「なぁ、良いじゃん、任務が終わったら飲みに行こうよ」

「はぁ」

 

しかし・・・なんでこんな軟派な奴が諜報員なんてやっているんだろう。

 

ワタシは呆れて世の中の理不尽さや不思議さという物について考えたくなる。

 

「あの、後藤さん、任務中なんだけど?」

「いや、それは分かっているけどさ。

生きて帰れるか分からないだろ、生きて帰った時の楽しみをつくっておきたいんだよな」

 

さっきから任務中にも関わらずワタシをナンパしているのは

ナーウィシア諜報部に所属する後藤聖夜というエージェント。

これでも射撃の腕が抜群で任務達成率も高いというベテラン。

 

毎回組むたびにナンパをし、撃沈されるという事を繰り返す。

もしかしたらこっち方面は学習能力がないのかもしれない。

 

でもワタシこういった男は嫌いなんだけどね、

弱っちいトドくんに興味がないし。

 

遠くから遠雷のような音が響き、地震のように足元が揺れる。

ニホン海軍は派手にやっているみたいね。

時々流れ弾がこっちにまで飛んできて爆発を起こす。

 

その中を慎重に移動し目的の場所までやってきた。

何発か流れ弾が当たったのか建物の一部が崩れ落ち、

庭には火災が起きていた。

GPS付きの腕時計をマップモードにして目的の場所であること確認する。

 

「ちょうど良い具合じゃない。後藤さん、あの建物みたいね」

「じゃあ、任務開始といきますか」

緩んでいた顔が引き締まり仕事モードになったようだ、いつもこの顔なら格好良いのにね。

ワタシと後藤さんは消火活動に追われ混乱している施設に忍び込む。

 

超兵器関連の資料か、どんなのやら。

 

 

 

 

 

連合海軍物語

第10話 カラス 


 

− 施設内 −

混乱もありそれほどの苦労もなく、目的の部屋へたどり着いた。

幾ら混乱しているとはいえ妙に警備が甘いことを訝しがりながら部屋へ着いてしまった。

そして疑問が氷解した、ワタシの目の前に黒いコートを着た男が書類を漁っていた。

どうも先客というかライバルが警備を排除して先を辿りついたからみたいね。

 

すでに金庫は爆破され資料が散乱している。

目的は・・・あの様子だと同じ物。

 

辺りの気配をうかがうが感じるのはあの男だけか。

 

「それ、こっちに渡してもらえないかな?」

 

ワタシは後藤さんと目配せし銃を抜いて男を恫喝する。

 

その黒い男はちらりと私たちを見、振り向きざま目にもとまらぬ速さで銃を抜き撃つ!

想定された行動なので私と後藤さんは飛びすさり銃撃をかわしつつ撃つ。

黒い男も飛び退り銃撃をかわすが後藤さんの射撃で男のコートにいくつか穴が開く。

遠距離なら2対1でこっちが有利、射撃され不利なのは向こうも分かっているだろう。

なら接近して格闘戦に持ち込んでくる可能性が高い。

 

「がぁっ!」

 

だが、いきなり後藤さんの苦悶の声が聞こえ、どさりと崩れ落ちた。

疑問を感じる間もなく横あいから銀色の風が飛び込んできた!

ワタシは弾き飛ばされ硬い床に叩きつけられる。

 

「ぐっ!」

 

今のは飛び蹴り?

倒れた私に向け銃弾が飛んでくる!

 

「あ、彩!」

 

ガンガン!

 

倒れた後藤さんは殺されてなかったのかワタシの援護射撃をしつつ物陰に飛び込む。

その隙をついて痛む体を強引に転がし飛び起きる。

 

ワタシの目の前には銃を構え黒いコートを着、バイザーをした怪しいカラスのような男、

そのカラスとは思いっきり不似合いな長い銀髪をした少女が立っていた。

後ろの裾足の長い紅いジャケットに白いタートルネック、黒いスカート、

踵の低いショートブーツに頭にはなぜかメイド帽という格好だ。

 

服装だけ見ると諜報員って感じには見えない。

っていうかなぜにメイド帽?

