機動戦艦ナデシコ<灰>

 エピソード4−3/戦隊、デビュー

 幾つもの光芒が視界を埋め尽くす。
 月面攻略戦。
 食糧事情から、長引けば木星の人間が飢え、場合によっては飢え死にする危険性さえあることから、迅速な対応が求められた。

 消耗戦をくり返す無人兵器達。有人兵器はただの一機も、主戦場には存在しない。
 連合軍旗艦ジキタリス格納庫。
 敵をコスモス一機と嘲笑った軍上層部は、「ならばこちらも」と一機しかジキタリスしか派遣しなかったのだ。当然呉越同舟となる。
『チッ……虫どもにやらせてないで……俺を出しやがれ!!』
 コクピットの中で手の平を打ちつける男がいた。
 何というか「濃い」を濃縮し、凝縮し、圧縮したような容貌なのだが、白鳥九十九と非常に似ている。
「班長、またヤマダの奴が暴れてますよ」
『俺の名は、ダイゴウジ・ガイだ!!!』
 ほとばしる魂の叫び。
「ほっとけほっとけ。自爆王の我が儘だ」
 そう言いつつ、手に持ったコントローラーのスイッチをいれる。
 ゴドン!!
 急に倒れ込むエステバリス!
「は、は、班長!?」
「ふっ……イネス先生特製の眠り薬……中和剤を使えばものの30秒で完全覚醒し、副作用のないと言う優れものだ」

「全く……何でアイツと組まなくちゃならないんだか……」
 コクピットハッチを開放し、シートに座りながらいつもの漫才を見ている少女がいた。緑色に染めたボーイッシュな雰囲気を持つ少女、いや、もう少女と呼ぶべき年齢ではないかも知れないが……彼女の名はスバル・リョーコという。
 エステバリスではない、隣の新型に乗っている軽薄そうな男から目を背けながら。
「アレ、リョーコちゃんつれないなあ……」
 金髪に、軽薄そのものと言った表情……高杉三郎太である。合同作戦であることから彼のように木星の人間が数名乗り込んでいるのだが、同時に三姫も乗り込み三郎太に睨みを利かせていたりもする。
「おい。これ、ナントカしてくれよ」
「……高杉殿」
 感情を徹底的に排除したような声。排除したのは隠したい感情があるからなのだが、彼にそれを察せと言うのは無理があるだろう。
「ハ、ハハハハ、ハイ!!!」
「……お戯れなら、よして下さい」
「いや本気で………」
 そこで三郎太は戦闘を目前にして、医務室送りとなった。

「……で、どうなんだ? アイツ……」
 三郎太を医務室に放り込んだ後、戻ってきた三姫にリョーコが声をかけた。
 しかしただ顔を横に振るだけ。
「そっか……気長にやるしかないか……」
「うん……」

 

 さて、お待ちかねのネルガル会長室、しかも久しぶりにフルメンバー!
 サングラスにオールバックの人物が持っているロープの先にグル巻きにされ目隠しと猿ぐつわを噛まされたアカツキがいて、気晴らしにオブジェにされた壊れゴートはとりあえず無視することにしよう。
「さて会長、説明して貰いましょうか?」

 くしゅん!
「あら? …風邪かしら?」

「今一瞬間があったような……で会長、どうなんですか?」
「おいおいプロスさん、せめて猿ぐつわは外してやれよ」
 そう言い、サングラスの男が苦笑する。どうやら随分焦っているようだ。
「そうでしたねヤガミさん……これでどうですか?」
「助けてくれプロス君、僕はここにいたら殺される、彼女達が戻ってこない内に……!!」
 ゾクゥ!!
 部屋の中の気温が、間違いなく下がった。
「会長・・すみません、あのお二人は今、隣の部屋でモニターを見ているんです」
 死刑宣告が下った。
「あ……はは……は……はははははははははハハハハハハッ!?」
 壊れた?
「プロスさん、医者を呼ぼうか?」
「あの会長……?」
「いいよ、プロス君……ナデシコと試作強化装甲の使用許可を出すよ。僕はもう……残り僅かな命だ。せめて、……せめて今だけでも一人にしてくれ……」
 その言葉を聞き、プロスはナオと頷きあい、逃げないようにと縛ったロープ、いや荒縄をそのままにアカツキを置き去りにした。

