誰が為の世界
第1話


此処は・・・何処だ?



俺は・・・俺は死んだ筈じゃ・・・




俺は確かに感じていた。
俺の心を絡みつくように舐め尽くすように探る何かを。



『そいつ』が俺に答えてくれた。
簡潔な、しかしおぞましいまでに心に浸透してくる一言で。





『地獄だよ。』と。






身震いするような寒気を感じ取った俺は、幻惑の世界から浮かび上がった。
目の前には、ただ、紅い・・・紅い海と破壊し尽された街が夕焼けによく映えていた。
・・・まるで、趣味の悪い芸術家が、その持ち得る想像力の全てをキャンパスにぶつけて描いた、そんな光景だった。



半分呆けながら街を歩いていった俺は、1人の少年を見つけた。
その少年も、此方に気づいたのか顔だけを振り向かせてこう言い放った。






「やあ、同類項。」



何を言っているのか、一瞬理解できなかった。
すると、少年は緩慢に歩いてくると、俺の手の届くところで再び言い放った。


「僕と君は同じようなものなんだよ。」



今度こそ、俺はこの少年の精神状態を疑った。
そりゃあ誰だって、こんな人っ子一人としていない所にいたら気がおかしくなるだろうなと、一方的な妄想に勝手に納得した。



だが、次に少年が言い放った言葉は、俺を凍らせるのに充分なものだった。


「僕も君も、同じ『逆行人生不成功者』なんだよ。」




後書

どうも、ソティです。
大体の人がもう気付いているのではないかとは思いますが、そうです


EV○です。


ですが、先に言っておくとこの二人はこの後、別の世界に行きます。


・・・L様と一緒に旅をすることになります。(ヲイ、ばらしてどうするよ。)
え?当初から掲示板で言っていた様々なものはどうなるかって?
・・・・・・ふ、問題ない(爆)
・・・まあそれはさておき(置くな)今回は少しシリアスで行ってみました(つもり)。
最後の文章は、かなり無理矢理だったと自分で反省しておりますが。



ちなみに、このアキトは時ナデのアキトなので、昂気をつかえます。
L様がわかんない人は、・・・別にイイや。(コラ)
では、さらばじゃ。(核爆)



 

代理人の感想

・・・・・・・・いや、だからなんなんでしょう(核爆)。

話にも何にもなってない前に短すぎるんですけど(苦笑)。