<第二十五話>

 

ケイン:ゼルとアメリアの活躍・前編です。

アリス:まぁ・・・なんというか。結構強くない?あの二人。

ケイン:その為の修行ですから。伊達に命懸けではありませんって。

ルナ:そうよね。アメリアさんとゼルガディスさん、夜遅くまで頑張っていたから。

アリス:だよね〜。次の日に練習再開したら、さらに動きよくなってるもん。

ケイン:ゼルガディスは努力の人ですから。

ルナ:状況に応じて武器を使い分けているわね。なんとなく、戦闘スタイルが空竜のものに近いわね、

アリス:常の相手の裏をかき、弱点を責め、生き残ることを目的とした戦い方だからね。
    変な拘りがなくなった分、強くなってるし。

ルナ:それでも、剣の練習は欠かしてないみたいね。

ケイン:ゼルガディスにとって、剣術は基本であり、戦いの基礎になってるんでしょうね。

 

アリス:話は変わるんだけど・・・あの合成魔法。二人の話では以前やったことがあるみたいだけど?

ケイン:セイルーンで再会した後、またコンビを組む事になったので、色々と二人で試したんです。

アリス:なんでまた・・・わざわざそんな事しなくても・・・

ケイン:万が一にそなえて・・・みたいなものです。
    やはり、冥王ヘル・マスターに、手も足も出なかったのは屈辱なんでしょう。
    それで、二人が思案した結果が合成魔法なんです。

ルナ:その過程で、覇王氷河烈ダイナスト・ブレス覇王雷撃陣ダイナスト・ブラスを合成させたと・・・

ケイン:そうです。その結果・・・被害は甚大、本人達も大怪我。その為、それ以来使ってなかったんです。

アリス:あれ?確か、二人は偽シェーラ戦で使ったって言ってなかったっけ?

ケイン:あれは、本人達が意図せずやったものなんです。結果はこれ以上ないものだけど、
    一歩間違えたら、自爆にもなりかねないですからね。新しい合成なんてぶっつけ本番でできませんって。

ルナ:そうね。とくにあの氷塊は結構危なかったものね。

アリス:普通の人だったら、対処できないくらいにね。ルナ姉はやっぱり凄いわ。

 

 

 

<第二十六話>

 

ケイン:ゼルとアメリアの最終戦です。

アリス:双子の魔族とのね・・・・そう言えば、双子の格好ってどういったの?代理人さんが言ってたとおり?

ケイン:一応違います。二人とも、基本的に自分のパーソナル・カラーを元にした魔導士風の服です。

アリス:そうなんだ。つまんないの・・・・

ケイン:何を期待しているのだか・・・・

ルナ:それよりも、あの双子の魔族・・・どうして復活したの?いまいちわからないんだけど・・・

ケイン:作品中にある通りです。赤眼の魔王ルビーアイが一時でも蘇ったため、魔族は力が増したんです。
    それで、復活が早まったんです。といっても、完全にはほど遠かったんですけどね・・・・・
    それを、覇王ダイナストが目に留め、力を与える事によって、復活を速めたんです。

アリス:でもさ、それじゃぁ下級魔族が中級になった理由にはならないじゃん。

ケイン:それはまた別です。復活した後で、覇王ダイナストが実験をしたんです。
    魔族に故意的に力を注ぎ込み、階位をあげるということを。もちろん、この双子だけではないんですけど・・・

ルナ:それはおかしいわね・・・いくら五人の腹心とはいえ、そうそう力を与えるなんて事はできないはずだけど・・・

ケイン:そうでしょうね。それが、今後の展開に絡む一因です。

アリス:それはなんなの?

ケイン:秘密です。ばらしちゃつまらないでしょうし・・・

 

 

 

<第二十七話>

 

ケイン:アーウィン登場の話です

ルナ:読者さんから色々な反応があった話ね。

ケイン:そうですね・・・過去の、復讐鬼時代のアキトと、どこか通じるところがあったと思ったのでしょうね。
    間違いではないのですが・・・やりきれなさでいえば、アーウィンの方が上だったのかもしれません。

