エヴァンゲリオン&ナデシコ

   
第五話 シンジ、受難!



「う〜〜ん・・・」
お、やっと起きたか・・・・・。
あれ、いつの間に寝ちゃったんだろ?
お前、昨日なにがあったのか覚えてないのか?
・・・・・さあ。
・・・まあ、それはそれで幸せだろう。
「あ、シンちゃん!やっと起きたんだ」
「マナさん、シンジさんの様子どうですか?」
「あ、マナにマユミ。おはよう・・・。ところで何で僕、ここで寝てるの?」
「えっ?シンちゃん覚えてないの!?」
「うん、なんか衝撃的なことがあったことは覚えてるけど・・・」
衝撃的といえば衝撃的だが・・・・・。
「む、無理に思い出さないほうがいいと思うよ」
「そ、そうですよ!無理をすると体に悪いですし」
「う、うん・・・。ところでその服って・・・今日学校だっけ?」
「シ、シンちゃん、早くしないと初日から遅刻しちゃうよ!」
「そうですよ、ご飯もうすぐできますから早く着替えてきてくださいね」
「あ、わかった・・・・・」
う〜ん本当になにがあったのかな?
う〜ん、本当に覚えていないようだな・・・。



「あれ、二人とも。ミサトさんはどうしたの?」
「あ、確か今日は急ぎの仕事があるって言ってもう出て行っちゃったよ」
「そ、そうなの・・・」
どうしたんだろ?そういえばミサトさんもなんかあわてて出て行ったし・・・。
ミサトさんの事だから何も無いと思うけど。
「クエッ!」
「あ、ペンペンにもご飯を・・・はい、どうぞ」
「・・・そういえば、僕たちの行く学校ってどんな所なのかな?」
「さあ・・・。ミサトさんに聞いてみたけどネルフ関係の人が多いって・・・」
「親の仕事の関係かな・・・」
・・・なんでミサトさん、学校のことに詳しいのかな?
「二人とも、話をするのもいいんですがそろそろ出ないと間に合いませんよ、学校・・・」
「・・・そうだ!シンちゃんのお弁当がこれ!!もう食べてる時間ないよ」
「う、うん」



「ふふふ、ふふふふふ・・・・・」
「ミサト、どうしたの・・・。気味の悪い笑い方をして。何か変なものでも食べたの?」
「何いってんのよ、リツコ!そんなもん食べるわけ無いでしょ!」
まあ食べたとしても貴方には関係ないけど・・・。
「シンちゃん達をビックリさせようと思ってね・・・・・」
ビックリさせるって・・・・!?
「!まさかミサト、貴方何も言ってないの!?」
「そのまさかよ・・・!」
「ミサト、貴方って・・・・・
面白いこと考えるわね!」
「そうでしょ。それより私は見れるけどあんたはどうやって見んの?」
「こんなこともあろうかと、全ての部屋には私の仕掛けた隠しカメラとマイクが仕掛けてあるのよ」
「どんなことよ・・・・・」
「葛城さん、先輩、おはようございます」
「マヤちゃん、おはよ」
「マヤ、今日は遅いんじゃないの?」
「ええ、今日はちょっと寝坊しちゃって・・・。それより、葛城さんはいつもより早い・・・というよりも早すぎませんか?」
「そう?ただの
病気だから気にしちゃだめよ」
「はあ・・・・・」
「ちょっと、リツコ!どういう意味よ、それは!!」
「どういう意味も、そういう意味よ」
「なんですって!」
「ミサト、そろそろ行かないと時間が無いんじゃないの?」
「え?もうそんな時間なの!それじゃ私はもう行くからね!」
さて、私も準備をしなくちゃね・・・。
モニタの準備はしてあるからカメラとマイクを調整して・・・・・。
「先輩、どうしたんですか」
「マヤ、貴方も見てみる?これから面白いことになるかもしれないわよ」
「えっ!?本当ですか?」
「静かに!そろそろ始まるわよ・・・」
さて、どうなるかしら・・・・・。



