後始末・・・

 

 

 

 

 

こんにちは、ルリです。

ここはナデシコ艦内某所にある秘密の部屋。別名、裏お仕置き部屋です。

アキトさんをお仕置きする表のお仕置き部屋と対をなす、

主に某組織構成員に肉体的お仕置きを実施するための部屋です。

そのための道具もよりどりみどり備わっています。

本当に、毎回どれを選択するか迷うくらいです。

でも、今回のお仕置き内容は決まっています。

ただ・・・

今回イネスさんが少々暴走しています。

なので、ちょっとえげつないお仕置きが行われます。

もし、そういうのがお嫌いでしたら読み進めるのはお止めになられた方がよろしいかと。

...

.....

........

ここまで来たということはかまわないということですね。

わかりました。

では、続きをどうぞ...

 

 

 

「さて、アカツキ君とウリバタケ班長へのお仕置きはこれぐらいでいいわね?」

 

「「「「「「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」」」」」」

 

イネスさんの確認に同盟メンバーが声をそろえて返事をします。

そして、彼女達の足元にはぼろくずと化したアカツキさんとセイヤさんの二人がマグロのように横たわっています。

今回の行為に対するお仕置きとしては、まだ軽い方ですね。

それもこれも、アキトさんの精神的なリフレッシュがうまくいったからですけど。

まあ、アリサさんについては報告会を開いて、デート中の違反事項に対する制裁はおわりましたから、

某組織構成員へのお仕置きに移っているんですけどね。

 

「それじゃ、次のお仕置き対象に移るとしましょうか?」

 

「「「「「「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」」」」」」

 

ガラガラガラ

 

次のお仕置き対象がカートの上に後ろ手に縛られて運ばれてきます。

運ばれてきたのは、ブリッジで見慣れた二人でした。

 

「・・・ハーリー君のお仕置きは特別バージョンです。」

 

そのうちの一人を見つめて私は低い声でつぶやきます。

 

ビク!

 

私の呟きを聞いてカートの上の小さい方の人影が震えます。

 

「・・・私も手伝うよぉ♪」

 

ビクビク!

 

ラピスの同意の声に震えが大きくなります。

でも、この段階でも大きい方の人影は虚勢を張るだけの余力が残っていました。

 

「ははは、今回は僕達の作戦勝ちさ!!

 ・・・でも、お手柔らかにお願いします(ビクビク)」

 

ふっ、今更そんなことが通るとでも?

 

「「嫌(です)」」

 

私とラピスの拒絶にカートの上で涙ぐむ二人。

それなら、最初からこんなことしなければいいと思うのですが。

 

「「それはそれ、これはこれです!」」

 

ジュンさんとハーリー君が声をそろえて叫びます。

あらあら、いつのまにか声にだしていたようですね。

でも、そういうつもりなら覚悟を決めてもらいましょうか?

 

「では、みんな。生け贄を装置にセットして!」

 

「「「「「「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」」」」」」

 

イネスさんの号令とともに持ち上げられ、今回のお仕置き装置に運ばれて行く二人。

 

「うわー、いやだー、やっぱりいやだー!!」

 

「天はなぜ我を見放したもうかーーー!!!」

 

うるさいですね。

この段階に至ったらもう覚悟を決めるしかないのに。

そうこうしているうちにお仕置き装置にセットされる二人。

今回のお仕置き装置は単純な十字架に手枷、足枷がついているものです。

 

「はい、ご苦労様。もういいわよ。」

 

「「「「「「「「「「「「「「ふうー!」」」」」」」」」」」」」」

 

お仕置き装置にセットされた二人は、顔面蒼白、冷汗だらだらの状態になっています。

 

「あら、そんなに心配しなくても大丈夫よ。

 今回の貴方達に対するお仕置きは今までとはちょっと違うものだからだから。」

 

にっこり笑ってそう告げるイネスさん。

そのイネスさんの言葉を聞いてちょっと顔色が良くなる二人。

ふっ、甘いですよ。

 

「さて、それじゃみんな用意はいいかしら?」

 

「「「「「「「「「「「「「「OKでーす!」」」」」」」」」」」」」」

 

いつのまにかメンバー全員が筆と薬ビンを持っています。

もちろん私もです。

 

「うーん、すこし服をはだけた方が塗る場所が多くなってよいかしらね。」

 

