夢視ぬ星々の創世曲
SESSION 10 再会する二つの想い
「なに考えてやがるんだ!!」
俺はテンカワが戻ってきてからスグに詰め寄った!
あんな無茶な事をする奴を放っておいたらこちら整備斑のメンツにも関わる!!
「……何の用だ」
「何の用だじゃねぇ!!
あんな風にエステを使うために俺達整備斑が整備してるんじゃねぇんだ!!
一体どんな理由であんな事をしたか言ってもらおうかっ!!」
俺達整備斑はパイロットが万全の体勢で戦えるように日々整備している。
だがそれだけじゃねぇ、パイロット達が無事に帰って来て欲しいためでもあるんだ。
俺達の仕事がパイロット達の運命を握っていると言ってもいい仕事だ。
だから俺達はこの仕事に命を賭けているし、誇りに思っている。
だが!こいつはそんな俺達の考えなんか全然わかっちゃいねぇ!
「こんな事を続けるんならエステから降りてもらう!!」
それが俺達整備斑一同の見解だ!!
「…………疲れた、休ませてもらうぞ」
「おっ、おい、まちやがれっ!まだ話は終わってねぇぞっ!!」
俺の問いにも答えず去っていくテンカワの肩に手をかけようとした時、思わぬ者がその手を止めた。
「なにするんだ、イツキちゃん!!」
俺の手を止めたのはイツキちゃんだった。
だが、俺にはその行動がさらなる怒りを吹き出させた!
「なんで止めるんだっ!あいつがどんな戦いをしたのかイツキちゃんだって見ただろ!!
あんな戦い方をっ!…………」
イツキちゃんの手を払って抗議しようと振り向いたとき、俺の言葉が詰まった。
そこに居たのは……確かにイツキちゃんだった。
赤いパイロットスーツを着て、何時も俺達に対して笑っていたイツキちゃんだったはずだ。
だが、今は…………
その瞳から涙を流しながらも悲しいとは思わせない明るい表情をしたイツキちゃんだった。
「お願いです、アキトを、そっと、させてあげて、下さい……」
声もたどたどしかったが、それでも明るい表情だけは崩さなかった。
そんな表情をされて言われたらどうしようもねぇじゃねぇか。
ったくよ、一体何があったんだ、お前達との間にはよ。
俺は去っていく修羅の如き戦いをした男の背を見続けた。
私は、見てしまった。
アキトはナデシコに戻ってすぐに部屋に戻ろうとした。
私が引き留めようと走り出す前にウリバタケさんがアキトに詰め寄った。
「なに考えてやがるんだ!!」
確かに、あんな戦い方はしようと思っても出来るものじゃないと思う。
逆にあんな戦い方が出来ると言うことはアキトに何かがあったということ。
私は居ても立っても居られなかった。
「アキ…………」
声をかけようとアキトに近づいたとき、私は少し理解した。
何故アキトはあんな無茶をしたのか?
…………アキトは悲しかったんだ。
私はアキトと出会って一年位しか経ってないけどわかるよ。
アキトは、悲しんでる。
ううん、悲しみ、苦悩、孤独、絶望を内に溜めている。
だからアキトは無表情なんだ。
感情を出さないようにするアキトなりの行動。
その姿は、前に二度だけ見ている。
だから、わかる。
自然と私の頬に流れる悲しみ。
火星で何があったかはわからないけどこれだけは言える。
アキトは、自分を責めている。
私はウリバタケさんの手を止めながらアキトを見つめた。
その背中はいつものアキトとは違って見えた。
それはまるで迷子になった子供みたいに……
「……ねぇ、アキト君ってなんなんだろうね?」
艦長が火星で待ちかまえている敵をグラビティ・ブラストで一掃したところで、私達はやっと一息付ける状況になった。
私はアキト君のことがわからなくなっている。
最初は鋭い刃のような感じで周りの人を近づけさせない雰囲気があったけど、あの戦闘を見る限り何かを……そう例えるなら怒り、それも自分に対する。
私が感じたことだから実際はわからないけど私はそう感じたな。
「わかりません。
だけど私は……怖いと思いました」
メグミちゃんの言葉に私は間違いではないと思う。
その人をどう見るかなんてその人次第だから多種多様な答えがある。
さっきのアキト君を見るだけで私とメグミちゃんとの答えが違う。
それはアキト君が色々な感情を込めて戦っていた事になると思う、思いたい。
だけどこれは全て私の想像だけどね。
「…………ねぇラピスちゃん、この辺の敵はもう居ない?」
「うん、全て殲滅したよ」
ラピスちゃんに面と向かってその事を聞くわけにもいかなくて、それとなく話しかけてみたけど動揺した様子もなかった。
子供だから余り感じなかったのかな?
