「 ・ ・ ・ ハッ 意識が遠くなってた」
これからもつのかな ・ ・ ・ オレ?
機動戦艦ナデシコ ファンタジーストーリー
『Welsh』
第11話『これから』
「 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」
小高い丘の上から街を見下ろす。
オレがこの世界に迷い込んで約10日間、その間滞在していた街。
短い間だったけどいざ離れるとなると、やっぱり名残惜しいんだなオレは ・ ・ ・
『此処はアキトさんの家も同じなんですからね、いつでも帰ってきてくださいよっ』
アリアちゃんの言葉が浮かんでくる。
「ここは、良いところだったな」
「やっぱり名残惜しいのかしら?」
右肩の上に座っているイネスさんが覗き込むようにしてくる。
「それは ・ ・ ・ やっぱりそうですね、
ここは良いところでしたから」
「だったら無理にここを離れる必要は無いんじゃないのかしら?」
「 ・ ・ ・ それでもよかったかもしれませんね」
だけど、
「やらないといけないこと、
と言うより、やるべき事を見つけましたから」
「『異跡』?」
イネスさんに軽く頷き、
「何を何処までできるかわからない、だけどそれがオレのするべき事のような気がするんです」
バッタにエステバリス、無視するにはあまりにオレと接点がありすぎるモノの存在。
もしも、オレが偶然ではなく必然として『この世界』に呼ばれたのなら ・ ・ ・
多分『異跡』に関して何かをさせたいからではないだろうか?
ただのカンだし思い込みかもしれないが、そう思えてならない。
だから、オレは此処から出る事にしたんだ。
「ふぅん、まあ【魔神窟】の中にいるより面白そうね、
私も他の『異跡』に興味あるし」
「巻き込んですみませんね」
「かまわないわよ【黒百合】が貴方を認めている以上、私も一緒に行くしかないんだから。
それに始めての外の世界だもの、少しは楽しみだわ」
空って本当に青いのね、イネスさんは空を見上げながらそう呟いた。
「じゃ、そろそろ行きますか」
「ええ、そうしましょうか」
「じゃぁっ張り切っていってみよぉー!!」
「「え!?」」
イネスさんとオレが振り返った先には ・ ・ ・
「「ユキナちゃん!?」」
「ぶぃ」
・ ・ ・ ユキナちゃんには何も言わないで出て来た筈なのに、なんで?
「ひっどいなぁ、なんで私に黙って行っちゃうかなぁ プンプンッ」
うわぁ ・ ・ ・ 完全な旅支度してる。
「まぁ予想できた事だったから問題なかったけど」
読まれてた? オレってそんなに行動単純なのか?
あ、イネスさんが頷いてる ・ ・ ・
アキトくんちょっとショック
「いいアキトッ 今度私を置いて行こうなんてしたら雷撃符乱舞だからねっ!!」
「は、はいわかりましたっ」
あ、思わず頷いちゃった ・ ・ ・
「なにしまったって顔してるの?
ユキナちゃんが来てくれてよかったじゃない」
どういう事です?イネスさん
「私はずっと『異跡』の中にいたから外の世界は不慣れよ、
知識なら有るけど、経験してないと本当には理解できないものよ。
更にいうならアキトくん、貴方は旅をしたことないでしょう」
う゛っ た、確かにしたことないです。
と言うか、この世界自体もよく知りません。
「その点、ユキナちゃんは木連からここまで旅してきてるんだから、シロウトの私達だけより付いて来てくれた方がいいでしょ」
まったくそのとおりです。
「えっへっへー イネスよくわかってるじゃないの」
「まぁ 当然ね」
「 ・ ・ ・ じゃぁユキナちゃん」
ユキナちゃんに向き直って。
「うん?」
「よろしくお願いします」
「うむ、お願いされました」
「それじゃぁアキト、イネス、
改めて しゅっぱーつ!!」
「「おおー」」
・ ・ ・ ところで此処は異世界であってたのか?
リィン ・ ・ ・
機動戦艦ナデシコ ファンタジーストーリー
『Welsh』
序
終
あとがき
めるう゛ぃる:どうも、めるう゛ぃるです。
ナデシコファンタジーストーリー『Welsh 序』これで完です。
一話一話が10KB未満、11話+閑話あわせても約90KBと言うSSS(スペシャルショートストーリー)でしたが、
ここまで読んでくれた人、多謝!!
そして感想をくれた、ぺどろさん、神威さん、藍染児さん、寺田さん、鳥井南斗さん、毎回感想を書いてくれた鋼の城さん、本当にありがとうございましたっ
感想は私のようなヘッポコ作家の原動力ですっ
以前からナデシコでファンタジーモノ書いてみたいなぁと思っていた結果、完成したのがこの『Welsh』
ファンタジーと言ってるわりにはバッタとかエステバリスとか出てますが(汗)
ナデシコなのに出てくるのはアキト、イネス、ユキナの3人(我ながら妙なキャスティング)だけで、なんとなく不完全燃焼っぽいです(爆)
『序』とあるように、これから先のことも当然考えてはあるんですが ・ ・ ・
『続きが読みてぇーーーー』って感想が来たら書こうかな(核爆)
来なくても書くと思うけど(自爆)
さてここで1つ謎かけを、題名の『Welsh』ですが、普通に英和辞典を調べたら『ウェールズ〔(人)語〕の』っと言う意味ですが ・ ・ ・
さて、此処で使われているその他の意味は何でしょう?
では、また会う日までぇ〜〜
め:はー おわったおわったぁ〜〜〜
謎な妖精:フッフッフッフッ(ゴゴゴゴゴゴゴッ)
め:ハッ!!
謎な妖精:よくも裏切ってくれましたね。(ゴゴゴゴゴゴゴゴッ)
め:ヘ!? 裏切るってなんですかぁ!!
謎な妖精:たとえ世界が滅んだとしてもめるう゛ぃるさんもアキト×ルリを書いてくれると信じていたのに ・ ・ ・
め:う゛ って『も』ってなに!?『めるう゛ぃるさんも』って!?
謎な妖精:こうなったらぁ!!
め:(びくぅぅぅぅ)
謎な妖精:貴方を殺して私が書き直します!!
め:ちょっとまて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!
謎な妖精:待ちません!!さっさと逝っちゃってください!!
め:ちょ、ちょ、ちょ、ほんぎゃぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
謎な妖精:ふぅ、悪は滅びました。 では急いで書き直しましょう!!
これは!? ・ ・ ・ もう投稿してしまってるじゃないですか!!
仕方ありません早速置いてあるサーバを破壊しなくてわっ!!こんな事もあろうかと極悪ツールも持ってきている事ですし ・ ・ ・
Action全関係者:やめんかぁぁぁぁぁ!!!!!!!
謎な妖精:くぺっ
ま、まだです、
まだこんなところでは終わりませんよぉ
辛くも『謎な妖精』の攻撃を未然に防いだActionサイト
だが『謎な妖精』はまだ諦めてはいなかったっ
追い詰められた彼女が次に用意している策とは!?
次回『史上最低の決戦』を皆で読もう!!(ォィ
あとがきの方が長いかも(汗
代理人の感想
(すうっ)
『続きが読みてぇーーーーっ!』
とゆー訳で感想が来ましたよ。さー書けすぐ書け今書け(笑)。
それは冗談にしても、続きを期待してますのでできれば書いてくださると嬉しいですね。
追伸
別にルリは出なくていいです(爆死)。