時に西暦2196年
  
  
  
  
  第一次火星会戦、敗退から約一年、
  
  戦場には一つの伝説的噂が存在した。
  
  
  
  木星トカゲと宇宙連合軍との戦闘が始まると、
  
  約30%くらいの確立で現れる圧倒的力を持った兵器
  
  光と共に現れ、光と共に去る、3つの影
  
  
  
  その一つは真っ黒で全高8m程の大型機動兵器、
  
  真っ直ぐに敵に突っ込んでいき、
  
  木星と宇宙連合軍の戦艦だろうが機動兵器だろうが、あっという間に殲滅してしまう
  
  
  
  そこから付いた、あだ名が『黒衣の死神』
  
  
  
  もう一つは、真っ白で、こちらも全高8m程の大型機動兵器
  
  まるで、蝶の様に戦場を舞い、遠距離から敵を一掃する
  
  
  
  そこから付いた、あだ名が『純白の妖精』
  
  
  
  そして、最後は、木星兵器と宇宙連合軍のどんな攻撃にも耐え。
  
  まるで神の城を思わせる、純白の戦艦
  
  
  
  そこから付いた、あだ名が『無敵戦艦ユグドラシル』
  
  
  
  
  
  
  この、一隻と二機に攻撃を仕掛けたが最後、
  
  宇宙連合軍、木星トカゲ、どちらに構わず全滅させられてしまう。
  
  逆を言うのなら、此方から攻撃さえしなければ、向こうから攻撃してこないのである。
  
  
  
  
  
  
  宇宙連合軍も幾度と無く接触を試みたが、いずれも失敗に終わっている
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
     機動戦艦ナデシコ 〜DEFY HISTORY〜
  
  
  
       第参話
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  ネルガル重工会長室
  
  
  アカツキ・ナガレは一人悩んでいた。
  
  それは、一年前までは、ネルガル重工、アスカインダクトリー、クリムゾングループ、
  
  この三社が、地球圏における大企業だった。
  
  俗にいう三大企業である。
  
  
  しかし、一年ほど前に何処からともなく突如現れた会社があった。
  
  それは、マーズカンパニーである。
  
  地球圏における、通信、医療関係、そして、ナノマシン関連において、
  
  独占に近いシェアを誇っている
  
  
  今や、三大企業が、四大企業に成ってしまっている。
  
  しかも、そのマースカンパニーは本社が何処にあるか全く判らない謎の会社
  
  なのに、商品は飛ぶように売れる。
  
  唯一、分かっているのは、会長が女性で、社長が10代の少年という事だけである。
  
  
  
  
  
  
  そして、こともあろうか、謎に包まれた会社の会長と社長が会食を申し込んで来たのである。
  
  しかも、つい先ほど
  
  
  内容はいたってシンプル
  
  
  
  
  
  
  
        ネルガル重工、 会長 アカツキ・ナガレ様
  
  
        本日、お昼一時に、○○○○ホテル○○○号室にて
  
        お食事会をしたいとお思い、お手紙を差し上げました。
  
        プロスペクター様とお誘い合わせの上、ご参加下さい。
  
  
  
                    マーズカンパニー、会長&社長
  
  
  
  
  
  
  
  
  というのが、さっきアカツキの緊急用メールボックスに届いたのである。
  
  このアドレスは極一部の者しか知らないアドレスである。それを知っているとなると・・・・・
  
  マーズカンパニーの技術力が物凄く、ずば抜けているか、
  
  ネルガルの上層部に内通者がいるかのどちらかである
  
  
  
  とはいえ、この話に乗らない手は無い、
  
  何せ、マーズカンパニーの会長と社長、直々のお誘い。
  
  ただのお食事会ではないだろう
  
  
  
  しかし、これに激怒したのが、会長秘書のエリナ・キンジョウ・ウォンである
  
  なぜ、アポ無しでこんな会食などを申し込んで来たのか?
  