 そして廊下に出た瞬間、二人は「壊れゴート」を思い出すことなく、そそくさと逃げ出した。
 なぜなら「夜叉」としか形容できない鬼女が二人、歩いてきたからだ。
 ルリのイタズラの鬱憤は、危険値にまで高まっていた。
「エリナさん、まずはどうします?」
「……決まっています、お姉さま」
 何故エリナが千沙を「お姉さま」と呼んでいるのか分からないが、聞いた瞬間死が訪れるのは確実なので誰も聞く事はなかった。
 そして逃げ去った二人をよそに部屋に入った二人は身動きのとれないアカツキに、ポーチから取り出した物を突きつけた。
「そ、それは!!??」
 アカツキはこの時、退路は完全に断たれたことを察した。
 後はアカツキの名前を書くだけの「婚姻届」、しかも3−2で見たとおり、中東のとある国の物。
「「……もう分かっているわよね、ナガレ?」」
 もう、彼には、逃げる余裕はなかった。
 頷くのが、何を意味するのか知っていても、それをする程度の余裕はあったのだが。

*お知らせ*
 この後の描写はしません。
 アカツキがどのような目にあったか期待する方も多いでしょう。
 ですがこれは全年齢対象作品なので、カットさせていただきます。

 逃げ出した後、一階のロビーでコーヒーを飲む二人の姿があった。
「……マズイコーヒーだ……」
「……ええ、そうですね……」
 天下のネルガルのコーヒー。来客があるのだから不味いわけはない。不味く感じさせているのは彼らの心の内が原因だ。
「なあ、ミスター。あんな事をさせるために俺を雇った訳じゃないんだろ?」
「ええ。…ヤガミさん、あなたはテンカワさんと面識があったはずですね」
「ああ」
 眼鏡の奥の目を、一瞬細く、銀光とさえ見間違えるほどの鋭い光。対するナオも、サングラスに遮られた目から強い光を発する。
「では……彼の強さは?」
「この目で見た。必ず敵を倒し、なおかつ自分が生き延びるための最善の手を尽くす」
「彼の手が必要な事件が月で起こっています。しかし、今は彼の側にある女性のことを調べなければなりません……テンカワさんと互角以上に戦えるという女性のことを」
 ヒュウ♪
「面白い……しかしな、俺自身も、今は守らなくちゃならない恋人がいる。それでもか?」
「……希望額を出しましょう」
「そういう事じゃない……先にある男を倒す。探して欲しいんだ……俺の敵・テツヤを」

 ドカ!!
 激しい音を立ててドアが開かれる!
「何? ドアはもっと静かに……」
 そこまで言ってイネスは凍り付いた。
「アキト君!!」
 北斗の抱えたアキトを奪うようにソファに横たえる。
「アキト君にこんな傷を負わせるなんて……枝織ちゃん、誰がこんな事を!?」
「……分からない……多分、俺なんだと思う……」
 焦点の定まらない目で、震える手を見る。これ程「命」を強く感じたことはなかったと。
「……あなた、北斗君? 多分って、どういう事なの?」
「何かを聞いたような気がしたんだ。……気づいたら、アキトが倒れていた……何処に連れていったらいいのか分からなくて、ここに連れてきたんだ」
「……多分、正解よ。……イネスよ、負傷者1、研究室にストレッチャーを」
 そう言いつつ、北斗は自分がどうなってしまうのかという恐怖に落ちいっていた。
「……マズイわね」
「どうなんだ!?」
「詳しいことは検査待ちね。ただ……今見た限りじゃ骨が何ヶ所かまいっているわ」
「治るのか!?」
「私を誰だと思っているの?」
 そう言って、自信を満面に浮かべた笑みを浮かべる。
「任せなさい!」

