NADESICO
-COOL-






「おい、テンカワ、さっきの無様な戦闘は一体どういうことだ?」

 帰艦後、月臣が苛立ちを込めてアルストロメリアから降りてきたアキトに問いただしたものの、アキトは何も答えなかった。鬼気迫る雰囲気を身に帯びたままブリッジへ向かうアキトに多少気圧された月臣は黙ってその後を追った。その途中、アキトがぽつりと口を開いた。

「月臣、あの遺跡、見たな?」
「ああ、見たが?」
「そうか」

 それだけのやり取りでアキトは再び口を閉じた。月臣は首を傾げざるを得ない。やがてアキトはブリッジのドアを開く直前に再び口を開いた。

「俺は奴らを絶対に許さない!」











「閣下、先ほどアマテラスが爆散いたしました。遺跡の回収及び決起に賛同しなかった統合軍艦隊の殲滅には成功したもののナデシコBと謎の戦艦は取り逃した模様です」
「うむ」
「なお、ホスセリ、シラヒメなど他のターミナルコロニー占拠は順調に進行しております」
「判った。ご苦労、下がってよい」
「はっ」

 クサカベは部下を下げた後、来し方を思った。思えば先の戦争はやはりナデシコに悩まされた。最初にナデシコが火星にやってきたときに落とせなかったのが返す返すも惜しまれる。火星から逃げられたおかげで地球上の味方戦力がばたばたと薙ぎ倒され、補給線が伸びすぎて苦労していた味方は大苦戦。結局優人部隊を投入するも傾いた戦局を覆すには至らなかった。そしてついには優人部隊が裏切って反乱を起こし休戦に追い込まれたのである。クサカベ自身は股肱の部下を連れて地下に潜る羽目になった。しかしその艱難辛苦も報われ、今日この時が来たのであった。
 クサカベは理想に燃える男だった。長年虐げられた木星の民を導くのは自分以外にありえないと信じ、その実現目指して粉骨砕身努力を重ねてきた。木星の民が幸せになるには腐りきった地球の民を排除し、自分が導かねばならないのだ。地道に味方を増やし、汚らわしい地球の企業と手を組みさえした。完全に遺跡を支配する前に義挙を起こさざるを得なかったのは悔やまれるが、誤差の範囲内だ。忌々しいネルガルとその手先であるナデシコさえ排除すればあとは如何様にもなるだろう。

「閣下、ヤマサキ博士がご報告に参りました」
「よし、通せ」

 きっとヤマサキはいい知らせを持ってきたのだろう、そう期待した。











 地球連合上層部は大混乱に陥っていた。彼らが今まで強力に後押ししてきた統合平和維持軍から大量の離反者を出したのだから当然である。醜い責任のなすり合いが起きたが、それとは関係なく一部では一応まともな対策が話し合われていた。

「彼らに大量の地上戦力がないことは不幸中の幸いでしたな」
「そうだな。でなければ今ごろこんなに悠長に会議など開けないからな」

 ムネタケとコウイチロウはノンビリと水羊羹をお茶請けに煎茶をすすっていた。

「アキヤマ君、クサカベ中将とはどのような人物なんだね?」
「そうですなぁ、理想に燃える男、ただし彼の理想が万民の理想だと勘違いしている男、というところでしょうか」

 問い掛けられた地球連合宇宙軍第一艦隊司令長官のアキヤマゲンパチロウ少将が、いささか答えにくそうに答えた。彼も木連出身であり、身内であるクサカベ主導の今回の反乱によって現在非常に肩身が狭い思いをしていた。

「ふむ、乱世の梟雄で終わるか英雄となるかはこれから次第ということか」
「で、どうなんだね、戦況のほうは」
「圧倒的に地球連合が有利ですな、数の上では」

 ムネタケの答えに皆は頷いた。さもありなん、どんなに正義正義と喧伝したところで反乱に伴うマイナスイメージは大きい。そして現在の身の回りの状況全てを投げ捨てて反乱軍に身を投じるには多大な決断力を要する。いくら普段現況に不満をぶちまけている人物でも誘われたからといってホイホイと反乱に荷担するものは少なかろう。だがしかし、である。

「それでもあのクサカベが自信を持って乱を起こしたということは何か隠し玉があるんでしょうな、よっぽどのモノが」
「ああ」

 当然勝ち目が無いのに反乱を起こすほど彼らが追い詰められていたわけでもあるまい。そこまで地球連合は真面目に木連強硬派の弾圧を行ってはいなかった。自分たちの過去の悪行を暴露されたダメージが大きくその修復に手間取っていた事、そして事を荒げてまた戦争がはじまっては堪らないからであった。

