道順は覚えていた・・・
ひさしぶりの自分の感覚を馴らしつつ歩いていく
見覚えのある扉
手をかけて
そこを開けると・・・・
「遅かったねアキト♪」
なぜかユリカが味噌ラーメンを食べていた
「え?」
俺は・・・凍りついた
「ユリカ・・・なんでお前がここに居る?」
「ぶい!」
ユリカが満点の笑顔であのピースをしていた
なにうえ?






機動戦艦  ナデシコ改!
  ナデシコ発進!
    しなかったけどな





彼は空を見ていた
蒼い空を・・・・
手は血まみれ
顔も返り血で汚れて居る
これもあれも
僕が・・・
いけないの?
そうかもな・・・
彼はその基地に配備されていた
先行型陸戦エステバリスに乗り込んだ
邪魔した大人が二人居たが・・・今は地面に4つになって倒れている
首と胴体に分かれてね
簡単に折れたよ
全く
骨は硬くしときなよ
僕はエステのアサルトピットに乗り込んだ
IFSは持っているから問題は無い
灰色のエステバリスは立ち上がった
目の前にいる邪魔なエステを、ナイフで破壊する
抵抗していたが、無駄だった
既にただの鉄くずと化している
格納庫の壁を、ナイフで抉り取ろうとする
しかし、機体の上半身がとおれるほど抉り取ったところで、ナイフが折れた
仕方ないから手でもぎ取る
無理に力を入れたのか、エステの右手の指が動かない
もう・・・もうちょっといい素材使ってよ・・・
左手もイカれた頃に、やっととおれる位の穴があけられた
そこから出ると
無数のバッタとジョロがこっちをにらんでいた・・・
「邪魔するの?僕は自由になりたいだけなのに」
そう言って、目の前のバッタの手足をもぎ取る
足りない
迂闊に接近していたジョロを蹴り壊す
足りないよ・・・・
壊れたバッタを棍棒代わりに、もう一機のバッタを破壊する
もっと・・・・
ミサイルを撃ってきたが、バッタを盾に使う
もうこのバッタは使い物にならない
だって半分ほどなくなってるんだもの
もっともっと・・・・・
バッタ達があとずさる
あははははは、ははははははははははははははは
誰だよ笑ってるんのは?
イラつくよ
ジョロを一機、踏み潰す
僕を・・・
気がついたら、僕は無数の残骸に立っていた
僕を楽しませてよ
ね・・・いいでしょう?
援軍で戦闘機が数機やってきた
あいつらと戦ったら、面白いかな?
僕はエステを飛ばした
もっと・・・僕を楽しませて
もっと圧倒的な絶望を、苦しみを、怒りを、憎しみを
僕にぶつけてみろ
僕も答えてやる
キサマの死で
キサマの苦しみで
キサマの・・・・・・
キサマの・・・・・・
少年は・・・
その直後
気を失った
疲労がたまりすぎたせいだ
そして、そのエステに近づく者がいた
プロスペクターと名乗る男
ネンガルの道化