まぁ、似合っていて可愛らしいからいいんだけどさ。

 


だけどその服装より目立っているのは人工的とも言える整った顔立ちの中で

美しく光っているルビーのような紅い瞳。

紅い瞳って・・・人間じゃありえないけどコンタクトなのかな?

 

いや、そんな事よりこの少女どこから出てきたの?

黒い奴以外に気配を感じなかったのに。

 

それにあの男の格好は・・・漆黒の王子?

 

ワタシは自然に古流の構えを取る。

後藤さんは射撃は得意だけど格闘戦は苦手だ、

相手の実力は未知だが実質2対1ではかなり厳しい。

 

とくにあの少女の気配を感じ取れなかった事を思うともっと危ないかもしれない。

 

本来なら撤退も止むをえない。

だが相手があの漆黒の王子なら・・・見逃しはしないだろう。

 

「ほう、古流か」

 

男は感心したように呟くと銃を少女に手渡す。

そういう事をしても隙を見せないのはさすがか。

 

「邪魔はするな」

 

その言葉は少女と後藤さんに投げかけられたもののようだ。

 

「了解」

 

鈴を転がすような声で短く返事をすると銃を構え後藤さんへの牽制に入る。

 

男はワタシと同じように古流の構えをとる。

アイツ古流が使えるの?

ワタシや隼人ちゃんの使う古流はすでに廃れた流派だ。

厳しい稽古や偏屈な師匠の性格ゆえ、門弟も少なく使える人間はそうはいない。

 

ワタシの思いをよそに男は悠然と構えている。

このままだと膠着状態で動きがない。

相手の腕が未知数な以上、最初からワタシ最大の技・八式八龍顎連環掌で仕留める。

だけど自然体なのにこの重圧感・・・凄い。

自然にこめかみから汗が流れる。

 

「こないのか?」

 

男がにやりと笑う。

 

こいつ・・・完全にワタシをなめてる。

流水で緩やかに移動しつつ相手の隙をうかがう。

少女か後藤さんなのか分からないけど、

カチャリと撃鉄を下げる音が聞こえた瞬間ワタシは男に向け飛び込んだ。

 

だがそれ以上に男は疾かった。

 

円を描きつつ初手二手までは放てたが流され、

さらに三手目、男のこめかみを狙った裏拳を捕まれ投げ飛ばされた。

体を捻り着地したところに男が迫り、左右同時の回し蹴りが襲い掛かる!

 

二十四式双龍蹴!

 

こんのっ、カラスめ!

 

ワタシは前に飛び込む。

蹴が当たるが先端でないためダメージは軽い、

黒いバイザーをつけた顔面に向けて正拳突きを叩き込む!

 

だがそれを腕を交差させ受け、その勢いを利用してさらに後ろに飛ぶ。

 

さっきは初手を潰され完璧に放てなかったけどこのタイミングならっ!

 

男はバクテンをするように手を床に着けた瞬間、

その両足が連環掌を放つため突っ込みすぎていたワタシの首を狙って龍のアギトが絞まる様に襲いかかる。

 

これって隼人ちゃんの得意な二十九式龍顎!

 

どうする、後ろに飛ぶ?

ダメ、この勢いだとたたらを踏んで回避が遅くなりそのまま喉を潰される。

よしんばかわせても突進系の技につながれたらこっちの隙が大きすぎて危ない。

前は・・・この尋常じゃないスピードではかわせない。

 

なら・・・かわす事が無理なら龍の顎が閉じきる前に片方を潰す!