「じゃあいざ、火星へ!!」
艦長の一言でナデシコは火星の重力圏に入った。
そう、頭から…………
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜!!」
「ユッ、ユリカッ、人工重力を忘れてるよっ!!」
メグミちゃんが通信席で悲鳴を上げている。
そりゃそうでしょう、いきなり身体にかかる重力が90度変われば誰だって驚くわよ。
……幸いベルトで固定していたからそのまま前へ(下へ?)落ちて行くことはなかったみたいね。
アオイ君は艦長席に何とか捕まったみたいね、私からじゃ見えないけど落ちてきていないからきっとそうね。
かく言う私もちょっと苦しいのよねっ……
「ラッ、ラピスちゃん、重力をっ!!」
艦長が苦しそうな声でラピスちゃんに声をかける。
ラピスちゃんは身体が小さい分余裕があるみたいで平気な顔でコンソールに手を滑らせる。
「ふぅ、どうなることかと思ったぁ……」
「ほんとねぇ……ラピスちゃん、ちょっといい?」
私はメグミちゃんの言葉に相槌を打ったところでふとあることを思い出した。
「なに?」
「さっきのって船全体があんな感じだったの?」
「うん、そうだよ」
その言葉を聞き私は勢いよく立ち上がった!
船全体があんな事になっているということは……
「艦長っ、ちょっと抜けますっ!!」
「えっ?ちょ、ちょっとハルカさん!?」
誰かが声をかけてきたみたいだけどそんな事は無視よっ!
だって、あんな状態になっていたということはルリルリがっ!!
私は急いで医務室へと走った。
無事でいてねっ、ルリルリ!!
暗い。
暗い暗闇が俺の前を覆い尽くす。
光が存在しない完全なる闇。
その中俺は壁に寄り添って座っている
今の俺にはお似合いだな。
俺みたいな、何も出来なくて悔やむだけの者には。
どうやってここまで来たかなんてどうでも良いことだ。
部屋、俺の部屋。
ベット、タンス、テーブル、食器、台所、シャワー、あるはずなのに俺の目には映らない。
いや、そんな物は必要ない。
俺なんかが使って良いものじゃない。
プシュゥ。
「…………アキト……」
俺は、幸せになる権利なんかない。
俺は、誰も救えなかった。
「……アキト」
俺は、救うどころか傷つけてしまった。
俺は、最低の人間だ。
「アキト……大丈夫だよ、私は、ここにいるよ、ずっと……」
俺は、この声を知っている
俺は、この声の主を知っている
「…………何で、お前は俺にそんな声をかけてくれるんだ?」
純粋な疑問。
なんで、お前は泣いているのに……
「私が、そうしたいからだよ」
だけど、笑ってくれる。
俺に笑顔を向けてくれる。
その笑顔が俺の中に染みこんでくる。
「何故だ、俺はお前を傷……」
「それでも……私は、アキトの側にいるよ。
アキトの苦しみがそれで癒されるのなら……」
理解不能な考え。
だけど、今の俺には…………
暖かかった、涙が出るほどに。
また俺はこの暖かさに、カザマの温もりに甘えるのだろう。
その時、いきなり身体が壁に押さえつけられる感覚が身体を襲った。
