――いやあ、本日は舞台衣装で取材に応じてくださるとは、まことにありがとうございます。カメラ、気合入れて撮れよ！
い、いえ、あの……喜んでいただいてるのに恐縮なんですが……これ、普段着ですよ？
――え？ 普段からその格好なんですか？ たとえば、日常街に出る時でも？
は、はい。あの……そんなにおかしいですか？ 小さい頃からずっと、これと似たような格好で通してきてるんですけれど……やっぱり、いまどき和服って駄目なのかな……
――い、いえ、よく似合ってますよ！ むしろ、最近の女性の服よりも男はきっと喜びます！ 萌えます！
……何をどう燃えるんです？
――それはおいといて。ただ、その……腰にさしてるそれ……舞台用の小道具じゃないんですか？
腰に……？ な、なんて事を言うんですか！ これは霊剣荒鷹――我が家に代々伝わる、父の形見です！
――す、すいません、そんな由緒正しいものだとは……と言う事は、それは真剣なんですか？
ええ、もちろんです。竹光なんて代々伝えてもしょうがないじゃありませんか。
――いいんですか？ 真剣なんて物騒な物を持ち歩いて……
普段は持ち歩いたりはしません！ 今回は特別なんです。テンカワさんとの思い出を語るには欠かせない物なんですから。
――ほう、それではやはり小道具……さ、さて！ それでは気を取り直して、まず、読者の皆様に自己紹介をどうぞ。
……まだいろいろと引っかかりますけれど……みなさん、始めまして！ 東京で舞台女優をやっております、帝国歌劇団・花組――真宮寺さくらです。
漆黒の戦神アナザー 〜真宮寺さくらの場合〜
ｂｙ.ｋａｔａｎａ
さて、私がテンカワさんに初めて出会った時の事をお話すればよろしいんですよね。
私があの人に出会ったのは、まだ私が帝国歌劇団に入って間も無い頃……私が舞台に立っている大帝国劇場で。テンカワさんは、住みこみコックの募集を見て応募してきたんです。
――コック？ 劇場のお客でも英雄でもなく、コックですか？
はい、エステバリス……でしたっけ？ それのパイロットとしてでもありません。私達劇場の一同も、彼があの有名な英雄“漆黒の戦神”だなんて思いもしませんでした。私の知っているテンカワアキトは、あくまでもコックさんなんです。
……ちょっと風変わりなコックさんですけれど。
――ははあ。それで、なんでまたコックなんて……そもそも、彼はナデシコのパイロットでは？
はあ、それなんですが……実は、彼は過去履歴一切不明で現れたんです。普通ならそんな人は私達の側には近づけさせません。女優と言う職業柄、言いたくありませんが、変な人に追いかけられると言う事もありますし、身の回りの人には気をつけざるを得ないんです。
――なるほど。いわゆるストーカーなどですか。
はい。ま、まあ並みのストーカーなんてあっさり返り討ちですけれど……
――はい？ 返り討ち？
そ、それはともかくとして、テンカワさんですが……過去履歴不明の人物とはいえ、彼は例外でした。とてもストーカーになんてなりそうも無い人物だと私達は判断したんです。それで、腕にも不満は無いし困っているのなら……と彼は合格になったんです。
――返り討ち云々をもう少し突っ込んで聞いてみたいと思いますが……テーマは漆黒の戦神ですから、今回はやめときます。それで、彼がストーカーになりそうも無い人物だと言うのは、何を根拠にそう思われたんです？ やはり、目の輝きが違うとか？
いえ、そういうのではなくて……私達が出会ったテンカワアキトは、その……何かに怯えていると言うか……ちょっと大きな物音がする度に……一見は何でも無いんですけれど、シャツの背中が汗で濡れてたりするんです。口元が引きつってたり……一度だけですが、悲鳴を上げた事もありますし……とてもストーカーにはなりそうも無い、と判断したんです。そういえば、私達の更衣室とか楽屋には、半径５メートル以内に近寄った事は無いですね。
――ひ、悲鳴ですか？ 彼が？
はい。私がちょっとふざけて、気配を消しながら、背中から“だ〜れだ？”って幼児風にやってみたんですけれど……テンカワさんは、