「ギュ〜〜ン!ダッダッダッダ!!ドッカ〜〜〜ン!!!」
「相田君、鈴原見なかった?」
「トウジか?確か・・・」
そういやトウジ、今日どうしたんだろうな・・・。
玄関で妹になんか叱られてたみたいだけど・・・まあどうでもいいか。
「ちょっと遅れてくるんじゃないか?」
「そう・・。鈴原、週番だけどどうしよ・・・?」
ガラガラ
「ケ、ケンスケ・・・。イインチョ、オハヨさん・・・・・」
「す、鈴原どうしたの?」
「ちょ、ちょっとしたことや・・・。気にすることあらへん・・・・・」
「もしかして妹にでも叱られたのか?」
「そんなことあるわけ無いやろ、そんなことよりもっと問題なんや・・・」
「?そうか、それよりいい情報があるぞ」
「なんや、昨日のドンパチのことか?お前ぐらいしか喜ぶやつはおらへんぞ・・・」
「今日、転校生がくるらしいぞ。それも三人も!」
「ホンマか、それは!?」
「ああ、間違いない情報だよ・・・。それも全員うちのクラスらしいぜ」
「そうか。・・・でもやっぱお前がその話をするっちゅ〜ことは・・・・・」
「ああ、そのうちの二人が女らしい。それも美少女らしいぞ」
「後の一人はなぁ、エヴァのパイロットらしいぞ・・・」
「それはお前ぐらいしか興味の無いことちゃうんか?」
(エヴァのパイロットか・・・。こりゃあのこといっとかんとやばいな・・・・・)
ふふふ、俺の情報網は完璧だ!売れたらこれであのカメラが手に入る。
いや、それよりあのエアガンのほうも捨てがたい・・・。
そうだ、軍の払い下げで何かいいものがあるかもしれないな。なんか掘り出し物があるかもしれないしな・・・。
「皆、ホームルーム始めるから席に着きなさい!」



元いたクラスに転校か、なんか複雑な感じだな・・・。
まあそのうち慣れるだろ。
「はいはい、クラスにつきましたよ。それじゃ私はこれで・・・」
そうだとは思うけどなんか恥ずかしく感じちゃうんだ。
そんなものなのか?俺には解らないな・・・。
そう入ってもアキト君だって同じこと考えるんじゃないの?
そうかもしれないな・・・。
「シンちゃん、ボウッとしちゃってどうしたの?」
「いや、なんでもないよ」
「そう?それならいいんだけど・・・」
「これから転校生を紹介する!」
オオ〜〜〜〜!!
「こ、この声ってまさか・・・」
「聞いたことあったよね・・・」
「私もそう思います・・・」
違ったらいいけど・・・無理だよな。
あ、やっぱそうですよね・・・。
「もう来たみたいだからはいってらっしゃい」
ガラガラ
「ミ、ミサトさん・・・・・」
「何でこんなところにいるんですか・・・?」
「何でって、そんなこと気にしないでいいから自己紹介しちゃいなさい。シンちゃん、何かたまってんの?」
「ミサトさん・・・。ネルフ、
クビになったんですか?」
あ、こけた・・・。
「し、シンちゃん・・・・。クビになったからってすぐに再就職出来るわけでもなし」
「ミ、ミサトさん。目が怖いですよ・・・、冗談なのに・・・・・」
「何でミサトさんがここにいるんですか?」
「あら、ネルフ関係の人が多いって言ったでしょ」
「それじゃ、他にも誰かいるんでしょうか?」
「ま、いろいろとね」
それじゃ、多いはずだよ・・・。ネルフの
幹部までいるんだからな・・・。
どういう組織なんだ、ネルフって・・・・・。
「それより早く自己紹介しなさい。みんな待ちくたびれてるわよ」
「・・・ミサトセンセ、そいつと知り合いなんでっか?」
「あ、ちょっちね。細かいことは自己紹介が終わってから言うから。ほら、早くしなさい」
「僕からですか?えっと、碇シンジです。第二新東京から親の仕事の都合で引っ越してきました」
なんか女子から視線が来てないか?
そんな気がする・・・。
「私は霧島マナです。シンちゃんと同じく第二新東京から親の都合でやってきました」
な、なんか視線が痛いような気がするんだけど・・・。
気のせいじゃないぞ、絶対!
「えっと、私は山岸マユミです。二人と同じく第二新東京のほうから引っ越してきました」
やっぱり周りからの視線が凄く痛い・・・。
そりゃそうだろうな・・・・・。
「それじゃ三人とも、後ろの空いてる席に適当に座って。
 窓のほうもあいてるけどそこは今日休んでるから」
はあ、納得いかないな・・・。いろんな意味で。
「それじゃ、鈴原君の疑問に簡単に答えます。
え〜、シンジ君は昨日の第三使徒戦で活躍した
初号機のパイロットです!」
オォ〜〜〜〜〜!!
・・・・・・・・・・。(フリーズ中)
国家機密を自分からばらす組織っていったい・・・・・。
(売れるぞ〜!もしかしたら欲しいものを全て買えるかもしれない!!)



