プシュ・・・
珍しく自室でぼんやりとしていた俺は、ドアの開く音に我に返った。
そして、横たえていた身体を起こすとドアの方を振り向く。
しかし、開いたドアのところには誰もいなかった。
もっとも、人の気配は存在するが・・・
また、誰かが変なことを思い付いたのか?
内心、やれやれと思いながらも、ベッドから起き上がるとドアにむかう・・・が、
「・・・・・ルリ・・・・・ちゃん?」
「にゃん♪」
思わず、ドアのところに座っているそれをまじまじと見詰めてしまう。
だが、そんな俺の戸惑いをものともせずにトコトコと近寄ってきた彼女は、足元までくると身体を擦り付けてくる。
「にゃ〜ん♪」
俺の足元で身体を擦り付けながら、満足そうにしている、猫スーツを身に付けたルリちゃんを、呆然とみやる俺。
そんな俺がこうつぶやいたとしても無理はないだろう?
「誰か説明してくれ・・・・・」
「説明しましょう♪」
まるで騎兵隊が登場するかのようにファンファーレと共に登場したのは、例によってイネスさんだった。
R.N.A.
原題:ドクターイネスの島・・・もとい実験室
数分後・・・
ズズズズズッ。
ちゃぶ台を挟んで座りながらお茶をたしなんでいる俺とイネスさんがいた。
「おいしいお茶ね。」
「・・・・・手順をきちんと守って、丁寧にいれただけです。」
満足そうにしているイネスさんを冷たい視線で見ながら、それでも律義に返事をする。
「で、どういうことなんですか?」
頃合いを見計らい、淡々と尋ねる。
「わかったわ。懇切丁寧に説明し「要点だけを端的にお願いします。」」
「・・・・・アキト君の意地悪。」
イネスさんが悲しそうな顔で俺を見つめてくるが・・・
「いいですね?」
俺の強い視線と共に、しぶしぶうなずくイネスさんだった。
だが、同情するつもりはない。
視線を下げると、そこには俺のあぐらの上で嬉しそうに丸まっている猫スーツルリちゃんがいる。
時折、首元をなでるとより一層、嬉しそうに笑顔になる・・・
こんな状況で長々と説明を聞くつもりはないぞ、俺は!
「わかったわ。端的にいうと今回のこれは事故よ。」
「・・・省略し過ぎです。」
思わず、疲れた声で応じる。
頼むから、こんなことですねないでくれイネスさん。
それと、さっきから羨ましそうにルリちゃんを見ているような気がするのは俺の気のせいか?
「コホン!」
俺の言外の意志が通じたわけじゃあるまいが、咳払いと共におもむろに居住まいを正す。
「アキト君。野生動物が、特に肉食系の動物が怪我をしたとき、どうやってそれを治すか知っている?」
「いえ、あいにく知りませんが。」
いきなり話が飛んだな。
そう思いながらも続きを待つ。
「全ての動物がそうするわけじゃないけど、傷口をなめて直すことが多いの。」
「舌でなめて・・・ですか。」
「そうよ。」
「それが、この状況とどう繋がるんです?」
せっかちだと自分でも思いながら結論を急ぐ俺。
ルリちゃん、そんなに自分を擦り付けないでくれ。
あぐらの上で動き回るルリちゃんに、額にいくつもの冷や汗を浮かべつつ祈る。
まあ、俺の願いを叶えてくれたことなど記憶にないんだが、それでも人間ってやつは何も出来ないときは
思わず祈ってしまうものだと再確認してしまった。
そんな状態の俺を見ながら、イネスさんの説明が続く。
「つまり、人間でも同じことが出来ないかというのが今回の私の実験目的だったの。」
「・・・・・いったいどんな薬を作ったんです?」
「・・・・・自分を猫科の動物と思い込む薬よ。」
「・・・・・・・・・・」
「その薬を実験体1号に投与してみる予定だったんだけど・・・」
そういったイネスさんの眉が寄る。
なるほど、今回は本当にイネスさんの意図した状況ではなかったみたいだな。
「ちょっと趣向を変えてみようと思って、いつもの無針注射器ではなく、飲み物の中に
入れてみたんだけど。」
・・・待て!