これは、ナデシコ発進の1カ月前
白い髪の少年は・・・
道化師に拾われた





一ヵ月後
「と言うわけで話は飛びます」
「ユリカ、誰にいってんだ?」
今、アキトとユリカはナデシコ格納庫に居た
何故?
まあ、TV版のことと同じ事をしただけだ
ただ艦長が来るのが速いだけで
「さてと、問題を上げてみるか・・・」
「まずは木星でしょ」
ユリカの意見
「そうだな・・・せめて九十九さんは守らないと」
「・・・・・・・」
気まずい無言・・・
「次はガイ・・・・」
「だれ?」
気まずい無言
アキトはジロっとユリカをにらんだ
「冗談だよアキト・・・・」
「ならいいんだが」
アキトは納得してくれたようだ
「そしてサツキミドリ・・・」
「・・・」
「たくさんありすぎた」
「・・・」
「アキト?どうしたの?」
「変えられるのか?未来は・・・」
また・・・無言
「あーはっはっはっは!」
目の前で、アキトが乗ることになるピンク色の陸戦フレームのエステバリスが動いているのが見えた
言うまでも無いが、
「またかよ ガイは」
「あれ?あんな人いたっけ?」
ユリカすぁん・・・・
忘れてんでぇすか?
上のことはなぁんなぁんですかぁ?
・・・まあ彼女だからありえるが<をい
「諸君にみしてやろう!このガイの必殺技・・・・」
やんのか?
あのムチャな動きを
そのエステバリスは・・・
「ガァァァァイ!スーパァァァァァ!ナッパァァァァァァ」
ザパァァァァァン
なぜか津波の音
そして・・・
「おい・・・あのエステって」
「バランサー調整してね(汗)」
その足の付近で、ウリバタケと整備員その1が話している
いや、遅いって
んでもってもちろん
ドガァァァァァン
横転
「ユリカそろそろブリッジに行ったほうがいいぞ」
「分かった そうするね」
ユリカは、某ガンパレードの 必殺!ドムのホバー移動! でツィーンと去っていった
「アレってどうすれば出来るんだろう?」
出来んほうがいいだろう!
いや、マジで
「すまぁぁぁん少年!!!俺の宝物を取って来てくれぇぇぇぇ」
下を見ると、山田・・・・「それは仮の名前、魂の名前は・・・・」
無視
が医務室に持っていかれるところだった
俺は前回のように、エステバリスに向かった
しかし、今気付いた
前に無かった機体
灰色のエステバリスがある事を



「すみません おくれました 私が艦長の!ミスマルユリカでぇぇぇす ブイ!」
ブリッジメンバー 凍結
解凍開始
5,4,3,2,1
復活
「・・・大丈夫なのこの船」
数少ないまともな人物 ミナトはあきれ果ててしまった
「何をいまさら」
ジュンが言う
あれジュンて誰?<をい
「馬鹿ばっか」
ルリさん・・・・何をいまさら言ってるんですか
そしているか貴方もこれに染まるんですよ
「絶対イヤです」





「やっぱりかよ」
アキトはピンクのエステバリスのコックピットに落ちている
ゲキガンガーVの人形を取った
ポロ・・・
・・・あ、手が取れた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ま、こんなことも有るさ<現実逃避
ウィィィィン ウィィィィン
あれ、ナデシコの警戒音ってこんなんだっけ?
まあいいか
どうせ作者が覚えてないせいだ<悪かったな
さてと・・・エステに乗って・・・・
その時真横で、灰色のエステが動き出した




「上方の基地はほぼ全滅です」
ルリの報告
それに答えたのは あのキノコこと、
・・・だれだっけ<をい
思い出した
たしかムネタケだった
「いけないわね・・・当艦は出撃出来るの?」
嘘・・・まともなこといってる・・・・
そうか、これは夢なんだね
作者の陰謀よね
そうよ そうに違いないわ・・・
とユリカは現実逃避した
「いいえ・・・最低でも10分は・・・・」
「それでは全滅ね」
ユリカは現実を受け止めるわ
とユリカは決意した
「オトリを出します」
「アキトね」
しかしそれは違った
「いいえ・・・・黒風さんです」
「誰?」
ユリカは呟いた




灰色に塗られた陸戦フレームのエステバリス
頭部はカメラアイを大きくして、レーダーやアンテナを増加されている
装甲も分厚くなって、より実戦的な改良がなされていた
乗っている白い髪の少年は、あきれていた
あまりもの通信の多さに
「貴方は誰なの!?」ユリカ
「誰だ?」アキト
「がんばってください」ルリ
「俺の出番をとるなぁぁぁぁ」ガイ
「無理すんなよ 機体は壊すないいな」ウリバタケ
「がんばってください 黒風さん」プロスペクタ―
その他ものもろ 総勢10ぐらい
・・・
頭痛がした
「エレベーター停止 地上に出ます」
「いいな 10分間逃げつづけろ」
「いいや・・・」
彼はゴートの言葉を否定して
「皆殺しだ」
言った