あらら、固まっちゃってるわ・・・。まぁ大丈夫でしょうね。
「ねぇねぇ、碇君!エヴァってどういう風だったの!?」
「おい、碇。お前いきなりエヴァに乗ってサキエル倒したって本当か!!」
「エヴァに乗って怖くなかったの!?」
「サキエルってどんなやつだったんだ!?」
「ほらほら、みんな!シンジ君困ってるじゃない、質問は休み時間にして」
う〜ん、ちょっとやりすぎちゃったかな?
それに困ってるって言うよりは固まってるみたいね。
大丈夫かしら、彼・・・。
「み、ミサトさん・・・。これってどういう意味なんですか?」
「ここじゃ先生って言いなさい。それについては理事長が説明してくれるわ」
「り、理事長・・・?」
「そういうこと。それじゃ三人ともついてきて、理事長が話があるって言ってたから」



むぅ〜・・・。ミサトさん、何考えているんだろ?
「ミサトさん、これってどういうことなんですか?ちゃんと説明してください」
「それは理事長が説明してくれるわよ」
「そうですよ。あのロボットの事って確か秘密じゃなかったんですか?」
「それも理事長が説明してくれるわよ」
くっ、ミサトさん何も言ってくれないわね・・・。
「ねぇ、ミサトさん。もしかして今日急いで出て行ったのってこのためだったの?」
「な、何を言ってるのよ!私は仕事がまだ残っていてそれをやらなきゃいけなかったら・・・」
「うそつかないでください。昨日のことからそういうのが好きだって言うのは解るんですからね」
「そうだったんですか、ミサトさん・・・」
「な、なによ。シンちゃんったら・・・」
「・・・・・ビールの数を減らします」
「あう、シンちゃん・・・。それだけは勘弁して!」
「だめです」
「そこなんとか・・・」
ミサトさん・・・昨日会ったばかりの人に何でここまであそばれてるんだろ・・・。
「皆さん、ちょっといいですか?」
「「「はい?」」」
「お話をするのはいいかもしれませんが、理事長室ってここじゃないんですか?」
「あ、ははは・・・。そういやそうだったわ」
トントン!
「葛城ミサトです。碇シンジ、霧島マナ、山岸マユミの三名を連れてまいりました」
「・・・入れ」



「失礼します」
な、何で父さんが・・・。
「とっ、父さん!こんな所で何やってるの!?」
「ふっ、問題ない・・・」
((((何がだ!?))))
「どういうことか詳しく説明してしてくれる?父さん」
「うむ、いいだろう・・・。冬月、頼む」
いいだろうって、説明してくれなければ何が何だ解らないよ・・・。
自分で説明しないのか、こいつは・・・。
「まったく・・・・・。この学校の職員は全員ネルフの職員にあたり、
チルドレンならびに候補生の訓練と保護を目的として5年ほど前に創立された」
は、はめられた・・・。父さんに完璧にはめられた・・・・・。
お前があの時あんなこと言ったからその仕返しか。それにしてもこんな所にまで手を回すとは・・・。
「この学校にはネルフ本部に通じる直通エレベーターがあるのでそれを使うことにより
 使途に対してもすぐに対処することができる。
 ちなみに授業は訓練などのカリキュラムも含まれている。
 まあ大まかな所はこんなところだろう、後の細かいところは葛城君から聞いてくれ」
「は、はい・・・」
「どうかしたのかね?」
「い、いえ!別に何でもありません」
「そうか・・・」
「それでは葛城君、職務に戻りたまえ」
「はい、失礼します」
父さんが理事長父さんが理事長父さん理事長父さんが理事長・・・・・・・・・・・・!?
だめだ、また壊れたか・・・。壊れやすいやつだな・・・・・。



「う〜ん、おじ様が理事長だったなんて・・・意外だったね」
「い、以外で済ますんですか?」
以外で済ませちゃうなんて・・・。シンジさんはさっきから黙ったままですし。
「それじゃ三人とも、教室に戻っていけば2時間目に間に合うから頑張ってね」
あ、ミサトさん行っちゃった・・・。
「さて、それじゃ教室に戻りましょう」
「うん、そうしよっか」
「・・・・・はぁ、戻ろうか」
シンジさん、そんなにショックだったんでしょうか?
「シンちゃん、ため息ついてもどうにもならないんだしさ」
「そうですよ、
生きていればこんなことはありますよ」
「うん・・・・・」
「マ、マユミ・・・。今のはどうかと思うけど・・・」
え、そうですか?
「ま、まあ早く教室に行きましょう」



はあ、やっと学校が終わったよ。
凄かったな、メールが120件も来るなんて・・・。
もう今日は帰りたいよ・・・。
そういうわけにもいかないだろ?シンクロテストとか言うやつがあったんじゃないか。
人事みたいに言わないでよ・・・。
そんなこといわれても人事だからな・・・。
「転校生、ちょっとええか?」
「う、うん。別にかまわないけど」
「すまんな、ちょっとついてきてくれ」