  そして、なぜ会長秘書の自分がそんな大事な会食に随伴してはならないのか
  
  それはもう、文章では書けないくらいくらいに怒りまくった。
  
  その後、先方からの指名だからという事で何とか引き下がってもらった
  
  
  
  コンコン
  
  
  「失礼します」
  
  ドアのノックが聞こえた後、男の声がして、ドアが開く
  
  
  ガチャ
  
  
  入って来たのは、メガネにチョビ髭の男、プロスペクターである。
  
  「・・・・・会長。そろそろ、お時間ですが・・・・・・・・」
  
  「・・・・・・・・わかったよ。行こうか。」
  
  二人は短く言葉を交わして、待ち合わせ場所である。とある高級ホテルに向かった。
  
  
  
  ***
  
  
  
  待ち合わせの場所の、高級ホテルの一室に来たアカツキとプロス、
  
  しかし、そこには誰も居ない・・・・・・・・
  
  「・・・・・プロス君、部屋間違えた?」
  
  「・・・・・いえ、合っていると思いますが・・・・・」
  
  二人が言ったい、どおいう事だ? 
  
  と首をかしげていると部屋の中に急に光が発生し、二つの人影が現れる。
  
  光が収まると、そこには、
  
  黒髪、黒のバイザー、黒のマントに黒のブーツの黒ずくめの女と
  
  瑠璃色の髪、白のバイザー、白のマントに白のブーツの白ずくめの青年が立っていた
  
  
  「はじめまして、アカツキ君。私がマーズカンパニーの会長。アマカワ・ユイよ」
  
  「・・・・・・・・社長のアマカワ・メノウ。
  
   生体ボソンジャンプを見た感想はどうです?アカツキさん?」
  
  
  (これが、謎に満ちたマーズカンパニーの会長と社長ですか・・・・・なかなか、隙がありませんな。)
  
  (ボソンジャンプ・・・・確か、
  
   父親の代で研究が一時止まったプロジェクトだったはずだ・・・・
  
   研究者のテンカワ博士が一家そろって、父親の計画で殺されたはずだ・・・・
  
   それ以来、ネルガルだって研究が全然進んで無いってのに、どこから情報を・・・・)
  
  
  「いやはや、素晴らしい技術力ですな。」
  
  軽い口調で話しかけるプロスだが、その眼光は恐ろしく鋭い
  
  「技術力?そんな問題じゃない!!
  
   ボソンジャンプの研究は昔からネルガルが独占して、隠匿してきたはずだ!
  
   なぜ、最近出てきたばかりの君達がその技術を持っているんだ。」
  
  
  
  
  流石です。この年でネルガルの会長職をこなしているだけの事はありますね。
  
  <さすが、アカツキ君するどいな〜。>
  
  <関心してる場合じゃないですよ!>
  
  <わかってるって>
  
  <懐かしいのはわかりますが、もっと気を引き締めて下さい!>
  
  <了〜解>
  
  
  「これから僕達がお見せする物を見てもらえれば納得してもらえると思いますが、見ます?」
  
  僕は、少し挑発するような感じに言ってみた。
  
  二人は目配せをしてから、アカツキさんが答えた
  
  
  「・・・・見せてもらおうか」
  
  それを聞くと、僕は懐から、とある物を取り出した
  
  「これは、火星のテラフォーミングにも使われているナノマシンです。
  
   トイレにでも行けば直ぐに体外へでます。
  
   多少、手は加えてますが、ほとんど同じですから。
  
   これを体内に注入してもらえますか?プロスペクターさん」
  
  プロスさんの顔に動揺が広がっているのがわかます
  
  多少手を加えている と言ったときに表情が曇ったもが手に取る様に判りました。
  
  
  当然、僕たちの言う事を聞かなくてはならない、その事をプロスさんはわかっています
  
  何故なら、このチャンスを逃すと、マーズカンパニーと交渉する機会が無くなってしまうから・・・
  
  そして何より、圧倒的に有利なのはこちらです。
  
  
  
  「・・・・・わかりました。」
  
  プロスさんは観念、というか開き直った感じでそおいうと首筋にナノマシンを打ち込みました。
  
  「それじゃあ、手を繋いで輪になってくれるかしら」
  
  「おいおい、そんなことしてどおするんだい?
  
