「…今日も疲れた」
まあ色々あったのだろう。
アキトだし。
「…もうダメだ…ああすまん皆、『ナデシコのシーラカンスJr.』ことテンカワ・アキトは今ここに散る。さらば…」
ドサッ
おおアキトよ、死んでしまうとは何事だ…ではなく、寝る度にこんなこと言ってんのかお前は?
「ぐ〜……ぬ〜プさ〜ん頼むからその鉄球何処かに置いてくれ〜…」
何気に夢の中でもピンチのようだ。
ピッ
『アキトさーん!!起きてくださーい!!!』
「むあ?……………何だメナードか……ダメだぞバトンタッチは〜……じゃないとヨットハーバーが買い食いするぞ〜…」
寝ていても寝ぼけていてもアキトはアキトのようだ。
『アキトさん!いい加減起きてくださーい!!大変なんですよー!!!』
「あ〜…何がどうしたって〜……ごっちゃんです」
何時からお前は力士になった?
『もう!しっかりして下さいよアキトさん!叛乱なんですよー!!』
「反復横とび〜…………はんらん…?」
『そうです叛乱がおきたんですーー!!!』
「……そうかい……そりゃご苦労……じゃあオレはこれで…………ぐ〜」
『だから起きてくださいってばー!!!!!』
メグミは半泣きだった。
伝説の3号機
その10
「ふあああぁぁ……何だってんだいったい……」
シュッ
「どうしたんだ〜」
「おお!アキトお前も見ろコレを!」
「何だタイヤ班長?今日のビックリドッキリメカか?」
「何じゃそりゃあ!とにかくコレを見ろ!」
ウリバタケが凄い剣幕で差し出したのは一枚の用紙。
「何これ?……契約書?」
「そうだ!その一番下のトコ読んでみろ!…少し小さいがな」
「どれどれ……ホントに小さいな…ユリカ、顕微鏡!」
「はいアキト!」
「…そりゃ大げさだろうが。しかも何で艦長はそんなもん持ってるんだ?」
「淑女の嗜みってヤツでしょう。タイヤ班長」
「なんで淑女の嗜みで顕微鏡になるんだ?」
「ユリカですから」
「…なるほど。よく解った」
いいのかそれで?
「え〜と何々…【お米を買うときは1人1袋まで、それを破ったものは問答無用で艦外追放】?」
「何処読んでんだお前はああぁぁっ!ここだここ!」
「…【ご飯のお代わりは1人2杯まで。それ以上食いたきゃ自分で炊け!】?」
「違うわああああぁぁっ!!もういいオレが読む!いいか?【社員間の男女交際は禁止いたしませんが、風紀維持の為、お互いの接触は手をつなぐ以上の事は禁止】の所だ!」
「ああ、それね。それ一番最初に読んだけどそれが何か?」
「気づいてたんなら最初から読めやアホー!!」
「アホとは失礼な!コレでもオレは立派なたんぱく質だぞ!」
立派なたんぱく質って何だ?
「ああ!もういい!とにかくこんなもん認められるか!お手て繋いでって、ここは幼稚園か!?」
「「勝手に人の手を握るな!」」
ドスッ!
「ぐほ!?」
リョーコ、ヒカルのナイスなダブル肘撃ちだ。
「ぐおぉ…オ、オレはまだ若いぃ…」
「若かったのか?」
「若いんだよ!幾つだと思ってんだ!?」
「平均32.6歳」
「何で平均になってるんだー!?しかもオレはまだ20代だ!」
「ギリギリで、でしょ?」
「知ってんなら言うな!」
「漫才はそこまでにしていただけますかな?」
パッ
突然ブリッジ上段にスポットライトを浴びたプロスが現れた!