「うわあああああ！ し、枝織ちゃんか!? 枝織ちゃんなのか!?」
って……唖然としちゃいました。一瞬の内に５メートル向こうに立ってるんですから。しかも、天井に。その際に跳ね除けられちゃったんで、尻もちつきながら見上げた分、余計に高い所にいる様に見えました。
――そりゃ驚くでしょうね。普通は出来ませんよ、そんな事。
え？
――何か？
い、いえいえ！ なんでもありませんよ――そうよね、加山さんは例外よね。と、ともかく！ それまでは笑顔がとても素敵なモギリ兼コックさんとしか思ってなかったんですが、あの怯えよう……初めて彼の過去を知りたいと思いました。
――とても、って……いえ、なるほど。しかし、モギリまでやってたんですか、漆黒の戦神が。
はい。始めは別の方がする予定だったんですが、海軍がその人をはなしてくれなかったんです。士官学校の主席だからって。
――海軍？ なんでモギリを士官学校の主席――軍人がやるんです？
さ、さあ？ わ、私は一介の女優ですから、そう言った事は。そ、それで彼がモギリをやる事になったんですが……何故か女性客の集まりが良くなりましたね、急に（怒）。
――この企画長くやってると、そうなるだろうという確信が結果を聞く前に生まれてしまいます。それで、彼の過去をあなたは探ろうとしたんですか？
いえ、それが……そうですね、これが私とあの人の一番の思い出なんです。それがこの霊剣、荒鷹に関わる話でもあります。
私の実家、真宮寺家ではこの荒鷹と同じく、代々剣術も伝承しております。私も免許皆伝なのですが……
――か、皆伝!? それはすごい！ ちなみに、流派名は？
北辰一刀流といいます。でも――それを聞いた時、何故だかテンカワさんが物凄くイヤそうな顔をしました。なんででしょう？ ご存知ありません？
――いやな顔、ですか？ はて……？ テンカワ氏のプロフィールを見直してみましょう……おお、もしやこれでしょうか？ かつてナデシコに潜入して艦内を荒しまわった暗殺者。名前が北辰ですね。
あ、暗殺者!? ……この人に改名を要求します！ ――でも、そんないきさつがあったなんて……テンカワさん、そんな事があったにも関わらず私の修行にお付き合いくださって、ありがとうございます。
――修行？ 彼は貴方の剣のトレーニングに付き合ったと、そう言う事ですか？
はい！ あれは、私が奥義の一つ――破邪剣征・桜花放神の会得に行き詰まって悩んでいた時の事――彼は早朝から私の剣の稽古に付き合って、小さな巻き藁を投げてくれたんです。それを斬るのが練習でした。
一刀で三つ同時に斬れた時は、“これが剣の道！”なんて気分になりました（笑）。
――ほほう。それで、彼の協力を得て、見事その奥義を開眼した、と？
……開眼するまでにも１つエピソードがあります。私がテンカワさんの協力を得て、連日連夜、ふ、二人きりで鍛錬に精を出していたのですけれど……
――なんで赤くなるんです？ まさか……
な、何でもありません！ ただ、お礼に毎日交代でお弁当を作りっこしただけです！ テンカワさんの場合は大抵ラーメンでしたけれど……思い出の品なんだそうです。
で、そんなこんなで三日ほど経った頃――あと一歩で奥義を会得できるのでは！ そんな“手応え”を感じていた頃です。東京にあのチューリップが現れて、無人兵器を次々吐き出して辺りを荒らしまわったんです。
なんでも、木連の過激派の暴走だとか。
当然、うちの劇場にもバッタ――でしたか？ 虫のようには見えますが、いまいちバッタらしくないあれが何体か侵入して――ちょうど、中庭で練習に励んでいた私達の前にも一体、音をたてて降りてきました。
ミサイル――なんでしょうね。それの狙いが自分に向けられているのを悟った時、私、恥ずかしながら逃げようとしたんです。戦う事なんて思いもしませんでした。
――……普通はそういうものですが。
そうですか？ ――私の場合は違います。ここで引いてしまったら……きっと、二度と剣を握れなくなる――そう思いました。テンカワさんもそれを判っていたのでしょう……私の肩を後ろから捕まえて、今までに見た事も無いような精悍な表情で私を諭しました。