   それに、僕もプロス君と同じナノマシン入れなくていいのかい?」
  
  「あら、アカツキ君はIFSもってるでしょう?
  
   プロスペクターさんに渡したのは一時的にIFSリンクをする物なの」
  
  「確かにIFSは持ってるけど。IFSリンク。それってなんだい?」
  
  
  さすが、ネルガルの会長と言った所でしょうか・・・・・
  
  出来るだけ多くの情報を引き出そうとしてます。
  
  「 『百聞は一見にしかず』
  
   実物を体験した方がいいわ。
  
   さあ、手を繋いで、輪になってちょうだい」
  
  輪になると全員の体にナノマシンの模様が浮き上がり薄っすらと輝いています
  
  それを確認すると、二人に僕たちの経験した歴史をビジョンという形で流しはじめました。
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
                            それは一人の青年と一人の少女の歩んだ歴史
  
  
  
                                    第一次火星会戦
  
  
  
                                 人類初の生体ボソンジャンプ
  
  
  
                                  機動戦艦ナデシコ発進
  
  
  
                                   青年と少女の出会い
  
  
  
                                     ナデシコの仲間
  
  
  
                                        木連
  
  
  
                                     戦争の終結
  
  
  
                                    訪れる平和な時間
  
  
  
                                   ピースランドへのあいさつ
  
  
  
                                      二人の子供
  
  
  
                                    悪夢の様な人体実験
  
  
  
                                       憎しみ、憎悪
  
  
  
                                    木連式抜刀術の習得
  
  
  
                                      そして、復讐
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  今まで流し続けていたビジョンを手を離してここで打ち切る
  
  
  「どう?アカツキ君?わかってもらえたかしら?」
  
  「・・・・うぅ・・・・あぁ・・・・うあ・・・・」
  
  「・・・・・・はぁ、はぁ、はぁ」
  
  アカツキさんとプロスさんは圧倒的なビジョンに息も絶え絶えになってます。
  
  それを、送り出すコッチも色々思い出して、かなりきつかったんですけどね (^^;
  
  <少し、きつ過ぎたかな?
  
    ビジョン流してる時、私も結構きつかったわ。また、復讐心に火が付きそうだったわ>
  
  <・・・・・・僕もです。
  
   今すぐ草壁の首を獲りに行きたい気分です。ここはかなり我慢しないといけませんね。>
  
  <・・・・・・・そうね、>
  
  
  「な、何て事だ・・・・僕は何て事をしたんだ。
  
   いくらネルガルの利益を優先したとはいえ、あんな大量殺戮兵器の開発を命じるなんて」
  
  「し、しかし、会長アレはまだ起こってはいません。
  
   まだ、挽回の余地はあります。」
  
  その通りです。まだ挽回の余地はあります。
  
  と、言うよりは、この事実を知ってしまえば後戻りは出来ません。
  
  それが、アカツキさんとプロスさんの性格です
  
  「そうです。まだ挽回はできます。
  
   アカツキさん、僕達と一緒に未来を変える気は有りませんか?」
  
  <む!そのセリフ!私がねらってたのに!>
  
  <ふっふっふ、言った者勝ちですよ♪>
  
  <言ったわね!>
  
  
  
