〜あとがき座談会+イネス先生の懇切丁寧な説明〜

こーそんおう「はぁ、そろそろ書くのがツライ・・・。しかし、これで大体の主要人物は出そろったわけやな」

イネス「ちょっといいかしら?私はまだ出てないのじゃないかしら?」

こ「うわっ!い、イネスさん。一体どこから?」

イ「ボソンジャンプよ、ボソンジャンプ。世の中便利になったわね。
で、私はいつになったら出られるのかしら?」

こ「わかりません(即答)」

イ「・・・」

こ「・・・」

イ「・・・・・・」

こ「・・・・・・」

イ「そう・・・。じゃあ、このあたりのアンプルでも・・・」

こ「ちょ、ちょっと待ってください!それは何ですか!?」

イ「何って、ただの栄養剤よ」

こ「い〜や、絶対ちゃうって!やってドス黒いやないですか!」

イ「良薬口に苦し、って昔からいうでしょ?(うふふ)」

こ「な、何ですか!その意味ありげな笑いは!?」

イ「さーて、私はいつ登場するのかしらね?」

こ「いえ・・・。もうしばらくは登場しません・・・」

イ「・・・人生にピリオドを打つ覚悟はいいかしら?辞世の句を詠むなら今のウチよ」

こ「ま、ま、ま、ま、待ってくださいって!し、真のヒロインは後から登場するものやと相場は決まって・・・」

イ「そんな姑息な手に踊らされるほど私は甘くないわ。それに以前も説明させてくれなかったでしょう?」(第2話参照)

こ「せ、説明をできれば許してくださると・・・?」

イ「・・・ン、まあ考えなくもないわね?」

こ「で、では・・・」

イ「ふん、何これは・・・ふんふんふん。アユムさんのエステバリスの設定とかね。
・・・まあ、これで手を打ちましょう」

こ「・・・・・・(ほっ)」

イ「それでは説明しましょう!
シモザワ・アユム大尉が乗ってきた機体は、正式名称はエステバリスSXというわ。形状はアルストロメリアに酷似しているけど、最大の売りであるボソンジャンプユニットを搭載していないので区別しているわね。アユム大尉はジャンプ適合処理をしていないからかしらね。
代わりに重力波ユニットを空いたスペースに搭載していて、その分出力が向上しているわ。
前には単純計算で1.5倍といってるけど、実際はもっと出てるんじゃないかしら?
パイロットの安全を考えないで最大出力を出したのなら、それこそブラックサレナ並みの高出力が出るかもしれないわね。まあその時には、中にいるパイロットは意識がなくなっているでしょうけど。下手をすれば首の骨が折れてしまうでしょうね。
あと、このエステバリスSXの売りは、オールラウンドパーツシステムね。
これは部位ごとにパーツに分かれているというもので、わざわざフレーム交換しなくてもタイプの変更ができるというものよ。接近戦用の腕部脚部パーツとか、砲撃戦用の肩部脚部パーツとかいう風にね。
組み合わせ次第でアンバランスな格好の機体もできるわ。半分砲撃仕様で、半分接近戦仕様とかいうのね。
装着も簡単で、着せ替え感覚でできるということのようね。だから、砲撃パーツを装備して出撃して、遠距離砲撃をし終わってから砲撃パーツを外して接近戦に向かう、という戦術も使えるわけよ。
随分と使い勝手のいい機体よね」

こ「仰るとおりです・・・」

イ「さて、更に説明を続けましょう!
今回でてきたネルガルからの新兵器は機斬刃、フィールドブレード、マルチレールカノン、そして目を引くのはXバリス、小型グラビティブラストね。
機斬刃とフィールドブレードは同じ系統の武器よ。フィールドランサーを強化したものと考えて貰っていいわ。フィールド展開機能を強化したものと考えていいわよ。あと、秘密の機能があるらしいんだけど・・・」

こ「ああああ!!!それはアカン〜〜ッ!!」

イ「・・・不本意だけど、まあいいわ。
そしてマルチレールカノン。別に作者は某L社のキャラのファンだから付けた名前ではないとの事よ。
何がマルチかっていうと、弾の種類を選べるという訳。マルチなだけに、広域散布の拡散弾、強力なフィールドを張った相手に対してのエネルギー圧縮弾。これは実体弾がフィールドを通過して、命中した後に内部に圧縮されたエネルギーが放出。機体にダメージを与えるのね?あら、チャフ弾もあるのね。
それで、これによって状況に応じた『マルチ』な戦い方ができるという事のようよ、『マルチ』なね」
こ「・・・マルチを別に強調せんでも・・・」

イ「そうかしら?そんな気は全くないわよ?」

こ「嘘だ、絶対・・・」

イ「何か喋ったかしら?」

こ「い、いいえ!?何にも(汗」

イ「そう・・・あとXバリスについての説明ね。
これは詳しくはTV版の17話を見て貰うといいわね。
外部装着の大型のジェネレーターでナデシコからの重力波エネルギーを増幅・変換させてチャージ。チャージしたところで一気に開放、グラビティーブラストを放つという兵器よ。
ただ、ウリバタケさんの機関のままではチャージとエネルギー変換の負荷に耐えきれずに機関は暴走して自爆って欠陥品だったんだけどね。故ムネタケ提督が身をもって証明してるわね。
そのエネルギー増幅・変換系統が暴走するという問題があったのだけども、その威力の大きさという魅力はネルガルの、というかアカツキ君とエリナさんの興味をおおいに引いたみたい。正式にネルガルで研究開発を行ったのよ。そしてここ数年の研究で問題が解決したわ。増幅装置にはもちろん私の理論が使われているわよ。
装着は至って簡単。バックアップ形状の増幅装置を背部に取り付けるだけ。
バックパック形状の増幅装置からヴェスバーみたいにブレードを展開。チャージしてる間は回避行動もろくにとれないのが問題ね。機動性能が大きく制限されるし、装備する兵器も限られるのがちょっと問題ね、しかたないけど。まあ、それを補って余りある威力が魅力よね。
さて、ここらで切り上げようかしら。
感想、誤字・脱字・誤植、批判等意見はこちらまで気軽に出しなさいね。以上、イネス先生のなぜなにナデシコ番外編をお送りしたわ。それではまたお会いましょう」


 

 

 

代理人の感想

羨ましいぞ、サブ!

あれは男の浪漫だっ(爆)!

故に!

文句言ったらいかんでよ〜(笑)。