異世界へ・・・

 

 

 

 

 

vol.1-1

 

 

 

 

 

「ふぁああああああ。」

 

俺は気持ちよく起きた。

 

こんなにすがすがしい朝は何年ぶりだろう。

 

なんだか今日はいい事がありそうだな。

 

そんな事を考えながら俺は立ち上がり、キッチンの方へと向かって行く。

 

さて、朝食にするか。

 

な、なんじゃこりゃ〜。(「太陽に〜」の松田○作風)

 

目の覚めた俺は驚いた。

 

おい、この部屋、俺の部屋じゃないじゃないか。

 

そう、寝ぼけていた為に寝室の違いは分からなかったのだ。

 

俺の部屋は全く違う部屋へと変わってしまっていた。

 

その部屋には明らかに見た事のないような物が至る所に置いてあった。

 

一体何時の間に別の人の部屋に来てしまったんだろう。

 

未だに事態を飲み込めない俺は、とりあえず着けていた時計でもう出勤しないといけない時間だということを知り、会社へと向かって部屋を出た。

 

今日は最悪の日になるかも・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、家から出た俺だけど、どっちに行ったらいいのか全く分かったもんじゃない。

 

外の風景が全く違うんだよ、これが。

 

なんていうか、SF物とかに出て来る近未来の世界って感じで。

 

このまんまじゃどう行動したらいいものか全く分からん。

 

そこで俺はとりあえず近くにいるおばさんに聞いてみる事にした。

 

「すいません、今年って何年でしたっけ?」

 

「ナニ言ってんだい、あんた。今は2196年でしょ。」

 

なんだって?今が2196年?2000年じゃないのか?

 

おばさんから教えてもらった事から今俺が置かれている状態を試行錯誤していると、空から何かが近くに飛んで来た。

 

ドッカ〜〜〜ン!!

 

俺の近くで何かの爆発音がする。

 

そして、山の向こうからなんだか見たことのあるような飛行物体が飛び去っていく。

 

「い、今の爆発音ってなんですか?それに今飛んでいたのって。」

 

再び側にいたおばさんに尋ねてみる。

 

「何言ってんだい。今飛んでたのはよく来るじゃないか。ありゃ木星の連中じゃないかい。」

 

な、なんだってぇぇ〜〜〜!!!

 

何か俺は今、ものすご〜く嫌なものを見たような気がする。

 

忘れよう!今聞いた事は忘れよう、悪い夢だ。

 

しかし、とても夢とは思えないこのリアリティ。

 

しかも、なんとなくさっきまで俺が書いていた小説の元である「機動戦艦ナデシコ」の世界に良く似ている。

 

な、なんてこった。

 

取り敢えずさっきの話からすると、俺の会社は無いんじゃないか!無職じゃないか!!やばいじゃないか〜〜〜!!!

 

が、がぁぁぁん。

 

暫く俺は佇んでいた。

 

しかし立ち直りの早い俺の事、すぐにどうやったら元の世界に戻れるのかを必死に考え始める。

 

とりあえず、元の世界に戻る方法を考えなければ!

 

俺にとっての苦難の日々が、今、始まったのだった・・・

 

To Be Continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

遂に判明したBenさんの行っちゃった世界。

 

Benさんに待ち受けるものとは何か?

 

Benさんの運命や如何に?(かなりやばいかも・・・無職になっちゃったし・・・)

 

では、Vol.1-2をお楽しみに・・・

 

 

 

 

管理人の感想

 

 

シゲさんからの連載第二話です!!

・・・行っちゃった?

逝っちゃったの間違いでは?(苦笑)

未来で俺が働けるとは思えないし。

それ以前に、俺どこで寝てたんだ?

・・・深く考えるのはよそう、多分家宅侵入罪に問われるから(汗)

それと、通貨はなんなんだろう?

俺は朝はコンビニでパンとお茶を買うと決めているのに!!

・・・何だか私生活レベルに話を落として、現実逃避をしていますな(苦笑)

さて、俺はネルガルでどんな扱いを受けるのでしょうか?

人体実験だけはご勘弁を・・・

 

それでは、シゲさん投稿有難うございました!!

 

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