アリス:でしょうね・・・復讐する相手自体がいないもんね・・・

ルナ:人の感情というのは、そうそう制御できるものではないわ。
    愛であれ憎悪であれ、強い思いほど、切り捨てられるものじゃないわ。

ケイン:でも、アーウィンは迷った。だからこそ確かめたかった。
    本当に、自分は世界を滅ぼし、新天地を創造する程の意志の強さがあるのかどうかを・・・・
    故に、ルナやリナ達生きる意志の強きものと、闘いたかったのでしょう。

ルナ:私はそんなに偉くはないわ。ただ、アキト君や周りの皆が生きている、今の世界を滅ぼしたくはないだけ。
   見たことの聞いたこともない、関わり合いになっていない人達のために闘えるほど人間はできてないわ。

アリス:それが当たり前だって、ルナ姉。アタイとしては、世界のために闘う・・・なんて方が胡散臭いと思うし。

ケイン:そういうものでしょうね。

 

アリス:そういえばさ・・・疑問に思ったんだけど・・・

ケイン:(うっ、きたか・・・)なんでしょうか?

アリス:伝承ではさ、魔王は五人の腹心を残し、赤竜は滅びる寸前に四つの竜王を世界に残したんでしょ?
    あんた、この世界じゃあ滅びる前に竜王がいるじゃん。どうなってんの?い・い・わ・け・は?

ケイン:かなり嬉しそうですね・・・アリスさん。

アリス:それはもちろん!で?ホントの所、どうなの?

ケイン:ちゃんと前々から考えてましたよ。
    神魔戦争・・・・・というか、神と魔の戦いには、大きく分けて五段階あると考えています。

 

   第一段階・・・金色の魔王ロード・オブ・ナイトメアがこの世界を創造した直後。
            魔王と赤竜が闘っている。この時点では、体などをもたず、意志と本能のみで闘っている。
            大地なども今だ安定せず、生命はまだ誕生していない・・・・

 

   第二段階・・・それぞれが身体をもち、明確な意志を持ち始める。
            この時、大地が安定しはじめ、動物などといった獣が生まれる。

 

   第三段階・・・魔王と赤竜が、自分の眷属を・・・四竜王や五人の腹心、それの配下など・・・創り出し、
           本格的に神と魔というものに分かれた戦いになる。
           ここまでの辺りで、すでに世界の創造より一万年以上の年月が流れている。
           人間やエルフなどが、この時代辺りからチラホラと姿を見せ始める。

 

   第四段階・・・大地に生きる生物から、知恵あるもの・・・人やエルフなどが、国といったものを造る
           そして、それぞれ神と魔の陣営に分かれて、争いを始める。

 

   第五段階・・・神と魔の戦いが泥沼となる。戦争や駆け引き・・・陰謀といったものが主流となり、
           闘いによって自分を高める・・・という、神と魔の闘いの理念すら失われる。

    

 

    といった感じです。ニースやシスティナ、アーウィンが生まれたのは大戦の末期、第五段階です。

 

アリス:長々とまぁ・・・細かいことをよく考えるわ。

ケイン:こういう場面がないと、考えついた設定がいえませんからね。本編では機会もないし・・・
    それに、本編でこういう風に書くのって、なんだか説明くどくって好きになれないんですよね・・・
    イネスさんでもいれば話は別なんですけど・・・・説明好きなキャラというのは、結構大切なんですね。

 

 

 

<第二十八話>

 

ケイン:北での話、最後の決着です。

アリス:色々と意見があったね。アキトとアーウィンを会わせてみたかっただのなんだの・・・

ケイン:私も悩みました。でも、結局は諦めました。

ルナ:どうして?別に不都合とかはないと思うけど・・・・

ケイン:アーウィンは、目的のために生きるか、全ての罪をかぶって死ぬか、どちらかを選ぶつもりだったんです。
    結果は、混沌を抑えることによって死んでしまいましたが・・・何事が無くとも、死を選んでいました。

アリス:自分勝手・・・娘のために生き残るという考えはなかったの?

