「逃げるなら、、、今ですね!」

「ああ、そうだね!」

「うむ!」

ここは某同盟の監禁室

それも、、、愚か者達どもの墓場であった

「「「にっげろ〜〜〜!」」」

監視の目が緩んだ一瞬の隙をついて逃げ出したハーリー、アカツキ、ゴート

「やめた、、、ほうが、、、いいぜ、、、」

そう、つぶやくウリバタケ

なぜ、、、逃げないんだ?

「あの子に頼まれた物、、、作ったんだがよ、、、それの犠牲になりたくねえんだ、、、」

あの子って、、、やっぱり、、、彼女の事?

「ああ、、、そうさ」

 

 

 

カードキャプター らぴす

 

 

 

「さて、、、ウリバタケさん。彼らの居所を教えていただけますか?」

にっこり微笑みながら言う、ルリ。

だが、、、目は笑っていなかった

「俺はマジでしらねえ!!」

「パラメーターには、おかしな所は無いわ、、、彼の言う事は本当のようね」

泣き叫ぶウリバタケに取り付けられた、センサーからのデータを見ていたイネスは

そうつぶやくと、モニターから目を上げ、同盟の者達に振り向いた。

「オモイカネ、彼らの居場所は探せますか?」

『探せるけど、、、必死になって逃げ回っているよ、彼ら』

「それなら、追い詰て捕らえるまでです!!」

エキサイトするルリ。だが、、、

「だったら、私におっまかせ〜〜!!」

嬉しそうに言い出すラピス。

 

「ガイ〜〜〜!!」

 

パチン!

 

 

指を鳴らし、呼び出すラピス。

「はい、師匠!」

どこからか突然現れ、ラピスの前に膝つくガイ。

、、、お前は、シャ○ニング○ンダムか、、、

 

 

「どこから現れたの、、、ヤマダさん?」

「さ、さあ、、、」

「不思議ね、、、姉さん、、、」

「そうね、、、」

「「「「「ほんと、不思議」」」」」

「まったく、彼ってヘンな所は優秀なのね」

「本当、、、」

「まったく、、戦闘にいかしやがれ!」

 

 

「ガイ、『あれ』の用意できてる?」

「はい、衣装ならここに!」

「がい、モッテキタヨ」

扉を開け、クローゼットを引っ張って現れるオモイカネ。

その中には、、、

「うわ〜、いっぱい作ってくれたんだ!」

「そりゃ、師匠の為ですから!」

かわいい服が大量に入っていた。

「ん〜と、とりあえず、、、これ!じゃあ、着替えてくるね〜!」

その中から一着を選ぶと、隣の部屋で着替え始めるラピス。

その間にガイはビデオカメラの準備をしていた。

 

 

「今度は、、、何なんです?」

 

 

「おっまたせ〜!」

ピンクを基調とした、胸元には赤いリボン、背中には天使のような翼のついた、

中にはレースが一杯で、裾が膨らんだワンピース調の服。頭には大きめの、つばの無いピンクの帽子。

足元は、つま先の膨らんだ赤い靴。

そう、、、

 

 

「やっぱり、、、あれだったか、、、」

「、、、知っているんですか、ウリバタケさん?」

「ああ、『カードキャプターさくら』って言うんだ、、、あれ、、、」

「また、、、ですか、、、」

あきれるルリ。

アキト、、、少しは彼女の教育きちんとしろよ、、、

 

 

「師匠、似合ってますよ!!」

カメラをラピスに向けながら言うガイ

「えへへへ、そう?」

「バッチシですよ!」

テレながらも、ポーズをとったりするラピス。

そしてそれを撮影するガイ。

『ラピ姉、早くやらないと、、、』

「そうだった!それじゃあ、いっくよ〜〜!」

ブロスの言葉に目的を思い出し、部屋の中央に立つラピス。

懐から鍵の様な物を取り出し、手の平に載せ前面に突き出す。

 

「闇の力を秘めし『鍵』よ!」

足元に浮き上がる光り輝く魔法陣(透過型ウインドウを使用)

 

 

「オモイカネ、、、あなたは、、、」

頭を抱えるルリ

 

 

「真の姿を 我が前に示せ!」

手の上で輝きながら浮かび上がる、鍵

 

 

「どうなっているの、あれ?」

不思議がるユリカ

 

 

「契約のもと ラピスが命じる!」

そのまま手の上で、動き出す

 

 

 

「『レリーズ(封印解除)!』」

1mほどの杖に突如、変化する!