「君はただの女優じゃない……お父さんの跡を継いで、剣士としても、そして――……としても一人前になりたいのだろう？ なら――ここは引くべきところじゃない。」
「――し、知ってたんですか!?」
「……一月近くもここで暮らしていたんだ。それぐらいはわかるさ」
アキトさんの声がダークトーンに変わったのを聞いて、私はやっと彼の正体について、１つの可能性を思いつきました。テンカワアキト――漆黒の戦神。
彼は始めから本名を名乗っていたんですが――私達は皆、彼の事を単なる同姓同名の別人だと最初から決め付けていたんです。元々漆黒の戦神については、名前以外は性別さえ不明ですし――……一時はまことしやかに女性説も流れたくらいです。
「君の技なら――あの程度の相手、一撃で倒せるさ。俺が保証する！」
テンカワさん――いえ、アキトさんの全身から蒼い輝きが生まれ、私の全身を包み込みました。その輝き――暖かく、清冽なそれに包み込まれた私は、アキトさんに支えられたまま自然と居合の構えを取り、氣を練りながらバッタをにらみ据えていました。
この蒼い光に抱かれた今ならば、できる！ 何故かそう確信していたのです。
そして――……
「破邪、剣征……桜花放神―――――――ッ!!!」
バッタを一刀で切り裂く事に成功した私は喜びのあまり、アキトさんに、つい、その……抱きついちゃいましたが……
――ば、バッタを一刀両断、ですか……すごいですね（そう言えばこの人……いわゆる“殺陣”がとても上手いって評判だったな……）。
え、ええ、それで――……アキトさんに抱きついて感激をわかちあっていた私は、自分達がいつの間にかすっぽりと
影に包まれている事に気がつきました。
抱きついたアキトさんの背後に、鳥のような翼を生やした漆黒の巨神が音も無く浮いていたのです。
ブローディア……それまでの私には、正直言って黒＝悪人のようなイメージがあったのですけれど……あの、守護の名を持つ黒い天使に出会って、その思いこみはくつがえされてしまいました。
彼は一度私を抱きしめ返してくれて頭を一撫ですると、その場から一ッ跳びでその巨神に乗りこみました。彼の横顔は、これまでには見せてくれた事のない精悍な戦士としての顔になっていたのを、今でもはっきりと思い出せます。
最後に私を見下ろして、一転して浮べた優しげないつもの微笑も……
「――この１ヶ月、実に楽しかったよ――芸のない挨拶になってしまうけれど、今までありがとう……元気で！ いつか、今度はお客として君達に会いに来るよ！」
そして彼は――……後はまさに彼が戦場に残した逸話の通りです。
雲霞のごとく押し寄せる数々の無人兵器を赤く輝く光の剣で切り払い、彼は私の未熟な技など遠く及ばない技を見せたのです。
「吼えろ、我が内なる竜よ！ ――秘剣、咆竜斬!!」
二つ名をそのままに現した漆黒の一撃で……街を荒らしまわる悪魔達をたった一人で打ち払い、彼は大帝国劇場――私達に向かって機動兵器で一礼すると、そのまま振りかえりもせずにどこへともなく消えていきました。
今もって、彼が何故劇場に現れたのか……それはわかっていません。
――彼とはそれっきり、ですか……長く一緒に暮らしていたのに、案外薄情でしたね。それとも、よっぽど急いで行かなければならない所でもあったのでしょうか。
いえ、彼がなぜ一人で東京に現れたのかはわかってはいないけれど、彼が大慌てで行ってしまった理由は察しがついてます。行かなければならない所があるのではなく、東京にいられなくなってしまったんです。
――はい？ それはまたどういった……？
だって……アキトさんのいなくなった３分後に東京の空を二隻の真っ白な船と、複数の機動兵器が占領してしまったんです。
そして、真紅の機体――きっと、あの木連のダリアって言う奴ですよね。そのダリアから大きな声で――
「アキトはどこだァァァァァ――――!!!」
……って叫んで、しばらくしたら消えちゃいましたけれど、きっとあの人達のせいでアキトさんは劇場からいなくなっちゃったんですね（怒）……まだろくにお礼も言ってなかったのに……まったくもう。