気が付いたら俺はカザマと抱き合った体勢になっていた。
だが俺には、その感触が、たまらなく優しく感じた。
いつしか俺の頬に涙が流れていた…………
「ふぅ、私が出る幕じゃないみたいね」
私は廊下の壁にもたれながら溜息を吐いた。
「で、あなたはどうするつもり?」
「き、気づいていたのかっ」
廊下の角からこっちを見ていたウリバタケは気まずい顔をしながら観念して出てきた。
「さっきの重力制御が無くなったとき、あなたの叫び声が聞こえたのよ。
それと気配を隠すならもっとちゃんと隠しなさい。
じゃないと私が不審者と間違えて倒しちゃうわよ」
「んなの無理に決まっているだろうが!」
「そりゃそうよ、無理だとわかってて言ってるんだから」
「…………お前、いい性格してるな」
ウリバタケが呆れた様子で肩を落とした。
「褒め言葉として取っておくわ」
「……で、緋乃舞はこんな所で何をやってるんだ?」
呆れたと思ったら今度は一転して真剣な表情になったわね。
まぁ、こんな所に来るんだからそうでなくっちゃ困るんだけどね。
「こんな所というと、ナデシコ内の居住区の一画、テンカワ・アキトの部屋の前を指しているのかしら?」
「…………そうだよ」
あら、受けなかったみたいね、残念。
「理由は簡単、アキトを慰めようと思ったんだけどね、先客が居たみたいなの」
「……イツキちゃんだろ」
「あら、何でわかったの?もしかしてストーカー?」
「違う!!」
「冗談に決まっているでしょう、まったく」
「こんな時に冗談なんてっ!……」
「こんな時だからこそよ」
私はウリバタケの言葉を遮って話し始めた。
「あなたは何でここに来たの?
大方アキトと口論でもしたんでしょう、それもさっきの戦闘の事で。
あなたはアキトの戦い方が気に入らなかった、違う?」
「そうだよ……」
「で、その後アキトの様子がおかしかったからここまで来た、それであってる?」
「それも理由の一つだが、もう一つある。
イツキちゃんの事も心配だったんだよ。
イツキちゃんもどこか様子がおかしかったから……」
そっか、イツキちゃんは『あの』アキトを見たらそうなるかもね。
現に一度『あの』アキトを見て取り乱したからね。
「なぁ、緋乃舞はなんか知ってるのか?テンカワとイツキちゃんとのことを」
「そうね、二人との事なら知っていると言えば知っているわ。
だけど私は話せないわ」
「どうしてだ?」
「その事を話せるのは世界中でイツキちゃんだけよ。
だけど興味本位で聞こうとはしないで、それだけ辛いことなのよ。
聞く方も、話す方も」
あの事件はやりきれなかったわ。
二人とも傷ついて、嘆き、叫び、苦しんだから。
「……わかったよ」
ウリバタケは諦めたのかそのまま立ち去ろうとした。
だが何かを思いだしたのか立ち止まって振り返った。
「そうだ、テンカワに伝えておいてくれ、少しきつく言っちまったって悪かったなって」
「……あなたは自分が言ったことが間違いだったって思っているの?」
ウリバタケは私の顔を凝視した。
「どうなの?」
「……いや、そうは思っちゃいねぇ」
「ならなぜあなたは謝るの?
