LOST MIND GET AGAIN
第十五話『母星への帰還』
グォングォングォングォン……
ナデシコが地球のネルガル・サセボドックに収納されていく……
俺……魔龍 銀はそれをぼーと見ていた……いや、人事じゃないけどね。
現在、ナデシコのメンバーはほぼ全員、ガーベラに乗っていた、ナデシコはメンテナンスのために2・3ヶ月は動かせないそうだ。
ならば、と……丁度期間の内にクリスマスがあるということも含めて、思い思いが日本内の至る所に行くことにした……
ちなみに、ガーベラに乗っている理由は……単純に皆を帰すため。
……戦艦を、タクシー代わりに使う俺達って一体……?
ま、ナデシコだし、な。(納得)
あ、そうそう……ルリちゃんやアキト……ゲートキーパーズ隊、それと、ユグドラシル5世(のガーベラに乗っているメンバー)のメンバーはうちに来る事になった。
とてつもない事がおきそうな予感がするが……(汗)
簡単な話しである、行く場所がないメンバーだ。
えっ?お前の家が膨れるんじゃないかって?
……戦艦を簡単に建造するような奴だぞ、俺達は……
当然、全員分を一生養える分のお金や、敷地、家具などは全部そろっている。
……最も、こんなに多くの人間がいっぺんに来る事なんて前例にはなかったけどな。
ま、そんな訳でナデシコが収容されたのを確認した俺達は、各々の家を周る羽目になったのだった。(笑)
神奈川県、某所。
そして、全員を送り返した後……
……本当にいろいろな事があったけど。
例えば、ウリバタケ……あいつ、奥さんに腕ひしき十字固めと、卍固め……それと、大外がりを喰らっていたな……
あんたの奥さん何者だよ?
ヒカルちゃんなんて俺をアシとして連れて行こうとしていたしさ(汗)ヒロじゃないんだから(笑)
イズミは……ノーコメント。
リョーコちゃんは……同じくノーコメント。
いや、普通だったからさ。
白鳥夫婦(まだ結婚してないのにね)は熱い熱い……元一朗も冷や汗を掻いていたぞ?
メグミちゃんは意外と家に近いところにいるので、今度遊びに来るそうだ。
フクベ提督は出番がないって言ってたっけ?
ネルガル組はナデシコの付近で待機だ。
そして……俺のうちに来る奴らは……
あ、そうそう。熱血馬鹿は相手が人間だって分かって今だにへこんでいたみたいだな……
「わぁ〜、おっきい家!」
「私の家より大きいですぅ〜」
と、口々に俺の家の感想を言っている。
ちなみに、上の感想はユリカと麗子ちゃんね。
……ユリカは家が近いだろうと、という話もあるが、家を飛び出してきた身である、流石に帰るわけにはいかないと踏んだのだろう。
あのミスマル提督なら平然とユリカを拉致監禁しかねないからな……それは、流石に困る、うん。
「さ〜、皆さん上がってくださいねぇ〜、広間でお茶でも飲みましょう♪」
こんなに大勢の人数が来るのが嬉しいのか、フィセアはさっきから張り切ってばかりだ。
ま、フィセアって世話好きで料理好きで家事好きだからな……本当に良いお嫁さんになれるな。
でも、何で結婚しないんだろ。(おぃ)
「でも、困ったな……人数がこうなると、一人だけ……余るんだよな」
ユリカが流れ込んできた事によって、定員が二名ほどオーバーしてしまったのだ。
……どうしようかな?
「じゃあ、とりあえず一名は魔龍さんの部屋で寝る事に……」
「(ビクッ!!)」
……今、数名が凄まじいまでの速さで反応したような……(汗)
い、いや!そんな事より!!
「まてぇ!!俺の部屋ってどういうことだ!?」
「えっ?だって、魔龍様の部屋が一番広いじゃないですかぁ?」
あっけらかんと答えるフィセアに、俺は一瞬マジで殺意を覚えた。
くそぉ!フィセアめぇ……この状況を楽しんでやがるな……!
しかし、色々と彼女には貸しがあるために俺は何にもいえなかった(泣)
「さぁて、魔龍さんの部屋で寝たい方〜?」
ニューも面白がって、笑いながらそんな事を言う。
くっ!!こう言うゴシップにニューが乗ってこないはずがないか……!