ワタシは無理に体の向きを変え連環掌の初手を龍の上顎、男の右膝に向け放つ。

体勢が崩れたまま放った連環掌だからダメージは大して期待してない、

龍顎のバランスを崩してしまえば威力も半減するし大きな隙ができる。

 

だが・・・それも読まれており男が腕を軸にして強引に体を右に捻り、

さらに勢いをつけた左足の蹴りが顔に向けて飛んでくる。


円を描いた2手目を防御に回すが受けきれず壁に吹き飛ばされた。

受身も取れずそのまま壁に激突する。

 

「彩!」

 

ワタシを心配して後藤さんが声をかけてくるが銃弾が打ち込まれ慌てて体を隠す。

 

「・・・痛ぅ」

 

くっ、このカラス・・・強い。

たぶん、ワタシ一人では勝てない。

隼人ちゃんがいて二人がかかりでようやく対等ってレベルかも。

でもこのままだと勝ち目がない、どうしたら・・・。

 

ふらつく足に力を籠め立ち上がる。

 

男も構えをとろうとするがすうっと銀の少女が男の前に出る。

 

え? 後藤さんはどうしたの。

ちらりと横目で後藤さんが隠れた場所を見ると倒れている。

何時の間にか・・・倒されている。

 

「時間です」

 

言葉と同時に少女がワタシに突進し素早い体裁きで回し蹴りを放つ!

長い足が鞭のようにしなりワタシの胴に襲い掛かる。

 

この子も格闘ができる!?

しかも男と同等の身のこなしって!

 

「おおおおおっ!」

 

いつの間にか気がついたのか後藤さんが驚きの声を上げる!



ワタシは下半身に力を籠めその蹴を両手で受け止め、捻る!

 

少女は自ら捻られた方向に飛び、もう1本の足を使って頭に蹴りを放ってくる。

前髪の数本がもっていかれ宙に舞う。

 

 

「くうっ!」

 

 

ワタシは頭を後ろに反らしてかわすがつかんだ足を離してしまう。

その隙に男は漆黒のコートをひるがえしワタシのそばを駆け抜ける。

少女も着地と同時にワタシの傍を凄い勢いですり抜けていった。




その直後部屋を激震が襲う。

くっ、爆薬を仕掛けてあった?

さっきのダメージでよろめくが壁に手をつけ支える。

 

「後藤さん! 生きてますか」

「あ・・・ああ、あの娘、可愛い顔して思いっきり殴りやがった」

 

頭を振って立ち上がる後藤さん。

その間にワタシはカラスが漁っていた金庫を見ると資料は・・・あった!

なんでカラスは持っていかなかったんだろう、

もしかして私たちとは違う情報を探していた?

だけど今はそんなことを考えている暇はなさそう。

 

さらに爆発が酷くなり建物が震える。

資料を引っつかみ後藤さんを支えて部屋を出る。

 

廊下はいたるところで爆発が起き、壁が崩れはじめていた。

 

「後藤さん、いけますか?」

「ああ、こんなところで生き埋めはゴメンだ!」

 

私たちはあらかじめ決めてあったルートを辿り脱出する。

途中で何人かの研究員にあったが爆発で混乱を極め、

ワタシたちを誰何している余裕もなさそうだった。

研究員に混じり施設を脱出し、そのまま施設は爆発し瓦礫の山となった。

 

 

− 隠れ家 −

「何とか成功しましたね」

「ああ、あの黒いのにお前がやられた時には死ぬかと思ったけどな」

「あのカラス」

「ん? カラスってあの男か?」

「ええ。やっぱり漆黒の王子ですか?」

「たぶんな」

「やっぱりそうですか」

「そりゃ、あんな怪しげな格好をした人間がそうそういるとは思えんが」

そう言って頭をかき苦笑している。

そうかと思ったら「にへへへへへ」と気味の悪い笑みを浮かべはじめた。

倒れた時に頭でも打ったのかしら?

