私の上司、草壁春樹中将の言葉に、集まってもらった人々からは驚愕と怒りの声が上がる。
今の状況をぶっちゃけて言えば……私達戦争やってます。
戦況は今の所こちらの有利なのですが、いかんせん国力差が大き過ぎます。
相手が星一つ分の国力を持っているのに対し、こちらは衛星軌道上に点在する数基のコロニー分の国力しかありません。
しかも、一身上の都合により“貿易”というものを行っていないので、経済力は格段に低い。
それでも互角以上に戦えたのは、こちらが超高度な技術を有していたからです。
凄まじい破壊力と射程を誇る重力波砲。
既存の兵器を一切受け付けない空間歪曲場。
それらを使用可能とする半永久機関相転移炉。
極めつけは遠距離間を瞬時に行き来できる一種のワープシステム跳躍門。
これを搭載した大量の無人兵器群と、跳躍門により電撃的攻勢で私達は押しまくり、緒戦のアドバンテージを得ることに成功しました。
しかしね……無人兵器は所詮機械。このごろパターンが読まれて来て損害が出始め、相手側も私達を研究し同等の技術力を有する様になって来た訳です。
まあ、捕縛される事を考えて無かった訳では無いのですが……せめて自爆装置ぐらいつけて欲しかったですね、無人兵器を“改修”した人達は。
もしこのままダラダラと続けていけば、やがては相手側の技術レベルが追い付いてしまいます。
その前に決着をつけるべく、私、“超科学研究所”所長超新星が草壁中将閣下と共に、優人部隊の投入を提言したのです。
私達が議論している優人部隊とは、漢字は違いますが要は有人部隊の事です。
私達の国家は人口がそう多くないので、軍人とは言え一人でも失われたら大変な損失になります。
ましてや、本格的な戦争に突入すれば多大な被害が出るでしょう。
同じ犠牲が出たとして、相手には哀しむべき事、の一言で済みますがこちらにとっては即滅亡に繋がる重大な危機となりえます。
だからこそ、真剣に話し合う必要があるんです……。
木連の中核を担う“四方天”が一人、西沢学さんが異議を唱えます。
そりゃそうでしょうね。現状の戦力で向かえば数ヶ月で干乾びてしまいます。
そんな事は私も解っています。
ですけど、私も一つ異議を唱えさせてもらいましょうか。
これには西沢さんも黙ってしまいました。
草壁閣下の視線が突撃宇宙優人部隊総司令東舞歌さんに向かう。彼女も四方天です。
西沢さんの次は貴女ですが……うーんこれは手強い。
責任感が強く能力も総じて高い。それでいて人情家であられる才女。
お亡くなりになられた兄、東八雲殿に似て非常に優秀です。
これに反論したのは南雲義政君。
こちらは舞歌殿とは正反対の強硬派、と言うより草壁閣下万歳(マンセー)な人です。
もうお解かりでしょうが、彼もまた四方天。
今の所は私も含め2対2……後は草壁閣下の一声で我々の運命が決まるというわけです。
いや、勿論議会の説得とか色々ありますけど……今の議会に草壁閣下を止めるだけの力は無いでしょう。
三者三様に言葉を発しますが、次の草壁閣下の言葉に冷静になります。
「……だが、実戦数の不足と絶対的な物量の差はどうにもならんぞ。何か策はあるのだろうな」
それは私は待ち望んだ言葉でした。
私はプロジェクターを起動させ、私が手を加えたプラントで建造中の多くの艦艇を映し出しました。
しかも、その全てにブリッジが取り付けてあるという事は……有人艦という事です。
「ほお……有人艦隊か」