これが、私とアキトさんの出会い、そして別れです。でも、このまま離れっぱなしですませるつもりはありません。だって……アキトさんにはあれから成長した私達の演技を見てもらうって、約束してるんですから！
――きっと、テンカワ氏もあなたの成長を楽しみにしている事でしょう。早く彼が観劇にきてくれるといいですね。
ええ、その時はもう絶対に逃がしません！
――え？ 逃さないって……い、いえ、深くは追求しない様にしましょう、後が怖いですし。では、最後にテンカワアキト氏にメッセージをどうぞ。
テンカワさん。あなたのおかげで北辰一刀流の極意に一歩迫る事が出来ました。改めてお礼申し上げます。
また、テンカワラーメン食べさせてくださいね！
それと……これ、アキトさんに届けていただけますか？ 劇場一同よりの贈り物、大帝国劇場特製のブロマイド、限定版です。アキトさん、全員の分コンプリートしてくれましたものね、サービスです♪
――ありがとうございました。さて、今回テンカワ氏に贈られた帝国歌劇団・花組特製ブロマイド（限定版）、同じ物がサイン入りで読者五名の方に贈られる事が決定しました！
ご希望の方は官製葉書に住所、氏名、年齢を明記の上『漆黒の戦神、その軌跡』、編集部当てでお送り下さい。なお、当選者は次巻、巻末にて発表させていただきます。
――民明書房刊、「漆黒の戦神、その軌跡」第十八巻より抜粋――……
アキトの元に届けられたサイン入りのブロマイド……裏にはこんな事が書かれていた。
「身体が勝手にシャワー室に……」って、どう言う事ですか（怒）？ 事と次第、この次会った時にはしっかりと説明していただきます！ それと、絶対に責任とってもらいますからね、まずは正式なお付き合いからです！
――真宮寺さくらより。
しかも、全員分に――副支配人、藤枝あやめの物にまで。
――更衣室にも楽屋にも近づかないがシャワー室には立ち寄る衛生面には気を使うコック兼英雄、漆黒の戦神、テンカワアキト……別の何かも見事にコンプリートして見せたらしい。
「うひぃぃぃぃぃ！」
すっとんきょうなアキトの悲鳴……ナデシコのヴァーチャルルームでは、袴姿の北斗、舞歌、そしてリョーコが日本刀を片手に鋭い目でアキトをにらみ据えていた。
斬！
アキトの額についた米粒――彼女達はそれを居合で切ろうとしていた。かつて、剣聖宮本武蔵は額に米粒を張りつけ、相手にその米粒だけを斬らせる脅威の技、武蔵流“一寸の見切り”を得意としていたと言う。
さすがは漆黒の戦神――同盟屈指の武術の達人達の手で、これを再現しようと言うのか。
「のっひょおいいいいいい！」
アキトのすぐ目の前を、白刃が掠めていく――今回は舞歌。杖術が得意手の彼女だけあり、白刃は巻き藁に縛り付けられたアキトの目の前に閃光の軌跡を残しただけで、鞘へと戻る。
米粒を切るまでは……って、おい！
「さて、アキト……次は俺だな？」
舌打ちをして席を譲る舞歌に続いて現れたのは本日最大の脅威、北斗。彼女は確かに異様なほどの実力を秘めた木連最強の兵士。しかし――木連式抜刀術は深く学んでいなかった。
「武器術はあまり好まなくてな。この機会に一つ習得してみようと思う」
彼女は暗殺者――そして、木連式抜刀術は暗殺剣ではなかったのだ。木連式柔と暗器術、そしてDFSを使用した居合以外の我流混じりの剣術が彼女の技である。
つまり――居合は今回がほとんど初めて。
しかし、パワーとスピードはとんでもない……居合の達人スバルリョーコの指導の元、彼女はあっという間に実力を伸ばし続けるが……米粒のみを斬るなんてそうそうできっこない。
いや、北斗にしろ他の二人にしろ、アキトに傷をつけずに米粒のみを斬る、と言う前提の元で刀を振るっているのだろうか？
アキトは、パワーとスピードは最高級、しかし命中率に疑問の残る、まるでバズーカのような居合斬りに恐々としている……オマケに、持ち替えた北斗の獲物は何故か発光していた。
「ま、まて、北斗！ でぃ、DFSは反則だろっぉぉぉぉぉ!?」
「問答無用！ ――くらえ、秘剣、蛇王双牙斬！」
斬！ 斬っ!! 惨ッ!!!