 

「でもさ、今回の任務はちょっと得したかもな」

「得ですか?」

「ああ、白だ」

「白?」

 

白ってなんだろう、カラスは黒だったし・・・。

 

「いやさ、あの子すっごい美少女だったし♪」

「美少女だったし?」

 

その言葉でピンときた。

ようは彼女が回し蹴りを放った時、驚きの声を上げたのは技のキレに対してじゃなく

彼女のパンツが見えた事に対してって訳ね。

ワタシが死にそうな思いをしている時にこの男は・・・(怒)。

 

「女の敵! ロリコン! 死になさいよっ!」

 

抜き手を眉間に打ち込む!

 

ズガッ!

 

抜き手は狙いはずさず眉間に吸い込まれる。

 

「うおぅおおおおっ?!」

 

額を押さえ奇声を上げながらごろごろと転がる、後藤さん。

赤い物が飛び散っているような気もするけど自業自得っ!

ったく、エロ親父なんだから!

 

 

「・・・痛ぅ。それに俺はロリコンじゃないぞ、彼女が少女だったから喜んだ訳じゃない、

パンツが見えたという幸運に対して喜んでいたんだ!」

 

額から血を流しつつ拳を握り締め熱く語っている姿は壮絶ね、

内容が内容じゃなければ感心するところだけど。

 

「もう復活したんですか(・・・手加減しすぎたかしら)

それに変な理屈をつけて自分を弁護しない!(・・・ならこれなら)」

 

裏拳をこめかみに叩き込む!

 

ガスッ!

 

「うほおぅおおおほおっ?!」

 

頭を抱え床でのたうち回っているけど無視。

ホント、こんな人が凄腕の諜報員なんていまだに信じられないわよ。

 

「いてててて、本気でやるなよ、冗談抜きで逝っちまうだろ(涙)

あの子のパンツ見て喜んだのは悪かったけどさ、撃てなかったんだぞ」

「まーた、そんな言い訳を」

 

真面目なシリアス顔になる後藤さん。

 

「気づかなかったのか? 奴らに射撃したくてもできなったんだよ。

彩に当たる可能性の高い位置取りしていたんだぜ、お前に気づかせずにな」

「そ、そうだったのごめんなさい、後藤さん」

「お前もそう素直だと可愛いんだがなぁ」

 

やれやれといった感じで笑っている。

 

「大きなお世話ですっ!(赤)

 

「ほらほら可愛い彩ちゃん、資料はどうなんだ?(笑)」

 

こ、この男は・・・(怒)

 

いけない、馬鹿(後藤さん)に付き合ってまだ確認してなかった。

ワタシと後藤さんはその資料を手分けして軽く流し読みしていく。

だが読むにしたがいお互い顔が青ざめていくのが分かった。

 

「おい、ちょっとまてよ・・・シドニー条約違反だぜ、この作戦」

 

なに・・・この計画書は・・・こんな事が許されるの?

もし実現されたとしたらナーウィシアは確実に滅びるじゃない!

 

ワタシと後藤さんの見ていた資料、

そこには風雅島へ特殊爆弾を使用した直接攻撃を行った場合のプランが書かれていた。

 

特殊爆弾って・・・アレだよね、やっぱり。

ワタシは慌てて資料を閉じる。

 

これ洒落にならないわよ。

 

 

 

超大型双胴爆撃機・始祖鳥によるナーウィシアへの核攻撃って!?

 


− あとがきという名の戯言 −


隼人:って事で今回は主役の俺も出てこない話だった訳で・・・って君、だれ?

○○○:私(わたくし)ですか? まだ名乗る事が許されておりませんので申し上げられません、お許しください。

隼人:はぁ、そうなんだ(でもすっごい美少女だよな、この子。眼が赤くてウサギみたいだけど)。

で、何時ごろ名乗れるの?

○○○:そうですね・・・中盤あたりでしょうか。

私もきちんとした登場が待ち遠しいのですが、

中盤までは外伝やスポット的に登場させていただくしかできないのです。


隼人:残念だな。ま、それはおいとくとして。

○○○:最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。作者に代わりましてお礼申し上げます。

隼人:うーん、それって堅くない、もっと柔らかくならないかな?

