火星や木星の遺跡(プラント)を残していった種族は、ある三つの宗教を信仰していた。
そして、それは火星に逃げ延びた者達の間でも信仰される事となった。
一つは、真紅の羅刹 修羅の道を歩む者達の間で信仰され、
信者にはさまざまな戦闘技術が教えられた。
一つは、NATTO 萌えを信仰の対象とした漢達の集団
独自の情報網をもち信者には情報とグッズ等の配布と販売が行われた。
一つは、大魔王教 ダークと鬼畜と外道を掲げマッドな科学者達の多くが信者である
独自に様々な実験等を行う警察や軍隊に逮捕してほしい集団である
これは、約百年前の火星のある家庭の日常である。
外伝五話
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翌日、目を覚ましてみると両腕が重い。見ると明と冬香が居る。
そういえば昨日、これからは二人と一緒に寝ることにしたんだ。
「明、冬香起きろ。そろそろ起きる時間だぞ?」
「う〜、ん?あ、アキトおはよう」
「おはよう冬香、ほら明も起きろよ」
「う〜、アキトおはよう」
明はすこし低血圧気味なのでまだ完全に起きるには時間が掛かるかな?
「二人ともシャワー浴びてきたら?昨日は汗をかいたからね」
二人は顔を紅くしている。
「そ、そうね。服をまだ着てないからアキトは早くあっちに行ってよ」
「そうよ、早くあっちに行って。お義父様も待ってるんでしょ?」
そのとおり、今回の事で殺さない条件に訓練にでろと言ってきたのだ、あの外道は。
まったく、あれでも人の子か?
「わかったよ。それじゃ、行ってくる」
「いってらっしゃい」
「朝食の用意はしておくね」
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ふう、やっと公園についた。
それにしても朝の早くからよくこれだけの人数が集まるな。
「遅い、時間どうり来ることもできんのか?」
親父がわざわざこっちに歩いてきてまで言う。
「ちょっと遅れただけじゃないか?」
「黙れ、さっさと準備しろ」
仕方ない、ここはおとなしくしておくことにしよう。
まずは何からしようかな?手始めにめぼしい女の子でも探しておくか。
公園内を見まわす。
「ん?親父」
「なんだ?眠いとかほざいたら殴るぞ?」
「いや、確かに眠いけど。そうじゃなくてあれも親父の関係者か?」
「?誰の事だ?」
親父も俺の指すほうを見る。
そこには木目の変なきぐるみを着たキノコが居た。
「あんたがテンカワ・アルトね?」
「やっぱり親父の関係者か」
アキトはやれやれとため息をつく。
「違う!だんじて私の関係者ではない!」
「なにいってるんだよ。親父を訪ねてきたんだろ?親父の関係者に決まっているじゃないか」
「私の友人にキノコなどいない!」
「ちょっと、私を無視してんじゃないわよ」
「ふっついに普通の友人がいなくなったようだな。人間ここまで堕ちたくはないものだ」
「ちがうといっておろうが!!」
「無視すんなって言ってるでしょうが!!」
「うるさい!キノコのくせに、歩くだけじゃあきたらず俺達の会話を邪魔する気か!!」
「マッシュルームの親戚の分際でうるさいぞ!」
「ムキー!私は大魔王教の改造人間キクラゲ・サダアキよ!」
あ、キノコが怒った。
「大魔王教?」
「あのヤバイ集団か?」
「そうよ!天国司教様の為ひいては我等が大魔王様の為に邪教は排除するわ!!」
「外道司教様本当によろしいのですか、絶対に負けますよ?」
「所詮はただの捨て駒、我等が大魔王様の教えにもそう書いてあったろう?」
全身金色の爬虫類男がこたえる。
「そうですね。でもアレの何処がキクラゲなんです?」
「木目のクラゲはキクラゲにきまっておろう?」
「……本気で言ってるんですか?」
「奴等なりの冗談だ。なんでもあの木目が巧くいかずいままで開発が遅れていたらしい」
「そ、そんなくだらない事で」(汗)
「さあ、行きなさい!」
「ムーーーーーー!」
キノコがそう言うと何処からとも無く黒いキノコもどき(ムネミン)が現われる。
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数分後
「「「「「お前等弱いな」」」」」
ムネミンとキノコはずたぼろにされていた。
「くっ貴方達なかなかやるわね。憶えてなさい!」
キノコが逃げようとする。
「甘い!行けアキト!」
「はい?」
アルトはそう言うとアキトを掴みキノコへと投げた。
投げられたアキトは頭からキノコへと激突する。
チュドーーーーーン!!
「終わったな」
その後には爆発に巻き込まれてずたぼろになったアキトが残された。
アルトは何かを成し遂げたかのような晴れ晴れとした顔をしている。
「アキト次からはちゃんとキックして帰ってこいよ?様にならんからな」
「こ、この親父。いつか殺す、ガクッ」
そう言ってアキトは倒れた。
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後書き
このような駄文を最後まで読んでくださってありがとうございます
彼等は何処からきて何処に向かうんだろう?
予定していた物と全くの別物になってきました
次からも本格的に大魔王教を出していきたいです
それでは、また