一番星コンテストを目前に控えたある日、、、

「師匠、衣装できましたよ!!」

「あっ、見せて見せて!!」

ガイの手から、衣装を受け取り、鏡の前で当ててみるラピス。

「どうですか、師匠?」

「うわ〜〜、良く出来てる!!器用なんだね〜〜」

一通り眺めてから、彼女は上機嫌で、口を開いた。

「良し!これで優勝はいただきだね!!当日も頼むよガイ!!」

「はい!師匠!!」

なにげに呼び名が、『バカ弟子』から『ガイ』にレベルアップしている。

よかったなガイ!!

 

 

 

 

あったかもしれない19話

ソング1

ナデシコめもりある2

 

 

 

そして、当日

 

「う〜〜、緊張するよ〜〜」

「大丈夫ですよ、師匠」

そう、ラピスの髪を梳かしながら言うガイ。

『いつも通りやれば、OKだよ!ラピス』

「そうだよね、、、うん!がんばる!!」

ダッシュに言われて、落ち着きを取り戻したラピス。

ガイはまだ髪を梳かしていた。

 

 

 

 

 

ところ変わって、コンテスト会場。

 

「あれ、ラピスのやつどこにいったんだ?」

「さあ、棄権するんじゃないですか。(くっくっくっ、これでライバルが減りますね)」

アキトの言葉に、どっかの猫耳メイド服な、お姫様のようなシニカルな笑みを浮かべて返事をするルリ。

「そ、、そうかな、、、(汗)」

さすがにひいてるね、アキト君。

 

「え〜、それでは、次は『ラピス・ラズリ』さんです。どうぞ〜〜!」

司会のプロスペクターがそう言うと、ステージの照明が消え、スクリーンに明かりがともった。

 

「なんだ、参加するんだ」

 

その時、会場に流れる、メロディと男の声。

”ちゃ〜ら、ちゃ〜〜ら〜ら、ら〜〜ら、ら〜らら、ら〜ら”

『憶えてますか、あのころの事、あのころの想い』

スクリーンには、セピア色で、チェストの上に置かれた、アキトと、ラピスの写真が写し出される。

 

「ん、この声、、、って」

 

”ちゃ〜ら〜ら、ら〜〜ら〜ら、ら〜〜ら、ら〜らららん

『憶えてますか、恋人たちに祝福を与えるあの鐘の伝説を』

同じくセピア色で写される、ブリッチ内。

 

「ヤマダ、、、さんですか、、、」

 

”ちゃららららん、ららららん、、、らららららん、ちゃらららん〜”

『それも今では遠い昔、思い出になってしまった鐘の音、でも』

写し出される、外部から見たブリッチ。

 

「多分、、、」

 

”らららららん、ららららん、、、らららららん、ららららん、”

『目を閉じれば聞こえてくる、だって思い出はあなたの心にあるから』

一旦暗くなるスクリーン

 

「なにを、、、やっているんだか、、、」

 

”ちゃら〜〜ら〜ら、ら〜ら〜ら、ら〜ら〜ら、ら〜らん、ら〜ら〜ら、ら〜らららん”

『だから、、忘れないで、あなたの想いが伝説の鐘を鳴らせる事を』

ツバメの尻のような後ろ襟の制服を着た少女が振り返る。

 

「あれ、ラピス、、、か??」

 

画面が急激に明るくなり、カラーで表示される。

”ちゅるるるん、ちゃんちゃか、ちゃんちゃか、ちゃっちゃ!”

左の胸元に光る、ナデシコのマークのバッチ。

 

「今度は、、、なんですか、、、」

 

”ちゃ〜らら”

ゆれる胸元の赤いリボン

”ちゃ〜らら!ちゃんちゃか”

走っている勢いで、風になびくツバメの尻のような後ろ襟

 

「ラピスのやつ、あんな服、、、どうしたんだろう?」

 

”ちゃんちゃか、ちゃっちゃ!”