ちなみにゴートは照明係だ。
「出てきたなぁ!…それと漫才言うなぁ!」
「いけませんねぇ。恋愛のエスカレートの行き着き先は結婚、そして出産。どちらにせよお金、かかりますよね?それにナデシコは戦艦であって
託児所ではありませんから。そこの所もう一度よく考えていただけますか?……さっきのアレは漫才以外の何ものでもないような気がしますけどねぇ」
「うるせぇっ!こんな生活するくらいなら、女房の尻の下に敷かれてた方がまだマシだっ!」
「ですが契約書にはサインしていただいたのですから…」
「ええぃ!コレが見えねぇか!」
チャキッ
そう言ったとたんウリバタケと3人娘+整備班の面々が銃を構えた!
「ふふ…お相手しましょうか?」
ジャラッ
プロスは何処からともなくトゲ付き鉄球(鎖付き)を取り出した!
まさしく一触即発!
先程から見守っているユリカ、ミナト、メグミ、ジュンはオロオロしている。
「…ばか」
で、ルリは呆れている。
「待ってくれ」
突然アキトが止めに入った!
どういう風の吹き回しだ?
「なんだアキト邪魔するな!」
「そうだ!それにお前はどっち側に付くつもりだ!?」
ウリバタケ、リョーコが吼える!
「…その前にだ、プさん」
「はい?何ですか?」
「オレ、その契約書貰ってないぞ」
「「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」」
その場の全員がフリーズした!
「いや『は?』じゃなくて契約書貰ってないってば」
「ええ!?渡していませんでしたか!?」
プロスが鉄球(トゲ付き)をブンブカ回しながら慌てている。
危ない事この上ない。
「おう。あんなもんココに来るまで見たこと無いぞ?」
「いえ、ですが確かナデシコにお乗りになる際に…ってアレ?」
「思い出したか?」
「………そうでした。テンカワさんを置いてけぼりにしてしまい契約書を渡すのもすっかり忘れていたんでした」
「…おい」
「ははははは…いや参りましたね。これは失礼しました」
「笑って誤魔化すなよな…で、どうすんの?」
「ではこの場で確認して頂けますか?コレです」
「どれどれ…………………………じゃあココを消してっと、はい」
「はぁ…仕方ないですね。ではコレでお受け致します」
ちなみにお米(ご飯)五箇条も消していたりする。
「うむ!良きに計らえ!じゃあそういう事で」
シュタッ!っと手を上げてアキトが立ち去ろうとする。
「ちょっと待てえええええぇぇっ!!!なんじゃそりゃああああぁぁぁっ!!!!?」
「おお!?どうしたタイヤ班長、そんなに目を血ばらせて。ちょっと怖いぞ?」
「やかましぃ!何なんだそりゃあ!それじゃ俺たちの立場はどうなる!?」
「……………無いんじゃない?」
「…ふ…ふふふふ。アキト、覚悟はいいな?」
「有るかそんなもん!」
「「「「「「「往生せいやぁぁぁっ!!!」」」」」」」
「なあ!?ちょっと待てぇ!そんな一度に…ってうぎゃあああああぁぁぁぁっ!!!!」
しばらくお待ちください。
「…」
アキトは何度目になるか解らない永遠の眠りについた。
「さて、話は戻るがどうするプロスの旦那?」
「ですから契約書にサインしていただいたのですから…」
アキトそっちのけで話が進んでいく。
ツンツン
「テンカワさん?生きてますか?」
ルリが屍になっているアキトを棒で突付いている。
「………おお、ノリ3世か。ふっ見くびるなよ?こう見えても昔は『前祝い荒削り三輪車』と呼ばれた男だぞ?」
「全然意味が解りません。それにテンカワさんがこういう状態になっているのもさっきの発言が事の原因かと思いますが?」
「…そうか?」
「そうです。それにテンカワさん、アナタは自業自得とか自爆という単語を知っていますか?」
「…いや初耳だな」
「そうですか。ではこの機会に覚えておいてください。今の状況がまさしくそうです」
「…覚えておく」
「賢明です」
この時アキトのかしこさが1上がった!
