第1話 あの人こそ主人公
この物語は、テンカワ・アキト(天川・明人)がなぜ女性に弱いのか!という謎を解き明かす
一つの物語である・・・・・・・・・・・・(ただしフィクションで〜〜す)
それは・・・・・まだテンカワ・アキトくんがまだ両親の世話になっていて木星トカゲも攻めてきていない頃の事です
その日、アキト君は両親も出かけ、昼ご飯もすんで心地よいけだるい時間を過ごしていた。
しかし、そのけだるい時間を邪魔するこのチャイムの音に憤慨していた。
「う〜〜〜〜〜、うるさい・・・・・・・俺は静かに過ごしたいだけのに・・・・・・・・・・」
なおも鳴り響くチャイムに、仕方がないと腰を上げたとき!!
「あ!そだお義父さまに合い鍵もらってるんだった!えいっと・・・・・・・・あ!!アキトー!」
そう勝手にドアを開けて登場してきたのは!あの!あの!!幼馴染み兼未来のお嫁さん(自称)の
ミスマル・ユリカ嬢その人である!
そのユリカ嬢は、アキト君を目でロックオンすると、かの漆黒の戦神も見えるかどうかという早さで
アキト君にタックルをかました。
「グハッ!なにするんだよ!ユリカ!!!それにどうしてうちの合い鍵持ってるんだ!!」
アキト君の言うことももっともである・・・・・・だってこのユリカ嬢のタックルは世界を狙えるほどである!!!
「えぇだってぇぇ、お義父さまから「アキトをよろしく頼む!」って合い鍵くれたんだもん!!」
「お・・・・・・お義父さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「うん!だってアキトは私の王子様でしょ!!だからアキトは私のお婿さんだもん!!!!」
「グハッ・・・・・・・・・・いつそんなことになったんだ・・・・・・・・・・・・」
「え?昨日お義父さまに、「アキトは私の王子様で、アキトは私が大ー好きっ!」って言ったらねこの合い鍵を
渡しながら「そうか・・・・そうだったのか!!!よしそれならアキトのことをよろしく頼む」っていってくれたんだもん」
それを聞いたアキト君、かの人造人間を操縦してた「逃げちゃ駄目だ」を呟いてた少年のように
体育座りをして暗いオーラを背負い・・・滝のような涙を流していた。
「(父さんは裏切ったんだ!!カオル君のように僕を裏切ったんだ!はっ!電波が・・・・・違う違う・・・・・だけど本当に
父さん裏切りやがった・・・・・・俺がユリカにどんな目に遭わされているか知ってるくせに!!・・・・・・うう・・・・・・・・
どうしたらいいんだよ・・・・・・)はふぅぅぅぅ」
父の裏切りにアキト君は、精神崩壊寸前・・・・・・・そんなとき!!!!
そうこの物語の本当の主人公登場!!!!!!!
「なによ〜〜うるさいわねぇ!!!人が学校休みで!寝て曜日してるんだから!静かにしてよねぇ!!!」
アキト君と同じ黒い髪の毛で腰まで続く長い髪、顔は東洋の神秘と言った方がいいほどの美貌
スタイルは、ボン!キュ!!ボン!!!っていうくらいの抜群なスタイル!!(中学生でそれは反則だろって感じである)
しかし、髪をぼさぼさにして、尻をかきながらでてこなければ完璧な女性である(うっさいわね!!!)
「げ!!!!!!ね・・・・・・・・・・・・姉さん・・・・・・・・・・・・・・・いたの?」
「ありゃ・・・・・・・・・・・・・マ・・・・・マキさんいたんですか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そう、この人物こそ!アキト君の姉!テンカワ・マキ(天川・舞姫(マキとよぶ))13歳!青春真っ盛りな中学生である
そして、このマキ様(以後このように名称する)こそ!!テンカワ・アキト君が女性に弱い原因であるのだ!!
