多くの群集を前に、草壁・春樹が直立の姿勢で立っている。

 その後ろには白鳥・九十九をはじめとする幾人かの姿もうかがえる。

 そして、草壁が語りだす、

『立て、同士達よ!!

 愚かなる地球人類は、我々の寛大なる申し出を無碍にし、あまつさえ宣戦布告を行ってきた!

 私達は、その返答により、我等にとっても、そして地球にとっても地球人類は害悪であると判断した。よって、我々は立ち上がらねばならない!!

 愚かなる地球の者どもに、我等の正義に刃をもってして、過去の過ちを罰し、そして、あの緑の地球を、邪悪なる地球人類から救い出すのだ!!

 さぁ、立つのだ!同士達よ!!そして、高らかに叫ぼう、正義の誓いを、我等の理想を!

 レ〜〜〜〜〜〜〜ッツ!!ゲキガイン!!』

 群衆が沸く。

 そして、高らかに叫ばれる『ゲキガイン』の掛け声。

 ここに、あの木連大戦が勃発したのだった。

 

 















 















「……あのぉ、なにしてるんです?カイトさん」

「ん?ああ、『草壁の野望』だよ。

 最近ネルガルが出した新作ゲームなんだけどね。

 ルリちゃん、CM見たことない?」

 意外そうな顔でカイトがそう言う。

 対するルリは、やや眉をしかめながら、

「また悪趣味な物を作りましたね、ネルガルも……。

 落ち目というのも頷けるような気がします」

 っと、キッツイことを言っている(笑)。

 カイトはそれを聞いて苦笑しながらも、

「まぁまぁ、ルリちゃん。

 それに、これ意外と面白いんだよ。

 あの火星開戦から木連大戦集結までを完全シュミレーションしてるらしいんだけどね、木連側……つまり草壁か、連合宇宙軍、こっちはフクベ提督だけど、そのどちらかになりきって、あの大戦を再現するってものなんだ。

 やり方によっては、木連が勝利するパターンだって見られるんだって」

 そこまで言って、一息ついてから、

「それにね、イフストーリーや、アナザーストーリーもあって、なかなか楽しめるらしいんだよ。

 まだ僕も最後までやったわけじゃないからよくわからないけど、出てくる人物は完全に実名っていうくらい徹底した造りになってるのも魅力らしいよ」

 と、締めくくるカイトの顔を見ながら、たった一言。

「でも、それって『ギ○ンの野望』なんじゃ……」

「…………ルリちゃん。

 それは言わないお約束」

 こうして、今日も平穏な1日が過ぎていく。

 















 















 















 後書きという名の戯言






すみません・・・やっちゃいました(激爆)

ルリ「まったく、何考えてるんでしょうね、このバカは・・・」

ひ〜、堪忍して下さい〜〜、出来心なんですぅぅぅ!!!(泣)

ルリ「ゴメンで済んだら警察はいりませんよ、まったく」

ルリ「ただでさえ、下手したら同ネタ多数の可能性もあるのに・・・その上、天下のサン○イズとバ○ダイまで敵に回す気ですか?」

あぅぅぅ・・・済みません済みません〜〜〜〜〜(平謝り) 単なる思いつきなんですぅぅぅ(涙)

ルリ「はぁ・・・コレに懲りたら思いつきだけで下手な文章書くのは止めるんですよ」

へへぇ〜〜〜、全ては御心のままにぃ〜〜〜(土下座)

ルリ「ほんと、バカ」

 

 

 

代理人の感想

 

う〜む、一発芸(笑)。

こ〜ゆ〜ネタで勝負の一発物は結構好きなんで笑わせてもらいました。

・・・欠点としてはタイトルから容易に内容が予測できてしまう、と言うことですかね(笑)。