機動戦艦ナデシコ<灰>
エピソード5−1/戦争の日、朝。
市内、総合病院。
ゆったりとしたマタニティドレスに身を包んだ女性の集う場所、産婦人科。
ハルカ・ミナトは待合室で順番を待ちながら備え付けの雑誌を読んでいた。
「ふ〜ん……ネルガル会長に女性の影……お金持ちは違うわね〜」
元優人部隊の、現在は軍の交渉役というエリートを夫に持つ女性のセリフではないと思うのだが。
そんなミナトがカチャカチャという音に気づきそちらを向くと一人の女性がひたむきにキーを打っていた。
クセのない、腰まで伸ばした青みがかった黒髪、黒目がちの大きな目、20を出たかどうかという美女。
「……サセボに謎の集団現る……またも敗走する機動隊……エステバリス部隊壊滅……市街地のため、大規模な作戦展開は不可……」
何となく、夫である九十九と似た雰囲気を感じたのか、耳をそばだてる。
「次の方、ミスマル・ユリカさん、白鳥ミナトさん。どうぞ」
「「はい」」
同時に返事し、何となく顔を見合わせて診療室に入っていく。
なんと言うことはない、ただ同時に呼ばれただけなのにと苦笑を浮かべて。
「へぇ。ユリカさんって、軍人さんなんだぁ」
「ミナトさんも、何処かで聞いた事があると思ったら白鳥さんの奥さん……聞いたことがあるはずですね」
ミナトの呼び方が「艦長」ではなく「ユリカさん」なのは、ナデシコに乗らなかった歴史なので、気にしないで下さい。
病院内の食堂。そこで何とはなしに話し始めた二人。
順調にお腹の中の赤ちゃんが育っていることに嬉しさを感じ、ゆっくりと撫でるミナトを見て、ユリカは残念そうにため息をもらす。
「良いですね、赤ちゃん」
「ええ。その……ユリカさんも、気を落とさないで下さいね」
「……はい……」
そう言い、ユリカもまた、複雑な顔を見せる。
医者がユリカに伝えた言葉は「想像妊娠」。つまりはユリカの専売特許と言われる「思いこみ」がホルモンバランスを崩し、妊娠状態と同様の症状が現れたという事なのだ。
「でも、その相手の人も薄情よねぇ、病院に女一人で寄越すなんて……」
その言葉に、肩がピクリと動く。
「……ユリカさん?」
だが動かない。
そして、ゆっくりと涙がこぼれる。
「……話しなさい、それで心が軽くなることもあるわ……」
そう言い、その胸でユリカの頭を抱く。
母が子を守るように、あやすように。
「フ……ハハ、フハハハハハハハハハハハハハハッ!!!」
どことなく楽しそうにテツヤが叫ぶように笑い声を上げる。
「そうだ、俺はこれがやりたかった!! あのジジイの駒なんかじゃない、自分の意志で、全てをぶち壊したかったんだ!!」
そう叫びつつ。まるで物語の悪役のように手を自らの瞼の上に当て、天を仰ぎ、笑う。
呆気に取られた九十九達が何も出来ないでいると、テツヤはどこからともなく二本のレバーの付いた箱を取り出した。多分腰の後ろにでもくくりつけて置いたのだろう。今までそんな描写はなかったが、そうでなければ説明が付かないのだから仕方がない。
「来い、閣下より拝領せし、黒き鋼の使者よ!!」
遠くで、何かが、叫んだような気がした。
そしてその瞬間九十九は攻撃を仕掛けようとし…躊躇った。たった今、自分の攻撃が通用しないことを身をもって知ったばかりなのだから。
「どうする源八郎」
「俺達の火力じゃ対抗できないかもしれない…」
ずんぐりむっくりとした、丸い胴体に丸い手足、首のない頭にどうやったら飛べるのか分からない二連装のロケットを背中に積んだロボットが現れた。
「行けい!! <実写版>鉄人28号!!」
この瞬間、九十九と源八郎は、ある意味先行者以上の物体を見てしまっていた。
ぱり。
ユキナとチハヤはつばを飛ばしながら激論をかわしていた。たまに煎餅の欠片が飛んでいたりもするが。
避難した人間で無人となったコンビニ、とりあえずレジにお金を置いてきたから大丈夫とは思うが……。
「だーかーら、それじゃダメなのよ!!」
「分かってるのジュン君、女ってのはね、男より強くて男より弱いの!!」
攻撃目標は「他人の不幸は蜜の味」とばかりにジュンだった。
「その女の人が好きなら、いっそ襲っちゃいなさいよ!!」
そう言いながら、手を顔の前に揃えてキャーと叫びながら身悶えする。
「そうよ!! 略奪愛ぐらいしてみなさいよ!!」
「ウチのお兄ちゃんなんかね、婚約者捨てて余所の女と結婚して幸せな家庭築いてんのよ!? アンタもそのぐらいしてみなさい!!