「ん!!ア〜キ〜ト〜!!!お姉さまに向かって!!!いたのですって?!!いい度胸してるじゃない・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ボソッ・・・・・・お仕置きね・・・・・・・・」
「グハッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お仕置きはイヤ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お仕置きはイヤ・・・・・・・お仕置きはイヤ
お仕置きはイヤ・・お仕置きはイヤ!お仕置きは!い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜や〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
マキ様が、お仕置きという言葉をボソってはいたとたんアキト君は叫び声をあげながら立ち上がって逃げようとした。
しかし、そうは問屋はおろさない!マキ様は目にもとまらぬ早さで、アキト君の襟をつかみあげ自分の部屋に
連れて行こうとした。
その様子を、呆然とみていたユリカ嬢は、ハッと我にかえりマキ様を止めようと、マキ様の前に飛び出した。
「マ・・・・・・・マキさん・・・・・・・・ア!!アキトを離してください!!」
なんと!あの!!あの!!!!あの天真爛漫!!唯我独尊(そうかな?まいいか)!!超天然娘!!のユリカ嬢が
マキ様を前に、怖がっているのだ!!
「な〜にかしら?ユゥリィカァちゃ〜〜ん?」
満面の笑顔を浮かべながら、目の前に立つユリカ嬢にきくマキ様・・・・・・・・・はっきりいって怖い
その笑顔をみて・・・・・・・・ユリカ嬢は体をビクッとして、横にどいた・・・・・・
「ん?よろしい・・・・・んじゃ逝きましょうかアキト?うふふふふふふ」
「ぐあはぁぁあ、ユリカ〜〜〜〜!!助けてくれんじゃないのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・うらぎりものぉぉぉぉぉ」
そして、アキト君はエコーを残しながらマキ様に部屋へと連行されていった。
その様子をユリカ嬢は・・・・・・罪悪感タラタラな表情でアキトへ謝罪していた・・・・・・・・
「ううううう・・・・・・・・・アキトォ・・・・・ごめんねぇ・・・・・・・・・マキさんにはどうしても逆らえないの・・・・・・・・・・うう・・ごめんねぇ
・・・・・・・・・だけど・・だけど!!!マキさんにやられた傷を私が癒してあげるわ!!!そして!!!そして!!!!!!
アキトは!!!!アキトは私のものに!!!!」
ってあれ?謝罪していたのでは?・・・・・・・・・・・ま・・・・・いっか
しかし、ユリカ嬢言ってはならないことを言ってしまったようだ・・・・・・・・いつのまにか叫んでるユリカ嬢の後ろに人影が・・・
「う・・・・・・・」バタッ・・・・・・・
その人影はユリカ嬢に延髄にチョップをいれ、気絶させた・・・・・・・・・そして一言呟いた・・・・・・・・・・・
「アキトは・・・・アキトは誰にも渡さないわよ・・・・・・・・・・・私の大事なオモチャなんだから」
そう呟き、気絶したユリカ嬢を担ぎ自分の部屋へと連れて行った・・・・・・・・
そして数分後・・・・・・少年と少女と思しき叫び声がその部屋から響き渡った
PS.おまけ
次の日アキト君は「お姉さまは最高です・・・・お姉さまは美人です・・・・・」と言いながらブリキのような足取りで
町を歩いているのを目撃された・・・・・・・
ユイカ嬢は、ますますマキ様に畏怖の念を強め、数日間寝込んだそうです
どうも初めまして!ミコトともうしますぅ
前々から、ナデシコ小説やらエヴァ小説など読んでいてROMな人でした。すいません。
しかし、読んでるうちに書いてみたくなったのですが似たようなの書いてもしょうがないしと思い
ここの投稿小説など読んでるうちに、フト思いついたのがアキトくんの姉というものです。
妹や弟などはみたことあるんですが、アキト君の姉というのはみたことありませんでした。
そして、アキト君がなんであんなに女に弱くなったのかって話を書いてみたくなって、この物語を書き始めた次第です
まぁまだまだ稚拙な文章でありますがどうぞよろしくお願いします。
感想や批評などどうぞ、どんどん送ってください
どうぞこれからも、宜しくお願い奉ります(爆)
代理人の感想
おお、そう言われてみれば確かにいませんね。
兄と言うのは一回見たことがありますが姉と言うのは私の知る限り初めて!
しかもこんなの(核爆)。 注:褒めてます
ちなみに、彼女の物言いを聞いた時にパッと頭に浮かんだのは
赤いひっつめ髪に咥えタバコ、ちょっととっぽそうな美人。
要するに乾イチゴさん((c)歌月十夜 by TYPE−MOON)だったりしました(激爆)。
何にせよACTIONでは他に類を見ないタイプのキャラクターだけに、
今後の大暴れが期待される所です(笑)。