『俺が帰るべき場所は・・・ナデシコだ!!
皆が揃っているナデシコだ!!
何処に跳ばされ様と、俺は絶対に帰って来る!!
例え、遥かな距離だろうと、時を超えても―――』
プロローグ
……俺は、ユーチャリスの艦長席で目を覚ます。何も変わっているところは無い。
と言っても俺の目が何かを映すことなどもう、ないが。それどころか俺が気づいていないだけで
もう、体の大部分が死んでいるのかもしれないな。いや、壊れていっているのは、体ではなく
こころの方かもしれないな。そんなことをふと考える。
「…………やはり夢、か。久しぶりに見た夢が過去に戻ってやり直す夢とは、俺も未練がましいな」
……ランダムジャンプで、過去に戻り、和平を目前にして、またランダムジャンプして消える夢
…………まあ、あのあとどうなるかを考えるとあれで良かったような気もしてくるが。」
「……ふう、危なかったねえ、アキト兄。まさかあんなことになるとは思わなかったよね」
「ほんと、ほんと。でも、何とか無事で良かったよね」
「………………は?」
「? どうしちゃったの? アキト兄?」
「!? ディア、僕達の体が!?」
「!? どうなってるの、これ?」
……………なぜか、俺の前に人が二人いる。
片方は、長い黒髪に金色の目をした13,4歳の少女
もう片方は、同じく黒髪に金色の目の13,4歳の少年
「……誰だ?お前等は」
「私がディアで、こっちがブロス。忘れちゃったのアキト兄!?」
「そうだよ!さっきまでいっしょだったのに忘れるなんてひどいよ!?」
「ディア?ブロス?そういえば夢に出てきたのと似てるが、おまえ達ほど大きくないし、第一あいつらはAIだろうが?」
「そんなこと言ったって僕達にもわからないよ」
「そうだよ」
『では、説明しよう』
!? いきなり俺達の前にウィンドウが開く
『我が名はBen。場所によってはボソンジャンプの演算機とか、大魔王とも呼ばれるな』
「……つまりおまえは、ボソンジャンプの演算機なのか?」
『ああ、そうだ』
「で、説明とはどういうことだ?」
『それはな、おまえが,見た夢はほかの世界で実際にあったことで、おまえにはそこで、漆
黒の戦神と呼ばれた男の経験と、私が手土産がわりにあげたオプションをあげた』
「オプション?」
『ああ。もうおまえは、CCなしでジャンプできるぞ。それに制御用ナノマシンを付けたから五
感もばっちりだ。それどころか、かなりすごくなってるぞ、おまえ。
後、ディアとブロスだが、あのままだと場所とって邪魔だから人の姿になれるようにしたんだ。ちゃんと食事とかも出きるし、ある程度まで年も取るぞ』
「……年齢が変わってるように思うが?」
『ああ、そのほうがなにかと便利だと思ってな。それにそのくらいの方が、おまえも嬉し
いだろう?』
「どう言う意味だ?」
『!?まさか、この私にそんなことを言わせようと言うのか!?
貴様、思った以上の鬼ち ゴッ
『鬼畜は、貴様だ!!』
『だっ代魔王、なぜここが!?』
『貴様が、逃げる為に他人を巻き込んでジャンプしたようだが、この私からそう簡単に逃げら
れると思うなよ!!』
『ちっ良い手だと思ったのに』
『こっちも忙しいんだ!!手間をかけさせるな!!!』
「おい、こっちを無視して話を進めるな」
『なっ何をする!代魔王!!』
『うるさい!!忙しいと言っているだろうが!!さっさとこっちに来い!!!』
『アキト〜〜、へるぷ、みい〜』
『だまれ!!さっさと歩かんか!!!』
…………………………字は違えど、共に魔王と称される者は去っていった。
「何なんだ?あいつらは?」
「さあ? でも、わかったことが一つ」
「僕達は、あの人が逃げるためにジャンプさせられたってことだよね」
「…………………まあ、いいか。俺には関係無い」
「!?アキト兄?」
「俺は、アキト兄じゃない」
「まさか、僕達を捨てるの!?」
「…捨てるもなにも拾ってないが?」
「私は、アキト兄のサポートAIなんだよ!」
「……別にしなくても良いぞ」
「やっぱり捨てる気なんだね。捨てるなんてひどいよ、アキト兄!!」
「………だから、拾ってないって」
…………………少々お待ちください
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『で?結局、居付くことになったの?』
「…ダッシュ、何も言うな。」
『ラピスになんて言うつもり?』
「…………」
『アカツキさん達にも、説明しないとね』
「…………………」
『火星の後継者の残党がりも終わってないけど?良いの?』
「……………………」
『ナデシコで、アキトがどうだったかわかったような気がするよ』
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後書き
このような、駄文を最後まで読んでくださりありがとうございます。
短いような、短くないような、変な感じです。
これも、突発的に書いた物なので、続けるか決めていません。
どうしよう? Benさん、鋼の城さん、もし続きを書く場合、まちがいなく再登場してもらわなければなりません。
もしかしたら、ほかの投稿作家の方々にも出てもらうかもしれません。
もしこれを読まれた投稿作家のなかで続きを書く場合出しても良いと言う方がいれば、メールか書きこみをしてもらえませんか?
それでは、また。今後もよろしくお願いします。
代理人の許可
OKです(爆笑)