「それじゃ、ちょっとめくりましょうか。」

 

そういうとあっというまに二人とも上半身がはだけられました。

 

「うん、こんなもんかしらね。」

 

その様子に満足そうなイネスさん。

非常に居心地悪そうなジュンさんとハーリー君。

自業自得です。

 

「じゃあ、塗っていいわよ。」

 

イネスさんの開始の合図とともにメンバーが筆を薬ビンにつけ、中の液体を二人の身体に直接塗り付けます。

 

ぬりぬり

    ぬりぬり

        ぬりぬり

 

首元、二の腕、脇腹、足の裏 等々あっちこっちに液体が塗られて行きます。

かくいう私もハーリー君に塗り付けてますけど。

ジュンさんにはサラさんがはりきって塗っていますね。

アリサさんにデートを取られたのがよっぽど悔しかったのでしょうか?

しばらくたった後、イネスさんが終了を告げます。

 

「さて、みんな、もういいかしら?」

 

「「「「「「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」」」」」」

 

塗り終わった私達は筆と薬ビンを速やかに所定の場所にしまいます。

一方、お仕置き装置の二人は怪訝そうな顔をしています。

まあ、これまでのお仕置きと比べると全く趣が違いますから、まごつくのも無理ありませんが。

まあ、今回はあくまで新しいお仕置きの実験ですし。

 

「じゃあ、みんな、今のうちに例の装置をセットしてくれる?」

 

「「「「「「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」」」」」」

 

ガラガラガラ

 

アームの生えた機械を2台、二人の近くまで持ってきました。

二人はますます怪訝そうな顔をしています。

ここは、あの人の出番でしょう。

 

「説明しましょう!」

 

あっ、やっぱり。

 

「何か言った、ルリちゃん?」

 

「いいえ、何も。」

 

「そう。」

 

相変わらず自分のことには鋭い人ですね。

まあ、ここは素直に彼らに対する説明を聞きましょうか。

 

「このアームの生えた機械。

 これは、アームの先に電気ショックを発生させる装置よ。

 これから二人に渡すコントローラでアームを操作することができるわ。」

 

そういって、手枷にはまった二人の掌にコントローラを渡すイネスさん。

 

「あの〜、質問があるんですけど。」

 

おずおずとお仕置き装置に拘束されたまま質問するジュンさん。

 

「何?」

 

質問されたことがうれしいのかにこにこしながら応答するイネスさん。

 

「このコントローラで電気ショックを発生する機械を操れることは分かりましたけど、

 誰が誰に対して使用するんですか?」

 

その質問を待っていたといわんばかりに嬉しそうに説明するイネスさん。

 

「もちろん、貴方達が自分自身に対して使用するのよ!」

 

「「はいぃ!?」」

 

その返事を聞いて愕然とする二人。

まあ、当然ですけど。

誰だって、自分自身に対して痛い思いをさせたりはしないと思いますものね。

でも、そのための準備は終わっているんですよ、二人とも。

 

「先程、貴方達に塗った薬。

 あれは、私が開発した激かゆ君1号といって、塗ってから3分もすると猛烈なかゆみを発生させる薬なの。」

 

そこまで説明が進んだとき、お仕置き装置の上の二人がそろってうめきました。

 

「あら、効いてきたみたいね。」

 

その瞬間、冷静な科学者の顔に戻る説明おばさん。

 

「「かっ、かゆいぃぃぃ!」」

 

叫び出す二人。

うーん、本当にかゆそうですね。

 

「「かゆい、かゆい、かゆいぃぃぃ!!!」」

 

暴れ出す二人。

もっともこうなることを予想して、手枷足枷には怪我をしないよう柔らかいゴムで保護してあります。

私達も鬼じゃありませんから、むやみに傷つけることを好んだりしません。

#鬼じゃない?本当にそうか?(疑)

 

でも、かゆいのにかくことができない。

これはへたな拷問より辛いですから.....

 

「「かゆい、かゆい、かゆいぃぃぃ!!!」」

 

そんな風に考えている私の視線の先で暴れ続ける二人。

うーん、それにしても本当にかゆそうですね。

これは、イネスさんの薬は成功ということでしょうか。

 

「かゆいでしょう?