実験に趣向を凝らすほうがそもそも間違っていると思うぞ?
「実験体1号はただでさえ強靭な生命力を持っているわ。
それが、さらに野生動物の自己修復能力を備えたとき、それがいったいどれほどの能力
を発揮するのか、科学者として興味が募るわ!」
「・・・念のため確認しますが、実験体1号っていうのは?」
「個体名:ヤマダジロウよ。」
「・・・・・実験体は他にもいるんですか。」
分かりきったことを尋ねるときに妙に疲れを覚えるって経験はないか?
今の俺はちょうどそんな気分だ。
「実験体2号はハーリー君よ。
その他の実験体は随時徴発しているけど、やはり使い減りしないことを考えると
1号と2号が一番使用回数が多いわね。」
「・・・そうですか。
それで、ガイ用に用意されていたその薬を間違ってルリちゃんが飲んでしまったと?」
「そういうこと。」
それほど長くはなかったが、説明できたことに満足したのかゆったりとお茶をすするイネスさんだった。
そんな彼女に肝心のことを尋ねる。
「で、薬の効力が切れるのはいつなんです。」
「薬の効力は約1日。まあ、実験薬の初期型だから安全性を考えてね。
だから、明日の今ごろには元に戻るわ。」
「1日ですか・・・」
イネスさんが安全性というと妙に似合わないような気がするようなしないような・・・
まあ、一週間とか一ヶ月とかでなかった分だけまだましだと思うが、丸一日この状態なのか。
「ちなみに、この猫スーツは何なんです?」
「私が趣味で開発した試作スーツよ。防弾防刃機能のほかにいろいろ盛り込んであるわ!」
「さいですか・・・」
ズズズッ
ふうぅ〜
再びお茶を味わう二人・・・
もっとも片方のため息はかなり深そうであったが。
「さてと、それじゃ私はそろそろお暇するわね。」
お茶を飲み終わったイネスさんが席を立つ。
「ちょ、ちょっと待って下さい。ルリちゃんはどうするんです?」
「今から解毒剤を作成するより、自然に効果が切れるほうが早いわ。
不本意だけど、今日一日彼女の好きにさせるしかないわね。」
なんでもないことのようにいうが、迷惑を被るのは俺じゃないのか!
「せめてルリちゃんの自室に連れていって下さい。」
「無駄よ。」
俺の願いをばっさりと切って捨てるイネスさん。
こういう時は本当に容赦がないな。
「何故です。」
「猫は自由気侭に動く生き物よ。無理に動かそうとすれば牙をむくわ。」
「・・・・・・・・・・」
「それに、ルリちゃんは真っ直ぐにここに向かってきた。
そして、ずっとアキト君から離れようとしない。
つまりは、それが今のルリちゃんの望むことということね。」
ようするにいつものようにあきらめるしかないということか。
そんな風に諦念している俺を置いて、イネスさんはさっさと部屋から出ていった。
「それじゃアキト君。後のことはよろしく。」
と言い残して・・・・・
はあっ
俺って呪われているのか?
#間違いなく呪われているだろうね、他の男達から(笑)
もっとも黄昏ていられた時間は長くはなかった。
イネスさんの説明を聞いたりしているうちに、厨房に行く時間が迫っていたのだ。
しかし、ルリちゃんをどうする?
「ルリちゃん?」
「にゃ〜ん♪」
俺のあぐらの上から返事をする猫ルリちゃん。
いいかげん、そこから降りてほしいのだが・・・
「俺はそろそろ仕事にいかなきゃならないんだけど。」
そこまで話してふと疑問に思った。
今のルリちゃんに言葉が通じるのか?