「ネルガルが言っていたのはこの事だったんですなあ」
「ああ、そうだな」
「少しは嫌がらせになったんですかね、Bの寄航は」
「だといいな」

 彼らとしてもナデシコBが丁度決起の現場に居合わせた事が偶然とは全く考えていない。彼らの行動によって敵のスケジュールに齟齬が起きていたらいいなあ、という位に考えていた。そんな時、司令直通の秘話ラインに一本の通信が入った。表示された相手はネルガル会長だった。











(アキト、どうしたの?)
(ああ、ラピスか。いや、なんでもない、なんでもないんだよ)

 ラピスにまで心配そうな思考を投げ掛けられた事でアキトは自分がよっぽど深刻そうな顔をしているのだろうと認識した。帰艦後、ブリッジに入ってからは一言も口を利いていない。月臣からの戦闘に関する当然の文句なども聞き流した。彼は自分の中で荒れ狂う感情を整理するのに手一杯だったのだ。だが、ラピスに心の声をかけられるという切欠で吹っ切れた。自分一人で抱え込んだところでまた煮詰まるだけだ。それに彼女は家族の一員だ、つらいことがあってもお互い助けあうべきであり、秘密は共有すべきだった。

「イネスさん」
「なにかしら、アキト君」

 ようやく口を開いたアキトに安心したようにイネスとエリナがほっと一息ついたのも束の間、アキトが深刻そうに報告した。

「さっきの遺跡の映像だけど、融合していた女性に見覚えは無い?」
「え?」

 言われてみれば、とイネスは思った。どこかしら彼女の記憶をくすぐるものがあった、気がした。

「誰なの、アキト君。知り合い?」

 焦れたエリナの問いかけにアキトは短く答えた。

「名前は知らない。だけどあれは確かにあの人だ」
「あの人って?」
「アイちゃんのお母さんだ」
「?!」

 イネスが目を見開いて驚愕した。エリナも息を呑み、月臣は怪訝そうな顔をした。彼はイネスの過去を知らない。アキトは彼への説明を後回しにした。

「イネスさん、いや、アイちゃん、今は敢えてこう呼ばせてもらうよ。ショックなのは判るけど聞いて欲しい。アイちゃんのお母さんは必ず助ける。絶対に俺が助けてみせる。だから教えて欲しい、あの状況で彼女は生きているのか? 生きているとして助ける事は可能なのか?」
「お兄ちゃん・・・・・・」

 イネスは涙ぐんで言葉を詰まらせた。だが懸命に呼吸を整え思考を急速回転させる。

「あいつらは多分お母さんを遺跡に融合させることで翻訳機として使用していると思われるわ。つまり脳が働いていないといけないわけで恐らく生きているわね。切り離しも不可能じゃないと思う」
「エリナ、会長に連絡してくれ。俺はなんとしてでも、何をやってでも遺跡を取り返すってな」











「ええ、そういうわけでちょっとした同窓会を開こうというわけです」
「つまり、宇宙軍の名前を借りて作戦を行うけれど、人員は信用できないからネルガルで用意する、というわけですね?」
「いやはや、相変わらず手厳しいですな、艦長」
「あら、お上手ですね、プロスさん」
「ははははは」

 何故か児童公園で私服姿のユリカ、ルリ、プロス、ついでに護衛のサブロウタが密談をしていた。

「今回使う艦はウチが独自に開発したものでして、宇宙軍の予算は一切下りておりません。初代と同じくネルガルが所有する船なんですよ。我社としましてはナデシコBでは力不足という事を以前より認識しておりまして最新技術を盛り込んで開発いたしました。ただ、前回同様ネルガルが戦争を終わらせたのではまた色々と外聞が悪いものですから、宇宙軍にも一枚噛んでいただくわけです。それによって艦長やルリさんのお力も貸していただけるわけで願ったり叶ったりですな」
「それじゃあ、これから皆で手分けして元のクルー達をお誘いしに行きましょう!」

 プロスの長広舌を聞いていたのかいないのか、ユリカは元気良く立ち上がるとそう宣言した。プロスは三年前と変わらず人の話を聞かないユリカの態度に額に冷や汗を浮かべた。

 数日後、彼らは日々平穏でそれぞれの戦果を集計していた。かなりの人々が任務に志願してくれたが、メインクルーで欠席が目立った。ネルガル組―アカツキ、エリナ、プロス、ゴート―やウリバタケ、ホウメイ、メグミ、ホウメイガールズ、故人のイネスに行方不明のアキトなどである。また、ジュンも自分の艦を宇宙軍で預かっており当然参加できなかった。