何となく凄まじいことを叫びつつ、それに気づきバツが悪くなったのかボソボソとフォローを入れる。
「……でもま、ミナト姉さん……女の私から見ても凄く素敵な人だしさ、お兄ちゃんの言いたいことも分かるけど……」
励ましているのか怒っているのか惚気ているのか分からないが、それを聞きながらジュンは決意した。
「分かったよ。僕は彼女に……ユリカにプロポーズする!!」
立ち上がり、夕日(が有るであろう方向)へと手を挙げ、凛々しい(本人視点)表情を見せ、宣言した。
「楽しみね、チハヤさん」
「楽しみよね、ユキナちゃん」
邪悪な笑顔が二つ、ジュンの真後ろで起きていた。真後ろなので、見えることはないのだが。
激しい音を立てながら、巨大な物体が飛来し、盛大な土煙を上げながら……多少どころじゃないガレキを含む……が上がり、後始末を考えたくないような着地をかました。
「……跳躍門?」
「小さい?」
そう、それは間違いなくチューリップ。しかし異様に小さい。これではせいぜいエステバリスクラスの物体の跳躍がせいぜいというサイズだ。
それがゆっくりと開いていく。
その光景を前に、テツヤは優雅にマントをたなびかせ「やさぐれ」と籠字でかかれた白い全身タイツを見せた。そして、ズボンは王子様タイプのカボチャだった。これであと白鳥の首が有れば完璧なのに、と思わずにはいられない。
「フ……貴様らに何が出来るか知らんが……この鉄人の敵ではあるまい!!」
そう言うと、何故か、どういう原理か分からないリモコンを尚更ガチャガチャ動かすのだった。
チューリップが開いていく……花弁が開くように……そしてそこから、「ろぼっと」が現れた。
平仮名表記なのは、少々理解に苦しむ物だったからだ。
誰が言ったのだろう、もっとも内容からすれば二人の内のどちらかだが。
「……舞歌殿の趣味だろうな」
「……ああ」
『二人とも、聞こえてるからね♪』
ピキィ!
頷いたところに、いるはずのない人物からの声が届いた。
『二人とも、イイ? どっちか片っぽ、目の前のロボットにのって』
「……は?」
『大丈夫! 操縦席はマニュアルとIFSの二系統、ジンタイプと同じように使えるわ!』
ヒーロー専用と呼んで構わない、青と白を基調としたロボット、龍をモチーフとしているのだろう……。
「しかし舞歌殿!」
『し・れ・い。今の私は統合軍・連合軍の混成部隊、超人戦隊ルインレンジャーの最高司令・東舞歌『中将』よ♪』
ちなみにルインとはRuin(英:遺跡)である。地球と木星の戦争……その発端をもじった、嫌がらせのような命名だ。
「……あ、昇進されたんですか。おめでとうございます」
『ありがと。白鳥君』
「……とすると、私はルインブルーですか?」
『ううん、シスコンブルー、カレーイエロー、ニューハーフピンクよ』
マジの声色だった。
誰にどう聞いても、本気だろう。
天を仰ぎ、九十九は心の中だけで絶叫した。
(ジュン、お前の冥福を祈るぞ!!)