「ふみっ?」
あぐらの上で小首をかしげる猫ルリちゃん。
やっぱり通じてないのか?
「これから食堂にいかなきゃいけないからもう降りてね。」
あきらめた俺はそういうとルリちゃんの脇の下を抱えてあぐらの上からどかした。
幸い、暴れたりすることなく素直にどいてくれたのは助かった。
そして、そのまま部屋を出ることにした。
「これから仕事にいってくるけど大人しく待っていてね?」
そう座り込んでいる猫ルリちゃんに言い聞かせる。
大人しく言うことを聞いてくれるといいんだが・・・
不思議そうな顔をしているルリちゃんを見ながらきびすを返し部屋を出る。
部屋を出て数秒後・・・
プシュ
再びドアの開く音がした。
しばし立ち止まった後、観念して振り向くと、俺のすぐ後ろでにこにこしている猫ルリちゃんがいた。
何も言わず、そのまま数メートル歩いてみる。
トコトコトコ
予想通り付いてくる。
しかも四つん這いでだ・・・
「はあっ」
ひとつ大きなため息をついた俺は猫ルリちゃんに背を向けたまましゃがみこんだ。
「にゃ?」
首をかしげている猫ルリちゃんに首だけを後ろに向けながら声をかける。
「ほら。いい子だからおいで。」
「にゃ〜♪」
理解したのか俺の背中に抱き着く猫ルリちゃん。
そのまま抱え上げると、背負ったままの状態で食堂に移動する。
・・・・・途中でであった人達の視線が痛かったのはいうまでもない。
俺が九十九乱蔵みたいな巨漢で、猫ルリちゃんが沙門みたいな猫であればもう少し違和感
がなかっただろうけど・・・
食堂に着いた俺を待っていたのは、案の定、いぶかしげな視線の山だった。
もちろん、それ以外の視線も大量にあったが。
「テンカワ、その背負っているのはどうしたんだい?」
そんな中、全く動じていない様子で声をかけてくるホウメイさん。
その落ち着きぶり・・・・・さすがです、師匠。
シャッフル同盟の頭をはったのが
嘘偽りなく実力であったことがわかります。
と、作品が違いますね(爆)
「実は、かくかくしかじかで・・・・・」
俺は周りの人間にも聞こえるように説明する。
もっともほとんどの人は[イネスさんの実験]というキーワードを聞いた時点で納得していたようだ。
人間、普段の行いがものをいうといったところか。
「なるほどねぇ。で、どうするつもりなんだい?」
「とりあえず、カウンターの隅にでも座っていてもらおうと思うんですが・・・」
そういって、ホウメイさんと一緒に足元を見る。
そこでは、猫ルリちゃんが俺の足にすりすりと擦り寄っていた。
「まあ、その辺は任せるよ。」
「はあ、ありがとうございます。」
・・・・・ところで、ホウメイガールズのみんな。
なんで、俺を睨んでいるのかな?
俺は何もしてないんだが・・・
だから、どう考えても無実だと思うんだけど?
「フウウウゥゥゥゥゥ!」
突然、足元から唸り声が上がる。
驚いて足元を見ると、猫ルリちゃんが背後を見やりながらスーツの毛を逆立てていた。
「ルリさーーーん。」
「ルリルリ〜〜〜。」
背後から近づいてきていたのは、ハーリー君とセイヤさんだった。
もっとも、目を完全にハート型にしてふらふらと近づいてくるハーリー君と
両手の指をわきわきさせながら、まるで捕まえようとするかのごとくにじり寄ってくる
セイヤさんの二人が正常な状態であるとはとても思えなかったが。
「ああっ、なんて愛らしい姿なんでしょう〜。」
「いい、いいぞ、ルリルリ〜。」
さらにじりじりと近づく二人。
それに伴い、猫ルリちゃんの唸り声もボルテージを上げていく。
大丈夫か、おい?
