宇宙刑事マキビバン
これまでのあらすじ
悪の秘密宇宙結社「ネルガル」総帥ナガ−レは次の侵略先を地球に定めた。
それを察知した銀河警察は宇宙刑事マキビバンことマキビ・ハリに助手ホシノルリをつけて地球へと
送った。
小汚い長屋で雨漏りに苦しみながら近所のOLミナトやコックのホウメイらの暖かい助力に支えられ、
女神官エリ−ナやDrイ−ネス、謎のあきんどププロス、筋肉女帝リョコ−コら四天王と死闘を続ける
マキビバン。
だが、ルリが淡い思いを寄せるコック見習いアキトこそがネルガル最高幹部たる次界王、
「ダ−クプリンス」である事が発覚する。
打ちひしがれるルリ。そしてハ−リ−は今、次界王に闘いを挑むのであった!
第46話「涙のマキビバンクラッシュ」
「アキトさん、あなたはルリさんを、ルリさんの心を裏切ったんだ!」
「今更弁解はしない。行くぞハ−リ−君!」
「接着!」宇宙刑事マキビバンはキ−ワ−ド「接着」により0.000009秒でバトルス−ツを着用する。
「武装変!」次界王ダ−クプリンスはキ−ワ−ド「武装変」により0.00004秒でバトルス−ツを身にまとうのだ!
ではそのプロセスを「ちょっとまってくださいよ」ん?何かねハ−リ−君。
「デザインもキ−ワ−ドも向こうが格好言いじゃないですか。
残り10話切ってる状況で新メカなんか出してスポンサ−に怒られますよ」
あ、大丈夫。ダ−クプリンスのバトルス−ツは最初から出す予定で、金型もうスポンサ−に提出してあるから。
「・・・・・・・・・いいです。・・・・もう・・・・」 ス−ツを纏い、にらみ合う両雄。同時に銃を抜く!
「マキビシュ−ト!」
「ダ−クショット!」どんどんどどん!CG合成のレ−ザ−が走り地面に埋め込んだ火薬が煙を吹く。
「くう、さすがは次界王。正確な射撃だ。このボクだから紙一重でかわせたが」
(これが・・・ハ−リ−君の力・・・なのか?)
「ならば剣で勝負だ!」レ−ザ−ブレ−ドを構える両者。
昔は蛍光灯を振り回していたが、今はプラスチックの剣に光をかぶせて合成している。
一合、二合。やがてマキビバンによる一方的攻撃な展開となる。プリンスはひたすらに防戦だ。
(勝てる!この闘いでアキトさんを亡き者にしてしまえば・・・悲しむルリさんを慰め、やがてルリさんは何時も
傍にいるボクの事を・・・・) (こ、こんな・・・ハ−リ−君の力は余りにも・・・・・)
アイキャッチ 「宇宙刑事、マキビバン!」 CM
「宇宙からやってくる恐怖のネルガル戦艦をやっつけろ!出撃だグラン・ナデシコ!
シュ−ティングフォ−メ−ションに変形だ!キミは何秒で変形させられる?
デラックスポピニカ「グラン・ナデシコ」!
超合金「マキビバン」と「ダ−クプリンス」もよろしくね!今ならアシスタント、ルリのブロマイドが当たる
プレゼントキャンペ−ン中だよ!」
アイキャッチ 「宇宙刑事マキビバン!」
(こ、こんな・・・ハ−リ−君の力はあまりにも・・・・・へっぽこ過ぎる!
反撃どころかヘタに力込めて彼の攻撃防いだら、ハ−リ−君塵も残らんぞ)
焦るアキト。だがマキビバンは調子に乗って滅多やたらに攻撃を繰り出す。
その一撃が傍の塀を砕き、瓦礫が通りすがりの子犬に降り注ぐ!
「危ない!」とっさに子犬を庇うダ−クプリンス。だがそれはマキビバンに背中を向ける事となった。
「チャンス!神聖な闘いの最中に背中を向けるなど、悪の行い!正義の鉄槌思い知れ!」
BGMが「闘えマキビバン」から「必殺マキビバンクラッシュ」に変わる。
これまで幾多の怪人を葬り去った必殺パタ−ンだ。剣に残りの全エネルギ−を集中する。
「食らえ!マキビバンくらあっしゅ!」だが勝利の女神はアキトが敗れ去る事を認めなかった。
マキビバン母船「グラン・ナデシコ」において本物の白魚すら負けを認めるであろう美しい指が一つの
ボタンを押す。
「させません、ハ−リ−君!」 その時!マキビバンのバトルス−ツの右くるぶしがショ−トを起こす!