  
  「君達に隠し事は出来ないのはわかってる
  
   それに、いい話でもある。
  
   未来を知ってしまったのは大きなプラスな要素になる。
  
   しかし、未来を変えると言ってもそう容易い事ではないんだよ・・・」
  
  
  確かに未来という大きな時の流れに逆らうというのは容易ではありません
  
  全ての事が知っている事と、同じになるとは限りません。予測を上回るかもしれません
  
  それに未来を変えるというのは、僕達のエゴです
  
  自分のエゴを他人に押し付ける。その辺は草壁となんら違わないのかもしれません
  
  
  今まで信じた事はありませんが
  
  でも、これが神様のくれた最後のチャンスだと思うんです
  
  
  だから・・・・・・・・・
  
  「全てのシナリオは僕達が作りますし
  
   ネルガルには全く損は無いですし、
  
   どちらかと言うと利益の方が多いと思いますが?」
  
  
  「確かに、それはわかってるんだ。
  
   でも、やっぱり・・・・こえては行けない一線があると思うんだ。
  
   かつての僕、・・・・・未来の僕はその一線をこえてしまったが・・・・
  
   僕はもう、その一線をこえる勇気が無い・・・・・臆病者と笑ってくれて構わないよ」
  
  
  そう言って、アカツキさんは、うつむいてしまいました。
  
  そうですね、アカツキさん、貴方はそういい人でしたね・・・・・・
  
  「別にアカツキさん達が最後の一線をこえる必要はありません。
  
  それに今回は、穏便に事を済ませる計画を立ててあります。」
  
  <穏便?計画の最後ってかなり賭けに出てない?>
  
  <うっ・・・・それは・・・・・>
  
  「とりあえず、その計画を聞かせてもらおうか・・・・・」
  
  そう聞く、アカツキさんの顔は、ネルガルの会長と言うよりも
  
  ただ単に疲れきっている様に見えました
    
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
  
  「なるほど、いけるかもしれない・・・・・・
  
   でも、最後の方が少し怪しいんだけど・・・?」
  
  「それは、『彼』に頼むしかありません。」
  
  僕的には、さっきから電卓をたたいているプロスさんが凄く気になるんですが・・・・・

  「損な事ではありませんな。
  
   と言うより、かなり潤う計算になりますな」
    
  一体、何をどうやって、計算してるんでしょうか?
  
  昔からプロスさんの事は、よく分かりません
  
  
  「まあ、そうだね・・・・プロス君もそう言ってるし、乗ろうじゃないか」
  
  「ほんと?アカツキ君?」
  
  「ネルガルの会長に二言は無いよ」
  
  「やったー♪
   じゃあ、これ上げる♪」
  
  
  
  ***
  
  
  
  俺は、・・・・・自分でもダメだって分かってる。
  
  でも、ダメな物はダメなんだ!
  
  
  奴等が攻めて来るたびに思い出すんだ。
  
  アイちゃんの事を・・・・・
  
  俺は正義のヒーローなんかには成れなかった。
  
  女の子一人守れなかった。
  
  
  
  
  「おい、アキト!
  
   ボサッとしてねーで、七番の注文とってこい!」
  
  「あっ。はい、わかりました。」
  
  俺は、サイゾウさんに言われて七番テーブルに注文を取にいった
  
  
  そこには、上から下まで黒のサマードレスを着て、
  
  肩まである艶やかな黒髪の女性と、瑠璃色の髪の小さな子供がいた
  
  「あ、えと・・・・注文何にしましょうか?」
  
  
  俺は、なぜか注文を聞きに行くだけなのに、物凄く緊張してしまった。
  
  何というかその女の人は、凄くきれいで、何て言うのだろうか・・・・
  
  妖艶という言葉が凄くピッタリ似合いそうで、引きこまれる様な美しさだ。
  
  
  「坊や?どうしたの?」
  
  俺はその言葉でやっと我に返った
  
  どうやら、女の人に見とれていた様だ・・・
  
  「あっ、すいません。(汗
  
   ちょっと ボォーとしてたみたいで・・・・・」
  
  「そう?それじゃあ、チャーハンを一つもらえるかしら?」
  
  「はい、わかりました。」
  
  
  そう言って、俺は厨房に行き、サイゾウさんに、さっきとってきた注文を伝え、洗い物に戻る
  
  
  
  洗い物をしながら、店の中をのぞき見ると、
  
  サイゾウさんが、さっきできたばかりのチャーハンを、さっきの親子に持って行くところだった。
  
  
  女性はサイゾウさんからチャーハンを受け取ると
  
  レンゲですくい、冷ましてから子供の口に運んでいった
  
  その流れるような動きに俺の目は釘付けになってしまった
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  夜の店じまいを終えて、椅子に座り
  