ケイン:メアテナに止められたら・・・決心が鈍るから、自我を封印していたんです。理由の一つにすぎませんが・・・

ルナ:復讐の為とはいえ、アーウィンはかなりの罪に手を染めているわ。人魔のこととかね・・・
    そそのかしただけとはいえ、数千・・・下手をすれば万単位で人間が死んだはずよ。老若男女問わずね。

アリス:他にも、どっかの魔王崇拝教団と接触して、数多く人間を合成獣キメラ化したらしいし・・・
    (ついでに、ゼルガディスのキメラ化にも手を出していたりします。それが、人魔の発想の元です)
ケイン:忘れてはいけないんです。アーウィンは、復讐のためとはいえ、数多い罪を犯したことを・・・・

ルナ:それでも・・・アーウィンは生きなければならなかったと思うわ。
    娘のためにも・・・そして、人を不幸にした分、償わなければならない・・・死は逃げでしかないわ。

アリス:そうかもね・・・でも、今だけは・・・・

ルナ:そうね・・・死後の世界で、アーウィンが彼女と出会えることを、祈っているわ。

 

ケイン:彼と彼女が・・・もし、あのまま水竜王の所で余生を過ごしていれば・・・平和な家庭を築いたんでしょうね。

アリス:歴史に、もし・・・というのはないけど。そうあってほしいね。

ルナ:かなり親馬鹿になりそうだけど?

ケイン:否定はできませんね。天真爛漫な人の親みたいにはならないでしょうけど・・・・

ルナ:誰それ?

ケイン:いえ、気にしないで下さい。では次に行きましょう。

 

 

<第二十九話>

 

アリス:危機一髪の大脱出!といいたいけど・・・かなりべたなオチね。パターンだわ。

ケイン:洞窟での戦闘にはつきものですからね。

ルナ:他にも、川を下れば滝が・・・というやつもあるわね。

ケイン:この世界のお約束ですから。

アリス:それはともかく・・・アキトが岩を砕いたあれって・・・もしかして『砕破』さいは

ケイン:よくご存じで。

アリス:そりゃそうでしょう。ガイウスの技なんだもの。
    確か、対象物を粉々に砕いて破壊することからついた名前だったかな?原理までは知らないけど・・・

ケイン:それについては、いずれ本編に書きます。

ルナ:いずれ・・・って、いつ?アキト君が元の世界に帰る間際?

ケイン:まさか。ちょこっと前に書いた、アキトがリハビリがてらに闘うときにでも書きます。

ルナ:そうなの。相手は私なんでしょうね?

ケイン:第一候補が・・・ま、とりあえずその話は置いときましょう。

ルナ:私にしなさいって。そしてアキト君とお出かけさせるの。いいわね?

ケイン:勝負は時の運です。

アリス:その心は?

ケイン:頑張って闘って下さい。自分の幸せは自分で掴んで下さい。以上です。

アリス:あんた・・・どっちにしてもお仕置き決定ね・・・・

ケイン:ルナさんが負ければルナさんにお仕置きされ、ルナさんが勝てば某同盟のお仕置き・・・・
     旅にでますので、あとがきよろしく御願いします。

アリス:四竜騎士団の鉄壁の包囲網から逃げられればね。

ケイン:鬼・・・・

 

 

 

〈第三十話〉

 

ケイン:スランプ気味でした。無茶苦茶悩んで・・・・・結果がアレです。

ルナ:アキト君にお料理食べさせているのはいいのだけど・・・・たった一行ね。

ケイン:それは第二部のお楽しみということで。先にやっても、つまらないでしょ?

アリス:ルナ姉はまだ良いじゃんか。あたいなんか、台詞一行もないし。

ケイン:あまり長く書けなかったんですよ。勘弁して下さい・・・・

アリス:次出すときは、もっと喋らせなさいよ。

ケイン:了解。(いつ出すかはわからないけどね・・・・・)

ルナ:はいはい、そこまで。所で、ゼルガディスさんだけど・・・元に戻してよかったの?
    聞いた話だと、元に戻らせない方がいい・・・という意見もあったとか。

ケイン:確かにありました。あの洞窟崩落では、ゼルガディスではなく、ルナの方がいいのでは?との声つきで。

ルナ:それもいいわね。

ケイン:でも、命賭けてるのって、ルナさんだけですよ?アキト君の帰還率は百パーセント確実ですし。
     どうせ劇的にするのであれば、両者共に命を賭けてもらいたいものです。

アリス:あんたね・・・・お約束もすぎると、抹殺対象になるわよ・・・・

ケイン:ご忠告どうも。でも、ゼルガディスにした訳はちゃんとあるんです。

アリス:元の人間に戻したい。だったっけ?

ルナ:それと、アメリアさんと幸せになってもらいたい・・・・でしょう?

