「Angel Blood」の仁義なき戦い外伝・強敵(とも)よ永遠に

混沌の覇王による機関員救出作戦より数ヶ月が経った。

この数ヶ月の間、アキトが枝織嬢や優華部隊に手を出し(真実は逆だが)全員が見事にオメデタになっ

たり許婚や憎からず思っていた相手を寝取られた木連の軟派男こと高杉三郎太や熱血ロン毛こと月

臣弦一郎等が某組織木連支部を作りアキトに襲い掛かるも奥様’Sに返り討ちにあい山崎の手により

「Angel Blood」の戦闘員に改造されたり、これ幸いとアキト暗殺を画策した草壁が混沌の

覇王側近Tの手により洗脳され枝織嬢の忠実な僕になったり、影の薄い舞歌の副官根室…改め氷室やた

またま来ていたDたちブーステッドマン達を山崎が改造しナカザト象とともに「象人戦隊 エレファン

ツ」にされたり、アキトの望みを聞いた枝織嬢が機関員に命じクリムゾンの息のかかった者達を洗脳し

枝織萌え軍団にかえ和平を完全に行うことが出来るようになるなど色々な事があった。

その間「Angel Blood」局長混沌の覇王とその強敵(とも)Sは共通の友Tにすら忘れられ

たまま某同盟にとっ捕まっていた。

ナデシコ内お仕置き部屋

妖精「さあ、お仕置きを開始しますよ。覚悟はいいですね。」

我「そのような事聞いたってどちらにしろお仕置きするだろうが…。」

S「俺は手助けしたってのになぜこんな目に…。」

ちなみに今の二人の姿はオリハルコンの鎖で簀巻きにされ、イネス印の劇薬の点滴をこめかみにされて

ドラム缶にコンクリ漬けにされた状態で頭だけ出ている。

科学者「にしても貴方達なんで生きてるの?その薬は致死量に達してるはずなのに。」

我「ふん、漢の根性をなめるなよ。」

S「俺が死ぬと美しい女性達が泣くからな。」

二人ともかっこつけちゃいるがさらし首状態のためこの上なく情けない。

妖精「貴方方が常識外れなのは解りました。」

三つ編み「じっくり、時間をかけてお仕置きしてあげる。」

裏方「まずは兵糧攻めということで貴方達の食事は抜きね。」

「「その程度耐えてみせるわ。」」

妖精「では数ヶ月程ここで科学者さんのお仕置きマシーンの実験台になってもらいましょう。」

天真爛漫「んじゃ、この人達はほっといて仕事に戻りましょう!」

そして某同盟メンバーは出て行く

我「Sよ、動けるか?」

S「ううむ、無理だな。死ぬことは無いが薬が効いてるし。」

そんな会話が交わされているが、その間お仕置きマシーンが作動し始めていた。

S「おい、何か来たぞ!」

我「ああ、動けぬ我らに対しお仕置きするマシーンだな。」

そのマシーンから数百万ボルト近い電撃が放たれる。

「「ぐぎゃあああああああああ!!」」

そして二人は意識を失った

オモイカネ『二人が気絶したよ、ルリ。』

妖精「ふふ、そうですか。まだ序の口ですよ。」

幼い妖精「そうそう、これからが本番だよ。」

そんな事が言われてる間混沌の覇王は精神をどこかへ旅立たせていた

我「うむ、肉体から離れてしまったか…。今のままでは脱出できぬしこのまま旅をしてきたえるか。」

世間一般では幽体離脱というのだが、混沌の覇王の場合普通の人間ではないため精神だけが別世界を旅

して新たな力を得ることが出来る。

名づけて「覇王マインドアドベンチャー(別名:超現実逃避)」である

簡単にいえば混沌の覇王が妄想した世界の中で冒険しそこで新たな力を会得するのだ

この間肉体とは切り離されてるため肉体のダメージは関係なくなるが、戻った時はその間の痛みを一気

に受けるという諸刃の能力でもある。

ちなみに現在覇王がいるのはデジ・○ャラットの世界である

一週間経過、混沌の覇王デジ・○ャラット世界にて目からビーム、口からバズーカを会得。

現実世界

妖精「ふふふ、大口たたいた割にはあっけないですね。」

赤い獅子「全くだぜ。」

金の糸「で、これどうするの?」

妖精「そうですね…、逃がすのもなんですからこのまま監禁しときましょう。」

再び混沌の覇王のいる世界

今度はス○ライドの世界のようだ。

我「アルター能力はいろいろ使えそうだな…。よし、喰うとするか。」

我「貴様らの力頂くぞ!」

○鳳「ふん、出来るものならやってみるがいい!」

カ○マ「ぐだぐだいってねえでかかって来やがれ!」

只今激闘中、しばらくお待ちください

我「うう、あまり美味くないな…。」

○鳳「なんと言う奴だ!俺の絶影を喰うとは…」

カ○マ「てめえはまだましだオレは腕ごと喰われたんだぞ!」

我「ふ、気が向いたらまた来る。それまで腕を磨き待っているのだな。」

おまけに玉男や覗き見の能力も喰う。

「「僕らの出番これだけ?」」

まあ、影薄いしなお前ら

それはさておき、さらに旅を続ける混沌の覇王であった

現実世界

妖精「…死んだんでしょうか?」

科学者「いいえ、生きてはいるわね。心臓動いてるし…。」

妖精「では何故反応しないんでしょう?」

科学者「さあ?現実逃避してるんじゃないかしら?」

妖精「ま、私達には関係ないですしほっときましょう。」

人間の命などまるで無視である。

所変わって混沌の覇王の旅(別名:世界荒し)