あなたがあっていると思ったらそれを貫きなさい。
あなたの腕には一人のパイロットの、そしてこのナデシコに乗っている全員の命がかかっているのよ。
そんなあなたがそんなに軽い考えで居てはいけないわ。
決めるときにはびしっと決めなさい」
「…………あぁ、そうだな」
驚いた表情をしていたけど顔を引き締めてウリバタケは答えた。
「そうよ」
「……緋乃舞ってなんだか年輩者みたいな事を言うんだな」
ピシッ。
「……それはどういう事かしら、ウ・リ・バ・タ・ケさん♪」
「しっ、失礼しましたぁ!!」
逃げ足は凄い早さね、もう見えないわ。
……私ってそんなに年輩者みたいな事言ってるのかしら、『気を付けて』いるつもりなんだけどなぁ。
「アキトとイツキちゃん、か……」
アキトは最初からこんな世界はあわないのよねぇ。
アキトは本当は人一倍責任感があって、優しすぎる反面とても脆く、崩れやすい。
その上に偽りのペルソナをかぶせてそれを誤魔化しているだけ。
アキトは強くも何でもない只の青年なのよねぇ。
イツキちゃんはその反対で一度決めたことは絶対に譲らない強いところがある。
それを支えているのは揺るぎない自分への信念、決意。
だからあの子はアキトの側に今でも居続ける、それがあの子が決めた未来だから。
他の子に絶対にマネできないほどの強さ、それはもしかしたらこの船に乗っている誰よりも強いものなのかもしれない。
その例が今のイツキちゃん。
自分が悲しくて泣いているのにアキトに心配させまいと、安心させようとして笑っている。
そんなイツキちゃんを誰もマネなんか出来きない、イツキちゃんだから出来ることなのだから……
「『強き者にはそれに見合った悲しみが存在する』か、誰が言ったものだったかしら……」
もしかしたら誰も言っていないのかもしれない、だけど私にはその言葉の重みがとても理解できる。
痛いほどに…………
「火星かぁ、久し振りだねぇ、アキト」
「…………………………」
火星、とうとう俺はここに戻ってきた。
1年、たかが1年だという奴もいるが俺にとっては長すぎた1年だった。
やっと、俺は…………
「ふぇ、アキトが無視するよ〜〜〜」
「艦長、そろそろ今後の方針を決めたいのですが」
包帯を頭に巻いたプロスがユリカを睨み付ける。
……包帯?
「あれ、プロスさん大丈夫なんですか?それにその包帯……」
「大丈夫ですよメグミさん、この包帯はさっきので頭を打っただけですから」
「あはは…………」
プロスの言葉を聞いた後、全員の視線がその原因の張本人に向かった。
その張本人は渇いた笑いをしているがな。
まぁ、今の俺にとってはどうでも良いことだが。
「ちょっといいか」
俺は早速用件を切り出した。
「どうしましたか、テンカワさん」
「個人的な用件で悪いが、少しエステで出かけたい」
その言葉にプロスは驚いた表情になった。
そりゃそうだろう、こんな所で単独行動がしたいなんて言えばな。
「…………一応それでどこへ出かけたいのですか?」
「ユートピアコロニー、そこへ行きたい」
俺の故郷、そしてもう存在しない故郷。
「ユートピアコロニー!アキトと私が住んでいたところだね、懐かしいなぁ〜!」
「いけません!今がどのような状況なのかわかっているでしょう!!」
やっぱりな、そう言うと思ったよ。
だが、俺はどうしても行きたいんだ!
「かまわん、行きたまえ」
俺が口を開くより先にフクベがそう言った。
……なんだと?
「フクベ提督!!」
「私には一応お飾りと言え指揮権がある。それに故郷を見る権利は誰にでもある」
どういう気の回しだ、フクベ。
何故お前が俺を助けるようなことをする?
謝罪のつもりか?
