幾千幾万の時を架けし者
ああ あの扉は何なんだ?
それにしても此処は どこなんだ 確か ルリちゃんがユーチャリスにアンカーを打ち込んで・・・・・
は そうだ! ランダムジャンプ ああああああ そうだ そうだ そうだ
ランダムジャンプ!
「ルリちゃん どこにいるんだ!
ラピス いるなら 返事をしてくれ
ナデシコCのみんな 誰でもいい いるなら返事をしてくれ!」
静寂
「はあ リンクではどうだ」
【ラピス ラピス ラピス 聞こえるか 返事をしてくれ】
ルリちゃん・・・・・・・・・ ラピス・・・・・・・・・・ナデシコCのみんな・・・・・・・・・
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
お お お 俺はまた 大切な人を守れなかったのか?
今度は ラピスやルリ それにナデシコCのクルーをも巻き込んでしまったのか?
つくづく 俺と言う奴は周りの人を不幸にするだけの存在でしかないのか?
こんな 俺だけが 生き残ってしまうのか?
地獄に 落ちるべき俺が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・
う う う・・・・・・・・う・・・・・・・・
「すまない みんな もう俺は生きていく事が 辛い すまない」
とアキトは自分の首へを刃を差し込んだ・・・・・・・・・・・・・
ぐさ
とアキトの首からは鮮血が噴水のようにあふれで
自分の血の海に倒れこんだ・・・・・・・・・・・
それが
かつて 王子様と言われ
一人前にコックとなり
狂喜の炎を身に纏った黒の王子様
テンカワ・アキトと呼ばれた人の最後であった
アキトが事切れて 数分後・・・・・・・・・・・・・・・・・
三つの人影が アキトの遺体の前に姿をあらわした
「あ あ ああああ アキト アキト どうして アキトが こんな事にならないといけないんですか?」
とアキトに似た いや アキトを女性にしたような方
「Drダークネス これはどういう事なんですか?
私達は貴方に命を救われました ですが息子のアキトが
こんな 仕打ちを受けるという事は聞いてませんでしたよ!!
あの時 私達 夫婦がネルガル会長の暗殺を受け 死に掛けていた時に貴方はやってきました
今後の歴史で 私達夫婦が死にそしてアキトが中心となってその後戦争に終止符を打つと聞き
私達は幼いアキトを残しこの古代火星に来たのですよ!!
そして 結果がこのありさまなんですか?
Dr 貴方は私達をだましたんですか?」
と科学者らしい白衣を着ているがどこか格闘技をしていたような男性が
アキトの遺体に泣きながら寄り添っている女性の元へ行き
もう一人の男とも女とも解らない人に叫んでいた
「いや すまない テンカワ・ユウ博士 これが私がみてきた歴史でのベターな物なんだ
君たちに 嘘 いやはっきりとした事を言わなくてこの世界に取り込んでしまってすまないと
思っている
だが 今まで歴史の流れでは君たち親子がキーとなってこれからのあの世界の歴史の流れが
決まってくるのだ すまない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
と全身黒ずくめで 顔にはアキトと同じバイザーをし 髪は腰より長い
そして その雰囲気は 闇を表すかのような男がこたえた
「すまないでは済みませんよ 貴方はアキトがこのままいけば死んでしまう
だからネルガルの暗殺があると私達に教えてくれたのでないんですか?
私達はネルガルの暗殺程度 軽く返り討ちにできる科学力と戦闘技術があったんですよ?
それを 貴方は あの時にこう言ったんですよ!
【このまま返り討ちにしては 君達の息子のアキト君が死んでしまう もし生きていたとしても
幸せな生活はできる事はない そこで君達に私の研究の手伝いをしてもらいたい
この暗殺で死んだ物として 私の世界に来てもらいたい 】
って そういったんですよ
あの時の貴方に 私の可愛いアキトと会えない辛さが分かりますか?
あのユリカちゃんとの結婚式に出れなかった事や火星の後継者達の人体実験でアキトに齎された
苦しみをただみている事しかできなかったことを そして今日この時にやっとアキトに会える
こうして 私の手で触って抱きしめれると心待ちにしていたのに・・・・・・・・・・・・・・・・」
感情の爆発でのべたことを反芻した 女性は床にうずくまってしまった
そしてDr ダークネスと呼ばれた男がテンカワ夫妻の元にちかずいてきた
「テンカワ・ユウ博士 そして テンカワ・サクラ博士
息子のアキト君の最後や これまで会えなかった事
火星の後継者の事を黙っていてすまない
だがこれで終わった終わった訳ではない
それに 私は君たちにいった筈だ あの時これはベターであってベストではないと
君たちの協力によって 漸く 本当にベストな歴史の流れを歩ませる事ができる
さあ 君達の協力によって完成したあの装置は遺跡の演算ユニットに組み込んでいる
これからが本当の歴史の修正だ」
「え Dr あの装置を使うのですか?
