機動戦艦ナデシコ【未来とは違う歴史】
プロローグ

額が冷たく感じる・・・

うん?・・・冷たい?・・・
なぜだ、なぜ冷たいと感じる、俺は五感を失ったはずじゃないのか?・・・
だがこの冷たく感じるのはなぜだ?それにまぶしい・・・まさか五感が戻ってるのか?・・・
いや、そもそも俺はなぜ布団で寝ている・・・

「お、気がついたか。」
(歳三?ということはここは雪谷食堂か・・・)
「くっ・・・すまない、世話をかけた。」
「まだ寝てろ。それより礼を言うならあの子達に言ってくれ。」
「あの子達?」
「ああ、俺の店で働いてる子達だ、お〜い例の兄ちゃん気がついたぞ。」
歳三さんはそう言うと店のほうに声をかけた。
「え、気がついたんですか?わかりました、すみませんがお店のほうと変わってもらえませんか?」
「おうおう、変わってやるから早く会いな。」
「すみません。ミミちゃ〜ん、あの人気がついたって。」
「え?は〜い、今行きます。」
店のほうから元気な女性の声が聞こえ、こっちの方へ来る気配がした。
俺はそれに合わせて体を起こそうとした。
「「あ、大丈夫ですか?」」
奥に来た二人の女性は声をかけ、体を起こすのを手伝ってくれた。
「すまない。」
「「いえ、気にしないでください。」」
「それより、お体の方はいいのですか?」
「あ、ああ、それにしてもすまない。こんな見ず知らずの俺を助けてもらって・・・。」
「お礼ならアキちゃんに言ってあげてください。私は何もしてませんから・・・。」
「そ、そんなミミちゃん人を持ち上げすぎだって。」
「そうか・・・ところで君達の名は?」
「あ、私はテンカワ アキです。」
(テンカワ・・・そうかやはり俺は過去に戻ってきたのか・・・しかし女になっているとは・・・)
「私はアオバ ミミと言います。」
(こっちの子は誰だ?俺の記憶にはない人だ・・・)
「あの〜ほんとに大丈夫ですか?」
「あ、ああ大丈夫だ。ちょっと考え事をしててな。」
「そうですか。」
「ところで今年は何年かわかるかい?」
「今年ですか?え〜とたしか2196年の・・・。」
(ナデシコの出港二日前か・・・)
「そうか・・・ありがとう。」
(さてこれからどうするか・・・とりあえず明日サセボのドッグに行き、プロスさんと交渉してナデシコに乗るか・・・)
「アキちゃん、この人大丈夫そうだから私はお店の方に戻ることにするわ。」
「え、あ、うん、わかった。」
「じゃあとよろしく。あ、あとえ〜っと・・・そういえば名前聞いてなかったね。」
「あ、ああ。」
(やばい名前なんて考えてなかった・・・まぁなんでもいいか。)
「俺の名前はヒロカワ アキトだ。」
「じゃぁヒロカワ君、今日は遅いからここに止まっていくといいわ。歳三さんには私から伝えておきますから。」
「あ、ああ、すまない。」
「気にしないでください。それじゃアキちゃんあとまかせたよ。」
「うん、まかせて。」

「一つ聞いていいですか?」
「聞きたいこと?・・・。」
「ええ、ヒロカワさんに、「アキトでいいよ。」え、あ、はい。」
「アキトさんに妹っていませんでしたか?」
「?。いやいないが・・・。」
「そうですか・・・」
「なぜだい?」
「生き別れたお兄ちゃんにそっくりだったから・・・それに名前までいっしょだったから・・・」
「写真かなにかあるかい?」
「え?どうしてですか?」
「いや、もしかしたらその人、知ってる人かもしれないから。」
「右の人です。」
彼女から差し出された写真には白衣を来たアキトそっくりの人と同じく白衣を来た同年齢の男が写っていた。
(俺・・・そうか、こっちの俺か・・・)
「知っていますか?」
「すまないが俺にはわからない・・・。」
「そうですか・・・」
「ほんとすまない・・・」
「あ、いえいいんです。・・・それよりこれからどうするんですか?」
「これからか・・・明日、ある所へ行ってみようと思うんだ。」
「あるところですか?」
「ああ、ちょっと近くに行かなきゃならない所があってね。」
「そうですか・・・「アオバ!!店、閉めるから片付け手伝ってくれ!!」あ、呼ばれてるらしいので・・・あ、今日はちゃんと安静にしていてくださいね。」
「あ、ああ・・・。」


「ずいぶんとお世話になりました。」
「気にすんな。それよりヒロカワ、お前行くとこあるのか?」
「ええ、一応アテだけはあります。」
「そうか・・・アテが外れたらいつでも戻って来い。バイトでいいなら雇ってやるから。」
「ありがとうございます。・・・もうそろそろ時間なのでこれで・・・」
「ああ、元気でな。」
「ヒロカワさん、お元気で。」
「アキトさんお気をつけて。」
歩き出すアキトに腕を組み見守る歳三と手を振るアキ、一礼をするミミ。
「・・・いっちゃったねアキちゃん。」
「うん・・・」
「行かせて良かったの?」
「え?どうして?」
「だってあの人お兄さんに似ていたんでしょ?」
「う、うん・・・」
「追いかけなくていいの?」
「で、でも・・・」
「テンカワ。」
「は、はい。」
「お前今日でクビだ。」
「え、ええ〜。」
「それにアオバ、お前もだ。」
「え?どうして私もなんですか?」
「テンカワだけなら戻ってきそうだからな。」
「そういうことですか。」
「ほら、二人とも荷物はまとめておいたからとっととヒロカワを追え。」
「それじゃ、お言葉に甘えて。」
「「1年近くでしたがありがとうございました。」」
「俺に礼してるくらいならとっとと追いかけな。」
「「は、はい」」
(ヒロカワお前苦労するぞ・・・)
走っていく二人を見ながらそう考える歳三であった。










後書き
リュリュ(以後リ)「どうも、リュリュです。」
ミミ(以後ミ)「どうも、オリキャラのミミです。」
リ「いや〜始めて小説を投稿しましたが、どうでした?」
ミ「読みづらい。」
リ「グッサ!!ご、ごもっともです・・・。」
ミ「まぁ小説を書いた経験が浅い上に初投稿ですからこんなもんなんでしょうね。」
リ「ザク!!その通りです・・・。」
ミ「こんなんじゃ次回作がどうなることやら。」
リ「ザシュ!!ど、努力します・・・。」
ミ「まぁ次回の【第1話ナデシコ発進!!】に期待してください。」

 



代理人の個人的な感想

読み始めて最初に思ったこと・・・・・・

アキト、いつからサイゾウさんを呼び捨てにできるようになった?(核爆)

 

後「しかし、女になってるとはな」の部分が意味不明。

「サイゾウさんの店にいるテンカワ=昔の自分」と考えたにしろ

ちょっとアキトの思考が飛躍し過ぎでは。