 でも、かけないわよね。

 そこで使うのがさっき渡したコントローラよ。

 電気ショックの痛みで一時的にかゆみを押さえることができるわ。」

 

まさに悪魔のささやきのごとき、「イネスのささやき」にコントローラを使ってアームをかゆい個所に伸ばす二人。

そして...

 

バシッ

 

「「いっ、痛い、かゆい、痛い、かゆい!」」

 

電気ショックの痛みと他の場所のかゆみに悶える二人。

でも、かゆみに耐え切れないのか再びアームを動かしてかゆい場所に伸ばす。

そして、再び閃光!

 

バシッ

 

「「いっ、痛い、かゆい、痛い、かゆいぃぃぃ!!!」」

 

再度、電気ショックの痛みと他の場所のかゆみに悶える二人。

 

こ、これはずいぶんとえげつないお仕置きになってしまいましたね。

ちょっと、同盟メンバーも引きが入っています。

でも、そんな中でイネスさんだけが満足そうな顔をして二人を見つめています。

 

「かゆみに耐えかね、自らの身体に電気ショックを与えてしまう。

 電気ショックの痛みによって、わずかの間かゆみは収まる。

 しかし、すぐさま他の場所がかゆみだす...

 これこそ、かゆみと痛みの無限地獄。新しいお仕置きは成功ね。」

 

拘束台の上で悶える二人を見ながら楽しそうにコメントするイネスさん。

さすがは、希代のマッドサイエンティスト...

神経の作りが私達とは違うようです。

 

「ルリちゃん。何か失礼なことを考えてない?」

 

「いいえ、考えていませんけど。」

 

勘が鋭いですね。

某エヴァの赤○リツ○博士同様、マッドサイエンティストの称号は伊達じゃないということですか...

 

「変ねぇ。何か不愉快な感じを受けるんだけど。」

 

ぶつぶつつぶやくイネスさん。

そんなことをしている間にも電気ショックの閃光は続いています。

痛みとかゆみに悶えつづけるジュンさんとハーリー君。

今回ばかりはさすがにちょっとかわいそうかもしれません。

 

「さて、それじゃあ、あと一時間程放っておきましょう。」

 

「「「「「「「「「「「「「「はい!?」」」」」」」」」」」」」」

 

イネスさんの台詞に一斉に聞き返す同盟メンバー達。

やはり、私だけではなく他のメンバーも今回ばかりはかわいそうに思っているようです。

 

「大丈夫よ。電圧は死なないように設定してあるし、オモイカネによる監視も怠らないから。

 それに緊急時には電気ショックは非常停止するように作ってあるし。」

 

そんな私達の思いをよそに嬉しげに説明するイネスさん。

 

「これで、某組織構成員に対するお仕置きの自動化にもめどがたちそうだわ。」

 

そんなイネスさんの様子に毒気を抜かれたのか何も言えない同盟メンバー達。

#それにしても、お仕置きの自動化って・・・

 

「あっ、そこのぼろくず2つはダストシュートに捨てておいて。」

 

私達にかまわずそんな指示を出すと、スキップしかねない足取りでさっさとでていくイネスさん。

顔を見合わせた私達は、とりあえず指示通りダストシュートにぼろくずと化していた

アカツキさんとセイヤさんを捨てると、イネスさんを追って外に出ることにしました。

 

 

 

...ジュンさん、ハーリー君、これに懲りたら某組織から速やかに脱退することですね。

でないといつか・・・・・

この先は言わぬが花ですね。

 

 

 

独り言

 

あああぁぁぁぁぁ!

私はなんてものを投稿してしまったのだぁぁぁ!!

こんなものを投稿しては、また私の人格を誤解されてしまうぅぅぅ!!!

とりあえず、3104様。

かつてご要望頂きました某組織構成員に対する肉体的お仕置きSSが完成しました。

楽しんで頂ければ幸いです(爆)

のしつけて...じゃない、謹んで献上いたします(核爆)

あっ、ちなみに返品は不可ですのであしからず♪(超爆)

...そう、これはあくまでリクエストに応えた作品です。

いいですね、皆さん?

くれぐれも私の人格を誤解しないように!

 

・・・それとも、開き直ってこう言った方がいいのか?

「お仕置きマスターの名は伊達じゃないのだよ!」by ランバ・ラル(ジオンの系譜)

 

N2地雷自爆!!!!!(^^;

 

でも、自分で書いておいてなんだが、このイネス、本気で恐いぞ...