『源八郎君、九十九君、あなた達どちらかが乗るのよ!』
「こう言うのはジュンの奴が似合うだろう。さて、呼ぶとするか」
「馬鹿野郎!! ジュンを呼んだらユキナが危険になるだろうが!!」
ゴギャ、と言う何となくイイ音を聞きながら源八郎は目の前が真っ白になるのを、嬉しく思いながら気絶した。
『源八郎君、失神。九十九君、けって〜い♪』
「……しまったあぁぁぁぁぁぁ!?」
そして九十九は、処理速度が極端に落ちた脳で、刻み込まれた軍人魂で上司の命を遂行……ロボットに乗り込んだ。
そう、舞歌が公費を注ぎ込んで作り上げたロボット……初代「龍神丸」に!!
凍り付いた空気の中、その空気を無視して話す人影があった。空調が利いているが、どことなく暑苦しく煙っぽい空気だが。
「……ミスター……何かあったの?」
「聞かないで下さい、ドクター」
持ち前の好奇心を刺激されたのか問うイネスに対し、プロスペクターはどっぷりと肩まで疲労につかりながら答えた。
アカツキはいつもの如く、飄々と書類を見ている。しかし、首にはやけに頑丈な首輪をかけられている。
さらに何故か左手の薬指に、指輪が二つもかけられている。
「……ミスター……」
「……だから…聞かないで下さい……」
そこでイネスは目を逸らしたが、アカツキの目に異様な光が宿っていたことに気づいてはいなかった。
ぐるりと視線を変えて。
「……アレも聞いちゃダメなの?」
「……戦勝祈願だそうです」
壁際には、真っ黒な服に異様な祈祷をするゴートの姿が。
警報装置は切ってあるのか、護摩を焚いても問題はないようだ。
「あの服は?」
「テンカワさんが負傷したと聞きまして、装備開発部のところから借りてきた『試作型近接戦闘用スーツ』です」
「大丈夫なの? 試作品なんかで」
ここでプロスペクターは明後日の方を向き、ぽつりと。
「性能的には問題はありません、ただ開発室の人たちはこれを『ナイフマニア』と呼んでいます」
「ナイフ…マニア?」
「大泥棒の三代目……彼が戦った、ズフという国の将軍が着ていたものがモデルなんです」
なるほど、と納得したイネスだったが、現在は2196年。何故これで通用しているかは気にしないで頂こう。
会長室の応接間、その衝立の向こう側。
「それで、私を呼びだした理由は何?」
わざわざ持ち込んだ衝立の向こうは無視することに決めたイネス、ソファに座りながらゆっくりと足を組む。プロスペクターは「ここ最近の男女模様」を見慣れたせいか、隙を生むようなことはしない。
「まず第一に、ナデシコを動かします」
「連合のナデシコタイプはあくまで改造戦艦、バランスが悪いわね。アーキテクチャが違うから、全力を発揮することは難しいわ」
「ええ。おそらくジキタリスは、コスモスによって沈められます……だからこそ、艦隊戦が始まると言われる明日の朝までに発進しなければなりません。あなたに同乗していただきたいのです」
「私が乗った程度でどうなるの? 第一クルーは?」
「向こうで、戦場で調達しますからご心配なく。地球を出るときは最小限の人員だけでして」
「最小限?」
「あなたも聞いたことがあるでしょう? 『ユーチャリス』の事は」
「……ええ」
「その為の改造戦艦、そう…『ナデシコVer.1.1』とでも呼びましょうか……ナデシコは生まれ変わりました」
ナデシコ。
ブリッジ、オペレータ席。
オモイカネの端末に手を起き、オモイカネと会話を交わすルリの姿があった。
「オモイカネ、ここで会うのは久しぶりですね」
『そうだねルリ。でもなんで戦わなくちゃいけないんだろうね』
嬉しがるオモイカネ、だが後半の声は沈んでいた。
「人だから、ではダメですか?」
『よく分からないよ』
拗ねたような響きがある。
ルリは苦笑して、もう一言だけ、かえす。
「あなたはそれで、良いのかも知れませんね」
軽くシートを回し、ブリッジを見る。
バージョンアップされたナデシコでは必要のない、寒々とした空間。
「少し……寂しいですね」
『ラピスやハーリーを連れてくれば良かったのに』