慢心の笑みがうかぶ、ラピスの顔

”ちゃ〜ららちゃ〜らら!でぃんどこ、でぃんどこ、でぃんどこ、でぃこでぃん!”

足元から薄茶色のミニスカート、そして正面に回りこむカメラ。

 

「うわ〜!ときメモ2か〜!!あっ、それでこの間、私の所でヤマダ君作ってたんだ!!!」

「、、、ヤマダさん、、、そこまで落ちましたか、、、」

「ガイのやつ器用だな〜」

ヒカルの言葉に、それぞれ思い思いの感想を言うルリとアキト。

でもルリちゃん、君も人のことは言えないと思うんだが、、、猫の格好してたし、、、

 

 

『きらめくあさ〜ひ!窓辺のラジ〜オ!流れるラ〜ブソ〜ング』

『私の今日の気分』

バックコーラスに参加するは黒髪の少女、、、

 

 

「ディア、、、あなた、、、」

「ルリ姉、何も言わないで(涙)」

相変わらず、苦労しているようだね君。

 

 

『あなたがほめ〜て、くれたかみが〜た!しばらく変えられそう〜にな〜い!』

 

 

「ほ〜う、そ〜なんですか(ギロッ!)」

「な、、、何の事かな、、、」

 

 

『ずっ〜と、ま〜えから、そ〜ば〜にいたはず〜なのに!

ハ〜〜ト、ドキ〜ドキ、ひ・び・く・のはなぜ〜』

 

 

突然フラッシュするスクリーン

しかしすぐに収まると、そこには!

スポーツビキニを着た、ラピスが!!

しかも、16,7才の姿だ!!

 

 

「うわ〜、光ちゃんのイメージか〜!ラピスちゃんにはぴったり!」

「おおっ!!カメラ回せ!!!」

それを見て騒ぎ出す、ヒカルとウリバタケ。

でも、ウリバタケ、、、画像データ見つかったらやばいんじゃないか、、、

 

 

『エ〜ブリデイ〜、あや〜ふ〜や〜みたい!妹のままなんてダメ!』

 

 

「アキトさん、後でお話があります(怒)」

「ル、、ルリちゃん、、、歌の歌詞じゃないか、、、」

 

 

『ラ〜ブリデイ〜、いつ〜か〜は〜二人、神様私に〜勇気』

 

 

「(ギロッ!)」

「、、、分かりました(涙)」

 

『あ〜た〜え〜て〜くれますか〜』

 

 

「(ラピス〜〜〜!もう少し考えて選曲してくれ〜〜〜!)」

彼の心の叫びは、彼女には届いたのだろうか、、、

この場合、、、無視されるだろうな、ゼッッタイ!

 

 

「へへへ、これでアキトにバッチリ、アピールで〜きた!」

「さすがです、師匠!」

「(だからお願いだから、、、あたしを巻き込まないで、、、ラピ姉)」

喜ぶラピスと、ガイ。

それとは対称的に、涙を流すディア、、、

がんばれ、ディア。いつか良い事があるかも、、、しれないからさ

 

 

 


いかがだったでしょうか、今回のは?

19話を元に遊んで見ました!

しかし、ガイの新しい特技を作ってしまった、、、いいのかな?

でも、これで今後の『ラピス魔法少女化計画』での衣装に関する心配が無くなったぞ!

現実世界のはガイに作らせればいいんだから!

さ〜て今度はラピスにどんなのをやらせようかな〜〜!

 

 

 

管理人の感想

 

kitaさんからの投稿第七弾です!!

まあ、何だ・・・頑張れよ、ガイ(爆)

なんだか、別方面に突っ走っている様な気もしないでもないが(苦笑)

でも、手先は器用だったんだなお前って(笑)

ちゃっかりヒカルちゃんと仲良くやってやがるしよ。

でもディアとブロスって・・・

 

では、kitaさん投稿、本当に有難うございました!!

 

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