まさしく真性のマッドサイエンティストだな...

イネスさんって好きなんだけどなんでこうなるかな?

今度書く時は、明るく楽しいイネスさんを目指そう...

 

 

 

おまけ Benさんを筆頭とするリスト記載者に捧ぐ(笑)

 

某組織構成員に対するお仕置きが行われた翌日・・・

お仕置き部屋には新たな拘束台がいくつも設置されていた。

そして、そこに拘束されている面々は、

 

Ben

鋼の城

ORACLE

3104

八影真甲

日和見

鳥井南斗

 

というTA同盟お仕置きリストに記載されている者たちであった。

 

「さて、それじゃ始めましょうか。」

 

「「「「「「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」」」」」」

 

イネスの声に激かゆ君1号を塗った筆を持って応える同盟メンバー達。

拘束台上の面々は、だらだらと脂汗を流しながらその様子を声も無く見ていた。

 

「では、最初は誰からにしましょうか?」

 

ルリはメンバーにそう問い掛けるが、視線は一箇所に固定されたまま動いていない。

 

「それは愚問というものでしょう、ルリちゃん?」

 

「そうだよ。」

 

「そうですね。」

 

メンバーから次々と賛同の声があがっていく。

ちなみに彼女達の視線も一箇所に集中していたりする。

視線の先の人物は、まさに蛇に睨まれたがまがえる状態で滝のように脂汗を流している。

 

「そう・・・」

 

「アキトさんに・・・」

 

「朝帰りをさせるという・・・」

 

「希にみる大罪を犯させた・・・」

 

「「「「「「「「「「「「「「Ben!」」」」」」」」」」」」」」

 

「あ、あれは話の展開上やむを得なかったんですぅ(泣)」

 

「「「「「「「「「「「「「「言い訳無用!!!」」」」」」」」」」」」」」

 

・・・このように最初の犠牲者は全員一致で決定した。

 

「さて、Benには全員で取り掛かるとして、その後はどうしましょうか?」

 

「はーい。ラピスはSSを書いてもらった時の約束を果たすために鋼の城をやりま〜す。」

 

「いつまでたってもナデシコ的三国志に出演させない3104と

 なかなかCGを描いてくれない八影は、私の改造実験帝国の臣民たる資格は十分ね。」

 

「策の内容を知りたがっていた八影さんに、詳しく懇切丁寧に教えてあげないと♪」

 

「それじゃあ、鳥井南斗とORACLEは手分けしてやるとしましょうか。」

 

「「「「「「「「「「「「「「は〜い♪」」」」」」」」」」」」」」

 

しばらく後、お仕置き部屋に悲鳴が響き始めた。

 

「「「「「「かっ、かゆい、かゆい!」」」」」」

 

そして、すぐに悲鳴はその内容を変える。

 

「「「「「「いっ、痛い、かゆい、痛い、かゆい!」」」」」」

 

・・・こうして、阿鼻叫喚の宴の幕は上がった。

この後のことについては、あえて記すまでも無いだろう。

 

敬称略

 

 

独り言2

・・・・・自爆SS終了♪

TA同盟お仕置きリストに記載されていた皆様。

お努めご苦労様でした(笑)

特にBenさんは真紅の羅刹とTA同盟の2回分ですし(爆)

まあ、これも創造主の義務だと思いますでしょ?

#思うわけないって(^◇^;

なお、一度お仕置きを受ければ、リストからは削除されますので

皆様は晴れて自由の身です(^◇^;

またのご来場をお待ちしております♪

というわけで、鋼の城さん。絆の後書きから発展した約束は果たしましたよ(核爆)

 

 

 

 

管理人の感想

 

 

鳥井南斗さんから17回目の投稿です!!

・・・(管理人は現在精神崩壊の為に、休養中)

というのは、おいといて(爆)

鳥井南斗さんがとうとう、攻めてきました!!

私達被害者は、一致協力をしてこの脅威に立ち向かわなければいけません!!

我々は〜圧制には〜決して〜屈しない〜!!

 

それでは、鳥井南斗さん投稿有難うございました!!

 

さて、感想のメールを出す時には、この 鳥井南斗さん の名前をクリックして下さいね!!

後、もしメールが事情により出せ無い方は、掲示板にでも感想をお願いします!!

出来れば、この掲示板に感想を書き込んで下さいね!!

 

 

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