ナデシコ2次創作

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その参



白鳥「皆様こんにちは。地獄の底から舞い戻ってまいりました。
   元木星連合優人部隊所属
   木連式戦艦ゆめみづき艦長白鳥九十九大佐です。」

月臣「同じく元同軍所属第十三人形戦闘機部隊隊長、月臣元一朗中佐・・  
   ・・ってもう回復してるのか?」

白鳥「優人部隊は最後の切り札。
   最後の切り札は常時使える様にしておかんといけないからな。」

月臣「木連はもう無いんだぞ。」

白鳥「分かっている。しかし木連魂は受け継いでいかねばならんのだ。」

月臣「そうだな。
   尤もお前の場合は奥方につきっきりで看病してもらって、
   地獄どころか天国状態で治してたんだろうけどな。」

白鳥「熱い愛で病を吹き飛ばす!!
   燃えるシチュエーションだろう!!」

月臣「それの何処が木連魂だ・・。
   バカはほっといて・・ってほっといたら話が進まん。
   とっとと今回の品を出せ。」

白鳥「おう。さて、今回の品物はこちら。じゃじゃん。」



『ジャンプフィールド発生装置』



白鳥「我々、遺伝子をいじくり回した優人(B・C級ジャンパー)と、
   某ラーメン屋・某マッドサイエンティスト等の天然火星人である
   超優人(A級ジャンパー)はこれを利用する事によって
   チューリップクリスタル無しでの身体跳躍が可能となります。」

月臣「北辰らが使っていた奴だな。」

白鳥「そうですね。
   チューリップを介さなくても跳べるのが最大の利点です。」

月臣「何かと便利そうだ。私も1つ。」

白鳥「まいど。
   えー、視聴者の方に1つ注意です。
   これを使用する前には必ず遺伝子検査を受けて下さい。念の為です。」

月臣「ん?ちょっと待て九十九。」

白鳥「何か?」

月臣「超優人ならともかく、我々優人が長距離跳ぶには
   ある条件が必要だったハズだが。」

白鳥「お、鋭いですね。ご安心あれ。ちゃんと首尾は整ってます。」

月臣「整ってるって・・いいのか?」

白鳥「はい、ジャンプフィールド発生装置、今なら2個セットで20万円〜。
   宛て先はこちらです。お電話お待ちしていますね〜。」



−−
ところが首尾は整って・・いなかった。

某研究所

「ユリカさん、田中さんはカイロ、クリスさんはマンハッタン、アハマドさんは・・」

「え?田中さんは何処でしたっけ?」

「カイロよカイロ!あ、また追加、
 ヘラリーさんがギリシャ、津田さんが北京、そして・・。」

「ええ〜〜ん。早すぎて分からないよぅ〜〜。


叫ぶ科学者と喚く翻訳者。

そしてその様子を観ている男と少女。


「ユリカさんって”翻訳者”じゃなくて”翻訳機”にしないとまったく使えませんね。」

「ああ。こんなボケた翻訳者じゃ話にならん。」

「でも遺跡とリンクしてるのこの人だけなんですよね。」

「そこが難しい所なんだよな。」



・・結局客のボソンジャンプはほとんど失敗、

返品・苦情が相次いだ為3回目でこの番組は幕を下ろしたという・・。



−−−
あとがき

一気に3つ書いてみました。(短いけど)

なんでこんなもん書いたかってーとその壱にも書いた通り九十九さん書きたかったんです。

・・本編じゃ死んじゃってるからせめてギャグでも・・と。

逆行物は飽和状態ですしね。

 

 

代理人の感想

なんだかなぁ(苦笑)。

まぁ、それなりに面白かったですけど。

 

時に、最初の話で出てきた夫婦って誰と誰でしょう。(笑)