メタルギアハーリー
第0話 世界の裏で戦いしもの
VR訓練 SWORD Lv.5
少年は日本刀を構え、白い戦闘服を着た兵士達を次々と倒していった。
何かの音が聞こえた。その方向に振り向くと、逆さまの三角錐が現われた。
それに接触すると、少年は現実に戻った。
「ご苦労、ハーリー・・・・・」
振り向くと親代わりで上官の赤月ナガレがいた。
「どうだい?新しくVR訓練に追加されたSWORDは・・・・・」
「う〜ん・・・・・いいですけど、刀は時代遅れです」
赤月はさも心外そうに「そうかい?」と言った。
赤月は苦笑しながら納得した。
「いやあ、参った、参った」
ここは特務軍隊「ネルガル」
おもにある兵器≠フ捜索及び破壊を行っている。
訓練ルームからでたハーリーと赤月は、休憩室のベンチに座った。
明日から夏休みが始まる。
それと同時に、単独潜入任務(スニ―キング・ミッション)の準備に取り掛かるのだ。
「そうですね・・・・・」
「三ヶ月ぶりだね。ブランクは無いかい?」
「ちょっと自信ありませんね・・・・・・」
ハーリーは苦笑まじりで言う。
「でも大丈夫だよ。今回は戦わないから」
赤月が明るい声でそういうとハーリーはちょっと安心した顔で
「まあ、そうですね」
と言った。
だがハーリーは知らない。
これから始まる任務が恐ろしい事件の序章に過ぎないことを。
同時刻、女性四人が会議をやっている。
ただ、その場所は暗い部屋だ。
電球が一つしかない。
わずかな光を照らしているその部屋、テーブルの正面に女性が一人椅子に座っている。
「――――以上、ナイフ・キャットの報告です」
茶髪の『ナイフ・キャット』は目の前にいるリーダーに報告を終えて座る。
隣では小柄な『スナイパー・ラビット』と銀髪で年齢は二十歳前後の『カウガール・イーグル』も同時に座る。
「・・・・・・・・」
左目の青い義眼を光らせながら、
「彼が来るかもしれない」
唐突にそういうとその場にいる全員が怪訝な顔になる。
「敵になってほしくなかった、あの男が・・・・・・」
To Be Continued・・・
♪後書き♪
どうも皆さんはじめまして、晋太です。
何を考えていたのか、こんな小説を書いてしまいました。
メタルギアとナデシコの融合です。
なぜ主役はアキトではなくハーリーなのかと言うと、最近気に入っているキャラであるのと、彼をかっこよく書きたいからです。
それとメタルギアを知らない人でも楽しめるように書いていくつもりです。
おまけその1
さて問題です。
この話の主人公はハーリーですが、ヒロインは誰でしょう!
1)ルリ(本編では憧れの人だし・・・・)
2)ラピス(同い年だと思うし・・・・)
3)ユキナ(大穴で(笑))
おまけその2。
声優イメージです。
真備ハリ(日高のり子)
赤月ナガレ(置鮎龍太郎)
MANA(新谷真弓)
カウガール・イーグル(矢島昌子)
スナイパー・ラビット( ゆかな )
ナイフ・キャット(富永み〜な)
これは遊びですので、真に受けないでください。知らない人は掲示板で教えます。