ケイン:仰るとおりです。あの二人には幸せになってほしいです。
    もちろん、アキトやルナさん、アリスにも幸せになってもらいたいですけどね。

    とにかく、これで第一部《混沌の魔導士編》は終わりです。お疲れさまでした。

 

 

 

〈第二部について・・・・〉

 

ケイン:とりあえず、一ヶ月か二ヶ月ほどかけて、物語のあらすじを考えたいです。
    大まかなところと、最後しか考えてないんです。

ルナ:予定としては、どれぐらいの長さにするの?

ケイン:あまり長くはしない予定です。第二部って、面白みが下がる場合が多いですから・・・・
    短期に集中して、キッパリと終わらせます。

アリス:あたいの出番とかは?それにエルも。レニスやガイウスはこの際どうでもいいんだけどね。

ケイン:四人ともちゃんとでますよ。最後の方に・・・

アリス:何でよ。もうちょっと早めに出しても・・・・

ケイン:四人とも、立場上女王の傍からそう簡単には離れられませんからね。

ルナ:大まかなストーリーはどうなっているの?

ケイン:アキトが旅にでます。つまり、ゼフィーリアを離れるんですね。

ルナ:なんで?

ケイン:自分がこの世界に来た理由が、おぼろげながらに解ったからです。
    それを解決するため、アキトは旅にでます。数人の仲間を連れて・・・

ルナ:もちろん。一人は私よね。

ケイン:ええ、第一候補です。

ルナ:そう。よかった・・・・で?他には?

アリス:あたい!あたいは!?

ケイン:さっき言ったじゃないですか。女王の傍から離れられないって。

アリス:そんなぁ・・・・・・

ケイン:とりあえず、他にも二人ほど考えていますが・・・その場の電波とノリ次第です。

 

 

 

〈『赤き力の世界にて・・・』の後について・・・・〉

 

ケイン:とりあえず、この世界の後は、悠久です。その後は・・・未定ですね。構想は色々とありますが。

ルナ:一体何処?

ケイン:いま考えているだけで、『スクラップド・プリンセス』(アキト×ラクウェル)と、
     『リアルバウト・ハイスクール』(ヒロイン未定。おそらくオリキャラかと・・・)の二つでしょうか・・・・
    ちょっと下がって、『ヴァンドレッド』(考え中・・・ディータじゃないことは確かですおそらくメイア?)かな?
    やってほしいという要望は、『セイバー』と『メイズ』、ゲームから『スターオーシャン・セカンドストーリー』です。

アリス:あんたとしてはどれがやりたいの?

ケイン:前二つのどちらかです。以前、とあるお方と相談したときは、『捨て・プリ』の方がいいと言われましたけど。
    私的に、書きやすいかもしれません。半分ほど、ああすれば、こうすれば・・・と、簡単に考えつきますし。
    あ、言い忘れてましたけど、全て本編再構成系ですから、あしからず・・・・

ルナ:どうしてまた・・・

ケイン:そちらの方が早いのと、ネタが思いつかないんです。
    小説版スレイヤーズって、終わり方が中途半端だったから書けたようなものですし・・・・

アリス:確かに・・・でも、ああいう終わり方って、あんたみたいに勝手に続編書くには最適よね。

ケイン:かもしれません。他の方々がどうなのか知らないから、なんとも言えませんけどね。

ルナ:とりあえず・・・今の段階で、次に書こうと思っているのは何?

ケイン:さっきも言ったとおり、『捨て・プリ』ですね。なんの障害もなければ、これで行きます。

アリス:それまでやる気が続けばいいけどね。

ケイン:それが一番の心配です・・・・

 

 

 

〈雑談・・・・〉

 

アリス:しかしまあ、なんだよね。よくここまで続けることできたよね。怠け者のあんたにさ。

ルナ:そうねぇ・・・長続きしない作者の割には、頑張ったかも・・・

ケイン:素直に褒めてはくれないんですね・・・でも、お二人の言う通りではありますけど・・・・
    突発的に一話を思い付き、ずるずると続いたんですよね・・・頑張ったものです。

アリス:最初からこの世界にアキトを入れること考えていたわけ?