「…………わかりました」
まぁいい、ここはお前に助けてもらうとするか。
その後ユリカが駄々をこねていたが無視して俺は格納庫へと向かった。
後ろにはカザマが付いてきているが……
「……さっきはすまなかったな」
俺はまだ弱いことが痛感できた。
強くなろうとしているのに、どうしても強くなれない。
それがたまらなく嫌だっだ。
「ううん、そんな事無いよ」
それだけを交わして俺達は沈黙を保った。
他に言葉などいらない。
言葉になど出来ないのだから……
俺達はそんな関係。
格納庫に着くなりウリバタケが俺達の方へ寄ってきた。
「おいアキト、もう二度とあんな無茶はしないか?」
「ああ、あんな事はもうしない」
その真剣な眼差しに俺は真剣に答えた。
これからあんな事になった原因に俺はけじめを付けに行くんだ。
だからもうあんな事はしないはずだ。
「そうか……わかった、行ってこい!!」
「気を付けてね、アキト」
「ああ、ラピスのこと頼む」
俺はカザマとウリバタケに見送られナデシコを後にした。
行き先はユートピアコロニー伏坐那機動兵器試験実験所、俺が住んでいた場所であり俺が勤めていた場所だ。
「ここも……変わりないな、昔のままだ」
正確には屋根とかが壊れているが全体的にはまだ大丈夫だった。
薄く積もった埃が寂しさを出してはいるが。
ここは試験実験所の中の一部、休憩所と食堂が一体となった感じの場所だ。
「一年、か……長かったな……」
埃が積もっている椅子を払い、そこに腰掛ける。
こうすると色々なことが思い出せる。
あの頃の、懐かしい時を―――
『強ぇなぁ、どうやったらあんな動きが出来るんだぁ?』
『やったぁ〜、じゃあ今日のご飯はアキトの奢りね!』
『ねぇねぇ、明日みんなで出かけようよ!!』
もう戻らない過去の声。
だけど、色褪せることのない思い出。
みんなで騒いだ日々。
みんなで笑いあった日々。
みんなでふざけあった日々。
そんな過去を、思い出しても良いだろう、ここでもう一度。
だって、ここが、俺の『家』なんだから――――
「…………手を上げなさい」
そんな事を考えていると後ろから声が上がった。
馬鹿な!いくら何でも俺が後ろを取られるなんて!
いや、それ以上に生存者が居たんだ!!
「待ってくれ!俺は…………」
「動かないで!!」
カチャ!!
振り返ろうとするが後ろから銃らしき音を立てながら俺を制してきた!
「……こんな所で休んでいるからして怪しいわ。
それに、ここはある隊にとっては神聖な場所なのよ……」
ある隊!!
それにこの声……
まさか!!
「……ある隊とは『フォボス第五実験部隊』のことか?」
「!!」
「そして、君の名前は『眞霧 翠』……」
「あ、あなたは…………」
どうやらあっているみたいだな。
生きて、いたんだな……。
「俺だよ……翠」
俺は手を上げた状態で後ろを振り返った。
そこには、懐かしい、顔があった。
もう会えないと思っていた顔が、そこには―――
「あっ、アキト…………」
一年前まで一緒だった友が、驚いた顔をして立っていた―――
あなたは、誰?
私はルリ。
それは私、あなたは誰?
私もルリ。
そんなはずはない、なら私がここにいるなら何故あなたはここにいるの?
……………………
答えて。
…………もう良いでしょう、眠らせて。
答えて。
……………………
……バカ。
目が覚める。
一体どれぐらい私は眠っていたんだろう?
1日?
それとも1ヶ月?
身体のいろんな所が痛い。
一体私の身体に何があったんだろう?
「るっ、ルリルリ目が覚めたの!!?」
たしか……ミナトさん、だったっけ、どうしたんですか?
「…………み…………ぁ……」
声が上手く出ない、どうしてだろう?
まるでずっと使ってなくて使い方を忘れたみたい。
「!待ってて、今人を呼んでくるから!!」
ミナトさんが急いで出ていった。
一体何があったんですか?
私は、どうなったの?
あとがき
270万HITおめでとう御座います。
とうとう火星に来ました、長かったなぁ。
一応火星での話はこの『星視ぬ……』の中での一つの山場ですから。
……山場が幾つあるかは神のみぞ知る所ですが(激爆)
まぁ、先のことを話しても変わる可能性が高いので話すのを止めましょうか。
これから少しずつアキトとイツキの過去とか、火星での出来事を書いていきますよ。
もちろんルリの方も平行して書いていきますが。
こんな話でも読んでくれて面白いと感じてくれたら嬉しいです。
それでは。
代理人の感想
ふぅん?
ルリがちょっと変ですね?
ひょっとして本来のルリは「消えた」訳ではなかったのでしょうか?
まぁ、次回になればわかるとは思いますけれども。