誰が為の世界

第三話


エルに連れられて、外に出てきたのは良いけれど・・・・・・・・、俺はこれからどうなるんだ?
・・・元の世界には、帰れそうも無いしな・・・。
死んだと思ったら、何時の間にかあの世界にいて・・・・・・・、シンジに会って・・・。
漸く落ち着きかけたのに、また別の世界に飛ばされて・・・、要するにここへ来たわけなんだけれども・・・。
・・・さり気無く誰かの悪意を感じ取れるのは気のせいか?なあ?!俺には死ぬことすら許されないのか??!(ちょっと違う)
・・・まあいい。せっかく拾った命だ、大事にして置こう。
「あら?物分かりが良いのね(はあと)」
「・・・・・!!???・・・って、シンジの知り合いってぐらいだから、あんたも心を読めても不思議じゃないよな。」
「そのとおりよ。・・・尤も、此れからは出来なくなるけどね。」
「?!どう」
『どう云うことだ?』と言おうとしたのだがそれ以上先は言うことは出来なかった。
別に舌を噛んだ云々の問題ではない。
エルが何かしたのだろう。俺の両手足首が眩く光ったかと思うと、




ヒュッ・・・・・バシィーーーーーン




強烈な痛みを伴って、『それ』に俺の両手足の自由が奪われていた。
幸い人並みのバランス感覚は持っていたので、醜態(と言っても、エルと俺だけだけど)を晒す事は避けられた。
「な・・・!」
「あら?まだその程度の力しかないのね?よくもまあそれで、シンジに・・・」
エルは何かを言いかけたが、何か思うところがあったのだろう。言葉を詰まらせた。
「?・・・どうかしたのか?」
「・・・なんでもないわよ。(まだ覚醒していないようね・・・。)さってと♪次は「ちょっと待て」ん?何?」
「説明くらいしてくれてもいいんじゃないのか?此処はいったい何処で、俺は今何をされたのかを。」
「ん?何いってんのよ。そんなこと聞かなくても分かるでしょうに。」
「・・・。」
確かに・・・。シンジと知り合いってことは、こいつも『管理者』だってことなんだろうな。
そして、おそらく此処は、こいつの世界・・・。
さっきから昂気を出そうとしてみているんだが、ちっとも出やしない・・・ってことは、こいつには昂気を吸い取る力があると思って間違いないだろう。
「あー。そこ、間違い。」
「へっ?!」
「吸い取るってわけじゃないのよ。しかも昂気じゃなくて、精神力を。・・・一定量に達するまでその類の力は、一切使えないからそのつもりで。」
「・・・。つまり、こういいたいわけだな?『お前は未だ弱い、だから鍛えてこい』と。」
「・・・ずいぶんとまあひねくれ曲がった受け方をするのねぇ?ま、いいわ。大体は合ってるし。」
「でもいったい何のために?」
「・・・未だ分からないの?あんだけシンジに言われていたくせに。」
「?」
エルは「やれやれ」といった感じで、首を左右に振ってこう言った。
「・・・護りたいんでしょう?あなたの仲間だけじゃなくて、何処にでもいる・・・そう、幸せに暮らす権利のある人々を。」
「!!!」
そうだ・・・。そうだった・・・!
俺は・・・俺は護りたかったんだ!皆を!
世界中の人たちを護りたいって言うのは流石に偽善なのかもしれない・・・それでも構わない!
俺は・・・俺は!


        矛盾も抱いて生きていく!!!


ん・・・?
「何でお前らは・・・そこまでしてくれるんだ?」
「シンジの方は・・・もう知ってるわね?私は基本的に、『純粋な願い』って奴が好きなのよ。だから。」
「・・・そうか。ありがとう。」
一度うつむいて、俺は再び顔を上げ、そう言った・・・。

「どうかしたのか?顔が真っ赤だぞ?」
「な・・・何でもないわよ!」
(鈍いっ!!!鈍すぎるわっ!!!シンジにそっくりよ、まったくもう!心の底から思ってるし!)







「・・・ふぅ、これでよし。」
「?何かしたのか?」
「決まってるでしょう?『力』を封じたのよ。一部残して。」
「・・・何で?」
「決まってるじゃないの!そうしないと面白くないじゃないの!!」

ズドシャァ!!!!









・・・俺、ほんっとうにやっていけるのかな?
何か、すごく嫌な予感が・・・。

第四話に続く。



第一回座談会

ソティ:いやー、やっと終わりましたぁ。もうクタクタですよぉ・・・って、どしたの?みんな揃って。
L:おーまーいーはー!!!いっつも、いっつも中途半端で終わりおってからに!
シンジ:ねえ・・・僕の出番は?
カヲル:不真面目なんだね・・・君は・・・不愉快ってことさ。
ゲンドウ:ふ・・・問題ない。(シンジ:)父さんは引っ込んでてよっ!!!!!
ソティ:だって・・・、○○○なんだも〜ん勘弁してぇん(はあと)(○には好きな言葉を入れてください(笑))
L:止めなさい。気色の悪い。(ガスッ)殴るわよ。
ソティ:・・・はふっへはらひゅうはほ(殴ってから言うなよ)
L:なに?文句あるの?
ソティ:うっ・・・
L:な・い・わ・よ・ね?
ソティ:うぐぐぐぐ・・・。
シンジ:L、こいつには口で言っても無駄だよ。体に分からせなくっちゃ
ソティ:え゛・・・?!
L:そうね(はあと)と言う訳で♪・・・お仕置きね(はあと)
ソティ:ちょ・・・ちょっと待って・・・(だらだら)
カヲル&シンジ:往生しなよ。(ニヤリ)
L:さっ、逝きましょうね♪
ソティ:明るく言うなあああああぁぁぁぁああああ!!!!へぶっ!

ナレ:ソティ、謎の生物に喰われ沈黙。



後書き
・・・誰か、ハートマークのタグ知っている人居ませんか?

P.S.
次回はもうちょっと読みやすいように書きたいです。(猛省)
文章も何処かぎこちないしな。
分かってても直せないし。もっと修行しなくては(爆)
それと、座談会は気分しだいで行きます。(内容の方)
(また短いしな・・・ちゃんとしないと)
・・・それでわ代理人さん。お願いします。




代理人の感想

・・・・・うーん。

格好いいシーンのはずなんだけど何か燃えるものがないといいますか。

もうちょっと纏めて、格好いいシーンの前に「タメ」が欲しいところです。

 

ちなみにハートマークのタグは

<font face=symbol color=red>ゥ</font>

だったかと。