ケイン:いいえ、まったく・・・最初はエヴァで考えていました。でも、すぐに止めましたけど・・

アリス:それはまたどうして・・・・

ケイン:エヴァをあまり知らないのに、知ったかぶりで書くのは、読者さんにあまりにも失礼なような気がしまして。

ルナ:潔いのだか、諦めやすいのだか・・・・

ケイン:でも、そのおかげでルナさん達はアキトに会えたのですから。

ルナ:そうね・・・そこだけは満点ね。

ケイン:書いている私自身、ルナさんとアキトのカップリングが、ここまでうけるとは思ってもいませんでしたし。

アリス:アキトの永住希望者が多いよね、ホント。反対者がいないんでしょ?

ケイン:ええ、まったく。代理人様も、どうやら永住賛同者みたいですから。たぶん・・・・

ルナ:ありがたいわね。そこまで祝福してくれると。期待にそえるように頑張らなくちゃ!

ケイン:(何を頑張るのだか・・・)まあ、程々に・・・・とりあえず、アキト君の身の回りの世話でもしていて下さい。

アリス:そういや、アキト、腕治ってないんだよね。

ケイン:ええ、まったく。根性で激痛さえ我慢すれば大丈夫ですけど。

アリス:そこまで悪いの?

ケイン:それはそうでしょう。普段なら痛みを我慢してでも無茶するアキト君が、まったく手を使わないんですから・・・

アリス:と、いうことは・・・・三十話で料理を食べていた時って・・・・・

ルナ:もちろん、私が食べさせたわよ。後でね。アキト君ってば恥ずかしがり屋さんだから。

アリス:ちぃぃーー!私もその時いれば!!

ケイン:残念でしたね。

アリス:そう仕向けた張本人が言うな!

ケイン:済みません。謝りますから喉元に短剣ダガー突き付けるのは止めて下さい。

アリス:アタイとしたことが・・・平常心平常心・・・殺さずいたぶれるように・・・

ケイン:うげ・・・・

ルナ:アリス、やめておきなさい。こんなのでも、続き書いてもらわなくちゃならないのだから。

アリス:わかった・・・今は・・我慢する。

ケイン(今だけ・・・ね。ははははは・・・・・何時か死ぬかもしれないな・・・・)

 

 

ルナ:あ、そろそろ夕食の準備手伝わなくちゃ。

アリス:え?もうそんな時間?ほんとだ。

ルナ:早く帰らなくちゃ。アキト君の食事のお手伝いもしなくちゃね。大変大変!

ケイン:大変といいつつも、至福に満ちた笑顔ですね・・・・

ルナ:あら、そう?気のせいよ、きっと。それじゃあ、私は忙しいのでこの辺で・・・・・・

アリス:アタイも一緒に行くよ。暇だしね。

ケイン:副騎士団長さん・・・愚痴言ってましたよ?仕事が速いのは良いが、せめて定時まで居てくれって・・・

アリス:良いの良いの。優秀な仲間がいっぱいいるもんね☆

ケイン:その無意味なまでに可愛い笑顔に、一体何人の人が騙されていくんでしょうね・・・・

アリス:女にとって、表情も武器の一つよ。アキトには通用しないけどね。泣き顔以外・・・

ケイン:でしょうね・・・・

ルナ:アリス、先に帰るわよ?

アリス:ごめん、じゃ、そういうことで・・・・

 

ケイン:はい、どうもありがとうございました・・・・・って、もう居ない。足速いね。
    アキト絡みだから、自然と速いのも仕方がないけど・・・

 

    何はともあれ、長い話に付き合っていただき、誠にありがとうございます。
    ここまで続いて書けたのは、ひとえに感想をくれる皆さまのおかげです。
    一ヶ月か、二ヶ月か・・・・少々間を空けてしまいますが、それでもなおよろしければ、
    引き続き、『赤き力の世界にて・・・』を、読んでいただきたく思います。

 

    最後に・・・・K・Oさん、Dさん、m−yositoさん、yosinobuさん、TAGUROさん、watanukiさん、
           tjさん、USOさん、YUーJIさん、アッシュさん、ザインさん、カインさん、
           ぺどろさん、ホワイトさん、下屋敷さん、森乃音さん、周さん、チクさん、
           零さん、ナイツさん、Sakanaさん。

           感想、ありがとうございます!!

 

    それでは、またあえるときまで・・・・・・・さようなら・・・・・

 

 

たぶん、来週あたりに悠久の後書きで会えるでしょうけど・・・・・・