「ルリさん、僕とひとつになりましょう!
それはとても気持ちのよいことなのですぅ!」
「俺のこの手が真っ赤に燃える!
この造形美をフィギュアにしろと轟き叫ぶぅ!」
そして、二人が猫ルリちゃんに飛びつこうとした瞬間。
「ミャアアアァァァァァ!」
シャキン
という音と共に猫スーツの両手に爪が生える。
そして、猫ルリちゃんが爪を立てたままハーリー君の顔に飛びつき、掻き毟る掻き毟る。
「うぎゃあああぁぁぁぁぁ!!!」
悲鳴と共にハーリー君がダウンする。
おそらくあの爪に秘密があるのだろうが、あのハーリー君を一撃で沈黙させるとは・・・
恐るべし、猫スーツ!
「ミャアオーーーーーン!」
「ぐがああぁぁぁぁぁ!!!」
むっ、ハーリー君の顔からセイヤさんの顔に瞬時に飛び移るとは。
倍力機構も組み込まれているのか!
しかも、今度は両足にまで爪が生えているし。
・・・・・ひょっとして戦闘用強化スーツとして使えるんじゃないか、これ?(汗)
そんな風に考え込んでいた俺の足元に、二人の殲滅を終えた猫ルリちゃんが戻ってくる。
そして、すりすりと身体を擦り付けてくる。
そんな俺に床の上のぼろくずからまるで呪詛のごとく声が聞こえてくる・・・
「「テンカワアキト・・・この恨み忘れまじ・・・・・必ずや地獄に引きずり込んでくれる〜〜〜。」」
・・・・・ごとくじゃない、呪詛そのものだな。
だが、どうして俺のせいになるんだ?
ゴワアァァァン
だが、呪詛が聞こえていたのはほんのわずかな間だった。
厨房から飛んできた巨大な中華鍋がぼろくずに見事に命中し、そのまま沈黙したかと思う
と、あっという間にホウメイガールズの手で二人ともダストシュートに放り込まれてしまった。
「こらこら、道具を乱暴に扱っちゃいけないといってるだろ。」
「「「「「すいませ〜ん♪!」」」」」
にこやかにホウメイに謝るホウメイガールズ。
こんな時、女性は怖いなとしみじみと思う。
「「「「「誰のためだと思っているんですか!」」」」」
・・・心のモノローグにまで突っ込みを入れないでほしいな(汗)
まあ、そんな形で厨房での作業が始まった。
猫ルリちゃんにはカウンターに座ってもらい、すぐに俺が作成したチキンライスを置く。
それを器用にスプーンを使いながら食べているのを余所に、他の注文もさばいていく。
最初の二人のほかにも、猫ルリちゃんに手を出そうとしたやつがいたが、あっけなく猫スーツに叩き伏せられ、
ダストシュートに放り込まれていた。
ただ、なんで誰も彼も最後に俺の方を睨んでいるかな?
何度もいうが俺は何もしてないぞ?
やがて、厨房での勤務も終わり、再び猫ルリちゃんを抱え上げるとそのまま部屋に戻った。
さすがに、こんな状況のまま艦内をふらつくわけにもいかないしな。
そんなわけで、その後は部屋で大人しくしていた。
まあ、部屋で俺が風呂に入っている時に猫ルリちゃんが侵入してきたり、
夜食を俺の膝の上で食べさせたりしたが些細なことだ。
・・・誰がなんといおうと些細なことだ!