  昼間の事を思い出していると、急に一枚のカードを差し出された。
  
  「とりあえず、今日までの給料な」
  
  別に今日が給料日というわけではない・・・・つまり・・・・・
  
  「あの、俺・・・・クビっすか?」
  
  「まーな、臆病者のパイロット雇ってるなんて噂、立てられちゃぁな」
  
  「別に俺は、パイロットってわけじゃぁ」
  
  そういって、俺は右手のIFSの模様を左手で隠す
  
  いつもそうだ、IFSがあるっばかりにパイロットと間違われる。
  
  「アキト、・・・
  
   今の中途半端なお前じゃ、何にもなれやしないぞ。
  
   逃げるな。前に突き進め、それが出来るようになったら、戻ってこい」
  
  
  
  俺は荷物をまとめて、サイゾウさんの店を出た
  
  
  
  ***
  
  
  
  カツ、カツ、カツ、カツ、カツ、カツ、カツ
  
  
  真っ暗な廊下を二人の人間が歩いていく
  
  「ん〜、それにしてもアカツキ君に『あんな物』上げちゃってよかったのかな?」
  
  「何言ってるんですか!!言い出したのはユイじゃないか!」
  
  「だって、嬉しくって、つい」
  
  
  ペロっと可愛らしく舌を出しても許して上げません!!
  
  
  「だからと言って、いきなりあんな物を渡す事はないでしょう!
  
   かなり古いデーターだからよかったものの、今度からは僕にも相談してくださいよ!」
  
  「わかたわ、今度からね(笑)」
  
  「ほんとにわかってるんですか・・・ブツブツ
  
  
  
  僕たちは、そんな会話をしながら、廊下の突き当たりにある、ドアが開くと
  
  三機の機動兵器が置いてあります
  
  
  お馴染みの漆黒の機体、追加装甲式ブラック・サレナ
  
  装備は
  
  ハンドカノン×2
  
  胸部バルカン×2
  
  アンカークロー

  
  
  
  その横には
  
  ホワイト・サレナを改良した機体、ホワイト・サレナ弐式
  
  今回、新しく小型相転移エンジンを搭載して少し背中が膨らんでいます、
  
  胸部バルカン×2
  
  両腕に、接近戦用のクロー、
  
  両足に、大型のミサイルポッド、
    
  腰の右にはイミデットナイフ
  
  腰の左にラビットライフル、
  
  大型カノン砲を腰の後ろにさげ
  
  ツイングラビティーブラスト収束型キャノン砲、
  
  通称ツイングラビティーキャノン(少ししか短くなってないし^^:)
  
  を ガン○ムダブル○ックスの様に背中に装備してたたずんでいます。
  
  
  今まで、グラビティーブラストを打つために、ブラック・サレナの二倍のバッテリーを付けていたのを
  
  かなり小型化した相転移エンジンを積む事で、かなりスマートになり
  
  多少、不恰好に成りましたが、収束率が1.21倍に、それにともない威力も上がりました。
  
  問題は、無理な小型化のために相転移エンジンの性能が幾分か落ちている事です
  
  その証拠に宇宙空間でチャージに126秒もかかるのです。
  
  そして小型とはいえ、相転移エンジンを積んでいるので戦艦同様、
  
  エステバリスにエネルギーを供給する事ができます。その場合、ツイングラビティーキャノンは撃てません
  
  さらに今回、肩の燃料式スラスターの大幅改良と
  
  背中に翼の様な大型可変スラスターを付け、さらに変則的な動きが可能となり
  
  外見が『ツイングラビティーキャノン』と『翼』で白い蝶の様になってしまいました
  
  
  
  さらにその横には、
  
  小型相転移エンジンは搭載しませんでしたが
  
  完全人型で、今までの中で一番スマートなボディーに、
  
  ブラック・サレナを思わす、真っ黒なカラーリング
  
  胸部バルカン×2
  
  両腕には接近戦用のクロー、
  
  腰の右には、イミデットナイフ
  
  腰の左には、ハンドカノン
  
  腰の後ろに中型カノン砲をさげ
  
  背中にはフィールドランサーを基本にして作った、5メートルある斬艦刀をさげています。
  
  両肩の燃料式スラスターの大幅改良、更に小型の可変スラスターを両肩に一機づつ追加し
  
  背中には小型の可変スラスターを二機、
  
  最も注目すべきは、斬艦刀を振り回す腕の新型駆動機構です。
  
  これの開発にはかなり苦労しました
  
  
  機動性、ディストーションフィールドの強度、剛性
  
  共にブラック・サレナ、ホワイト・サレナを優に凌ぐ数値を出します。
  
  おそらく、今までで最強と言って良いほどの性能を持ってます
  
  そして、この機体の開発コードネームは『イトギス』 花言葉は『死』です
  
  
  
