あなたの代わりに・・・・

プロローグ 「別世界へ・・・」

LCL
赤い海
何も無い世界


碇 シンジ
ぼくの名前だった。でも、今はもうその名前で呼んでくれるヒトはいない。
サードインパクトと呼ばれるものが起こってから僕は一人になってしまった。
いつまでも変わらない毎日。いつもと同じ景色。
することが無くなるという事がこんなにも辛いということは初めてだった。
サードインパクトが起こるまではエヴァに乗って使徒と戦う毎日。
それでも僕を必要としてくれるヒトがいた。
ヒトとの交流が会った。
今はもうない・・・・・。
僕は死ぬこともできないからみんなと一緒になることもできない。


一人になっていろいろなことをしてみた。
10年間何も食べないでいたり、どこまで寝ないでいられるか、A・Tフィールドがどんなことができるか、バカみたいにはしゃいでみたり等。
結局わかったのは僕が一番最後に残っているモノだということだけだった。
僕はこの赤い海の中に溶けていったヒトの想い、知識、経験を手に入れた。
使徒の力。全てを生みし者の力。
僕はいらないものなのに……

10年、100年    時間の流れから取り残され孤独になった。


長い時の果てで僕は僕が持っている力を使えば他の世界を助けられるかと思うようになった。
そう思ったらやらずにはいられなくなった。
こんな世界じゃなく別の世界に行ってみたいというのも会ったのかもしれない。
とりあえず近くの世界を覗き込んで僕は思った。


助けたい!!!


久しぶりに感じた感情だった。

テンカワ アキト

このテンカワ アキトと言うヒトの人生そのものが因果律に取り込まれて何度やり直しても、どんなことをしても、自分が最後にはいなくなる。そんな運命だった。
即決だった。
因果律に介入して、ぼくはテンカワ アキトの前に立った。
そして、僕は全てを見せた。僕が見た全ての世界。テンカワ アキトがかかわった全ての世界を。

「もう、やめるかい?」

「…………………………」

「まだ、やるかい?」
今度は確認した。


「やる。

何度繰り返そうとも俺はやる。
必ずすべてを取り戻す。
必ずだ!!!」


「それなら僕が取り戻してあげよう。君の思う全てのものを。」

「どうやってだ。」

「君を僕が取り込んでだよ。」

「なら、俺はどうなる?」

「君はいなくなる。だけど君の想いや考えなんかは僕と一緒になるよ。」


「いいだろう。一緒になってやる。だが、絶対にやめるな。やめたらどんなことをしてでも殺す。」

「解ったよ。約束する。絶対に止めないし、取り戻してみせるよ。」

「頼む。                    もう疲れた。

「お休み。あとは任せてゆっくりと……」

そういうとシンジはA・Tフィールドを展開した。

今度は幸せに…

そう願いながら・・・・

アキトを赤い球に変えその体に取り込んだ
そしてシンジは一人消えた。

続く

あとがき
 いや〜、初めまして コンです。
とりあえず 読んでくれてアリガト〜〜〜〜〜!!!!!
初めてこういう小説を書くけど読んでくれた皆さんに「次が気になる」とか思ってもらえるとありがたいですねぇ。シンジがシリアスになるのか、はたまたギャグになるのか、先の展開は考えてませんしね!!
 感想を送ってくれ〜〜〜!! 
その反応で考えようとか思ってるので(笑)
ではではまたの機会に

 

 

代理人の感想

「考えてない」って・・・・・馬鹿正直に言ったらそれこそ感想が来るわけないじゃないですか(苦笑)。

「作者が何を考えているんだろう」と思うからこそ続きに期待もするわけで。

更に言うなればプロローグだけでは感想の書きようがないと言うことも知っておくべきでしょう。

 

 

最後に「SS投稿すれば感想は来る」などと思っているならそれは甘い。甘過ぎるッ(爆)!

感想は「来なくて当然」と思うべしッ!