時には昔の話を

第一話 「逆行者2人」

「ふぅ・・・」

彼はタバコをうまそうに吸いながら浅くため息を吐いた。

「おーい、生きてるのか〜?」

・・・返事がないただの屍のようだ。と、まぁ冗談は置いておき

「く〜」と、彼の耳に寝息らしきものが届いた。

「・・・いい度胸だな」

その後なにやら「どかっ!」とか「ごすっ!」等聞こえてはいたが、
ここでは、あえて触れないでおこう。・・・作者都合ではないのであしからず。

「何だよ、いったい!」

「そんな場所で寝ていれば、カゼをひく・・・」

「まぁ、そうかもしれないけど・・・。ってあれ?痛い・・・」

「人間には痛覚というリミッターがあるからな殴られれば痛いのは自明の理だ。」

「そ、そうだな・・・ん?ここは・・・」

そこに倒れていた人物は思考がまとまらない様子できょろきょろとあたりを見回した。

そして彼はその人物にこう伝えた・・・

「サセボシティ・・・ナデシコの始まり、いや・・・」

彼は語尾を濁した後こう続けた。

「遺跡をとりあう地球と木連の戦争におまえが介入するきっかけになった場所の近くってとこか
・・・そうだろ?テンカワアキト、元漆黒の王子様?」

「何だと・・・何者だいったいおまえは・・・?」

「まぁ、落ち着きたまえ、私は君と同じだよ、さしずめ逆行者とでも言おうか。」

「逆行?」

「言ったはずだが?ナデシコの始まりの地とな?」

「あんたはいったい何者なんだ?」

「そうだな、まだ名乗っていなかったな、私の名前はオウガ=イシュザーク、明日香インダストリー所属の
研究者だな、まぁネルガルのようにマシンチャイルドをつくるという考えは持っていなかったのでね、
自らの体にIFS強化体質処理を行い、あの遺跡から抽出したナノマシンを投与したことでA級ジャンパー体質に
なっているみたいだな」

「そんな人間が俺に何のようだ?」

彼・・・オウガの言葉に対して警戒心をもったのかテンカワアキトはそう応えた。

そして、アキト自信なにかに気づいたのだろう、彼は以前のテンカワアキトのように光を発することはなかったのだ。

懸命な読者はお気づきであろうが彼は確かにこう言っていた。

「遺跡から抽出したナノマシンを自らに投与した」

と、ならば何故彼は無事なのだろうか・・・

テンカワアキトの気づいたのはその点なのであるそしてテンカワアキトはオウガにこう聞いた。

「何で遺跡のナノマシンを打っているのに、あんたは俺みたいになってないんだ・・・?」

そして、オウガは少し困ったような表情をしてこう続けた。

「ふむ・・・やはり伝えるべきだな・・・アキト君?今の自分の体をよく見てみるといい・・・
その体ではその口調は直すべきだな・・・レディとしてみっともないよ」

つづけてこうも言った。

「あのときの君はIFS強化体質ではなかったということが原因の一つとして上げられる。
さらに、大量に投与された事も関係もあるかもしれないな」

「・・・何故だ(下を見る)ない、(胸を見る)ある・・・」

「それはそうだろう、私からみれば君はただの女の子だからね」

「・・・」

「さてと、本題に入ろうか変えたいとは思わないかい?あの忌まわしい未来を君は・・・」










〜あとがき〜
凰吼:ふぅ、やっと一話終わりました。
オウガ:まぁ、どうでもいいが授業中に書いてていいのか・・・?
凰吼:まぁ、課題はすべて終わらせた上で書いてるしね。
オウガ:なるほど・・・
凰吼:とまぁ、今回はオウガ君の説明からかな・・・
オウガ:ふむ
凰吼:私の名前がカタカナになってるんだけど、元ネタはサイバーフォーミュラという
   アニメに出てくるレーシングマシンなんだなぁこれが。
オウガ:つまりイシュザークもそうだということか?
凰吼:ご名答!
オウガ・・・
凰吼:これから少しずつオウガや機体などの設定も記載していきたいと思いますので
   今後ともよろしくお願いします。



代理人の感想

特に言う事もなし。

つーか短すぎるよセニョール!

そもそも話になってない!