そしてこの2人そっちのけの叛乱は、
「ええぃ埒が明かねぇ!こうなったら…!」
「むむ…やりますか?」
平行線を辿っていたが再び一触即発になろうとしていた。
だがその時!
ずどおおおおおぉぉぉん!!!
「うわあああぁぁ!!」
「きゃあああぁぁ!!」
「のわあああぁぁ!!」
衝撃がナデシコ全体を襲う!
「ル、ルリちゃん!状況は!?」
いち早く復活したユリカが現状確認に入る。
「フィールドは効いています。ですがこの攻撃は今までの散発なものとは違います。迎撃が必要です」
「…皆さん聞いて下さい!契約書についての不満は解ります。ですが今はその時ではありません!ここを乗り切らなければ
今度は私たちが葬式をされる側になってしまいます!私はそんなの嫌です!ですから皆さん、今は抑えて私に力を貸してください!
………それにどうせなら結婚式やりたいし♪勿論アキトと@」
真面目でもユリカはユリカのようだ。
「……はぁ、解ったよ。まあこの状況じゃあなぁ」
「…ウリバタケさん」
「ま、仕方ねえよなぁ。…でもこの事は後でキッチリ話合うからな!」
「…リョーコさん」
「そうそう、まーかせて!」
「…ヒカルさん」
ペロン♪
「大船に乗ったつもりで…でももう船(艦)に乗ってるけど…ぷくくく」
「…イ、イズミさん」
「「「「「「「「「「任せろや艦長!」」」」」」」」」」
「…整備班の皆さん……はい!お願いします!」
「よぉし、行くぞぉ野郎共!」
「「「「「「「「「「うぃす!」」」」」」」」」」
「行くぞヒカル!イズミ!」
「よーし!」
ポロン♪
「へーい…」
「…あ、それとテンカワ!…?あれ?テンカワは?」
リョーコが辺りを見回すが当の本人は先程の転がっていた所には存在していない。
「何処行ったんだアイツこんな時に?」
「リョーコさん」
「ん?何だルリ?」
「アレ」
「アレ?」
ルリが指したのは外、つまり宇宙空間。
そこでは、
『うっしゃああああぁぁぁっ!!!まとめてこいやあああぁぁぁぁっ!!!!
懺悔の時間だこのやろおおおおぉぉぉっ!!!!!』
1機の黒いエステバリスが暴れていた。
「なっ!?何でアイツがいきなり出撃してるんだ!!?」
「はえー何時の間にー」
パロン♪
「素早い…」
3人娘は呆然としている。
「リョーコさん!ヒカルさん!イズミさん!ボーっとしてないで早く出撃ー!!アキト1人じゃ大変だよー!!」
「…っは!そうだった!行くぞヒカル!イズミ」
「りょ、りょーかい!」
「行きます」
ユリカの叱咤で我に返った3人娘。
非常時なのでイズミも真面目モードだ。
「待ってろー!!テンカワー!!!」
「なーんで1人で行っちゃうかなー?」
「無理してなきゃいいけど…」
3人娘が急発進する!
「オラオラオラオラオラオラオラ!!!この程度かぁ!?このもらい泣き共があああぁぁぁっ!!今日のオレは門松くらい寝不足で機嫌が悪いんだあああぁぁぁっ!!!!」
暴れていても言ってることは何時ものアキトだ。
『テンカワー!生きてるかー!!?』
『無事ー?』
『元気そうね』
3人娘が暴れているアキトエステに追いついた!
「遅いぞお前らあああぁぁ!『クック果汁入り1年3組』の初出撃だろうが!!」
『その訳の解らん部隊名やめろぉ!』
『クックて何ー?』
ポロロン♪
『…まだ認めてない。私の『悪あがきホームベースグループ』はどうなったの?』
何時ものイズミに戻ったようだ。
『だからイズミ乗るな!』
『えー?それならピピッっと受信した私の『絶頂絶壁見学民族』は〜?』
『お前らいい加減にしろおおおおぉぉぉっ!!!』
今戦闘中じゃなかったか?