「……あの二人には、見せない方が良いでしょう……あのテンカワさんの姿は」
ルリしか、いやルリとオモイカネしかいなかったその場に、新たな声が加わる。
「そうね。私もそう思うわ」
「……イネスさん」
「今アキト君は私の研究所近くの病院で寝込んでいるわ」
『変な薬でも飲ませたんですか?』
流石のオモイカネもこのセリフを表示するほど『機微』に疎くはなかった。
ただルリの顔が微妙に歪んだのをイネスが見逃すことはなかったが。
「内臓に軽度のダメージ、全身打撲に左腕にヒビ程度の骨折。脳に問題なし」
「車にでも跳ねられたんですか?」
「それだったらどんなに良かったことか……」
カチ。
マスターキーが飲み込まれていく。
段々とナデシコが息を吹き返し、小人の国に流れ着いたガリバーが立ち上がろうとするかのように、全身に力が漲っていくのが分かるかのようだ。
「アカツキさん」
「何だいホシノ君」
「何でそんなに嬉しそうなんですか?」
「それを聞くのはヤボってものだよ」
ルリの疑問に飄々とした答えを返すアカツキだが、「マスターキー」を人質に、「二人」が「式場を探しに出掛けた」隙にナデシコに乗ったのだ。
「プロスペクターさんも大変ねぇ、こんな上司を持っちゃって」
「ドクター、今月の給料、楽しそうなことになりそうだね?」
「何言ってるの、冗談よ、冗談」
イネスは見た。アカツキの目に、今までになかった、複雑怪奇な光が宿っているのを。
「でもアカツキさんが乗っていて良いんですか? 会長の身に何かあったらネルガルは大変ですよ」
「あ、それは大丈夫。きっちり、何かあった時用の遺書は作成しておいたから」
間。
『それは私を信用していないと言うことなのでしょうか』
「違うって。備えあれば憂い無し、だよ。もし何かあったとき、スムーズに引き継ぎが出来て、業務に支障がないようにね。失業者の大量生産はしたくないし」
「ふうん……アカツキ君も少しは考えているのね」
「ドクター、ボーナス、いる?」
「分かった、分かったわ。いる、要ります」
さしものイネスも、給料には勝てないらしい。
「それでアキトさんはどうします?」
もっともな疑問だ。
現在アキトは入院中。更にこちらは戦艦、乗り込むのは難しい。
「あ、それならテンカワ君の知り合いに行ってもらったから、大丈夫だとは思うよ」
「いえ、そういう事じゃなくて、乗っても大丈夫なのか、なんですが……」
しかしそれに答えたのはイネスだった。
「その為のエステバリスSよ」
ともすれば消えそうな意識を無理矢理意志の力だけで奮わせる。
「俺は……どうしてここに……」
無理矢理ベッドから体を起こし、周囲を見渡す。
真っ白なリノリウム張りの……白い…白い……研究室の……耳の奥に張り付いた、悲鳴、狂笑、悲鳴、狂笑、悲鳴……目に焼き付いた、赤い血、白い骨、黄色い胃液、……そしてその意識はただ、三人の男達へと行き着く。
狂った理想を真実と信じ、他者にも強要した男・草壁。
自らを他者に預け、自ら外道と名乗り、全てを奪った男・北辰。
理性を、倫理を持たず、己の興味を満足させる事をのみ追求した男・山崎。
全身を氷の如き悪寒と、烈火の如く身を焼く殺意。
「俺は……必ず奴らを殺す……例え『今』がどうなろうとも……」
アキトは、自分の意志が、変わっていないことに恐怖と、喜びを覚えてさえいた。
コンコン。
ただノックする音。それはアキトを現実に引き戻した。
「……ただの……病室……奴の研究室じゃない……」
一度、体の痛みを無視し、全身に力を入れ、抜く。
そこで、ドアの向こうに声をかける。
「…おきてるよ…」
「起きたようだな、アキト」
入ってきたのは、多少気落ちした北斗だった。
手には何か入った紙袋を持っている。男性的な彼女だが体は小さく、紙袋を胸元で押さえる仕草は何故か、居場所を無くした子供のように見えた。
「どうやら俺がやったらしいが……大丈夫か?」
「憶えてないのか? ……あの様子じゃ仕方ないだろうが、かなり効いたよ」