そして、手を上げた人数は……以前よりも増えていた(泣)
ルリちゃん、ルリ、雪乃、ラピス、エメラダ、麗子、かおる……7人かい……あ、あれ!?
その時、もう一人手を上げている人物が居た……それは……
「アキト!?」
「ふっ……このまま行くと、問答無用でユリカと一緒の部屋にされてしまうのさ……(泣)」
確かに……しかも、十八禁な展開は間違いないだろう(汗)
俺は、一瞬だがアキトに共感を覚えた。
女性陣はアキトを睨んでいるが、アキトもここでこう言う展開になってもらっては困ると思っているのだろう。
必死に耐えていた。
「じゃっ、公平にじゃんけんって事で」
ニューがにこやかに笑いながら言った。
「じゃーん」
「けーん」
「「「「「「「「ぽいっ!!」」」」」」」」
!!!!!!!!!!
……勝負は一瞬だった。
ただ、アキトは悲鳴を上げたとだけ言っておこう(笑)
RURI(12)
……と、言うわけで私がじゃんけんで勝っちゃいました。
皆さんが申し合わせたようにぐうを出す中……私だけが何となくパアを出して勝っちゃいました。
とりあえず……どうしましょうか?
ぽけーと、荷物を持ちながら入り口の前に私は立っています。
魔龍さんは私が勝った時、物凄く安心していました。
……私だったら大丈夫だろうと踏んだんでんしょうけど……凄く、複雑です。
「どうしたの?ルリちゃん、早く入っておいでよ?」
魔龍さんが笑みを向けながら私に話しかけます……うっ……その笑みは反則です……(赤)
思わず紅くなって俯いてしまう私に、魔龍さんは困ったように言葉を言います。
「そんな、遠慮しないで。二ヶ月間暮らす事になるんだから、さ。ナデシコの自分の部屋のように使って良いんだよ?」
どうやら……魔龍さんはなんだか勘違いしているみたいです……
確かに、男の人の部屋に入るのは抵抗がありますけど……魔龍さんなら、そう言う点では安心でしょう……
けど……やっぱり……魔龍さんですし。
「う〜ん、ルリちゃんはベッド使ってくれる?俺、布団貰ってくるからね」
そう言いながら、魔龍さんが私に近付いてきます。
いえ、正確に言えば魔龍さんは私に近付いてきたんじゃなくて部屋を出ようとしているんですけど……
まぁ……大丈夫ですよね、私少女ですし、魔龍さんも分別のある大人ですし。
そう思いながら、私は思い切って入ってみる。
それと同時に、魔龍さんが外に出る。
「あ、じゃあ……荷物はそこにおいといてね」
そう言いながら指をさしている場所は……私の荷物が全然余裕ではいる所でした。
私は指定された場所に荷物を置くと、といあえず自分が寝る事になるベッドに座ってみた。
ナデシコで使われているベッドよりも、遥かに良いものです。
座った瞬間、ふわっとした感触が私の腰の辺りを覆い隠す。
私は、思わずどっさりと身体をベッドに預けてしまった。
移動までに疲れたのかはたまた緊張のせいで疲れたのかは分かりませんが。
…………急…速に睡……魔が襲っ…て…きま………す……
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
MARYU
「布団布団っと」
俺は、そう言いながらとりあえず、リビングに向かっていた。
そこにはフィセアが居るはずだからな……
「フィセア〜?」
俺は、リビングに入るなりフィセアの姿を探した。
……だが、そこにいたのは。
「……マリア?」
「あ、魔龍さん」
マリアは俺の姿を見つけるととてとてとてとてとてとて……と、走りよってきた。
ちょっと擬音が付く所がかわいらしい、かも?
それに、彼女のふわふわの銀色の髪の毛が揺れるのはちょっと神秘的だ。
……銀色の髪、か。
高望みはいけない事だと分かっているけどね、あいつが居てくれると凄くありがたいし助かる、な。
俺は、彼女を見ていて思い出した、長い銀色の髪の毛の親友のことを思い浮かべた。
おそらく、金色の髪の毛の恋人と色々な世界を回っているだろう。
「?魔龍さん、どうしました?」
「おっと、すまん。いやな、ちょっと思い出したことがあったんだよ……」
「はぁ……?」
彼女は何の事だろう、と、思いながら首をかしげる。
……ふう……
「布団を取りに来たんだけど、フィセアを知らないか?」
「あ、その事なら私が代わりにやってます」
「えっ?」
珍しいな、フィセアが自分の代わりに人の世話を任せるなんて……あいつ、凄い世話好きなのに。
と、思って聞いてみたら、どうやら結局人の手伝いにかり出されているらしい……
あ、ちなみにニューは既に自分のラボ(笑)で、イネスと一緒にこもってるから(笑)
なんだか、新薬を作っているらしいよ、マジで。
……犠牲者は誰になるのかな?