「ま、しょうがないですね、皆さんご自分の生活がおありですから」

 ルリがどこか醒めた口調で総括した。











 初夏、良い天気だった。セミがうるさく鳴き、太陽が照り輝いている。そんな中、ユリカとルリはこのご時世にもかかわらず護衛も連れずにこの墓地へとやってきた。イネスの三回忌のお参りである。

「今ごろハーリー君、月にジャンプしてる頃ですね」
「そーだね」

 言葉少なに会話する二人はやがてイネスの墓石の前に到達、軽く掃除をし花を供えて頭をたれる。じゃりっ。彼女たちの右で玉砂利を踏む音が聞こえた。誰がお参りに来たのかと思って頭を上げて確認する彼女たちが見たのは長外套に網笠を被った異様な男たち。

「ミスマルユリカ、ホシノルリだな。貴様らの命は貰った」

 先頭に立つ細身で左眼が赤く輝く義眼の男が枯れた声で淡々と言った。

「あなたたち、何者ですか?」
「我が名は北辰、外道に堕ちたる火星の後継者の影だ、遺伝子細工の妖精よ」

 それを聞いてルリが眉をしかめた。

「あなた達が火星の人たちを誘拐した実行犯ですね?」
「そうだ。お前、ミスマルユリカもまた同じ道を辿る」

 表情を硬くしたユリカの問いに北辰は短く答えるとニヤリと笑った。そこにざっと音を立ててユリカ達の背後に一人の黒尽くめの男が現れた。黒いマントを体に巻きつけ、僅かに覗く足元は黒いボディスーツ、顔面には各種センサー内蔵で戦術情報を投影するバイザーをかけたアキトだった。

「悪いが諦めてもらおう」

 そう言うと同時にマントの下から出した両手には大口径リボルバー拳銃が握られていた。威力を求めて、弾数が減ったとしてもジャムを起こさない信頼性のあるリボルバーを選択したのである。ユリカとルリが彼の出現に驚き唖然としている間にアキトは拳銃を速射した。とてつもない発射音とともに吐き出される弾丸は全て北辰の体の寸前で跳ね返された。

「ちっ、ディストーションフィールドか」

 そう吐き捨てながらアキトはリボルバーの弾倉をスイングアウト、空き薬莢をばらばらと落とすとファストローダーで再装填する。それを見上げながら一時的に発砲音で遠くなった耳に顔を顰めつつルリが呟いた。

「テンカワさん、ですか?」
「え、アキト?!」

 その呟きに反応して騒ぎ出すユリカの後頭部をアキトがはたき、同時に脚を刈って地面に倒す。ユリカは無様に顔面から着地して「ぶぎゃっ」という悲鳴のようなものを出した。

「馬鹿が、伏せていろ」

 アキトの冷たい台詞にルリも慌てて地面に伏せた。それをニヤニヤと笑いながら見ていた北辰は部下たちに声をかけた。

「ミスマルユリカを確保しろ。腕の一本や二本は落として構わん」
「小娘と男は?」
「殺せ」

 彼ら火星の後継者は既にラピスというマシンチャイルドを入手していて遺跡の解析に活用した。そして翻訳には使えないと判った時点で処分しようとしたのだが、ついでに敵戦力を削ぐために囮としたのだった。つまり今ここでルリを捕まえる意味は無い。それどころかここで殺す事で敵主戦力たるナデシコを半身不随にすることが可能となるのだ。そして全員声を揃える。

「全ては我らが大義のために!」

 そして彼らがアキト達に突進をかけようとしたちょうどそのタイミングで、彼らの背後で哄笑が響き渡った。何事かと一斉に背後を振り返る北辰達。彼らの目に入ったのは長い黒髪と優人部隊の制服である白い学ランを風に靡かせた月臣の姿だった。

「貴様らの大義、笑止なり! 再生のための破壊、大いに結構。だが草壁に徳無し!」
「何を言うか、木連を売った負け犬が!」
「そう、俺は友を売り、国を売り、全てを失い今はネルガルの犬」

 怒声を発した北辰の部下の一人に答えて月臣がそう言うのと同時に辺りからわらわらと黒服の男たちが現れた。それぞれ手には日本刀や銃器類を持っている。そしてイネスの墓石に見せかけた張りぼてを突き破って野戦服姿のゴートが現れた。新生ネルガルシークレットサービスの登場だった。彼らとて無為に時間を消費していたわけではない。ユリカとルリが狙われるであろう事を予測してここで罠を張っていたのだった。