バギァヤン
力任せに、ジョロの頭部を引きちぎる
そのとれた頭部を、真後ろから近づいてきたジョロに叩きつける
返り血ならぬ返りオイルが装甲にくっつくが、無視だ
ナイフを引き抜く
エステを思いっきりジャンプさせた
そのまま上空のバッタに飛び蹴りをかます
そしてそのバッタを足場にしてもう一度ジャンプ
パンチで破壊する
残念だがこの機体には遠距離武装が何1つ付いていない
その代わりにこんな無理な動きが出来るように改造してある
ナイフでバッタの足を一本切り取って左手に持つ
落ちていくところをねらっているバッタに、その足を投げつけた
その足の先端が、カメラアイに突き刺さる
下にいたジョロをクッションにして着地
まだ20秒
一気に跳ねる
前に30メートルほどジャンプして、真下のジョロにナイフを突き刺してえぐる
カメラアイがすこし死んだ
カメラの所にオイルがこびりついたらしい
たく・・・・イラつくな
そいつを盾にして、砲撃を避ける
まったく、少しは学習しろよ
盾代わりのジョロを投げつける
一体のジョロが爆発に巻き込まれる
これで40秒





テンカワ アキトはエステバリスに乗り込もうとしていた
その肩を、ウリバタケが掴む
「待て!せめてバランサー調整はさせろ!2分で何とかする」
彼は本気だ
嘘をついている人間はこんな目をしない
「頼むます」
「・・・信じてくれてありがとうよ」
・・・
「どういたしまして」
けど2分は長いな



「エレベーター停止 地上にでます」
アキトが乗ったエステバリスが地上に出た
黒風から通信が切れて2分・・・
もう彼は死んでいるかもしれない・・・
しかし彼の予想は外れていた
彼は居た
無数のバッタとジョロの残骸の山の上で座っていた
灰色のエステバリスは、赤いカメラアイを輝かせた
まるで・・・死神だった
昔の自分・・・・















あとがき
第一話です
あれ?なぜかナデシコが発進しない
なぜ?
まあいいか
アキト君も出番なし・・・
不思議だな・・・
その分次回は大活躍!
のはず





次回予告

ユリカ「ナデシコやっと大活躍!」
次回 第二話! 「蒼い地球は任せとけ・・・無理無理」










オリジナルキャラ
 黒風 陣
誕生日 8月10日 (16歳)
パイロット(IFS能力者)
経歴不明
圧倒的な腕前を見せるが、破滅願望者と言う問題がある
とある人間を追いかけて、数個の軍の基地を壊滅させている
さすがに子供相手に基地を壊滅させられたと発表は出来ないらしく
逮捕も捕縛もされていない
その基地の共通点は、クリムゾンとかかわりのある基地と言う事
そしてその基地はそのあと、木星トカゲに襲われるということ
現在は、戸籍上ではプロスペクターの息子となっている







ども。後書き担当の龍志です。

どうも、こんにちわ。こんばんわ。

さーて、感想いきます。

とりあえず前回も言いましたが量が少し少ないかと。

これはアドバイスのつもりなんですが、もう少し文章の肉付けを行った方がいいかと。

文章力の問題でなく絶対量が少ないので表しきれてない部分があると思うのですね。

正直今作でも序盤のユリカとアキトのシーンは伏線だとしてももう少し書いたほうがいいと思いましたね。

そーゆー所を直せばかなりよくなると思いますよ。ハイ。

あー…後。

<ツィーンと去っていった



ここはツィーンと離脱していったでしょう!?

とか笑いつつ。

なんでオチが無論アフロじゃないんですか?(心底不思議そうに)