―体育館裏―
「なあ、転校生・・・。お前、エヴァのパイロットっていうのはホンマか?」
「うん、そうだけど・・・・・」
「お前がエヴァに乗って暴れるのはかまへんが、ワイの妹が・・・・・」
やっぱり歴史は変えらないのか・・・。
「ワイの妹がお前に
ほれたらしいんじゃ!」
「・・・・・・・・・・はあ!?」
ズルッ!×5
な、何・・・・・?
何がどうでどうなったんだ!?
「ワイの妹、ちょっと『王子様』願望とかあってな・・・。
 そんでお前のことを『運命の人』とかわけ解らん事言い初めてしもうて・・・」
なあ、あいつの妹ってそっち系の人か?
前は話したことは無かったから違うと思うけど・・・。
「なあ、たのむ!妹におうてもへんにけしかけんでくれへんか!?」
「う、うん別にかまわないけど・・・」
「そうか!ホンマ恩にきるで!そうや、ワイの名前は鈴原トウジや。よろしゅう頼むわ」
「うん、僕のほうこそよろしく。・・・それよりあそこの陰に誰か隠れているみたいだけど?」
ぎくっ!×4
「ケ、ケンスケ!イインチョ!」
「マナ!マユミ!」
「いや〜、すまんすまん。お前たちがここにくるのを見て何かあると思ってんだよ」
「ご、ごめんなさい。立ち聞きするつもりは無かったんだけど」
「ははは・・・。ご、ごめん。何があるのかな〜って気になってさ、マユミと一緒にきちゃったんだ」
「すみません。覗くつもりは無かったんですが」
「別にいいよ。気にしてないから」
「あ、俺は相田ケンスケって言うんだ。よろしくな」
「私は洞木ヒカルよ。委員長をやってるからわからないことがあったらなんでも聞いてね」
「あ、そうだ!僕これから訓練があるから」
「お、そうか。悪かったの〜、無理に呼び出して」
「うん、それじゃまた明日」
これからどうなるんだろう、僕・・・。
まあ、これ以上悪くなることはないだろう。





作者とキャラの懇談会
作:さて、今回のゲストはゲームで一躍有名になったこの二方!
マナ:霧島マナで〜す!
マユミ:山岸マユミです。
作:いや〜疲れるね、小説書くのは・・・。(それにこれ名前の初めが同じだから書くのめんどい)
マナ:それにしても作者さん。
作:どうしたんだ?
マナ:貴方のペンネームってシンちゃんの真似したの?
作:いえいえ、ある漫画のキャラですよ、結構前にある。
マナ:そう、それなら良いんだけど・・・。私とシンちゃんのラブラブ話はどうなったの!?
マユミ:私のもそうです!
作:いや、俺基本的にそういうの苦手だしさ。
マナ:そういうのは理由になりません!
マユミ:やっちゃいましょうか?マナさん。
マナ:そうね・・・。一回立場っていうものをわからせたほうがいいかもしれないわね。
作:ちょ、ちょっと待って!
謎の少女:そうです!ちょっと待ってください!!
作:おお、謎の少女よ。私を助けにきてくれたか!
謎:いいえ、いつになったらナデシコ編にいくのか聞きに来ただけです。いつ頃になりますか?
作:う〜ん、大体海の日まで2話・・・。あ、いやそれぐらいまでには予定してます。
謎:もう少し早くなりませんか!?
作:う〜ん、ちょっと無理だね。
謎:そうですか・・・。失礼しました。(ぺコ)後は遠慮なくやっちゃってください。
作:ちょ、ちょっと!うぎゃ〜!!
マナ:それじゃ、私とシンちゃんのラブラブ話、お願いね!
マユミ:私の分も願いします。
作:・・・・・・・・・・もういったか?
  は〜・・・。ラブラブ話なんかかけないのに。ん?
謎の艦長:相転移砲、スタンバイお願いします!
謎の少女:了解。相転移エンジンフルパワーです。
謎の通信手:何か言い残す事はありませんか?
作:もうこんな世界なんていやじゃ〜〜〜〜!!
謎の通信手:そうですか。
謎の艦長:それじゃ相転移砲、って〜〜〜〜!!
謎の少女:了解。ポチッとな・・・。
作:うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!(消滅)
謎の女性達:これぐらいで死なないの解ってるんで早くナデシコ編に行ってくださいね〜。
作:ぜ、善処いたします

 

 

 

 

 

 

管理人の感想

 

 

シンさんからの投稿です!!

学園エヴァっすか?

じゃあ冬月さんは校長?

・・・リツコは校医として。

オペレーター三人組はどうなるんだろう?

 

では、シンさん!! 投稿有難うございました!!

 

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