ちなみに、翌朝……某ゲートキーパーズ隊の隊長が悲鳴を上げる事になるのだが……それはまた別のお話。(苦笑)
看護は、ルリ子ちゃんがやるのは既に当然のことになっていたりする。
「あ、それと、ウリバタケさんも明日来るそうですよ」
「……ナデシコ三大マッドが集まるのか(汗)」
……一人目はイネス=フレサンジュ。二人目は倒魔=ニュー。三人目はウリバタケ=セイヤだ。
こりゃあ……大変な事になるな。
「あの……シタン先生も居るんですよね?」
「(汗)」
……そうだった……シタンも居るんだな……あいつは……ガーベラ専属だから、な。
とりあえず、布団を貰ったがすぐに戻るわけにはいかなくなった。
マリアに頼まれて、各所に布団を配布する事になったのだ。
ま、そんな訳で今、ルリの部屋に行っているとちゅうだった、何故なら、一番近いからだ。
「ル〜リ、入るよ?」
「あ、魔龍さん、待って!」
がちゃり。
ルリが止めるがとき既に遅し……
俺とマリアはとりあえず、ドアの前で呆然としている。そして、ルリ自身も呆然としている。
……ちなみに、今、ルリは下着姿だったりする(汗)
え〜と……
「あ、ははははは……ここに、布団置いとくから……じゃあ」
「あ、は、はい」
俺と、マリアは気まずいままルリの部屋から出たのだった。
「次は注意しましょうね」
「そ、そうだな(汗)」
で、次に来たのはアキト&ユリカの部屋だった。
……俺的には、今夜アキトの理性が持つかなぁ〜?なんて、考えてたりする。
ま、大丈夫俺の家って一部屋ごとに洗濯機とかなんでも付いているから、処理はばっちりだぜ(なんのだよ?)
それはともかく……と。
「ア〜キト、ユ〜リカ。入るよ〜?」
今度は返事が返ってくるのを待つ俺。
………………………………がちゃり。
何故か、数分待ってから慌てて扉が開いた。
「よ、よぉ!魔龍!!」
「……なんで時間差があった?」
「ユリカが……下着姿で暴れまわった」
「「………………」」
なるほど、それを押しとどめていて時間がかかったのか……
まぁ、それはともかく……
「ほい、これ布団ね」
「どうぞ」
「おっ、サンキュウ」
アキトに布団を手渡しながら、俺とマリアは苦笑するのだった。
次に行ったのは、エメラダの部屋だった。
ただ……今回も大変だった。
今までとは別の意味で……
「入るよ〜?エメラダ〜?」
先ほどの調子で気楽に声をかけつつ俺は、扉の向こうから返事が返ってくるのを待った。
…………
「……どうぞ」
10数秒位間があってから扉の向こうから声が聞こえる。
俺とマリアは一瞬顔を見合わせながらも扉の中に入る。
中にいたのは……妙に少女趣味な服を来たエメラダだった……(滝汗)
「え……エメラダさん?」
マリアも上ずった声と引き攣った顔で呆然と囁く。
はっきり言おう、似合いすぎ(笑)
ちょっとクールな雰囲気があるが、やはり彼女も女の子その姿に違和感がない。
「ど、ど、どうしたんだそれ?」
そう言えば……どういう服か説「説……明?」じゃなくて、描写していなかったな。(汗)
彼女の服装は、フリフリなフリルが付いたロングスカートで、リボンがところどころについている。
彼女の髪の毛の色に合わせてエメラルド色の服がかなり合っている。
……フィセアだな、こいつは。
「後で……お仕置きだ、フィセア」
と、言う事でフィセアを締めた(笑)後、俺とマリアは次の部屋に向かう事にした。
……これ以上書くと、限りないので省略。
「ごめん、ルリちゃん、遅くなっ……」
全員に布団を配り終わった時には三時を回っていた。
非常に不味いと思いながらも俺は自分の部屋に戻ってきていた。
待っているかな?と、心配していたが、日の光をその身に受け、彼女自身の持つ、銀色の髪の毛の光沢を美しく放ちながら穏やかな寝息を立てているルリちゃんがいた。
「クスクス……」
おもわず、笑みを浮かべながらルリちゃんに近付く俺。
おそらく、暖かい日の光に当てられたのだろう、熟睡している。
「猫……みたいだな」