「ふん。烈風!」
「おう!」

 北辰の掛け声と同時に烈風が刀を腰溜めに構えて月臣に突っ込んだ。月臣は交差の間際、体を半身にずらして烈風の刀を避けながら交差法で烈風の顔面に強烈な掌打を放った。カウンターで見事に決まったその掌打を更に握り締めて、烈風の顔面を軋ませつつ無理やり上方に捻り上げて頚骨を折る。そして第二陣として突っ込んでくる二人目掛けて烈風の死体を投げつけた。7,80Kgはある結構なスピードで飛んでくる物体を受け止めて二人は後ろに吹き飛んだ。
 一方、北辰は掛け声と同時に自分もアキト達に駆け寄り、切りかかる。残る三人がゴートらNSSのメンバーとそれぞれ争っていた。その後ろでユリカとルリは初めて見る激しい白兵戦に腰を抜かしていた。アキトは拳銃を撃つヒマもなく、北辰の一瞬の煌きのような素早い剣閃を躱しながら、隙を見て蹴りや正拳、掌打を放つ。

「ふはははは、貴様、なかなかやる。名前は?」
「テンカワ・アキトだ!」

 心底楽しそうに口元を歪める北辰に尋ねられたアキトは歯を食いしばりながら答えた。かけていたバイザーが飛ばされて見えているその瞳は暗い炎に満たされている。

「ふ、イイ目をしておる。負け犬の目をな!」
「この野郎、貴様ら全員殺してやる!!」

 北辰は片方だけ残った右目を光らせて邪悪に笑うと叫んだ。

「そんなにあの女どもが大事か!」
「なんだと?」
「己の無力を嘆くがよい!!」

 そう言って北辰は小太刀を飛ばした。ユリカとルリを守って立っていたNSSメンバーの胸に小太刀が突き立つ。そして北辰が切りかかった先は四つんばいになって逃げつつあるルリだった。アキトは咄嗟に追いすがり彼女を蹴り飛ばそうとするも、ルリの方にある左足にはちょうど体重がかかっていてすぐには蹴りが出せない。このままでは間に合わない・・・・・・!

「くそっ!」

 アキトは咄嗟に左腕を北辰の刀の振り下ろされる軌道上に差し出した。刀は防刃繊維で編んだマントをあっさりと切り裂き、同じ繊維製のボディスーツを切り裂き、皮膚、脂肪、筋肉、骨を断ち、ついにはアキトの左腕を肩口から切り落とした。そうやって時間を稼いだアキトはその間にルリを蹴り飛ばした。そして刀を振り下ろした態勢の北辰の腹に胴回し蹴りをぶちこむ。北辰は蹴りの威力に逆らわずに自ら後ろに飛んだ。飛んでいる間の北辰に向けてリボルバーをクイックドロー、弾倉丸ごとぶち込むがやはりディストーションフィールドに阻まれる。一発は跳弾してアキトの右目に突き刺ささり血飛沫が散る。そしてアキトは跪いた。

「がぁぁああぁ・・・・・・!」

 攻防の間は脳内麻薬で忘れることが出来た痛みが襲い掛かる。アキトは足元にびしゃびしゃと血を零した。たちまち小さな池ができあがる。アキトに蹴り飛ばされて痛みに顔を顰めていたルリはそれを見て蒼白な顔色になった。
 二人を相手にあしらう月臣、そしてゴートたちに阻まれていた北辰の部下たちは一斉に北辰の回りに飛び下がった。北辰は哄笑を上げる。

「ふはははは、楽しかったぞ、テンカワアキト。また会おう」
「逃がすと思うのか、北辰」

 気合十分で日本刀を構える月臣に北辰はニヤリと笑いかけると呟いた。

「跳躍!」

 そして光とともに彼らの姿は一瞬で消えた。

「くそっ、逃がした、か・・・・・・」

 地面に跪き肩と目の痛みに耐えつつ、アキトはそう悪態をついた。すぐに月臣が駆け寄ってくる。

「おい、テンカワ、しっかりしろ!」
「医療班、医療班!」

 ゴートも無線で医療班を呼びつける。その間に月臣はアキトの断ち切られた左腕の傷口を縛り上げ、目にガーゼを当てる。アキトは激しい苦痛に叫び声を上げ続けた。そんな彼らの背後に震えながら近づいたのは蒼白なルリ。