「はい。徹底的に改良を加えた結果ブリッジ要員以外の船員を極力減らす事に成功しました。戦艦クラスでも運用に必要な人数は二十名とちょっとですかね。後、かねてより設計してあったジンシリーズの生産も開始しています」
目を輝かせ南雲君がグッと腕を握る。
やっぱりゲキガン好きなんですよ。彼も。
「……随分と用意がいいじゃない。でも、それでも数が足らないわ」
「ふん、訓練生の卒業を繰り上げればそれで済む話だ」
「……まだ何か隠しているな? 超」
微かに笑みを浮かべる草壁閣下。
いやー見事に悪人面です。
私も人の事は言えない何か腹に含んだ笑顔でしたが。
「はい、続いてはこれです」
次に映された映像を見て、今度は全員が立ち上がった。
まるで犯罪人を見るような目で私に視線が集まります。
ですが、それも承知の上。
全員私の目を一時も逸らさず見つめて来ます。
ですが私の真意を悟ってくれたのか、一人、また一人と着席していきます。
最後に舞歌さんが恨みがましい目で見つつ着席しました。
声こそ聞こえなかったものの、唇の動きから彼女が何を言わんとしているか解ってしまいました。
ってね。
無理も無いでしょう。
無から命を生み出すのはそれはもう大変な事です。
技術的にも、論理的にも誰もかつて試した事の無い所業。
空想科学小説の出来事のように思えますが……私達の“プラント”は、そういった事も可能にしているのです。
そもそもこのプラント、私達木連の技術で建造したのではありません。
私達が数世紀前に木星へ逃げ延びた時からずっとそこにあった、いわば“遺跡”とも言える代物。
遺跡の技術が無ければ、私達はとっくに滅びていたでしょう。
そして今では、私達を追放した地球に戦争を仕掛けれるほどに発展したのですから大したものです。
プラントでは巨大な戦艦や無人兵器を、木星の豊潤な資源を利用して生産しています。
色々と設計図があるようで、それらを私のような技術者が復元もしくは手を加えていく事で、生産ラインが構築されていくのです。
その中には……我々とほぼ同じサイズ同じ形をした汎用生体端末のプランがあったのです。
私はそれを元に何百箇所も改修を施し、オリジナルには無い様々な能力を付加させる事に成功しました。
まず、今現在優人部隊ではスタンダードになるつつある“次元跳躍能力”を、遺伝子設計の組換えによりあらかじめ会得させました。
次に、各個体の能力の均等化。その能力は現役の木連軍人を僅かながら上回るものがあります。
それを更に発展させるべく“学習能力”を持たせ、師次第ではどこまでも伸びる可能性を与えています。
最もオリジナルとかけ離れた部分としては、原型がバッタと同じ単純な人工知能を搭載していたのに対し、こちらは合成蛋白質を使用したABC(アクティブ・バイオチップ)を採用。
更に情報サーキットのリミッターを解除し、命令信号がやり取りされればされるほどより高度なネットワークを構築するように……。
一言で言えば、“心”を与えたのです。
これだけの作業をこなすのに私は一年もの歳月をかける羽目になりました。
そしてあの時、ようやく発表する事ができたのです。事前に準備しておかないとこんな事直には無理ですから。
勿論、兵器である以上色々と制約は設けてあります。
精神構造をいじり自立心と恐怖心を減少させており、成長は常人の数倍。三ヶ月もあれば青年まで一気に成長してしまいます。
そこから先は一切成長しませんし、寿命が短いなんて事も無いです。
にも関わらず必要なカロリーは常人の三分の一。
自分で言うのも何ですが、これは人材不足の木連としては画期的な手段と言えるでしょう。
画期的ですが……倫理的には許される事ではありません。
