機動戦艦ナデシコ パラレルストーリー
スーパーロボット大戦A After Wars
外伝 キャラクターストーリー
ナカムラ=テルアキ
目の前にはバッタの群れがいた
「くそっ!なんで効かないんだ!?」
俺はむやみやたらにビームライフルを連射していた
しかし、そのほとんどを謎のバリアに弾かれていた
〈これは・・・夢?3年前の記憶・・・〉
「ビームは駄目だと?ならコイツでどうだ!!」
腰の後ろにある90mmマシンガンに持ち替える
〈そう、ディストーションフィールドには膨大な熱量のビームか実弾兵器が有効なんだよな〉
「おちろおちろおちろ・・・・・・・・・・・・・・チィ!?弾切れ?ならこいつで ・・・ぐっ!?」
マシンガンを捨てミサイルランチャーを手にした瞬間、放り投げたマシンガンが背後で爆発した
「?しまった!後ろからだと?」
目の前から来るバッタに気を取られ過ぎたらしい、後ろより近づいてくるジョロに気が付いたのは接近されてからだった
「な!?カタオカは?ジャスパーは?24中隊のみんなはどうした?」
慌てて回避行動にはいるナカムラ機
すぐ目の前のジョロをビームサーベルで両断する
〈そう、この時戦友を失った・・・火星の空港爆破テロで本当の両親を失ったように・・・〉
モニターには自機以外にはカタオカ機のマーカーしか表示されてなかった
〈他の隊員は・・・全滅していたんだよな〉
連邦地上軍最強の第24MS中隊は事実上全滅した
失った戦友達の名前を叫びながらナカムラはジョロやバッタを鬼神の如き動きで撃破していった
この時、ジョロ63機・バッタ86機撃破
この戦闘が少尉から中尉に階級が上がるきっかけだった・・・
プシュー!
中破したRX-79Gから降りるナカムラ
そこは・・・
「・・・研究所?こんな山奥に・・・まあいい、通信機か電話、コミュニケぐらいあるだろう」
〈そう、この時・・・〉
「なんだ!?研究員・・・だよな・・・こいつら・・・」
目の前には惨殺された研究員らしき格好をした死体が無数に転がっていた
「ぐ・・っ・・・ちくしょう、なんだってんだ・・・」
さらに奥へ進む
〈やめろ!これ以上行くな!もうあんなのは見たくない!!〉
研究スペースらしき場所に到着
奥には編傘をかぶった男が立っていた
「ふっふっふっ、いらぬ客のお出ましか・・・」
「なんだ貴様は・・・!?その刀・・・」
男は血にまみれた刀を左手に、右手に桃色の髪をした少女を抱えていた
「貴様!その少女をどうするつもりだ!・・・まさか、貴様は噂に聞く・・・爬虫人類・・・恐竜帝国の・・・」
「違う!」
(さて、挑発してみたが・・・隙は・・・生まれないか、しょうがない)
〈やめろ!おまえじゃ敵わない!〉
不意を突いて少女を抱える右腕を蹴り上げ、少女を救うと距離をとる・・・
その時脇腹に痛みを感じていた
「・・・っ!?そんな・・何時刀を・・振るったんだ・・・」
少女をかばうように立ちながら呟く
「ふっふっふっ・・・おもったよりはやるようだな・・・褒美にその小娘はくれてやろう、我は此方をもらっていくとしよう・・」
男が見た先には同じような姿をした少女が後二人、水槽のような中で機械に固定されていた
「地球人とはよほど遺伝子細工が好きなようだな・・・」
(な!?この子も・・・違法に作られた存在だと言うのか)
「ふむ、二人も要らぬな・・・だがこれ以上の褒美をやるわけにもな・・・」
男はおもむろに片方の少女を掴み、片手で持ち上げると・・・
残ったもう一人を・・・
〈やめろ!!〉
機械ごと・・・
切り殺した
「!?・・・あ・・・あ・・・・」
「ほう?この娘・・・気づいたか」
「・・・ひっ!?」
〈なぜいまさらこんな記憶を見せる!〉
「きさまきさまきさまぁぁ!!」
過去の俺は飛び掛かっていった
しかし、男は苦も無く避け・・・俺はもう一撃を受けて・・・気絶した
「!?・・・はぁ・・・はぁ・・・ゆ・め?」
ズキッ!
(ぐっ!?あの時の古傷が痛む・・・)
左足を庇いながら立上がる・・・
昔受けた傷・・・
あの編傘の男が最後に付けた傷・・・
そのせいで一時は歩けなくなるとまで言われた・・・
(だが・・・俺は歩ける・・・あの時以来白兵戦を鍛えた
三笠流古武術を学び二年間で師範代にまで登り詰めた・・・
俺の心が壊れなかったのは妹になって俺を励ましてくれたあの子のおかげだな・・・
自分も心に傷を負っただろうに・・・)
今地球で両親と共に暮している言葉を失った義理の妹の事を考える
「あの頃から・・・だよな・・・カタオカにロリコンって言われ出したのは・・・
なんかむかついて来たな〜よし、アマテラスに着くまで虐めるか・・・」
そう呟くと部屋を後にした・・・
目指すはパイロット待機所
交代で寝るはずのカタオカを虐めるために・・・
(瑠琉、俺は大丈夫だからな・・・連れ去られたお前の姉妹は・・ここ、ナデシコBなら・・情報が 手に入るはずだ・・必ず探し出して・・・助ける!
そうすれば・・・言葉を取戻すよな・・・瑠琉・・・)
心の中で決意を新たにし、部屋を出るナカムラ
今はまだ、馬鹿騒ぎをして・・・その時を待つ為・・・
あとがき
どうも日光です。
今日は真面目な話です。ナカムラがロリコンにめざめ・・・いえ、ナデシコBのパイロットに志願した理由です。
馬鹿騒ぎをするのは自分の心が壊れるのを防ぐ為・・・ほんとにそうなんでしょうか(苦笑)
仕事の昼休み一時間で書いたスピード作品のため、誤字脱字の確認をせずにめるう゛ぃるさんへ送ります(笑)
確認たのみま〜す
めるう゛ぃる:はい、頼まれました(笑)
今回はオリジナルキャラの1人ナカムラ氏の過去についてでした。
ふむ、彼がロリコンにはしるきっかけは北辰だったんですね!!(核爆)
>まさか、貴様は噂に聞く・・・爬虫類人類・・・恐竜帝国の・・・
>「違う!」
流石に北辰でも爬虫人類と同一視されるのは嫌でしたか、
人の道を外れし外道でも『人類』をやめたくはなかったのでしょうか(笑)
一時間で此処まで書いた事はすごいと思いますが、もう少し状況説明があったほうがいいと思う。
あと、わかる人はいいけど、RX−79Gって記号だけで書くのもやめたほうがいいと思う、
此処はナデシコサイトであってガンダムサイトじゃないのだから。
取り敢えず気になったのはその2点。
では。
代理人の感想
主に言って置きたい事はめるう゛ぃるさんが既におっしゃってるので割愛。
後細かい所ですがてにをはの間違いが少々と、
北辰たちの被っているのは編み笠ではなく、「菅笠」と呼ばれるものであるとか、
かぶる方の「かさ」は「傘」じゃなくて「笠」だとか。
その位ですね。