あれはまだ貴方だけしか使う事のできなかったのではないですか
あの精神のみ いやその知識ゆうなれば魂のボソンジャンプをおこなう装置でしょう
あれを使って どうしようというのですか?」
「テンカワ・ユウ サクラ博士 時間が無いのだよ
アキト君の魂の固定は後持って数分しか持たないのだ
他のジャンパーはここに来て直ぐ死んでしまった それで自分が死んだ事は覚えていない
だが いくらここの世界が不死性の高い世界であっても あのアキト君の精神力では
自ら消滅してしまう 実は 今 はなしている事も辛いのだよ
さあ 君達はあのアキト君がナデシコに乗る前 2196年 ナデシコAに乗る事になる運命の時に
ジャンプしたまえ そして 頃合いを見計らってアキト君に会いにいきなさい
そこにいる アキト君は 紛れも無い 君達の息子である テンカワ・アキトだから」
とDrダークネスは ユウ サクラをボソンジャンプさせた・・・・・・・
そして もう ユウ サクラがいなくなって
「はははははははははは 父さん母さんは 最後まで俺の事を解らなかったようだな
まあ こんな格好だし いつもは年老いた声を出していたから解らないのは当たり前か」
とこんな事をいっていたDrダークネスはバイザーを外した
そこには あの サクラに良く似た 女性的でそして男性的な男 そう今彼の足元にいる筈のアキトと
うりふたつであった
「さあ 仕上げた この世界の俺 こんな俺が言うのも可笑しいが
ユリカやルリ ラピスを頼む そしてナデシコAのクルーや九十九達 木連の奴等を
俺はもう 一からやり直す事ができない お前と同じ生活ができなかった
俺の知識 そしてこれまでの幾千幾万おも超える時の流れで体得した戦闘技術
これをお前の無意識層に置いておく それでみんなをまもってくれ
そしてまた 俺に楽しかった歴史を見せてくれ
そして もう修羅の道には入ってくるんじゃないぞ」
とダークネスもといアキトは 自分の手元にある蒼き輝きを放つ光の球体を
四つの様々な輝きを放つ球体と共に 黒の王子様がみた 扉にほうり込んだ
そして その後には ダークネスと名乗ったアキトだけが眠っているかのようにたたずんでいるのみ
であった
END
〜〜〜〜後書き〜〜〜〜〜〜
神威です こんにちは 皆さん 秋ですね!
しれにしても 私はアクション13人衆と呼ばれ 長老格と言われ うかれてしまいましたよ
それに伴って 思い浮かべたで書いたのがこの小説です!!
最近思ったのですが ボソンジャンプで精神のみのジャンプてできないと思うんですよね?
まあ それをいったら<時の流れ>が成立しないですが
ボソンジャンプ=イメージを浮かべた所にジャンプできる
イメージさえできれば過去 未来でもいく事ができる
だがイメージできないといく事はできない
よって ランダムジャンプでいくら過去に行こうとしても肉体も一緒に行くのでは?
とおもい 急遽 アキトの両親と Drダークネスという方をだしました
面白くおもってもらえれば幸いです!!
でわ
(おまけ)
「ああああああ 言い忘れていたよ アキト 君の送った過去の世界は少し違ってるから
私が 主体となって活動してきた時に惚れられてしまった子達と君に会えるような
世界になってるからレイナ やホーメーガールズ そしてサラやアリサその他諸々の女の子達を
よろしく頼むよ」
そう このダークネスと語るアキトの尻拭いを≪時の流れ≫のアキトに押し付けていたのであった
ちゃんちゃん
管理人の感想〜
神威さん投稿第十一弾有難う!!
そういう設定ですか(笑)
しかし、御両親まで無敵モードとはね(苦笑)
でもこのダークネスのほうのアキトは、何時の時代のアキトなんだろう?
何だかパラレルワールド(爆)
流石、”長老”の名前を冠するだけはありますね(笑)
では、神威さん投稿有り難う御座いました!!
では、小説を読まれた皆さん!!
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