それほどまでに木連が深刻な状況に陥っているのもまた事実なのです。
……私は、こんな形で彼らを生み出した責任を取るべく、彼らに最大限の事をしてやらねば。
親として、ね。
まずは戦後も考えて、彼らが使命が終われば自由に生きれるよう人造人間保護法案を作らなければなりません。
中心になって協力してくれたのは西沢さんと南雲君でした。
二人共政治経済のエキスパートですから、人造人間がコロニー社会に出た時の影響を幾らかシミュレートしてくれました。
曰く、社会保障はどうなるのか。 曰く、彼らに与える人権はどれほどのものか等々……。
私は最初から彼らに“木連市民とほぼ同等の権利”を与える旨を二人に伝えました。
ただ一つ違うのは、元々がプラントが製造した“兵器”である以上徴兵拒否は認められないという点です。
これには二人共納得してくれました。
社会保障という点でも、プラントの“兵器”である以上、国家が管理運営するのは当然なので問題無しです。
ちなみに管理責任者は私ですから、絶対に“廃棄処分”は認めません。
既に法案に明記してあります。
彼らにはABCの寿命が切れるまで使う、もとい生きてもらいます。
ABCの寿命はおおよそ80〜100年。これぐらい使用すると情報サーキットが焼き切れてしまいます。
人間で言う老衰と同じ現象が、彼らにも起きるのです。
見た目が全く変わらないのが人と違いますが。
荒れたのは人造人間専用の軍規や刑法です。
こちらは舞歌さんが手伝ってくれたのですが……いやあ、女の人って、あんな大声張り上げる事ができるんですね。
私が掲げた人造人間擁護法……それは極めて厳しいものでした。
といったものです。
私に追及されて舞歌さんは言いよどんでしまいました。
「そんな……」
「他にいい手がありますか?」
結局、この法案もまとめて議会に提出し、承認を受けることになりました。
政庁から自宅に帰る途中、私は夕暮れの公園で時間を潰す事にしました。
ちょっと色々考えて……疲れてきたんです。
「……切ないですねぇ」
夕方とはいってもまだ四時前後。
にも関わらず、公園には子供の声一つ聞こえません。
街も通りも、静かそのものです。
大人げも無く私はブランコに座ります。
何故でしょうかね。人間考え事をするとブランコに乗りたくなるのは。
そして同じ様な事を考えている人も、世の中いるもんです。
「あ……」
「おや、先客がいましたか」
隣のブランコには一人の少女が座っていました。
歳はまだ16、7と言った所でしょう。
紺のジャージを着ている所を見ると……どうやら近くの訓練所の生徒さんみたいです。
「貴女も何か考え事ですか?
奇遇ですね、私もです」
二人は無言のまま時間を過ごしました。私は少しブランコを漕ぎつつ、彼女の言葉を待って見ました。
「……考え事って言いますけど、あなたは笑っているじゃないですか」
「あ、解ります?」
何か羨ましそうにこちらを見ている少女。
その表情はどうにも覇気に欠けています。
「今の自分の仕事に自信がありますからね。まだまだ大変ですけど、きっと上手くいくって」
「根拠は?」
「頑張ってますからねぇ、自分の限界ギリギリまで」
なるべく明るく答えたつもりだったのですが、彼女は余計落ち込んでしまったようだ。
……逆効果?
思い詰めた表情をしています……難しい問題である事は確かなんですけどね。
言っておいて何ですが、私はこの“社会”が物凄くいびつなものであると思う。
これを多少改善するのに、人造人間は貢献してくれるだろうか?
