ボディーガード

 

4話〈仲間?知り合い?〉

 

 

 

 

男どもの相手から二日が経った。

今日アキトたちは、共同で組む者たちと合うために向かっている。

と言ってもアキトとラピスだけだったが、ハーリーはというとルリの護衛に残っていた。

残すきは、アキトには無かったのだがハーリー自ら残ると言い出して、それをアキトが了承したわけで

ある。

 

「ラピス、皆と会うのは久しぶりじゃないかな」

 

「うん、でもあの人たち嫌い。アキトいっつも悪者」

 

「気にすることは無いさ。わかってくれている人がいればそれでいいんだ」

 

「わかった」

 

二人は中に入っていった。

もうそこにはすでに多くの関係者が入っていた。

 

「すまない。遅くなった」

 

「ごめんなさい」

 

入ったとたん二人は遅れたことをわびた。

一人の男がアキトに言った。

 

「気にすることは無いさ。今から始めるところだから」

 

「すまん。アカツキ」

 

二人は席に座った。

 

「さて、始めるよ。今回はホシノ・ルリの護衛がおもだ。それに対して役割を決めようと思う」

 

「どういうふうにだ」

 

「そうだね日替わり制でどうかな。人は多くいるのだし交代でやったほうが良いと思う」

 

「賛成だ」

 

「さんせーーい」

 

「じゃあ、月・水・金は僕らネルガルで、火・土はナデシコで木・日は君たち」

 

「ユーチャリスだ」

 

「ユーチャリスで良いかな」

 

一人の男が話しに割り込んだ。

 

「ちょっとまってよ。何でこんな二流の奴なんかに力をかりる」

 

ラピスは少しむっとなった。

 

「大体、あなたたち役にたったこと無いんじゃないの。

 私たちと共同がほとんどだけど、足手まといなだけじゃない」

 

男はアキトに向かって一気に言った。

 

「ムネタケ隊長、きみの言っていることはわかるが、彼らは必要なのですよ」

 

「ええ、そうです。私たちにとって彼は必要な存在」

 

いままで黙っていたエリナが話す。

 

「二流にやらせたら失敗が目に見えてるわ。変更したほうが良いわよ」

 

「(アキト君の手柄を取っているくせに)」

 

エリナは心で思っても口には出さなかった。

ふとアキトが口をはさむ。

 

「アカツキ、変えてくれ。確かに言うとうりだ。

 だからそれはお前達にまかせる。俺は一般人を守る」

 

「おほほほ、それでいいのよ。それで・・・、せいぜい頑張りなさい」

 

「ああ、その言葉はあなたにお返ししましょう。

 守る人を死なせるようだと会社自身の信用をなくすからな」

 

「な、なんてことをこれでも私は」

 

「どんな任務も遂行してきたか・・・」

 

「そ、そうよ」

 

「では、貴方が最前線で守っているのを見ておくことにしましょう」

 

「とくと見れば良いわ」

 

ムネタケは怒りながら出て行った。

ある程度の人たちも話し合いが終わり出て行った。

いま部屋に残っているのはアキトの知り合いだけだった。

 

「すまないね。テンカワ君不愉快な思いをさせて」

 

「気にするなアカツキ、別になんとも思ってないさ」

 

「事実きみのおかげでネルガルは一流として認められているのだから」

 

「いや、おまえの周りには優秀な人材がいるからだ。俺ではないさ」

 

「・・・・・ありがとう」

 

 

 

「アキト〜」

 

大音量の声が聞こえてきた。

数人の女性がアキトに向かってきた。

一人の女性が思いっきり走ってくるのが、アキトにはすぐわかった。

ドテッ!