「テ、テンカワさん」

 その小さな声を聞いてアキトは血まみれの顔を僅かに動かして残った左眼で彼女の姿を確認した。

「よかった、怪我は無い、みたい、だね」
「は、はい。テンカワさんのおかげで」
「ユリカ、は?」
「はい、ええっと」

 ルリは振り返った。

「無事です。血を見て気絶したみたいですけど」

 それを聞いてアキトは笑おうとして激痛に顔を歪めた。諦めて月臣に声をかける。

「おい、月臣、俺、帰るぞ」
「帰るって、おい、そんな体で何を言っている?!」
「無理だ、テンカワ」
「北辰がジャンプした、やつら、遺跡を支配、したんだ。大攻勢が、近い」
「判ったからもう喋るな!」
「時間が無い、月に、跳ぶぞ」

 そう言ってアキトはなんとか首に下げたCCを掴んだ。出血多量で霞む意識を傷口からの激痛で保ち、なんとかイメージを作り上げると光となって消えた。ゴートと月臣はそれを見て首を振り振り「無茶な奴だ」と呟くと、ようやく到着した医療班にユリカの診察を命じ、他の部下たちに命令を下す。そしてルリは呆然としながら切り落とされたアキトの左腕を眺めていた。







 どうも、Keisです。今回はアキト決意編。遺跡に融合するのなんて誰でもいいんじゃねえの? という疑問からこうなりました。名も無い人じゃインパクト足りないしオリキャラ出したくないしであの人の出番となりました。彼女の死が本編で確定されたわけではないですし。でもやっぱり名無し(笑) Aパートは場面転換が多すぎてちょっとブツ切れになっちゃいましたね。Bパートは、まあ、この手の話では主人公は怪我してなんぼですから。

 設定補完:何故アイの母親が生きているのか
 あんまりこーゆーこと(本編以外での解説)はやりたくなかったんですが、本編内で語る機会がないので。木連の人たちのご先祖は月を追われた独立運動家達で、火星に逃れたものの核攻撃を受けて木星近傍まで流れ着いたわけです。さて、そうすると生殖限界は割っていないにしてもかなり数は少なそうです。 しかも放射能汚染で相当遺伝子が痛んでそうです。遺伝子細工云々と差別的発言も多いので遺伝子治療もあまり行われてなさそうです。つまり百年もたっていきなり地球に和平を申し入れたのは、悪い血が濃くなってきて障害を持って生まれる新生児の出生率が上がってきたから。しかし地球側に拒まれたので火星に侵攻、制圧したあと住民を木連に強制移住させ女性には健康な木連男児の子を産ませることで新しい血を入れた、と。火星の男は優人部隊創設のためジャンプ実験で使い潰されました。後に、火星の後継者に火星出身者は攫われて実験されてました。
 という設定を今考えましたがどんなもんでしょう?(笑

 (前回の後書きの続き)基本的にこの話はアキトが何かやり遂げる度に大きな流れによってその行動がくじかれる、ある意味戦闘で勝って戦争に負ける状態の連続になってます。アキト最強にすると物語として平坦になってイマイチ面白みに欠けると思うので。そのためにこのストーリーではアキトが最強になるほど(つまり何もかも捨て去って強さを求めるような)強い理由付けの原因となる出来事(劇場版における攫われて人体実験されて妻も攫われる、というような)が無いわけです。(続きは次回の後書きで)

ご意見等




代理人の感想>

遂に劇場版時間軸へ突入・・・・でも未だブラックサレナは登場せず。

その代わりと言ってはなんですが、今回はアルストロメリアコンビVS夜天光&六連。

ちょっと驚いたのはアルストロメリア自体が六連にはっきりと劣ってるっぽい事ですね。

エステカスタムでも互角以上に戦えたのに、上位機種のアルストロメリアが性能でそんなに劣ってるんでしょうか?

まぁ、史実より登場が早いからスペックは実は史実のアルストロメリアより下だとか、

エステカスタムで互角に戦えたのは連中がブラックサレナとの戦いでミサイルを使い果たしていたからだとか、

理由はいくつか考えつきますが。



後は大体劇場版の流れに沿って進んでますね。

違うのは(今後の展開を変えそうなのは)アキトが片目片腕を失った事と、翻訳機がユリカじゃないので

(作者ご自身がおっしゃってますが)アキトに強烈な「動機」がなく闇の王子様化しないことくらい。

しかしまぁ、某○よ師匠ばりにシビアでえぐい設定をよくも考えついたものですねぇ(爆)。