彼女は意味ありげな表情に私に尋ねてきた。
「当たり前じゃないですか……そんな事」
そう私が答えると彼女は満足そうに笑った。
順調に見えた私の計画に予想だにしないアクシデントが起こりました。
何者かが人造人間の参考にした汎用生体端末の設計図を持ち出し、独自の技術をもって製造しているというのです。
そんな事ができるのは木連広しと言えど、私には一人しか思いつきませんでした。
私はその製造しているであろう研究所に奇襲を敢行しました。
奇襲と言っても、私一人の抜き打ち訪問です。
目的の人物に面会を頼み、所定の待合室待ち続け……たりはせず、鍵を掛けられたドアを蹴破って奥へと進んでいきました。
研究所のあちらこちらから警報が鳴り響き、次々と隔壁が閉じていきます。
私は心刀を抜き払い、次々と切り裂いて突破していきました。
心刀は、私が開発した粒子兵器の一種ですが、威力が桁外れに大きく厚さ数十センチの鉄板を蝋細工の様に切り裂く事ができます。
その分扱いが困難な、木連でも限られた人間しか使えない最強の携帯武器です。
何枚も隔壁を破壊していきましたが、最後の扉は複合合金製の二重隔壁でした。
私は構わず隔壁に心刀を突き立て、両手で大きく円を書くようにグルりと一回転させました。
そして少し手で押すと、いともあっさりと向こう側へと障壁の残骸が倒れていきました。
扉の向こうでは、引き攣った笑みを浮かべた白衣の男がいました。
彼こそが、今回の騒ぎの主犯格、山崎ヨシオ。
「だまらっしゃい。本来ならこの場で斬り捨てる所ですが、今まで木連に貢献した事を評価して……この“木連人間開発研究所”の解体までで済ませてあげましょう」
「既にこれは決定事項……それとも、無駄な抵抗をしたという理由で死体になって連行されたいですか?」
口調こそ冷静ですが、私は内心怒りではらわたが煮えていました。
この男は非人道的な人体実験を繰り返し、己の探究心を満たす為だけに多くの人間を殺したマッドドクター。
彼の辞書に倫理観や人道、人間の尊厳などはありません。
よりにもよってこんな腐れ外道に私の研究が利用されるとは……。
既に、幾らかの部屋で見たサンプルなどからも、恐ろしい事態が起こっていた事が窺えました。
「ま、それは置いといて」
「ままま、抵抗なんてしないからさ。色々と“失敗”はあったけど、最近ようやくまともなのが出来たんだよ……よかったら見ていかない?」
やけに自信ありげな山崎の表情に私は嫌な予感がしてきました。
ですが、他のサンプルと違い今後も生命活動が可能なら、保護する必要があります。
私は山崎に案内され、その“まともな”個体を見せてもらう事になりました。
「驚いたでしょう……完全な人型を維持するのにかなり苦労したよ」
驚きの余り、私は心刀を取り落としてしまいました。
「カザマシリーズって命名したんだけどさ……いやあ、姉はともかく弟の方の調整が上手くいかなくてね。まだ動いてはいないんだ」
「あれえ? イツキの方が覚醒しているなぁ。調整中は滅多な事じゃ起きな」
……もう私は内に眠る烈火の如き怒りを抑える事はできませんでした。
力の限りを込めた鉄拳が山崎に炸裂し、彼は研究用具を盛大に破壊しながら吹き飛んでいきました。
私は動かなくなった山崎には目もくれず、調整槽の中で両手で顔を覆っている彼女を解放しました。
「そうだったんですね……貴女は……」
あの時、公園で出会ったときよりも……彼女は弱々しく映りました。
嗚咽を漏らしながら震えている彼女に、私は上着を被せてあげます。
そっと彼女を抱き、濡れた髪を優しく撫でつつ耳元で言ってあげました。
この言葉を聞いて、彼女は気が緩んだのか大声で泣き出してしまいました。
やっぱり人が人である為には……頼れる他人(ひと)が、必要なのです。
三ヵ月後……。
人造人間の生産ラインは順調に稼動し、遂に初期ロットが実戦投入可能なレベルまで成長しました。
彼らの教育プログラムを設計したのは、勿論私。
親は揺り篭から結婚まで、ちゃんと子供の面倒を見なければ。
ご心配なく。しっかり法律は整えておきましたよ。それに私は一度も“生殖機能”が無いとは言ってませんし。