そしてそれを受け取り、回転させるラピス

 

 

 

「どう、、、なっているのですか、、、あれは?」

「ありゃ、ラピスちゃんが持ってきた、金属組成データで作ったんだがよ、、、なんでも、『レアメタル素材』とか言ってたな、、、」

「なるほど、、、形状変化合金ね、、、」

「ああ、それに、金属粒子大のIFSコントローラーに重力制御装置が組み込まれているんだ、、、」

「な!まだ私だって開発できていないのよ、そんなの!!」

恐ろしきはオタク科学、、、

AKF−0や、NP−1や、AN−21の技術を現実化するとは、、、

それに、、、金属粒子大のって、、、サイ○フレー○の技術かい?

超科学力で、不可能を可能にするR&D研究所、、、すさまじい、、、

 

 

 

「よ〜し、行くわよケロちゃん!」

そう呼ぶが、、、

「、、、、、、」

答えようとしない、、、

「ちょっと、ケロちゃん!」

『ほら呼んでいるよ、ケロちゃん!』

「うっさい!」

「あ、やっときた」

姿をあらわしたのは、体長30cm位の小さな翼の生えた、黄色い物体、、、

「ディア、、、あなた、、、」

そう、ディアだった!

「なんでワイがこんな事せなあかんのや〜〜〜!」

「だって、きちんと姿持っているのディアだけじゃん!」

無情なラピスの一言。

「あうう〜〜、なら、なんでエセ関西弁がデフォルトになっとるんや!それにこの姿もや!!」

「やるからには凝らなくちゃ!」

かわいそうにディア、、、小ケロとは、、、

「ううう、、、良いんだ良いんだ、、、あたしなんて、、、」

「ほら、行くよ!」

「、、、分かった、、、」

涙を流しながらラピスについていくディアと、カメラでラピスを撮影しているガイ。

はてさて、どうなる事やら、、、

 

 

 

 

「さて、ここまで逃げてくれば大丈夫だろう、、、」

エンジンルームの隅で、床に座りながらつぶやくロンゲ

だが、、、甘かった

「いた!」

「げっ!」

ラピスに見つかり、大声をあげるロンゲ

「あれは、『ウッド』のカードや、、、」

やる気なさそうに言う、小ケロ、、、もといディア

そして、ラピスを撮り続けるガイ。

「や、、やばい、、、逃げ場が無い!」

唯一の出口からラピスが入ってきたため、出られなくなる『ウッド』

、、、ご愁傷様、、、

そのまま杖を振り上げ近づくラピス。

「あの、、、ラピスちゃん、、、、その杖で、、何するのかな?」

「大丈夫!すぐ終わるから!!」

にっこり笑いながら、そう言うと上段に構え

 

 

 

「汝のあるべき姿に戻れ!」

『ウッド』の前に展開する、光り輝く魔法陣

 

 

 

「『クロウカード!』」

そこの中心めがけて振り下ろすラピス

 

 

「うぎゃ!」

広い額に見事にヒットし、そのまま気を失う『ウッド』

 

 

 

「ここからが、、、恐ろしいんだ、、、」

「何がです、、、」

 

 

 

「はい師匠、これで契約して下さい」

「ありがとう、ガイ」

そう、手渡すのはマジック、、、なんだけど、普通のじゃないだろ、それ

「うん、これ『封印用マジック』って言ってね、これで、、おでこにねこうやって、、、カキ、、カキ、、」

『ウッド』のデコに大きく『ラピス』と自分の名前を書き始める。

「で、こうすると、名前の人の言う事を聞くようになるんだよ!」

そ、、、それって、、、

 

 

 

「そう、脳波コントロールの端末なんだ、、、あれ、、、」

「ちょっと待ってください!どう見たってただのマジックじゃないですか!」

「あのインクの中に、中枢神経をコントロールするナノマシンが入っていてよ、、、

名前を書いた人からの、IFSからの信号を受けると、書かれたやつの体を動かすんだよ、、、」

「な、、、なんなんですか、、、それは、、、」

「まあ、一日位で効果は消えるらしいがな、、、設計では、、、」

お、、、恐ろしい、、、道具だ、、、

 

 

 

それから数十分後、、、

「いたっ!」

「今度は、『シールド』やな、、、」

「むっ、まずい!!」

発見され、あわてて逃げ出す『シールド』

「逃がさない!」

だが、彼女が許すはずも無く、、、

 

「彼の者の動きを止めよ、『ウッド』!」

 

 

「ちょっと待ってくれ〜〜〜!ラピスちゃ〜〜〜〜ん!!」

「なに!裏切るのか!!」

『シールド』目掛けて、突き進む『ウッド』

そのまま、『シールド』の鳩尾に頭突きを入れる、、、

 

 

「「ぐはっ!!!」」

 

 

悲鳴をあげて気絶する二人、、、

痛そうだな、、、

 

 

 

 

 

 

『シールド』が気絶している間に封印し、最後の『クロウカード』を探しているラピス一行。

「ねえ、ケロちゃん。最後のカードはどこ?」

「、、、この先や、、、(なんであたしだけ、こんな目に合うの〜〜〜!)」

泣き言を言うディアを無視して、ラピスが通路を曲がった時、、、

「先手必勝〜〜〜!!!」

突如ラピス目掛けて、ものすごい勢いで突っ込んでくる影が!!