 プロジェクターが映像を吐き出し続ける。
 映し出されるのは、恐怖にむせび泣く、平和ボケしたサセボ市民。今回地球には木星蜥蜴の脅威は及ばなかったので、彼らに戦時の危機感などはなかった。
 その光景が切り替わる。
 爆発物などは一切使わない、ロボットのパンチの一撃で吹き飛ぶシャッターと、黒タイツの戦闘員がショーウインドーの中から貴金属を奪う様がよく撮れている。

「如何でしたかムネ茸総統閣下、このバールめの働きは」
「ちょっとアンタ、今なんていったのよ? 漢字変換してごらんなさいよ、『ムネタケ』ってトコ!」
「は? とは言いましても……ただ片仮名四文字で『ムネタケ』総統閣下とお呼びしただけですが」
「本当でしょうね……」

「まあ良いわ、収穫は?」
「はっ……キノコ兵!」
『はっ!』
 覆面の下からくぐもった叫びが聞こえてきた次の瞬間、彼らは壁際にあったシートをバサリという音と共に引き剥がした。
 現れたのは……まさに金銀財宝の山。下の辺りにごく普通の紙幣(略奪品なのでナンバー不揃い)が散乱している。
「うふふふふふふふ……軍資金が増えたわ……これでアタシ達の野望達成へまた一歩近づいたのよ、おおーほっほっほっほっほ
 暫くしてから突然高笑いを止め、比較的まじめな顔をする。
「バール、あなた……連合のことは知っていて?」
「いえ……分かりませんが」
「そう、左大臣」
「はい」
 その言葉と共に、ローブを着、フードを目深に被った女性が立ち上がる。口元がなんとか見える程度まで下ろしたフードなのに危なげがないのだが、手に持った水晶玉と、フードからこぼれた三つ編み、ほとんど起伏が感じられない胸が気になる。
「右大臣・コードネーム『狂気の謀略』……参りました」
 何かのレッスンでも受けていたのか、声の通りはいい。
「連合について、説明しなさい」
「はい……まずはこちらをご覧下さい」

 先程のプロジェクターが再度稼働し、新たな映像を映し始めた。
 街の中を暴れるブラックマッシュルーム。そしてそれを煽動する幹部の一人、「ヤサグレ者」テツヤ。
 マイクが捉えているなど気づいていないのか、独り言を言っている。
「フン……あんな丸くなっちまったらクリムゾンの爺様もお終いだな……。俺はここで好き勝手生きさせてもらうぜ……」
「そう言うことはいわない方が良いわよ。……下手をすれば閣下自らに粛正されるから……」
 その独り言を聞いていたのか、たしなめる「ブラコン」チハヤ。
 そしてその背後にある一体のロボット。
 つい先程までバールが使っていた機体……まさに秘密兵器に相応しいモノだった。