ばしゅうううううううぅぅぅ!!!!
そこへ突然敵戦艦の砲撃が襲う!
「のおおおおぉぉ!?や、やりやがったなあああぁぁっ!!!……って多いな、おい」
アキト達の目の前には無数の木星蜥蜴の戦艦が鎮座していた。
「艦長!エステバリスを回収したまえ!」
フクベが慌ててユリカに助言する。
「必要ありません。だーじょうぶですよ提督♪アキト頑張ってー!」
さっきのシリアスユリカは何処行った?
「しかし…!」
「敵はグラビティ・ブラストを搭載した戦艦だと仰りたいのでしょうが大丈夫ですよ」
「何故かね?プ君」
「…その呼び名はテンカワさんだけかと思いましたが…まあいいです。さてご心配なされるのも解らないでもありませんがこのナデシコには
相転移エンジン、ディストーション・フィールドそしてグラビティ・ブラストが有るのです。気楽に行こうじゃありませんか」
ふきふき…
「ぬう…」
しかし鉄球を磨きながらそんなことを言われても…。
「行くぞ!!」
「こんな戦艦なんて一撃だよ!」
「落とします」
3人娘が敵戦艦に突っ込む!
『敵戦艦フィールド増大』
だが、そこにルリの報告が届く。
「なにいいいぃぃ!?」
バチィッ!
突撃したリョーコ達はフィールドに阻まれたようだ。
「ちぃ!どうする!?」
「う〜ん、でもエステじゃぁ…」
「いよいよ年貢の納め時かしらね」
「「止めんか!」」
『オレに任せろおおおおおおぉぉぉっ!!!!』
「な!?おいテンカワ!またか!?無茶はよせ!」
「特攻する気ー!?」
「南無…」
「「だから止めんか!」」
「くらえええぇぇっ!!フィーリングカップル記録撃!!!」
アキトエステが敵戦艦に突撃する!
しかしどんな技だそれ。
「ぬうううううぅぅっ!!!」
しゅぱーんっ!
「のえええええええええぇぇっ!!!!?」
だがフィールドに弾き返されたようだ。
「むう……侮れん」
『アホかお前はああぁぁっ!!』
『うーん、間抜けな特攻だったねー』
『ふっ…紙一重って所かしらね』
『でもどうするのー?』
「『『『うーん』』』」
戦闘中なのに全員で考え込む。
ナデシコは大丈夫なのか?
「…アレをやるか」
『ん?何かあるのか?』
「ああ……タマゴ、アレを使うぞ」
『…本気?』
「ああ」
『解ったわ』
『お、おい2人共何する気だよ?』
『え?え?何ー?』
「まあ離れて見てろ!近づくと曲がるぞ?」
『何がだー!?』
「アレが」
『アレって何ー!?』
「それは最高機密」
『『なんじゃそりゃああぁぁっ!!』』
アキトに遊ばれるリョーコとヒカルだった。
「うぉし行くぞ!」
ポロロン♪
『…くっくっくっ…任せて』
ウクレレも好調のようだ。
「さぁて、くらえ!2人で前々から考えていた奥の手!」
パロン♪
『覚悟〜』
そんな事をいいながら再び戦艦に突撃をかけるアキトとイズミのエステ!
『おいおい、ホントに大丈夫かー?』
『まあまあ見ていようよリョーコ』
ちなみに2人のエステは遥か後方だ。
曲がるのが嫌なのだろう。
何かは知らないが。
「…ここだ!アレを出せタマゴ!」
『解ったわ!』
ズチャッ!
イズミエステが何処からともなく出したのは巨大なピコピコハンマー。
シャラン!