身体を丸めて眠るルリちゃんを優しく見つめながら、俺はそっと彼女を抱き上げる。
そして、静かに布団を開き彼女をその中に横たえてあげる。
……むぅ……ちょっと可愛いかな?(照)
妙な保護欲にかられながらも、俺は彼女を起こさないように静かにじー、と見つめた。
……この後、フィセア達が呼びに来るまで愛くるしいルリちゃんの寝顔を俺が見続けたのは言うまでもない(笑)
そして、翌朝……
俺は、とんでもない再会を目の当たりにする事になる。
ぽかぽかとした朝の陽気が俺の身体を包み込んでいた。
やはり、どんな所よりも自分の部屋が落ち着くと言う事を再認識させられた。
むっくりと緩慢な動きで俺は布団から起き上がると、いつもの調子で服の着替えを始める。
……ルリちゃんは寝ているから大丈夫だろう。
昨日、あれだけ寝ていたのにまだ寝ているのだからよっぽど疲れたのだろう。
そう思いつつも、着替えを簡単に終わらせた。
「……さて、ルリを起こすかな?」
そう言いながら、ルリちゃんに近付きゆさゆさとベッドをゆする。
「ルリちゃん?ル〜リちゃん?」
「……ぅ…………?」
僅かに目をあけてうめく、そして、俺の姿を確認した。
……低血圧なんだねぇ、ルリちゃんって。
そして、次の瞬間はっとした表情で目を開け、俺の顔をもう一度確認する。
「ま、魔龍さん?」
「やっ、随分と可愛い寝顔だったね?」
クスクス笑いながらからかうような俺の口調に、ルリちゃんは顔を真っ赤にした。
≪ごちそうさまでした≫
「てっ、何故に皆俺に合わせる!?」
俺は、引き攣った顔で叫ぶように言う。
と、その時。
ピ〜ンポ〜ン……
それは、食後に唐突に聞こえた音だった。
限界のチャイムが鳴ったのだ。
しかし、こんな朝早くから誰だ?
俺は、即座に反応しながらも玄関に歩いていこうとする。
「あ、魔龍様。私が……」
「いいよ、俺が直接出るって」
そう言いながら、手をひらひらとさせる。
ちなみにニューは昨日から研究室にず〜とこもりっぱなしだ。
……ま〜たなにかの実験をやっているな、今度はイネスも一緒か……
とか、思いながら俺は玄関に向かう、何気にちゃっかりとルリちゃんが後ろからついてきてたりする(笑)
……あれ、前にもこんな事なかったけ?
「は〜い」
俺は、ゆったりとした調子で玄関のドアをあける。
がちゃり
すると、一人のセーラー服の少女がいた。
年の頃は13、4……て、所だろう、ルリちゃんと大体同じ位である。
……へっ?
思わず一瞬唖然としてしまう俺、だって……この娘は……
「わぁ、魔龍お兄ちゃん!!ひっさしぶり!!」
そう、彼女は……300年もの前、俺の義理の妹だった少女……
「ま……舞!?」
「え〜と、魔龍お兄ちゃんの義理の妹の……双竜 舞です。よろしくお願いします」
ぺこりとお辞儀をしながら、双竜 舞……かつて、過去において湯上谷 舞と呼ばれていた少女は自己紹介する。
……彼女は、三百年も前に俺の義理の妹だった少女だ……
勿論、ディメンジョンディストーター≪空間操作能力者≫としての能力がある以外普通の女の子だ。
彼女の話しによると、気づいたらこの世界のこの時代に転生していたらしい。
しかもである、かつての俺の戸籍上の名前、双竜の姓で。
偶然にしてはできすぎだよなぁ〜。
しかも、聞いた話によると三百年前のメンバーは殆どこの世界に転生しているらしい、容姿、スタイルなどの変化は全く無しで。
違う所と言えば、夜羽子、フェンリルが人間として生まれた事か……
ちなみに、夜羽子はヴァンパイア・ロードで、フェンリルは魔狼である。
あ、他のメンバー……真由美、光、美鈴、栞、ミナ、夜羽子、フェンリル、ガブリエル、茜、葵、ティンクは後に来るらしい。
分かっていると思うが……全員女だ(泣)
それはともかく……俺は、痛み出した頭を抱えていた。
理由……?そんなもん、後で分かる。
「世の中って不思議な事が起こる物ですね〜」
待てやフィセア、そんな台詞で終わらせんじゃない。
さらに痛み出す頭を抑えながら、俺は心の中で愚痴った。
……俺、寝れるかな……?