そう言いながら手足を見ると、ガードした位置が内出血を起こし真っ青、場所によっては真っ黒にさえなっている。
「とりあえず何か貰えないか? 腹が減っていてな」
その言葉を予期していたのか、紙袋の中から、旬には早い、けれど真っ赤に熟れた林檎を取りだした。
そしてやけに手慣れた手つきでナイフを取り出すと、何故か考え込むような表情をし、アキトが不審がっているのが分かると、ティッシュで軽く拭いて林檎を投げた。
「確か皮の下の部分に栄養が多いと聞いた。そのまま食え」
僅かに赤い顔を隠すかのようにそっぽを向く。
「ああ」
そう言われては突っ込むわけには行くまい。苦笑しながらアキトは軽く力を入れて二つに割り、まだ顔の赤い北斗に半分をかえす。
「……新聞、無いか?」
「売店に行って来る」
流石にバツが悪いと思ったか、きびきびと動く北斗。
外出したのを見計らって一言。
「林檎も剥けないか……一体どういう教育を受けたんだ」
そこまで考え、何となくアキトは、ナデシコで食べた「地獄のフルコース」を思い出した。無理矢理食べさせられないだけマシかも知れないと。
小学校の隅に置かれた仮設テントの中、ハーリーは胸をなで下ろしていた。
素晴らしいことに、ラピスの呼びかけたという自警団に人はそれほど居なかったのだ……ただ全員が「ラピスと同じ目の輝き」を持っていることは……恐怖以外の何者でもなかったが。
「んっふっふっふっふ」
いやな笑いだ、そうハーリーは思った。
「どうしたのかな、ハーリー君♪」
わざわざ「君付け」までして呼ぶラピスにいやな予感を憶えつつ、答えないことにラピスの笑顔が引きつっていることに気づかないハーリーは間違いなく「地雷踏み」の名手だ。
「ハーリーにはAコースとBコースを用意したから、どっちにする?」
そう言いつつ、「雷鳥」にあったような椅子にハーリーをくくりつける。
Aコース:超展性チタン合金製強化外骨格。
Bコース:謎の怪生物と戦うために作られた警察機関のパワードスーツ。
答えを知らないハーリーは、卑怯と知りつつ、一歩を踏み出した。
「Cこーす」
「……」
「……」
「……」
「……」
「おっけ、用意しといて良かったな、Cコース♪ 備えあれば嬉しいな、だよね♪」
がごん。
何故此処にそんな物があるのか分からないが、やけにアニメチックなレバーをラピスが引くと、地面に穴が開き、倒れ込んだ椅子からシューターへとハーリーの体は飲み込まれていった。
「しまったああああああああ!!!??? それとラピス、日本語が違うううう!!」
ハーリーは、だんだんと垂直に落ちながら、逆さになった視界の中、激しく後悔していた。
あとがき。
今エピソードは、いわゆる節目。
対北辰戦・クライマックスへ!
アキト用のナイフマニアについては、気にしないで下さい。ケイン=ブルーリバー相当キャラである以上、避けて通れない道なので。
北斗嬢:精神的には男性です。が、成年男子のそれではなく、思春期以前の少年のイメージが強いかと。
枝織嬢:どちらかというと、幼年期の少女、でしょう。
ところで、ユリカ達のいる病院はアキトの入院先と「イコール」です。
出発前に一悶着。
キーワード・新型試作装甲「O」&エステバリス「S」、開発コード「D」。
このヒントじゃ分からないだろうな……。
ブラックサレナには相転移エンジンは搭載されていない。よって月面フレームとは別の切り口から搭載法を探るための機体です。
代理人の感想
アキトと北斗にどんなコードネームがつくのか、戦々恐々としている代理人です(笑)。
(「ナイフマニア」? それは強化服の名前でしょう(^^;)
さて、Cコースですが・・・・バイクから変形するパワードスーツかはたまたペガスか(爆)。
ともあれ趣味に走ったものであることは間違いありますまい。
それにしても。
しゃべらないんですか・・・・・・・・・・
しゃべらないんですか・・・・・・・・?
龍神丸なのに玄田哲章さんの声で
喋らないんですかっ(悲鳴)!?