「何?」
「チャンス!」
この一瞬にダ−クプリンスも己の剣にエネルギ−を集める。もっともほんの少しだが・・・・
BGMが「必殺マキビバンクラッシュ」から「希望を守る闇の牙」へと変わる。
「へ?何で?何でBGMまで?これじゃあボクが悪役みたいじゃあ・・・」 「ダ−クブレイク!」
マキビバンの青いバトルス−ツに爆発の炎が合成される。 「これで勝ったと思うなよ−お」
消し炭になってスッ飛んで行くマキビバン。闘いは終わったのだ。
「闘いの後は何時も虚しい・・・オレは何時までこうして闘わなければならない?・・・・・」
胸に抱いたままの子犬に話し掛けるアキト。 「お前ももう家にお帰り」「きゅうん」悲しそうに鳴く子犬。
「帰る所がないのか?オレと一緒だな・・・・一緒に来るか?」「わん」「ははは、そうか、一緒に来るか」
戦士は一人・・・いや一人と一匹・・・・あてどなくさまよう。
何時の日か、彼の本当の居場所を見出すまで・・・・・・
なにやら包帯の塊の傍らで16歳ほどの少女が大量の書類と格闘していた。
「ハ−リ−君・・・・またバトルス−ツ壊しましたね。安いものではないのですよ?」 「・・・・・・・」
「愚民・・・もとい市民の貴重な血税で製作されたバトルス−ツ・・・・どうしてくれるんです?」 「・・・・・・・」
「とりあえず弁償はロ−ンでなんとかなる様にしますから。これで942年間給料60%カットですね。
勿論その間のボ−ナスは50%カットです」
「・・・・・・・」包帯の下は怒涛の如き泣きっぷりである。
声が出て、走る事が出来たら絶叫と共に外へ走っていた事だろう。そう!あの真っ赤な夕日に向かって!
ちなみにハ−リ−君は気付いてませんが実は699年間給料40%カットで良かったのだ。
では何故に942年? 「わたしが二人の新生活の為に貯金してるんです」 ハ−リ−君との、ですか?
「アキトさんとの、に決まってるじゃないですか!もう少ししたらネルガルをアキトさんと一緒に乗っ取り
、私達は以後 丘の上の赤い屋根の白いお家でらぶらぶな生活を送るのです」
その為に・・・・ハ−リ−君の給料ピンハネしてるんですか?
「失礼な。いざという時に備えての先行投資ですよ」
今日は謎(笑)の事故によりダ−クプリンスに敗れ去ったマキビバン。
だが彼の敗北は正義の敗北でもあるのだ!君が負ける事など許されない!
立ちあがれマキビバン!正義と平和と愛の為に! 接着せよマキビバン!
次回予告 アシスタントのルリが単身ダ−クプリンスに挑む!
「ルリちゃん。オレはもう君の知っているテンカワアキトではない」 「いいですよ。じゃあ一緒に行きましょう」
「お前・・・・哀れだな」
「五月蝿い!お前等なんかに、お前等なんかに・・・・・同情されたくないいいいいいい!」
ハ−リ−はルリを救う事ができるのか? 次回宇宙刑事マキビバン「辞表は悲しみと共に」
この次もこのホ−ムペ−ジで「接着!」 (冗談です)
終わり
後書き
ルリ「貴方という人は・・・・・・・・」(怒) 影竜「何を怒っているのだ?」
ルリ「これは明らかな盗作じゃあありませんか!」
影竜「いやそれは違う・・・・と思う。今回は某エヴァ系ホ−ムペ−ジで読んだ「宇宙刑事マユミバン」があまり
にも素晴らしいのでそれに触発された書いたが盗作では・・・・ない・・・・と・・・・・・・・・思うんだ・・・」
ルリ「まあそれは良いとしましょう。しかし貴方は引退したのではなかったのですか?」
影竜「勝手に引退させんな!まあ今回もちょっとだけ、という事で、また次は何時これるか判らん。
しかしこの「時の流れに」を見届けたいので出来るだけ早く戻ってくるぞ」
ルリ「貴方の駄文でも面白いと言って下さる方が居るのですから。あまりお待たせしないようにね」
影竜「ひ−ん、とりあえず前向きに検討する所存ですので・・・・見捨てないでくださいね」
二人「ではまたいずれ」
管理人悟る(・・・今年って厄年なんだよな、俺)
影竜さんから十三回目の投稿です!!
「接着」って・・・
ア○ンア○ファで作られているのか、ハーリーよ?
そのスーツは(笑)
それに長生きなんだね、給料カットが942年間。
・・・並みの人間じゃないね、うん(って言うか、本当に人類か?)
まあ、それだけ長生きすれば幸せな場面に遭遇する事もあるさ!!
・・・多分、二、三回だと思うけど(苦笑)
さて、この続きを書いてもらえるのでしょうか?
Benは結構気に入ってます(笑)
皆さんはどうですか?
では、影竜さん十三回目の投稿、有難うございました!!
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後、影竜さんはどちらかと言うと掲示板に感想を欲しいそうなので。
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