器よ。・・・それぐらいしか・・・わからない・・・


10、承影(しょうえい)

登場作品・ソウルエッジ

 発言者フクベ。黄星京(ファン・ソンギョン)の武器の一つ。金属なのかそうでないのかわからない未知の物質でできており、体力回復作用まである不思議だけど強力な剣よ。


11、活心・醒龍(かっしん・せいりゅう)

登場作品・幕末浪漫 月華の剣士

 発言者ゴート。楓(覚醒)の使う超奥義の一つ。彼の愛刀、疾風丸を雷で覆ってビームサーベルのようにし、そのまま叩きつける技よ。連刃斬の二段めを昇華したり、嵐討ちの追撃に使ったりするのが有効ね。


12、殺形刀(サルヒョンド)

登場作品・新暗行御史

 発言者プロス。花郎(ファラン)部隊というジュシンきっての剣士部隊、その中でも最高位の郎(ラン)の称号を授かった元述(ウォンスル)の持つ見えざる剣。殺気自体を刃とし、刀身の形を自由に変えられるわ。そしてその形は不可視のため、非常に強力よ。


13、アルテマウェポン

登場作品・ファイナルファンタジーY

 発言者ユリカ。どこがエネルギーソード?って思うかもしれないけど、Yのこれはちゃんとエネルギーソードよ。HPの残量が多いほど威力が高まり、刀身も長くなるわ。色は青白いわね。


14、Ar(アルゴン)ガス=レーザーブレード

登場作品・企業戦士YAMAZAKI

 発言者ジュン。ビジネスコマンドーの大原年男が使った武器。本人曰く、「七万度の高出力レーザーで戦車の装甲をもチーズのように切り裂く」と言って山崎の左腕を切り落としたけど、ヤマザキ毛バリによってあえなく敗北。


15、名刀プラズマジェッター

登場作品・企業戦士YAMAZAKI

 発言者ウリバタケ。ビジネスコマンドーの神林(下の名前は不明)が使用した武器。本人曰く、「原子を原子核と電子に分離した高密度エネルギーで、この世に切断できないものは存在しない」と言って山崎の右腕を切り落としたけど、ヤマザキ分身からのヤマザキ=フクロ叩きによってあえなく敗北したわ。










あとがき

 やーりーすーぎーたー!

 ・・・・・・それはさておき、8話の感想で「メグミはいったい何者だ」とか言う意味の感想を多数頂きましたが、彼女の秘密はGS横島 ナデシコ大作戦!!のなかでは明かされません。彼女は確かに秘密があります。それはもう山のように。ですが、その秘密はこの本編とは何の関係も無いからです。だから、本編中では彼女はただの怪しい人です。悪しからず。

 

 

代理人の感想

いや〜、パロディだらけ。

どうせなら、このままシリアスをヒヤデスの彼方に吹き飛ばしてギャグ一辺倒の作品にしません?

目標はGSの初期みたいな感じで(笑)。

 

>アルゴンガスレーザーブレード

「コマンダーゼロ」じゃなかったのかっ!?