「どぎゃあああああああああ！」
北斗の一刀――そもそも居合になっちゃあいなかった。
息も絶え絶えに――どうやら昂気で見事防御したらしいアキト――
ナオに背負われて自室に帰ったアキトは、そこでとどめをさされる事になる……彼の部屋が荒らされていたわけではない。
ただ整然と、一部の隙間もなく大小様々な同盟＋北斗、枝織、舞歌、カグヤ――そしてユリカの写真の隣には必ずイツキ、そして、これまで“漆黒の戦神、その軌跡”に登場した女性達……数多くのブロマイドが天井と壁を埋め尽くしていただけだ。
そう、ただそれだけの話である……
「ふ、ふふふふふふ……こ、これで終わるのならば……た、大した事は無いさ、ははははは……」
「……本当にそう思うのか、アキトよ……」
肩に置かれた親友の手は、どこまでもあたたかだった。さっきまでヒカルとイズミにエステでキャッチボールされ、リョーコの赤雷の的にされた冷え切った身体には、不覚にも涙を流しかねないほど、あたたかだった……
友情っていいなぁ。
――だが、アキトは知らない。陰行術でならばアキトと北斗をもしのぐ彼女が後日、独自にお仕置きを行使しよう事など……
「………………」
アキトは部屋を埋め尽くす数多くのブロマイドから発せられる、実はこれはコミュニケウィンドウじゃないのかと思わせる込められた嫉妬の気にさらされながらも、自分の腕に何時の間にかしがみついて寝ている赤毛の女性を横目で見つめていた。
「う〜〜にゃ……あ、アー君、おっはよ♪」
「……おはよう、枝織ちゃん」
木連最強の暗殺者――気配を消す事に関しては恐らく世界最高の技量を持った人物、その名は影護枝織。
ラピスにもなかなか許可のおりないアキトとの添い寝という同盟全員の夢を事あるごとにかなえる、無敵の人物である。
ただ、たまに北斗と入れ替わっている事は、アキト当人にも秘密らしい……
「は、はははは……枝織ちゃんもあったかくて嬉しいなあ……はは……」
この後、二人の元を訪れる嫉妬の嵐（舞歌除く）が一体どれほどのものになるのか……
――エィメン――
〜後書き〜
どもども、Ａｃｔｉｏｎには２回目の投稿となりますkatanaです。
さて、別人２８号さんを筆頭にして始まったこの企画！
トップバッターになれたかな？ 最初はやっぱりさくらだよな、との思いの元、しゃかりきになって書き上げました。
なにせ、１、２、３の全てのエンディングをクリアした男ですからね、サクラ大戦に思い入れはたっぷりです。
故に私は楽しく書けました、読まれる方々にも楽しんでいただけましたら幸いです。
なお、アキトが一月しか劇場にいなかったのになんでブロマイド全部集められたのかは……椿ちゃん故、です（笑）。
しかし、この漆黒の戦神アナザー……ついに管理人氏までグリシ―ヌで参戦！ もはやアナザーと言えるのでしょうか（笑）。
正式に番外編になったらいいですね。
では、他の多くの皆さんの作品を楽しみにしつつ……最後に、読んでくだっさった皆さん、
そして、新参者にもこんな面白い企画に参加させてくれた別人２８号さんを始めとする皆さん、
本当にありがとうございました！
それでは、最後のシメはやっぱりこの一言で！
太正桜に、浪漫の嵐！
代理人の感想
惜しい！二番手でした！
托塔天王さんが掲示板に書きこみをしてからわずか18時間で一本仕上げちゃいましたからね〜。
なお、グリシーヌを書いているのは管理人ではなく、
あくまでも托塔天王さんという投稿作家のかたなのでお間違えなく（笑）。
全体では二番手とは言え花組ではトップですから問題ないでしょう（笑）。
やっぱりヒロインですしね。
・・・・・・・なお、代理人が１をやった時（ちなみに一周だけ）は
さくらはスミレとならんで常にズンドコを維持していたというのはココだけの秘密。