エヴァ○ゲリオンの世界にて第十四使徒との戦いに遭遇する

我「ゼルエル…、初号機の喰いっぷりからして美味いかも知れぬ。さきこされる前に食うか。」

某電柱老人「碇、あれは何だ?」

某髭眼鏡「ふ、問題ない。」

彼らが見ているモニターには第十四使徒を踊り食いする混沌の覇王の姿が映っている。

某偽金髪マッド「何なのアレは?非常識よ!」

某アル中作戦部長「うーん、エビチュのおつまみに良さそうね。」

某偽金髪マッド「…ミサト、貴女本気で言ってるの?」

某無精髭三重スパイ「謎の人物の乱入と使徒の踊り食い…これもシナリオのうちですか碇司令?」

この後、ぜーレが気に入らない混沌の覇王はゼーレを潰し、サードインパクトは回避された。

余談だが碇シンジ少年は赤い髪の強気少女と蒼い髪の無口な少女に捕まり薔薇色の鎖に繋がれた

我「うむ、結構霜降りで美味かったな。」

その後も転々と旅を続ける混沌の覇王

男塾の塾長に弟子入りしたり、サ○ラ大戦の世界で花組に代わってサタンをぶちのめしたり、FF]の

世界でシンを鯨と間違えて食ったり、スパロボ世界に乱入し東方不敗に弟子入りしたり結構無茶苦茶や

りながら数ヶ月の時が過ぎていった

我「そろそろ、戻るか…」

そして元の世界に戻る混沌の覇王

我「戻ったはいいが、こっちで飯は食ってないからハラ減ったな。おお、そういやSは無事か?」

そして隣のSを見る

S「おんなー、めしー、はらへったー」

我「いかん…、暴走しておる。このままではやばいことになるな。」

とりあえず、絶影をだしドラム缶を切り刻む。…が自分の腕も切る

我「…痛い。まあ、くっつけときゃ治るが。」

そして戒めから抜け出しお仕置き部屋から逃げる

我「いかに敵とて某同盟の面々をSの餌食にさせるのは、漢として出来んな。」

そんな事を言いつつブリッジへ向かった

オモイカネ『ルリ!一人逃げてこっちへ向かってくるよ!』

妖精「そういえば捕らえたままでしたね。で、どちらが来るんです?」

我「我だよ。と、それより今すぐ女性クルーはここから逃げたほうがいいぞ。」

妖精「何を言ってるんです?なぜ逃げなければならないんですか?」

我「お前らSをほったらかしにしていただろう。あやつは女の姿見なかったり食欲などを満たしてない
と暴走し欲望の権化となる。それを言いに来たのだ。」

妖精「何ですって!それじゃ私達このままいれば…。」

我「あやつに食われるな…、ある意味で。」

天真爛漫「でも、やっつけちゃえばいいじゃないですか!」

我「無駄だ、もはや奴は止められんよ。」

そんなこと言ってる間にSがやってくる

S「おんなー、めしー、食わせろー!」

我「ちいっ、来たか!とりあえず外放りだして時間を稼ぐ!」

そして飛び掛りナデシコのブリッジから外へ放りだす

S「うがあああああ!邪魔するなあああああ!」

Sの姿が巨大化し体から蛍光ピンクのオーラが溢れだす

我「遅かったか…、もはや最終段階だな。」

妖精「な、なんですかあの姿は!」

ルリが顔を赤くしながら叫ぶ

ミナト「うわっ、あれはちょっちきついわね。」

三つ編み「きゃあああああああ!」

裏方「セクハラよ!あれは!」

そう、その姿はなんと言うか淫○シリーズに出るような奇怪な生物だった

ちなみに私は友づてに教えられたのでよく知らないのだが

我「だから女性にはやばい相手なのだよ。」

妖精「でも、何故私達を助けるのです?私達は貴方の敵ですよ?」

我「ふん、気まぐれよ。こう見えても女を見捨てるほど腐ってはおらぬのでな。」

妖精「そうですか。でもアレを倒せるのですか?」

我「さあな?だがおぬし等は邪魔よ。そうそうに去るがいい。」

妖精「では、そうさせていただきますよ。」

そしてナデシコは空域を離脱していく

我「…助ける条件に我らへの手出しを止めさせればよかったな。まあいいか。」

S「っぐああああ、邪魔だああああ!」

