こうして山田は結婚した

 

ヤマダ ジロウは結婚式場にいた、白のタキシードを着て
その顔は晴れやかだった

その日はヤマダ ジロウと御剣 万葉の二人しかいなかった
ヤマダ父・母は親父の実家に出掛けている
兄貴は会社の同僚とコンパだ
明日の朝には溺酔して玄関口に転がっている
ヒカルは締め切りがあると言って遊びに来なかった

「ガイ、買い物に付き合って欲しいのだが」
御剣 万葉・・・ヤマダ ジロウ(魂の名をダイゴウジ ガイ セカン)に好意を寄せている人物
「ああ、いいぜ」
ヤマダ ジロウ(魂の名をダイゴウジ ガイ セカン)・・・御剣 万葉・アマノ ヒカルの好意に気づきながらもどちらか決められないでいる
アマノ ヒカル・・・ヤマダ ジロウ(魂の名をダイゴウジ ガイ セカン)に好意を寄せるが御剣 万葉とも仲も悪くない、御剣 万葉とは公認の三角関係を持つ
これは熱きゲキガンフリークの物語である
ヤマダ ジロウ(魂の名をダイゴウジ ガイ セカン)は御剣 万葉の買い物に付き合って町に来ていた

「ガイ、これとこっちとどっちが似合う?」
万葉はヤマダ ジロウに問い掛ける
ヤマダ ジロウも少しは気を利かせることが出来るようになっていた
「これだな」
万葉はガイに選んでもらった服を持ってレジに向かう
そんな会話をしながら買い物を終え帰ろうとしたとき
ふいに
「なあ、万葉
 ちょっと付き合ってくれ」と真剣な声で呼び掛ける
いつもとちがった声に不審に思いながらも
「ああ、かまわないぞ」
と答える
2人は近くの公園のベンチに座ると
「万葉、俺達が付き合い始めて2年たつ
 俺は万葉とヒカルの好意に気づきながら今まで悩んだ」
万葉は驚いた
「ガイ・・知っていたのか!!」
「ああ・・それとなくな」
やはり少々他人の機微に敏感になった自分が煩わしかった
だが・・・伝えなければならない
「万葉・・・結婚してくれないか
 俺のアクアマリンになって欲しい」
「いいのか・・・ヒカルはお前のことが・・・」
俺は覚悟を決めて
「俺はお前を選んだ・・・俺がヒカルに話す」
「そうか・・・そうだな」
それから2人は宝石店に入っていった、指輪を作る為である

 

 

代理人の感想

 

・・・尻切れトンボですね〜。それとも続きがあるんでしょうか?