 キノコ兵が倒れた少女に手を伸ばそうとしたとき、それは現れた!
 どがががががががががが!!!
 少女に当たる、と言う事は考えていなかったのか、一応防弾構造のキノコ兵のボディスーツに装甲車に取り付けるような巨大なガトリングガン、いやバルカン砲を両手で構えながら撃つ男の姿があった!
 男は引き金から指を離し、叫んだ。
 ボイスチェンジャーから放たれたその声はいささか間抜けだったが、正体を隠すには十分だ。
「そこの少女、死にたくなければこっちに来い!!」
 カレー好きそうなイエローが叫んだ瞬間、ブルーが跳び蹴りを入れた。手を耳の辺りに当てて無線に切り替える。
(源八郎、よく見んか、アレは俺の妹のユキナだぞ!!)
(なぬ!? ……スマン、何故かこの…熱血α波入りのテーマソングを聴くとつい…)
 その隙に再び少女、白鳥ユキナを襲おうとしたキノコ兵を今度はピンクの「男」…中身のジュンは涙を流しながら戦っている…が、新体操のリボンそのものの武器で打ち据える。
 形状的には鞭に通じるであろうそれ……何故ジュンが華麗に操っているかは言及しまい。
「無事か!?」
 ……本人は嫌がっただろう……しかしジュンのボイスチェンジャーは女声になっていた……。
「ええ、だいじょう……イタッ?!」
 急に顔をしかめ、足首を押さえる。
「痛めたのか? ……ブルー、イエロー、この子を避難させる、二人は奴らを!」
 ユキナをお姫様だっこしながらジュンは走り去った。「貧弱な坊や」と呼ばれたジュンにしては凄い行動力だ。
「仕方ない……やるか」
「ああ。このスーツの性能を試すにはいい機会だ……」
 そう言い、ブルー九十九は剣を構え、イエロー源八郎はトゲ付きハンマー鉄球を頭上で回し始めた。
(ジュン……ユキナに手を出したら殺すからな……)
(分かってる、僕の本命は!)
(フラレ確定のくせにか?)
 その言葉にジュンは愕然とし、ユキナをビルの影に置いた途端に地面に座り込み、のの字を書き始める。

 ばぢばぢばじぃ!!!
 ドガ! ドゴ! ベゴ!!
 防刃繊維を使用しているからか九十九の剣は全く役に立たなかったが、大電流のスタンスティックとしての機能がキノコ兵を叩きのめした。また源八郎の振り回すモーニングスターも黒タイツを次々と倒していく。どれほど強力でも所詮タイツ、衝撃吸収能力など無い。
 ゴス!
 鈍い音がした瞬間、最後のキノコ兵が崩れ落ちた。
「フン! キノコ兵を倒したか……だが、貴様らに我らは倒せん!!」
 テツヤが威嚇するかのように大声を張り上げた。
「クッ……だがな、悪党は正義に倒されるのは決定事項なんだ!!」
 そう叫びながらブルー:九十九は剣を振り上げ、テツヤに斬りつけようと……ガジィ!!
 激しい音を立てて剣が砕け散る!!
「九十九!!」
 危険を察知したか、今度は源八郎がモーニングスターを振りかざし突進するも、ブンと投げつけられた九十九を受け止め、その瞬間殴り飛ばされた。
「見たか……これがブラックマッシュルームの科学力が生みだした幹部専用戦闘服『イッポンシメジ』の威力だ!!」
「……言ってて、恥ずかしくないか?」
「……ちょっと」
 なら堂々と胸を張って言うな、とはつっこめなかった。
 なぜなら九十九達も大して変わらない格好だったから。

 ヒートアップしているのかクールダウンしているのか分からない三人をよそに、もう片方も佳境に入っていた。
「……という訳なのよ」
「そうなんですか……大人って大変なんですね……」
「でもさ、仕事だからって、こんなカッコする僕の苦労も分かってよ……」
 何となく、チハヤ・ジュン・ユキナの三人は意気投合していた。
 二人とももうヘルメットや覆面を取り去っている。
「なんかさ、上の人が悩みを共有できる友人を見つけたとかでさ「男の浪漫は世界征服」とか言ってたクセに、いきなりSSを解散させちゃったの」
「うわ、男の浪漫〜? あんなモノ、分かりたくもないわ。いつも犠牲になるのは女なのよね……」
「僕だっていい迷惑だよ。上からこれを使えって官給品でさ、「自分に合わせるな、服に合わせろ」って、胸パットとか、女声に調整したボイスチェンジャーとか……」
 間。
「君、男の子だったの!?」
「ジュン君、女装趣味じゃなかったの!?」
 驚く二人の姿をよそに、ジュンの口は何かを言いたげにひくひくと痙攣をしていた。