それはともかく。
彼らは軍の訓練所の卒業式に共に出席する事で、初めてその姿を現しました。
顔や容姿にはある程度ランダム性を組み込みましたが、どれも美男美女揃いです。
態々不細工に作る必要も無いですし……顔が違うのは精神的影響を考えたが故です。
「……と、言う訳で、君達も卒業を半年繰り上げこれにて立派な木連軍人と相成りました。立派に戦って立派に殺してきなさい」
そんな事を考えつつも、私はあらかじめ用意された原稿の言葉を壇上で読み上げていたりします。
お陰で壇上からは色んな顔が見えます。
期待と不安が入り混じった表情を見せる若き精鋭達。
その中には……イツキもいました。
あの子は弟のミカヅチ君共々私の保護下に入りました。
イツキは私の信任を受ければどんな部署にでも行く事ができたのに……私の誘いを断り、自力で超科学研究所スタッフの道を勝ち取りました。
自分のやりたい事をやってみなさいとは言いましたが……まさか、私の元に戻ってくるとは。
本当に……大した娘です。
人造人間の列に混じってミカヅチ君もいました。
ミカヅチ君は優人部隊の知り合いに訓練生として預けています。
……もう肩までゲキガンガーにはまっているみたいですが、楽しそうですからいいとしましょう。
そして……。
私の目には、イツキと親しげに話している一人の訓練生の姿が映っていました。
……それから暫くは平穏な日々が続きました。
遠距離通信で火星軌道に達した優人部隊に喝を入れたり、無人兵器の人工知能をより高度なものに更新したりと地味な事ばかりです。
でも地味ですが、私にはかつて無い程の充実感がありました。
何故なら……。
「博士、お昼にしませんか?」
……今日もまたイツキがお弁当を持ってきてくれました。
研究所に配属された彼女は、常に私の側を付いて来ます。
大半のスタッフが彼女の正体を知らないので、お似合いのカップルだとよく言われます。
実際、私も彼女には随分助けられています。
前は偉そうな口を叩きましたが、いつの間にか私も、彼女の事を頼るようになっていたのですから。
私なんかよりもずっと努力家で、家庭的で、献身的で……本当、私なんぞには勿体無いぐらいです。
献身的と言えば、今私の元に多くの手紙が寄せられています。
主に優人部隊の年配の士官が多いのですが、そこには
とありました。
最初は冗談の類か何かかと思いましたが、自筆で何枚にも渡って記されたその文には、彼らの事を真摯に思う意志が見て取れました。
……人造人間は、精神構造上依存心が高い為、人懐っこい一面があります。
その上向上心に溢れ、素直な性格ですから、いつの間にか誰にでも好かれるようになったのでしょう。
いつしか彼ら彼女らを、息子か娘の様に可愛がっている自分がいたと、切実に訴えています。
また、中には大真面目な若者もいて
といったものまでありました。
私は悩んだ末、一通一通返事を返しました。
「それにしても……人造人間の戦線投入は絶大な影響を及ぼしましたね。この調子でいけば、木連の勝利は……」
代理人の感想
「超博士」というアダ名、もしくは称号ではなくて「超 博士」、ドクター超だったんですね(爆)。
いや、木連だから研究部門の最高責任者をそう言った役職名で呼ぶかもとちょっと思ってみたり。
それはさておきちょっと気になったのは超博士が万能キャラっぽい事ですね。
第一話を読んだ限りでは狂言まわしなり傍観者なりとしてはともかく
主人公に据えるべきキャラとしてはやや不適格かも、と感じました。
まぁ、次回以降色々と悩んだりなんだりしてくれるみたいですので期待しましょう。
万能キャラという話ついでに一つ質問ですが・・・・
この人、人間ですか?
いやまじで(爆)。
後、気になった文章の指摘。
>一身の都合上により“貿易”というものを行っていない
「一身上の都合」ですね。
>遺伝子設計の組換えによりあらかじめ会得させました。
「会得」と言うのはそもそも「なにかを悟る」と言う意味であって、
「物理的に得る」と言う意味ではありません。
ですので「獲得」がよろしいかと。