そして就寝時刻。
猫ルリちゃんをベッドに寝かせ、俺は畳の上に布団を敷いて横になったのだが・・・
「みゃ〜ん・・・」
ベッドから抜け出し、布団のすぐ側で両手を胸の前で組み、やや俯き加減に上目使いで、
瞳を潤ませながら俺に訴えかける猫ルリちゃん。
「はあぁ〜〜〜。」
そんなルリちゃんを放っておけるはずもなく、大きく重いため息を吐くと、俺は掛け布団
を大きく開けた。
「おいで、ルリちゃん。」
「みゃ〜ん♪」
一声鳴いた猫ルリちゃんは、いそいそと俺の懐に潜り込んでくる。
そして、俺の右腕をつかむと横に出させ、嬉しそうに腕枕をする。
「みーんッ♪」
最後に満足そうに鳴くと、顔を俺の胸にこすりつけんばかりにして眠りにつく。
数分もしないうちに、すーすーというかわいい寝息がたち始める。
やれやれ、しょうがないか・・・
そう自分に言い聞かすとルリちゃんを抱え込むようにして俺も眠りに就いた。
今日は疲れたな、本当に・・・
翌日、目が覚めるとルリちゃんは既に目覚めていた。
もっとも腕枕は継続され、ルリちゃん自身が俺に抱き着いている状態だったが。
「おはよう、ルリちゃん。」
「おはようございます、アキトさん(ぽっ)」
俺の挨拶にきちんと返事をするルリちゃん。
どうやら予想よりもはやく薬の効果が切れたらしい。
「昨日のことは覚えているの?」
「はい。全部覚えています(ぽぽっ)」
うなじまで真っ赤に染めるルリちゃん。
どうしたんだ?
まあいい。これで猫騒動ともお別れだ。
「それじゃ、ルリちゃん。そろそろ起きようか。」
「いやです。」
「・・・・・へっ?」
「もう少しこのままでいたいです。」
そういうとギュッと俺にしがみつく力を強めるルリちゃん。
そんな彼女を振り払えるわけもなく・・・
結局、布団から出たのはそれから1時間が過ぎてからのことだった。
「それではアキトさん。ご迷惑をおかけしました(ぺこり)」
赤い顔のまま(さすがに猫スーツは脱いで片腕にもっている)、
俺に向かって一礼したルリちゃんがスキップせんばかりの歩調で部屋を出ていく。
はあっ、ようやく終わった。
こわばった身体をほぐしながら、やれやれとばかりに肩をすくめる。
まあ、事故だったんだししょうがないか。
そんな風に自分に言い聞かせながら、俺は仕事場である食堂に向かった。
更に翌日・・・
プシュ
再び自室でぼんやりとしていた俺は、ドアの開く音に我に返った。
そして、横たえていた身体を起こすとドアの方を振り向く。
しかし、開いたドアのところには誰もいなかった。
たら〜り
いやな予感とともに冷や汗が出てくる。
人の気配はあるんだが・・・
まさか・・・
恐る恐るドアのところに向かう。
そして、
「・・・・・・・・・・メグミ・・・・・ちゃん?」
「にゃ〜ん♪」
俺の視線の先にたたずむもの・・・
それは、猫スーツを身に付けたメグミちゃんだった。
ナデシコにおける、とある幸せの日々の1コマをお送りしました(笑)
じゃあアキト君、最後に一言どうぞ。
「なあ、誰か俺に数日でよいから平穏な日々をくれないか?」
「贅沢言ってんじゃねぇ!!!」×無数
Fin
独り言
登場人物が猫化する小説っていうのは結構ありますよね。
私自身、かなりの数をWeb上で読んだ覚えがあります。
そんな折り、
「じゃあ、私が書いてみたらどうなるんだろう?」
と思って書いてみたのがこのSSです(爆)
結果・・・
なんか味も素っ気もない代物になってしまいました(苦笑)
あんまり可愛いくないなぁ。
でもまあ、楽しんで頂ければ幸いです。
登場人物もそこそこ多いし・・・
katanaさん楽しんでくれました?
さらに、最後の猫スーツのお方に喜んで頂ける人もいるでしょう(笑)
さて、次はどんな作品になるやら・・・
代理人の感想
・・・・ノーコメント(苦笑)。