「危ない師匠!!」

「きゃあああああ!」

ギリギリの所で、ラピスを後ろから引き寄せ、どうにか助けるガイ。

「大丈夫ですか、師匠?」

「ありがとう、ガイ」

でも撮影は続けていた。

、、、えらいなお前、、、あらゆる意味で、、、

 

「ケロちゃん、今のは!!」

「ありゃ、、『ダッシュ』のカードや、、、(ハリ兄、、、無謀な事を、、、)」

「やっぱり、、、くっくっくっ!いい度胸してるじゃん!!」

あやしい笑みを浮かべるラピス

そして彼女の見つめる先には、、、

「くっ!あれを避けるなんて!!こうなったら最後の手段だ!!!」

すでに戦闘準備を終えている、『ダッシュ』のカードが、、、

『窮鼠、猫をもかむ』ということか、、、

「そうさ!もう僕には後が無いんだ!!」

でも、、、お前そんな無謀な事はしない方が良いんじゃ、、、

「いくぞ!!」

 

「輝○ストラ○カー!」

前傾姿勢をとり、手には掃除用のモップを握ぎりしめ

 

 

 

「ファイ○ル・アタック!!」

最大加速に入る『ダッシュ』

本気だな、、、お前、、、

でも、その技は君には不釣合いな気が、、、

 

 

 

「甘いわよ!『ダッシュ』!!」

 

「我を守る盾となれ、『シールド』!!」

「うおお!!か!体が!!!」

ラピスの正面に立つ『シールド』

そして『シールド』とラピスの間に、半分だけ展開する緊急隔壁

 

 

「まっ、待て!ハリ君!!」

「ぬおおおおお!!!」

 

 

 

ドシン!

 

 

 

「ぐあああああ!」

『シールド』を吹き飛ばし、、、

 

 

 

 

 

ガツッ!

 

 

 

 

 

ベチン!

 

 

 

 

隔壁にぶつかりながら、ラピスに向かって一直線に飛んでくるがガイとっさの判断により進路上から避難した、

ラピスの目の前を飛び越し、その先で倒れる、『ダッシュ』

結局、、、自滅かい、君は、、、

やはり不釣合いな技は、使うものではないな、、、

 

 

 

 

「、、、すさまじいわね、、、『ダッシュ』の破壊力、、、『シールド』を吹き飛ばすなんて、、、」

「師匠、、、この隔壁、、、思いっきりゆがんでますよ、、、」

「それだけやないで、モップが隔壁、、、貫いてるで、、、」

「いやはや、、、すさまじいね〜、彼も」

彼の攻撃から間一髪逃れた一同

さすがに、彼の破壊力にあきれ返っている、、、

しかし、モップで隔壁を貫くとはね、、、

 

 

 

「くっ、、、まさかヤマダさんがラピスを助けるなんて、、、」

 

 

 

「ガイ、さっきはありがとうね!お礼に本物を見せてあげな!!」

「分かりました!!」

カメラをラピスに渡し、懐から四角い何かを取り出すガイ

 

 

「輝刃ド○イブ!インストール!!」

 

「ウオオオオオ!!!」

ガイの叫びに反応して、どこからか現れるオモイカネ(オーガノイドVer)そして、変形し

先端にドリルの付いた2mほどの武器になり、ガイの両手に収まる

それって、、、

 

「いっけ〜〜〜!本当の力を見せるのよ!!」

「はい、師匠!!」

回転を始めるドリル!

そして、金色に輝きだす、ガイとオモイカネ!!

 

 

 

「そ、、、そんなものいつの間に!悪かったよラピス!!だから助けて!!!」

命乞いをする『ダッシュ』だが、、、

「ふん!もう遅いよ!!」

無情な返答が帰ってくるだけだった

 

 

“む〜ね〜の おくで ふる〜〜えて〜る〜”

どこからか流れる歌

 

「○刃スト○イカー!」

 

ドリルを構え、『ダッシュ』へと狙いを定めるガイ

 

 

“きょ〜ふが めざ〜める”

え、、、『恐怖』って、、、『思い』じゃあ、、、無いのか?