 その彼らをビルの頂上から見下ろす影がいた。
 軍服をアレンジしたような姿の理知的な女性、火星移民計画の木星側の指導者であり、また草壁亡き後の実質的指導者・東舞歌である。
「ライバル、そして敵味方に分かれて生まれる愛情……イイ、良いわ! 北斗殿を探しに来て、こんな現場に居合わせるなんて!!」
 身をくねくねとよじり、嬉しそうに抱きしめる。
 僅かに間を置き、通信機に向かって叫んだ!
「零夜ちゃん、スタンバイ、OK?」
『OKです……でも良いんですか? こんなモノ……』
「良いのよ……日本政府は懐柔済み、問題はないわ」
『……転送します』

 そして混乱は、加速する。

 

「じゃあ私はネルガルに行きます。暫く帰ってこれませんから戸締まりはしっかりとね」
 そしてルリが出掛けていった後の事務所ビル。
『サセボに謎の集団現る』
『犯行声明、ブラックマッシュルームと名乗る』
『特集・彼らの語る「黒歴史」とは?』
「世の中不穏だねえ」
 と新聞を見ながらコーヒーを飲むラピス。ブラックは苦くて飲めないので、カフェオレどころかコーヒー牛乳であるが。
「そうは思わないかい、マキビ・ハリ君」
「ラピス……今度は何を見たの?」
「ふっ……出撃」
 とてつもない悪寒に苛まされながらハーリーは逃げようと……バジィッ!!
「グハッ……これはバリアー!?」
 とてつもない音と共にシャツが焼け焦げるが、中身は無傷らしい。いつの間にバリアーのダメージを知るような事件にあった?
「ハーリー、私達が住んでるこの街にこんな悪党がいるんだよ! こんなトコでのほほんと漫画見てていいの!?」
 ……呼んだのはラピスだろ、と赤毛に謝る黒髪の少年のように心の中だけで文句を言うハーリー。哀しき男の縮図がここにあった。
「…それで今度は何やるのさ?」
 もうヤケだった。
「……自警団を作ったわ」
 それを聞いてハーリーは目の前が白くなるのを感じながら呟いた。
「…過去形なのか…」
「ハーリー、君にしかできない、君になら出来ることがある。……ま、後悔の無いようにね♪」
 ハーリーはそこで元ネタを思い出しながら、アレには乗りたくないな……と思った。そう、心の奥底から。

あとがき
 準備だけで終わったエピソード4。
 月面、無人兵器同士の前哨戦が始まっています。

 しかし、地上ではミリタリーバランスどころかシビリアンバランス(?)が崩れています。
 1.ムネ茸軍団ブラックマッシュルーム。数々の遺失(無かった事にされた)兵器を操る戦闘集団。
 2.ジュン達、カラフルタイツ軍団、戦隊’ズ。
 3.ラピス主催による「超兵器」を装備した一般人による自警団。
 サセボの「魔界都市」化は更に進行する……。

 さて、アニメ至上主義のラピス。彼女がうみだした自警団の装備は一体なんでしょう。
 リアルロボットと、スーパーロボットの中央に存在するモノ、とだけ言っておきましょうか。
 …発進口はプールと校庭、どっちにすべきか。

 北斗の性格は、北ちゃんではなく「制御できない自分」「友人を失う恐怖」を間近に感じているための弱気と思って下さい。

 

 

 

代理人の感想

 

ロボットの発進はプールから!

これはやはり基本でしょう!

(まあ、本家の方のアレは浄水施設だけど)

校舎の裏側が断崖絶壁になっていて滝があるならそこからでもいいんですが、王道としてはやはり、ね(笑)。

しかしラピス作の超兵器か・・・・乗っても乗らなくてもハーリーは後悔するような気がする(苦笑)。

 

 

 

・・・しかし、ひょっとして北斗とアキトもあのスーツ着るのか!?