アキトの目の前でその女性はこけた。

ふと見ればラピスが足を出して引っ掛けたのがすぐわかった。

こけた女性が起き上がる前に後からきた女性が声をかけた。

 

「お久しぶりです。アキトさん」

 

「メグミちゃん、久しぶりだね」

 

誰でも魅了する笑顔を見せるアキト。

当分見てなかったメグミは一発で真っ赤になった。

こけた女性が復活し

 

「メグちゃん、私のアキトに何やってるの」

 

「ユリカさんの物ではありません。私のアキトさんです」

 

言い争いを始めた。

その横から又一人の女性が現れた。

 

「ひ、久しぶりだなテンカワ」

 

「ああ、リョーコちゃん久しぶりだね」

 

やっぱりアキトは笑顔を見せ撃沈させられるリョーコ。

 

「あの二人もこりないな」

 

「少しうるさいけどな」

 

「いつもの二人は?」

 

「ヒカルとイズミか。あいつらなら先に帰った。昨日寝てなかったみたいだからな」

 

「いつもの奴か」

 

「いつもの奴だ」

 

「あれでガードが勤まるのか」

 

「さあな」

 

「・・・・・・」

 

「じゃあ、俺も帰るわ。あんまり五月蝿いのもなんだしな」

 

「ガード頼む」

 

「任せときな。お前の頼みは破ったこと無いからな」

 

「そうだな。悪かった。信頼してる」

 

「わ、わかれば良いんだよ」

 

リョーコは赤くなりながら帰っていった。

まだ騒いでいる二人は置いといて・・・。

 

「エリナさん、頼んだものは」

 

「持ってきたわよ。アキト君、はい、『黒百合』」

 

「エリナ君はそれを無断でもってきたわけか」

 

「会長には迷惑かけてないでしょ」

 

「僕の立場が無いね。まっ、しかたがないか」

 

「あまりエリナさんを責めないでやってくれ、今度食事に招待するよ」

 

「OK!そのときはレイナ君も呼んでおくよ」

 

「わかった」

 

「さてと話を変えるよ。報酬のことだけど・・・」

 

「待ってくれ。ラピス、ハーリーの所へ行っておいてくれないか」

 

「いや、アキトと一緒がいい」

 

「それは無理なんだが・・・・・・

 そうだ。ユリカ、メグミちゃん、ラピスを連れて遊びに行ってやってくれないか?」

 

さっきまで争っていた二人がアキトの方に向く。

 

「ラピス、あとで向かいに行くから彼女たちと行ってきなさい」

 

「「行こうよ、ラピスちゃん」」

 

「アキト・・・」

 

「・・・・・・今日添い寝してやるから」

 

「行ってきます」

 

ラピスは急に笑顔になり外に出て行った。アキトは三人の鋭い視線を感じていたが・・・。

 

「でわ話を戻して、報酬はどうする?」

 

「ラピスとハーリーのに多めに入れといてくれ。俺のはムネタケが勝手にするだろう」

 

「良いのかい。いつもそれで」

 

「ああ、生活できる程度あればそれでいい」

 

「今度何か送るよ」

 

「わかった」

 

「さてと、僕も行くけどエリナ君どうする?残る?」

 

「少し話して会社に戻ります」

 

「わかった。それじゃあ、お先に」

 

アカツキが去って部屋には二人だけになった。

 

「二人で話すの久しぶりね」

 

「そうだな。あのときまでは、俺もネルガルに居たんだよな」

 

「ええ、貴方は皆のあこがれだったもの」

 

「たいしたことはしてないよ。エリナさん」

 

「・・・エリナさんか・・・昔のように呼び捨てじゃあないの」

 

「昔は昔、今は今さ」

 

「わかったわ。今日は二人でお昼どう?」

 

「奢りか」

 

「ワリカンよ」

 

「ラピスの迎えに行くまで時間があるし良いか」

 

「ええ、添い寝のことじっくりと聞きたいから」

 

二人は食堂に行った。

それからアキトはラピスの迎えに行き、ユリカとメグミにまた、添い寝のことを追及されるのだ

が・・・。

 

 

続く・・・

 

 

あとがき

隆です。そして四話終了。最近なんかネタ探して動いています。

なんか無いかな。暇してパソコンショップに行ったらA○R18禁のソフトが販売していたな。

音楽凄くいい曲だったなと思ってしまった。買ってないけどね。

その曲聴いて感動できる話が書いてみたいなと思ったね。感動できる話書けたら良いな〜。

 

 

 

 

管理人登場

 

隆さんからシリーズ4作目です!!

今回は大幅に内容量が増えてられますね。

しかし、欲が無いなアキト。

ムネタケは地の性格でいってるしな〜(笑)

でもエリナとさり気無く良い雰囲気。

・・・肝心の物語のヒロインは全然登場しませんでしたがね(爆)

 

では、隆さん投稿、本当に有難うございました!!

 

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