まあ、、、この場合、『恐怖』の方が適しているか、、、

 

「ファ○ナル・アターーーーック!!」

 

そのまま超高速で突進する!

(推進力はオーガノイドのスラスター)

 

 

“そ〜の瞬間 まっ〜〜てる〜〜”

 

「ぐっわわわわわ〜〜〜〜〜!」

直撃を喰らい、悲鳴を上げて吹き飛ぶ『ダッシュ』

これで彼の心には、彼女たちに対する『恐怖』が目覚めただろう、、、

 

 

 

「よ〜〜し!『封印』するよ!」

気絶した『ダッシュ』に向かって、杖を振り上げるラピス

 

「汝のあるべき姿に戻れ!」

『ダッシュ』の頭の上に展開する魔法陣

 

 

「『クロウカード』!」

 

 

 

ゴキュ!

 

変な音を立ててめり込む杖。

 

 

 

「だ、大丈夫かね、、彼、、、」

「大丈夫だよ、ハリ兄だし、、、」

ひどいこというな、ケロちゃん、、、

 

 

「『ラピス』、、、と、これで良し!!さあ、帰るわよ!!!」

「はい師匠!」

「ウン、モドロウ!」

いつの間にか、カメラを構えて撮影しているガイと、オーガノイドの姿に戻っているオモイカネ

「彼らは、、どうするんだい?」

「大丈夫だよ!」

『ウッド』の質問に明るく答えるラピス

「前に〜〜〜、進め!」

その言葉に従って、前に進む『シールド』と『ダッシュ』

もちろん気絶したまま(出血もしたまま)であるが、、、

「もう、、、逃げるのは、、、やめよう、、、」

そう、心に誓う『ウッド』であった。

その方が、良いぞ、絶対

 

 

 

 

 

その夜、ある部屋にて、、、

「いやはや、今回はまいりましたね〜〜」

『すみません、ブロスさん、、、』

「まあ、今回のは、勝負を挑んだ彼が悪いのですから、彼から修理代は頂いておきます。

ですから気にしないで下さい。こちらはヤマダさんのおかげで、傾いていたネルガルの被服部門を

立て直す事ができましたし」

ガイ、、、人の役に立っているんだ、お前、、、

『ありがとうございます。あっそれと、、、これ、今回の衣装の型紙データです』

「これはこれは、ありがとうございます。では報酬はいつもの通り、、、」

『ええ、例の口座にお願いします。あと、これのパテントの管理をプロスさんにお願いしたいと、ラピ姉が』

「ああ、例の金属ですね。はい分かりました、お受けします。

あっ、そうでした!ラピスさんから頼まれた件、、書類がこの間、通りましたので」

『R&Dエンタテイメントのことですね!分かりました伝えておきます!!』

「はい、お願いいたします」

どうやら、完全にプロスペクターはラピスの味方のようだ

しかし、、、会社にするのか、、、あそこを、、、

『うん、ラピ姉が会長で、ダッシュ兄が社長、ヤマダさんが被服部門の取締役、オモイカネ兄が研究開発部門の取締役

僕が情報部担当、間接部門はプロスさんなんだ!』

、、、いいのかい、プロスさん、、、

「はい、こちらの方が楽しいですから」

それはそうかもしれないけど、、、

「それに、彼女には逆らう気ありませんから、、、私」

、、、確かに私にも無いです、そんな勇気

 

 

 


とうとう、やってしまった、、、

ラピスに「2000年 新生児名前ランキング」で女の子部門にて見事一位を獲得した少女のを(笑)

今回のラピスの衣装は一番初めのOPで、さくらが着ていた衣装です。

ガイが知世ちゃんの代わりをやっていますが、服装はいつものパイロット用の支給服ですので、ご安心を(笑)

フリフリは着ていません!

 

しかし、、、今回も暴走してしまったな、、、

『サイバー○ォーミュラー』のを出したり、

『電童』のを調子に乗って、出してしまったし(笑)

しかもオモイカネを変形させているし!

(見てないと分からないだろうな)

 

 

 

管理人の感想

 

kitaさんからの投稿第です!!

とうとう、仮想世界を飛び出してきましたか(苦笑)

イネスさんでさえ驚くその科学力・・・

偉大な奴等かもしれない、コイツ等は(爆笑)

それにしてもディア、相変わらず美味しい役所をさせられてるみたいだな〜

何と言うか・・・そう言う星の元に生まれてきたんだろうか?(笑)

 

では、kitaさん投稿、本当に有難うございました!!

 

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