木連と地球連合との永きに渡る戦争も、ついに終結する。
そう、、、今日、平和条約が結ばれるのだった。
そして、その式典会場には、昔からある伝説があった。
高台に立てられた、大きな鐘のついた時計台のある、その建物は昔、高校の校舎だったと言う。
その高校の卒業式の日に、鐘の音の祝福を受けたカップルは永遠に幸せになれると言う伝説が、、、
しかしその鐘は、普段はならないという。
昔からその近辺に住んでいる人によると、お互いが信じていなくては、鐘の祝福は受けられないと言う
あなたは、、、その伝説を、、、信じますか？
伝説の鐘の下で
エピソード１
ここはナデシコクルーが宿泊しているホテル。
「くっくっく！今日は決めるわよ！！」
なにやら怪しい笑みを浮かべながら、気合を入れているのは、、、
「『伝説の鐘の下』でアキトさんに告白よ！そして、、、でへ！でへへ！！ギャハハハハ！！！」
あの、『闇の策略家』こと、メグミレイナード、その人であった。
「見てなさい、これで私が『真のヒロイン』と言うことを証明してあげるわ、お〜〜〜〜ほっほ！！！」
『大草原の小さな胸』
をそらし、高笑いをする。
「さて、アキトさんはもう会場に行っている筈。私も急いでいかなくちゃ！待っててね〜〜〜！私のアキトさん！！」
はてさて、、、どうなる事やら、、、
「そう簡単にはいきません！」（女性陣）
「さて、行くわよ、メグミ！そしてアキトさんの心をＧＥＴよ！！」
そう言ってホテルから駆け出すメグミ。
しかし、、、
「デルタ１から、Ｈ１からＨ５へ。ターゲットが移動しました。作戦を実行してください」
『『『『『了解！』』』』』
「ルン！ルン！ルン！さあて、どうやって告白しようかな〜！」
ブロロロー！
「へっ、、、きゃああああ！！！！！」
ホテルの前の道に飛び出したメグミになんとトラックが！！
ボン！
パン！
ポン！
ピン！
ポン！
５台のトラックにはねられ、空を舞うメグミ。
「あ〜〜〜れ〜〜〜〜！」
『『『『『第一段階完了！』』』』』
「了解しました。指令、第二段階に移ります」
「もちろんです！アキトを渡すわけにはいきません！！」
「デルタ２から、Ｐ１，Ｐ２行動を開始してください」
『『了解！！』』
「きゃあああああ〜〜〜〜！」
やっと空から落ちてくる、メグミ。
しかし、その落下地点には藁束がつまれたトラックの荷台が待ち構えていた。
ボスン！
「いっくぜ〜〜！」
「ナビは任せて！！」
メグミを乗せ、街中を疾走するトラック。
「そこを右に！」
「おっしゃ！」
ドリフトで交差点を抜けていく。
「きゃあああああ！」
ゴチン！
ドタン！
バタン！
「うにゅ〜〜〜〜」
もちろんそんな動きをすれば、荷台にいるものは派手にシェイクされる。
「そこでリフティングターンです！」
「おおよ！」
「このままじゃ、まずいわ！ここから降りなきゃ！！」
派手にターンするのと同時に荷台から飛び出す、藁まみれの影。
そしてそのまま、近くの川に落ちていく。
「いっやややや〜〜〜！」
ドボン！
「Ｐ１からデルタ２、作戦完了。ターゲットは川で遊んでいます」
『デルタ２了解』
「指令、第二段階成功です！」
「了解です！第三段階に移行して下さい！」
「分かったよ！デルタ３より、Ｗ１，２へ。第三段階始めてくださ〜い」
『『了解！！』』
「でも本当に大丈夫でしょうね、これ？」
「大丈夫！この遠隔操作型『ゴーレムくん１号』なら！！それより索敵とナビゲートしっかりやってね」
「わかってるわよ！」
「あぶぶ！あたし泳げないのに〜〜〜！」
必死にもがいているメグミ。
「ターゲット接近！」
「よ〜し、いっけ〜〜〜！！」
いきおい良く、竿から振り出される釣り糸。その先にはハーリーが、、、なぜ？
「僕が知りたいですよ〜〜〜〜！」
「え、、、なにか、、、飛んでくる、、、？！ハーリー君！！」
「うわあああああああ〜〜！」
「きゃあああああ〜〜〜！」
ゴッチン！
「「きゅうううう」」
思いっきり頭をぶつけ、水面に浮かぶ二つの影。
「ちょっと！なんでハーリー君が？！」
「私知らない！だってあれはデルタ１が準備したんだもの！！」