我「Sよ欲に流されおって!我が引導を渡してくれる!」

S「うるせえええええ!」

我「最初から全力と行くか!覇王来臨!!」

S「ぬううおおお!魔神降臨!!」

我「ゆけえ!絶影!」

S「ンなもん効くかああああ!」

バキィィィッ!

混沌の覇王が出した絶影をあっさりと砕くS

我「ちっ、やはり凄まじいまでの力だな!」

S「そこをどけえええええ!!」

我「ふん、誰が退くか!貴様の性根叩き直すまで戦ってやる!」

我「ぬおおお!ブロウクン・ファントオォォォォォォムッ!」

混沌の覇王がどういう原理か知らんが腕を切り離し打ち出す

S「くらえええ!ブロウクン・マグナアァァァァァァムッ!」

Sも同じく拳を飛ばす

ガガガガガガガッ!

お互いの拳がぶつかり合い、押し合うそしてともに弾く

我「くう、これも効かぬか。」

S「てめえじゃ俺にゃ勝てねえよ!」

我「ならば!我も封印を解くか!かつて貴様をぶちのめした狂気の破壊神の力をな!!」

S「面白え!あの時はやられたが今度は俺が勝ってやらあ!!」

我「はあああああっ!破壊神顕現!」

ギュオオオオオオオオオオッ!!

凄まじい闘気が溢れだす

…つくづく人間離れした連中である

S「ぬううううおおおおお!魔神・天地崩壊けえええええん!!」

我「覇王・真・撃滅神魔覇光だぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

ドガアアアアアアアアアアアアアンッ!!!

S「ぐふっ!み、見事だっ。」

我「勝った…。安らかに眠るがいい。ほっときゃ復活するだろうが。」

そして勝負はつき、話はおわる


後日談

我「ふう、何とか戻ってこれたな。」

T「局長、貴方この数ヶ月何処で油売ってたんです?」

我「…おい、Tよお前は我がナデシコと戦っていたのを知ってただろうが。数ヶ月も戻らにゃつかまっ
たと考えろよ。」

T「ああ、そういやそうですな。すっかり忘れてました。」

我「貴様…、いい度胸だ。余程我を怒らせたいらしいな…。」

T「ひょっとして怒ってます?」

我「あたりまえじゃあ!」

木連支部に戻った混沌の覇王はTが自分のことを忘れてたのにぶち切れ黒い覇王様と化した。

大暴れしたものの枝織嬢に「喧嘩しちゃ駄目!」と怒られたので途中で止めた

我「うう、必死の思いで囮を務めてたのに…」

混沌の覇王はちょっぴし寂しい思いをしていた

なお、その際北辰と草壁が巻き添えを食らい二人してぶっ倒れた後に「我(私)は神の世界を見た!」
と言ったのは全くの余談である。

後日談2

S「ここは誰?俺は何処?」

Sはやっぱりその後地面から湧いて出てきたらしい

後日談3

ナデシコ艦内でハーリー、ヤマ「ダイゴウジ・ガイだ!」、ジュン、ゴートと思われる所々か
じられた跡があるミイラが発見される。

腹の減ったS及び混沌の覇王により喰われたものだと思われるが、水をかけたら元に戻った。

ゴート談:「これも神のご加護のおかげだ」と言うことらしい

妖精「にしてもあの人たちこんな物食べてよく平気ですね。」

科学者「ううん、興味深いわね…。」

某同盟の面々は改めて混沌の覇王とSの非常識っぷりに呆れていた。

この際何故食堂を襲わなかったというと

我「ホウメイさん、あの人はかなりの使い手だ。負けぬにしても只ではすまんよ。」

S「本能がやばいと告げた。」

と言うことらしい

この二人をひるませるホウメイは実は最強なのかもしれない

次回「Angel Blood」の仁義なき戦い4に続く?


後書き

どうも、混沌の覇王です。

またまた書いてしまった(汗)

何かもう本当にわけわからん存在になってきたと思う今日この頃の私。

連載が浮かばんのにこんなのが浮かんできた私って一体なんなんだ?

今回も突っ込みは控えめでお願いします



代理人のツッコミ

・・・・・って、どうツッコめと。