○○○:そうでしょうか? 普通だと思うのですが。

隼人:十分堅いんだけど

○○○:・・・かしこまりました、これで良いですか隼人さん。

隼人:ああ、ありがとう。

で、今回のお遊びキャラは彩ちゃんの相棒、後藤聖夜だけどゴート・ホーリに当て字をしているんだけどバレバレかな

○○○:でもゴートさんって軽々しくナンパするようなキャラではないと思うんですが。

隼人:どうなんだろう、いつの間にかミナトさんと付き合ったみたいだし、意外に手が早いと思っているんだけど。

○○○:うーん、あのルックスでそういうノリですか? もしそうだったら怖いです。

でもSSによっては神の戦士をされている方ですし(汗)、何があってもおかしくはないかと思います。

隼人:ま、後藤氏の事は良いとして。今回は人間同士の格闘戦が主体だった訳だど難しいね、書くの。

○○○:技のイメージ想像しながらだと書きやすいそうですが、それをなさら・・・いえ、しなかったんですか?

隼人:もちろんやっているよ、それでも難しい。特に技を考えるのかは発想勝負だし。

○○○:隼人さんや彩さんの使っている古流ってどういう物ですか?

隼人:一応、裏設定では木連式の原型って位置づけでやっているんだけどね。

○○○:技が○○式となってますがこれの意味はどうなんでしょう。

隼人:古流の体系は○式で技の種類で決まり、数が多くなるほど複雑になって奥義に近づく訳。

壱式は移動技、二式は足技、三式は掌技、四式は組技

五式は投げ技、六式は抜刀術(手裏剣などの投武器含)を絡めた技、

七式は足技だけのコンボ、八式は掌だけのコンボ、九式は足技を含めた総合コンボ

で、奥義は零式・雪花というのがある。もっとも雪花は技の名前だけでイメージすら決まってないけど(汗)

○○○:で、隼人さんと彩さんはどこまで習得しているんですか?

隼人:2人とも九式の最初まで。彩ちゃんは六式はやっていないけど。

○○○:ではかなりの上級者なんですね。マス・・・、いえ黒い方はどうなんですか?

隼人:作者から聞いたところでは九式までは全部覚えているそうだ。

ただ彼の場合、集中力と発想力が段違いだから技同士を連結した応用が凄いらしいけど。

○○○:そんな凄い人だったでしょうか、あの方は(汗)

隼人:他に疑問とかあるかな

○○○:そうですね・・・私としては前回の後書きで代理人様の言われていたゲーム的に書くという意味が良く分かりません。

隼人:あ、それは俺もわからないんだ。ゲーム的と言われてもなあというのが正直な感想なんだけど。

という事でゲーム的に書くというのはどういう事なのか教えてくださいm(__)m>代理人さま

○○○:あ、隼人さんお時間のようですよ?

隼人:え、そうなんだ。でもやっぱり堅いね

○○○:すみません、これ以上はちょっと。性分ですので(笑)

隼人:そうなんだ(赤)。では次回の戯言でお会いしましょう。

 

 

 

代理人の感想

判るかーっ!(爆)>ゴート=後藤

 

あんだけキャラが違ってるわ、外見描写が殆どないわ・・・・わかれって方が無理ですよ。

 

>ゲーム的

読み返してみると確かに自分でも何がなんだかわかりませんね、申し訳ない(爆)。

要は、必要な技術と知識の蓄積がないならば変にリアル方向に走らないで

いっそ荒唐無稽な海戦を書いてはどうかと、そう言いたかったわけです。

本来なら戦艦の主砲はそうそう簡単に当る攻撃ではありませんし、一方当れば只ではすまないわけですが、

そう言ったところを無視して砲弾がガンガン当って装甲でガンガン弾くような無茶苦茶な奴を。

原作のゲームがそこまで荒唐無稽なものでないならもうちょっと戦記物を読んで勉強してみる方がいいとは思いますが。