一抹の不安を残しつつ、ひたすらへこむ俺だった。
悪夢は……続くらしい。
「魔龍さん、後で、詳しく説明してくださいね♪(怒)」
マリアが音符のつきそうな口調でにこやかに笑いながら、青筋を浮かべるという高等技術を行いながら言った。
「私も聞きたいですね(怒)」
ルリちゃんもそれに乗ってくる。
「は……い……」
俺には……頷くしかなかった。
座談会
銀:いや〜ようやっと十五話が終わりました!!ここまで来るのって大変ですね!!魔龍 銀です!!
瑠璃:テンション高いですね……どうしたんです?
魔龍:この座談会かいている日が実はイベントなんだよ、しかも、死ねるくらい寝てない。
銀:ふははははははははっ!!遂に明け方の五時だっ!!
アキト;……ここまで作者を壊すとは……恐るべし、イベント。
ユリカ:そ、それはともかく、今回は遂に新しい作品が入ってきたね?
舞:は〜い!その作品について詳しく説明……
イネス:させてもらうわね!!
一同:イネスさん!?
イネス:ふふふふ、久しぶりの出番だわ……え〜と、説明するわね。この時代から遡って300年前……その時代は、十二星座の星でアクエリアス……つまり、2001年代の時代はアクエリアスの時代だったわけよ。そして、その時に裏の世界での表向きには少女達だけの勢力間の戦い……つまり、変革の時代と言われているアクエリアンエイジがあったのよ。それで、変革の時代と何故いわれているのか……
舞:それは、そう……新たな勢力である新人類……今思えば変だったけど……を自負する私達E.G.O……そして、異世界からの使者イレイザーの介入によって、戦いはもとにあった三勢力……WIZ−DOM、阿羅耶識、DARKLOREの戦いに介入して言ったの。
魔龍:けど、変革はそれだけでは止まらなかった……
アキト:どういうことだ?
フィセア:その勢力間の争いの中に新たな勢力ともいえる、少女達を支配する力をもった第六の新勢力……マインドブレイカーの勢力が現れ始めたんです。
ユリカ:えっ?
ニュー:マインドブレイカー達の目的は少女達を支配しこの世界すら支配……というか、統一する事……余り変化はありませんけどね。
舞:だったんですけどね……そこに現れたのが……
ルリ:魔龍さんだったんですね?
舞:はい。
魔龍:俺の当初の目的はイレイザー内に居る……アークエンジェル“ガブリエル”を助ける事……
アキト:ふむ。
フィセア:だったんですけど、抑止力や余り邪魔にならないようにと各勢力の裏を殆ど潰しちゃったんですよね。
マリア:えっ……?
銀:そう、各勢力の裏……人体実験、ドーピング薬剤、イレイザーの解剖、他の勢力の少女達の力を自分達の者にする為の実験……etc…etc……とかやってる所をね。
舞:はい……その過程であった仲間が……私たちなんです。
魔龍:俺にはマインドブレイカーとして彼女達の能力を高める事が出来るからな……それに、色々やるのに彼女達のクラスの人間がいてくれるのはありがたかった。
ルリ:その時の仲間の転生ってことですか?
魔龍:そう言うことだよ。
銀:最後に、ブレイクについて少し解説を……はい、魔龍(キャラ)
魔龍:ああ……ブレイクとは、彼女達が持っている本来の“能力”を開放させる事……つまり、潜在能力を開放させることなんだ。
銀;ちなみに、ここにいるキャラクター達は殆どブレイクされている、ちなみに、ブレイクする事は同時に“支配”……精神を支配する事を意味する。
ルリ:なるほど……
代理人の感想
出来過ぎですねぇ(爆笑)。
まぁ、展開自体が唐突かつできすぎと言う話もありますが。
出すなら伏線くらい張っておいた方がいいのではないかと思います(苦笑)。