「針の替わりにハーリー君とは、、、恐ろしいわね、ホシ、、、じゃなかった、デルタ１」
「本当ね、、、。そうだ報告しなくちゃ！Ｗ２よりデルタ３作戦は終了です」
『デルタ３りょ〜かい！』
「第三段階終了だって！」
「くっくっくっ！一石二鳥とはこのことですね（ニヤリ）」
「ねえねえ、デルタ２さん、、、（汗）」
「彼女には気をつけましょう、、、指令」
「うん、、、」
「（あああ、、、このまま、、、私の人生は終わるのかな、、、）」
未だに水面を漂っている、メグミ。
「（アキトさんと、、、もっと、、、色々な事がしたかったな、、、）」
今までの思い出が浮かび上がってくる。
その中には、壮絶な女性陣のバトルの記憶が、、、
そしてアキトに抱きつき、至福の笑みを浮かべている、メグミをのぞく女性陣の顔が、、、
「（そうよ！こんな事で負けていられないわ！！立ち上がるのよメグミ！！！）」
ドカーーーン！
「な、、なに、、今の音は！！」
「あっ、あれ！！」
水面に立ち上がるは、金色の光をまといし勇者、、、じゃなかった、メグミ。
髪の毛までもが金色に輝き、逆立っていた。
「本部！本部！緊急事態です！！」
『こちらデルタ３どうしたの？』
「ターゲットが、、、ターゲットが復活しました！！」
『『『ええ！』』』
「今、画像を送るわ！！」
「なんてこと、、、これは、、、」
「伝説の、、、スーパーサ○ヤ人だ、、、」
「そんなの、むちゃくちゃだよ！」
「（あなたの性格の方が、むちゃくちゃです）あなどっていたようですね、彼女を、、、参謀、何か手は、、、」
「はっきり言ってないわね。あんなの、、、アキト君クラスの力が無いと止められないわ」
「いっくわよ！アキトさ〜〜〜ん」
そう言うと、式典会場に向かってスパ○ラルブースト並みの加速で疾走していくメグミ。
もう、彼女を止めるものは無いだろう、、、
「う〜〜ん、やっと式典が終わったか、、、そう言えばユリカやメグちゃん達来てなかったな、、、
どうしたんだろう？」
式典会場の出口にただずむアキト。
「ま、帰れば分かるか」
帰りだそうと、歩き始めた時、、、
「お〜〜い、まってよ〜〜」
「え、、、あれは、、、メグちゃん」
ボロボロになったドレスを着た、メグミが駆け寄ってきた。
「大丈夫メグちゃん？」
「大丈夫、大丈夫！だから、、、中庭に行こう！！」
その姿を見て心配して尋ねるアキト。
だが、彼女は瞳に涙を浮かべて訴えた。
「で、、、でも、、、」
「お願い！アキトさん！！」
「、、、分かった、行こうか」
あまりの真剣さに、アキトは微笑みながら彼女の手を取ると、中庭へ足を進めた。
「ありがとう！アキトさん！！」
それから少し後、、、鳴るはずの無い『伝説の鐘』の音が鳴り響いた。
今日という日を祝福する為に、、、
そう、、、伝説は生きているのです、、、
エピソード１ＥＮＤ
さて、いかがだったでしょうか？
正史ではサユリ＆イツキ＆アサミ（そりゃゲームのキャラだろ！）ファンのｋｉｔａが送るメグミのお話は？
内容的には、またしてもパロディですが（笑）
しかも、声優ネタだし（爆）
一応、説明しますと、これはメグミ役の高野さんが『ときめきメモリアル２』で演じてらっしゃる
『寿 美幸』ＥＤをモチーフにしています。（つうか、、、そのまま）
まあ、他のＨＰには、報われないメグミのお話を投稿していますが、今回は幸せになってもらいました。
なお、今回は、メグミでしたが、次回は、、、人気絶好調のあの方に、ご登場していただきます！
そう言えば、、、メグミとアキトが結ばれる話って、、、と〜〜〜っても珍しいのでは、、、？
管理人の感想
ｋｉｔａさんからの投稿第です！！
このパターンは確かに珍しいですね。
・・・まあ、前半部分の苦労があってこそ結ばれると言うものですが（苦笑）
しかし、丈夫だな・・・メグたん（爆）
ある意味、ハーリーに近い頑丈さを持っているかも？
では、kitaさん投稿、本当に有難うございました！！
感想のメールを出す時には、この ｋｉｔａさん の名前をクリックして下さいね！！
後、掲示板になら感想を書き易い、と言う方もおられるので。
この掲示板に出来れば感想を書き込んで下さいね！！