「今日集まってもらったのは他でもない、今日来る新クルーについてだ。」


策謀のナデシコ



「で、どんな人だい?ウリバタケ君?」

「ハーリーの情報によると男1人と女1人の計2人来るそうだ。
 んで所属が男の方がパイロット兼清掃班で女の方がコックだそうだ。」

「なんだか男の方はテンカワみたいな人だな・・・」

「そして!!!なおかつ兄妹だそうだ。」

「へえ・・・・ということは!」

「あぁ、もしテンカワに自分の妹が落とされれば普通の奴ならキレるだろう。(たぶん)
 そこで入会申込書を見せれば・・・・」

「我が組織の一員となるかもしれない、と。」

「なるほどね。」

「で、その人の戦闘力は?」

「はっきり言おう。機動戦、ならびに白兵戦技量はテンカワ並みらしい・・・
 通り名が『緑光の死神』とか。」

「・・・・死神?」

「おぉ、なんでも出撃したら敵にまったく気付かれずに全滅させたとか。」

「それはすごいねぇ・・・・」

「ふっふっふっこれで我が組織は無敵となる!
 そしてあの巨悪を叩き潰すのだ!!!」

「「「「おおっ!!!!!!」」」」(複数)

「そういえばハーリーは?」

「あぁ、そういえばいねえな・・・ったくどこで遊んでやがんだ!
 ・・・・まぁ、どうでもいいが。」

「うわあああああああん、酷いや、ウリバタケさん!!!」
ダダダダダダダダダダッ
「・・・・居たのか、ハーリー。」
「居たんだハーリー君。」
「居たのか、ハーリー君。」

「うわあああああああああん!!!どうせ僕なんてーーーーー!!!!」




一方そのころ某同盟・・・・・

「皆さん、集まってもらったのは他でもありません。
 新クルーについてです。」

「新クルーがどうかしたの?妖精。」

「その通りです裏方さん。今回来る新クルーは2人で、兄妹なんです。」

「それがどうしたの、って・・・・なるほどね。」

「さすがは科学者さん、資料を見て気付きましたね気付きましたか。
 兄妹ということは男の方と女の方の計2人ということです。」

「ということは・・・・女の方の所属は?」

「その所属はコックなんです。」

「えぇ!!!!ということはアキトさんと一緒の所属場所?」

「えぇ、そうです銀の糸さん。ついでに男の方は
 パイロット兼清掃班だそうです。」

「まずいわね・・・アキトと同じ職場ってことは
 当然、アキトと顔を会わせるわね。」

「こういう時にかぎって彼氏とかいねぇんだろ?妖精。」

「その通りです。赤い獅子さん。ですがそのことより
 問題は男の方のほうにあるんです。」

「なんで?」

「その人は機動戦、白兵戦に関してアキトさん並みの実力があるらしいんです。
 で、もしその人の妹がアキトさんに落とされるとその人はどうするでしょう?」

「その恋を応援するか、怒るか、のどっちかね・・・・。」

「前者ならいいんですが、後者になってしまった時に某組織の
 入会申込書を見せられると・・・」

「普通は入会するわね・・・・」

「となれば私達の最大の壁になります。どうしたらいいのか
 を考えるために今日集まってもらったんです。」

「うーーーーん、中立の立場ならいいんだけど・・・・・
もしそうなった場合、大変だろうなぁー。」

「呑気なこといってないでください、天真爛漫さん。」

「「「「「「うーーーーーーん。」」」」」」(複数)

「ルリ、もうすぐ新クルー、来るよ?」

「ありがとうオモイカネ、みなさんしかたありません。
状況によってどうするか考えましょう。」

「そうね・・・・」



「ミスター、このままでいいんですか?ナデシコは・・・・」
「なら、止めればいいじゃないですか、あなたが。」
「それは遠回しにゴートに死ねといっているのと同じだな。」
「そうですね。」
「それもそうですな、シュン提督、カズシさん。」
「いったいどんなクルーが来るんだろう?」
などといった会話があったことを彼女彼らは知らない。
一方そのころアキトは・・・・

