機動戦艦ナデシコ ―シキ―  
      プロローグ


  ザザ〜ン・・・・・・

  ザザ〜ン・・・・・・

  波が引き、そしてうちでる音のみが辺りに響く。

  赤い海。歪み、澱んだ色をした空。

 ヒトの・・・いや、生命の気配は全く感じられない。

  この風景を見た誰もがこう言うだろう。

 『死の世界』と・・・・・・ 







  そんな世界に、人影が二つ、存在した。
  
  一人は黒髪の少年。
  
  もう一人は銀髪の少女。

  二人の顔立ちは、兄妹と言っても通じるほどよく似ている。

  何をするのでもない。少年は赤い海を見つめて座り込み、その後ろに少女が佇む。

 「これから・・・どうするの・・・?」

  長い――長い沈黙の後、先に言葉を発したのは少女の方だった。

 「別に何も」

 「・・・そう・・・」

  感情を感じさせない少年の言葉に、少女はどこか悲しそうな顔をする。

 「たしかに以前ならやり直そうと思ったと思う」

  少女が何を言いたいのか察したのか、少年は言葉を続ける。

 「だけど、何だかどうでもよくなったんだよ」

 「・・・・・・」

 「君はどうするんだい?」

 「前は・・・無に帰りたかった・・・」

  だけど、と続ける。

 「今はあなたの側にいたい」

 「・・・そう・・・」 

  その時だった。
 
  澱んだ空に突如虹色の光が溢れる。

  同時に襲う大振動――
 
  

  ――これが新たな物語の始まりを告げる合図となった。








   あとがき
  お久しぶりです。俊です。
  さ〜駄作第二段、シキをお送りしま〜ス。

  まずはスミマセン。五面の鏡に写りし者よりシキをムショウに書きたくなってしまいました。
  メールをくださった数少ない方々、本当にスミマセン。

  この作品も、一応ストーリーはできてます。頭の中で、ですけど・・・
  文才がないので、次がいつになるかまったく分かりませんが、見捨て無いでください(泣)
  
  そうそう、タイトルのシキですが、一応意味はちゃんとあります。


  ――短いですが、いいんでしょうか・・・これで・・・? 

  追伸
  ・・・ノーコメントはやめてくだい・・・
  書く気が無くなります。冗談抜きで。 
  
   

 

 

代理人の感想

つーても、書きようがない話というのは確かに存在するわけでして。(爆)

私も割と悪食なほうではありますがやっぱり限界はあります。(連爆)