そしてアキトエステが構えたのはやっぱりばかでかいハリセン。
「行くぜ!」
『必殺!』
「…って姐さん、そういえば必殺って必ず殺すって書きますよねぇ?」
『そう言えばそうねぇ』
「物騒な呼び名ですよね?よくヒーローなんかが『必殺!』って言ってますけど翌々考えたらある意味放送禁止コードですよねぇ?」
『いえ、そうでもないわよ?』
「ほう?何故?」
『必ず殺す…でも全部が全部の敵を殺してはいない…つまり必ずしもその言葉の約束を守っているわけじゃない!
それはある意味、政治家の演説と同じ!だから必殺とは!』
「必殺とは!?」
『コンニャクよ!』
「それを言うなら公約じゃーい!」
スパーン!
『ナイスツッコミー』
ピコ!
ひううううううぅぅぅぅぅ………
ちゅどごごごごおおおおおぉぉぉん!!!!!
突然敵無人戦艦が何故か自爆した!
そしてその爆発に巻き込まれるように周りの戦艦も爆発(自爆)していく。
何が起きたのかは謎である。
ペロン♪
『くっくっくっ…何もしないうちから終わってしまったわね』
「ふっ…アレを出すまでもなかったか」
一体何をする気だったのだろう?
さっきのヤツでも十分凄いが。
『何なんだあああぁぁっ!!!今のはああああああぁぁぁぁっ!!!!?』
「ふっふっふっ…アレを理解出来んとはまだまだ未熟」
『『ふっふっふっ』じゃねえええぇぇっ!!どう考えても理解超えてるぞ!?』
『ま、まあまあリョーコ、一応敵殲滅出来たんだからいいじゃない?ねえ?』
『……………………はぁ……もういい、帰還するぞ』
『りょーかい』
パロロン♪
『…くっくっくっ……次こそは…』
『やるな!』
「ああ…今度こそ」
『おめぇも止めろ!』
まあなんだかんだで敵の8割方…どころか火星の3割の敵が消え去ったとか。
恐るべしアキト&イズミコンビ!
だが帰ってきた面々を待っていたのはフリーズして動かなくなったナデシコだった。
これによりナデシコは1時間程立ち往生したが何故か敵は寄ってこなかったそうな。
その後プロスによりアキト、イズミにコンビ漫才禁止令が発行された。
次はフリーズではなく自爆するかもしれないというのが理由だそうだ。
アキト…そしてイズミの運命はどっちだ!?続くような続かないような思わなくも無きにしも非ず。
あとがきです
はーるがきーた、はーるがきーた、どーこにーきたー、
やーまにきーた、さーとにきーた、おーれにもーきたー?
…………………………
……………………
………………
…………
…ごめんなさい、ちょっと色々考えちゃいました(汗)
こんにちは、彼の狽ナす。
しかしホントにごめんなさい。
訳が解らない話になってしまいました(涙)
う〜んアキトとイズミのコンビこれからどうしよう…(滝汗)
まあアレはプロスにより黒歴史として封印されたからもう日の目を見ることは無いと思いますが…(遠い目)
…とにかく!何だかんだで何時の間にやら話数も2桁です。
でもまだまだやります!
それではまた何時かお会いしましょう!
みなさん、感想ありがとうございます!執筆がんばります!
ええ、例えこの『その10』を書いている時に何故かPCがフリーズしたとしても!
…PCが止まった時は笑いの神が降りたか!?と本気で思いましたよ(笑)
……もし皆さんのPCがフリーズしたらゴメンナサイ。
管理人の感想
彼の狽ウんからの投稿です。
・・・うちのアキトより強いんじゃないのか、このコンビ(笑)
やっぱり時を止めるという特技は、反則的に使えますね(爆)
ちなみに笑の神はPCを止めません。
PCを止める・壊す・データを消すを実行できるのは、桃色の髪の破壊神だけです(苦笑)