「ふう・・・・つかの間の休憩か・・・・」
「そうだねぇ。」
「そろそろじゃないか?新クルーが来るの。」
食堂でホウメイとナオと一緒にお茶など飲んでいた・・・


ナデシコ格納庫

うーーーむ来たみたいだ・・・
俺たちは新クルーを出迎えるために皆格納庫に来ていた、・・・ハーリー君をのぞいて
「うわああああああああああんひどいですよ艦長、ラピス!!!」
なんか聞こえたけど気にしない・・・
その時、1台のシャトルと緑色をしたエステバリス(おそらく改造機だろう。)
が格納庫に入ってきた。
見たところ重そうだが、機動性はあるな俺の感では
しかし後ろに付けている物はいったい?
・・・・・なんか顔、サ〇ビーに似てるな
なんか後ろに付いている物ファ〇〇ルに似てるな・・・・・
・・・・・まさかね。
おっシャトルから誰か出てくる・・・
・・・・女の子だな、年は17ぐらいかな?
あっエステからも誰か出てくるな
・・・・男の人か・・・年は20ぐらいだろうか・・・・
女の子と顔が似てるところを見ると兄妹かな?
今、ユリカに挨拶してるな、さすがに女の艦長はちょっと驚いてるな。

「みなさーん!ちゅうもーく!これから新クルーの方に自己紹介をしてもらいまーす。」
そして黒髪の女の子が前に出た。
「それでは、まずは私から、こんにちはナデシコのみなさん。
私の名前はリース・サーペントといいます。配属はコックです。
みなさんよろしくお願いします。」

「うおおおおおおおおおおおおぅ!!!」(メカニック数人)
また暴走してるんだウリバタケさんたち・・・
それにしても綺麗な子だな・・・・スタイルもいいし
俺がそんな事を考えていると
「浮気は許しませんよ?アキトさん・・・・」(怒)
「ル、ルリちゃん、(汗)何時の間に俺の横に?」(汗)
「リースさんが自己紹介を始める時にです。」
「そ、そうなんだ。」(汗)
い、何時の間に・・・・・
そんな中同じく黒い髪をした男の人の自己紹介が始まった。




「ナデシコの皆さん、始めまして・・・
俺の名はランス・サーペントといいます。
名前で気づいてると思いますが、リースとは兄妹です。
配属はパイロット兼清掃班です。
これからよろしくお願いします。」

パチパチパチパチパチパチパチッ!!!


優しそうな人だな・・・・・
けっこう料理とかできそうだな。

「いい人みたいですね。」
「ああ。」

「それでは、歓迎パーティでも始めよう!!!」

「「「「おお!!!!!」」」」(クルー全員)

「よろしく、ランスさん、リースちゃん。」
「きみがテンカワアキトくんだね?よろしく。」
「よろしくお願いします。まさかアキトさんといっしょに仕事できるなんて嬉しいです。」
「そうかい?」
「ええ。私の憧れですから。」
「はははは、ありがとう。」
「やっぱりもてるねアキト君は、妹が憧れるなんてな。」
「そんなことはないですよ。」

それを影で見ている某組織と某同盟は
「ウリバタケ君、どう思う?」
「まだ、わからんな・・・・わかるのはリースちゃんがテンカワに好意を持っているぐらいしか・・・」
「どう思う?ルリちゃん?」
「まだわかりません、時期を待ちましょう。」
「そうだね。」

「あの・・・皆さん、食堂に行きますよ?」

「「「「はーい」」」」」(その場にいたクルー全員)


「それでは、新しい仲間の祝任を祝ってかんぱーい!!!」
「「「「おおっ!!!」」」」
宴会は深夜まで続いたが、
その中でアキトとリースが2人楽しく料理を作っているのを某同盟が見て
おしおきされたのは完全なる余談である・・・・
「アキトさん!!!浮気とは許しません!!!」
「だから誤解だって!!!」(汗)
「「「「問答無用!!!!」」」」(同盟全員)
「誰か助けてーーー!!!」
「あれがいつものアキト君なのかい?」
「ええ・・・・」byプロス
「大変だねぇ・・・・」
「うふふふふ・・・アキトさんと料理ができたなんてうれしい・・・」
「あーあ、自分の世界に入ってるよ・・・・」
ついでにランスは組織にはまだはいってはいない(お誘いが来ていない)


終わり



後書き

あーーーーー疲れた・・・・・
こんな駄文を書くのにかなりかかった・・・・
なんか私、今後が心配だ・・・
連載物書く予定だからな・・・・
なんか後書きじゃなくなってる。
では、次の私の駄文で・・・









代理人の感想

 

え〜、とりあえずは一言。

妹の恋を応援するんだったら、男を妹だけとくっつけようとするのが普通ではないでしょうか(笑)?

そうすると確実に同盟の敵になるような気がしますがそこらへん、どーなんでしょ(笑)。