____________漆黒の戦神と夏の雷帝________________
第0話
プリンス オブ ダークネス
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人の執念の業火
炎は敵を焼き尽くす
されど人と業は
とどまる所を知らない
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外道を倒せし黒王子
目的果たし姫のもとに帰りけり
姫は目覚め王子と再び会えたる
かくして一人増え度も
再び家族になりいたる
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されど時とは
かくも非常になりいたる
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「買い物行ってくるよ」
王子戻りしとき
姫と小さき妖精は
マッドの元へと
連れ去られたり
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「アカツキ俺にユウチャリスを再び貸してくれ」
また王子は黒王子になりて
姫を取り戻さんと立ち上がる
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されど王子の傍らには
電子の妖精ともないし
「付き合わなくても良いよルリちゃん」
「何もきずけも出来なかった自分が許せないんです」
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ああ去れど時は非常なり
二人、姫を見つけど
姫は虫の息になりにけり
「アキト助けに来たんだね」
「そうだユリカ、ルリちゃんもいるよ」
「ユリカさん死なないで下さい!」
「幸せだったよ」
その一言を最後に姫は星になりいたる
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姫を失なえど、二人は歩みを止めずさまよう
連れ去られしもう一人の家族を迎えに
いくが定め
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憎みたるマッドを見つけたる
「山崎、ラピスを返して貰う」
「ラピス?君のところにいたマシンチャイルドだね」
「そうだ」
三度時の流れは彼に牙むく
「それなら実験中に死んだよ」
「なに?!」
「そういえば、最後に君の名をつぶやいていたよ」
「アキト、アキトてね」
「死ね」
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全て終わりしとき
王子は絶望に捕まり続ける
しかし時は王子にそんな時間を
一時しか与えない
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「アキトさん非常事態です!」
「そうしたんだい?」
「前の戦闘のダメージが多すぎてジャンプフィールドが暴走します」
「なんだって」
かくして時の悪戯に新たな時に飛ばされる
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あとがき
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始めまして火水龍矢です。
これが初めてなのでなので誤字脱字などがあれば、
教えて下さい。
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次回予定
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過去に戻ってきたアキト
しかしそれは過去であって過去でなかった。
次回 漆黒の戦神と夏の雷帝第一話
サブタイトル 「パラレルワールド?」
なおこれは予定ですので変わるかもしれませんがご了承ください。
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代理人の感想
うわ、しょっぱなから飛ばしてますねぇ。
せっかくだから「大魔王の子供たち」ぷれぜんつ(爆)。
>雷帝
ロシアでも指折りの名君とされる皇帝イワン四世の仇名ですね。
ひょっとしてルリの事(笑)?