  ユイはイトギスをじっと見上げています
  
  おそらく、イトギスがカッコよく木星兵器を倒す様を思い浮かべているのでしょう
  
  
  
  
  
  
  「・・・・いよいよね。」
  
  「・・・・そうですね。」
  
  
  
  
  今、僕たちの二度目の歴史が始まる。
  
  
  
  
  
  
  ___________________________________________________
  
  次回予告
  
  歴史通りに発進するナデシコ
  
  「そうですか、貴方も大変ですね。」(いやはや、参りましたな〜。本当に歴史通りとは・・・・)
  かつてと同じように流れる時
  
  「ムキィーーーーー」
  叫ぶキノコ
  
  エレベーターに乗り地上に向うピンクのエステバリス
  「こんなところに、閉じ込められて死ぬなんてごめんだ!俺はコックになるんだ!!」
  
  「あ!アキトだ!もー、どおしてさっき知らんぷりしてたの?そっか相変わらず、照れやさんだね。」
  暴走するミスマル・ユリカ
  
  「エレベーター停止、地上にでます。」
  (この子、凄くかわいい!!)
  アキトの中にくすぶる感情
  
  「頑張ってくださ〜い!」
  「俺のゲキガンガー、帰せよな!」
  
  「作戦は10分間、その間、敵を引き付けろ。」
  いつもムッツリなゴート
  
  「・・・・・・・・・・」
  居るのか居ないのか、キノコより出番の少ない、フクベ提督
  
  「敵、まとめてぜーぶ、てーーー」
  圧勝するナデシコ
  
  
  
  最近、何故か筋力トレーニングを始めた。タブリスが書く!
  
  次回、『男らしく』でいこう
  
  を皆でみよう!!
  
  
  
  
  
  ___________________________________________________
  
   あとがき
  
  どうもデス。(汗
  話があんまり進んでいない様な気がしますが・・・・多分気のせいデス。
  今回で、下準備終了デス
  
  実際、・・・ボソンジャンプで一気に草壁の首を取りに行けばいいのかも知れませんが・・・・
  そんなので戦争は終わらないんですよね〜。
  世論とか色々あるし・・・・・(だいたいそんな事したら、話を書く意味が無いし)
  
  子供の『ミライ』ですが、一応女の子から男に子になってしまった事にしました
  今後、とある女の子とのからみがあります。(ルリちゃんにあらず)
  外見は、女の子みたいな男に子です。 
  2196年10月で2歳、 (遺跡と融合中はコールドスリープ状態だったので年をとらない)
  
  
  
  それと、一応説明しておきます。
  <> はIFSリンクによるユイとメノウの心の会話です
   ()   は他のキャラクターが心で思っている事です。たまにしか出てきません
   『』  は通信の声です
  ***は、場面が変わる時に出てきます。
  こんなところでしょうか。
  
  ちなみに次回予告は、次からTVの本編に入るので、入れました。
  内容はノリで書いてますので信用しないでください。
  
  
  
  
  ___________________________________________________
  
   あとがき2
  
  タブリス「どうもデス(汗」
    ユイ「私達の名前決まったのね〜♪」
  タブリス「そうデスネ・・・・・・
       本当は今回は、名前出さないつもりだったんですけどね・・・」
    ユイ「どこから名前パクッて来たの?」
  タブリス「まず、『ユイ』は、新世紀 エヴァン○リオンの『碇ユイ』から
       『メノウ』は、映画犬○叉の『メノウマル』から、勝手にとってきました。」
    ユイ「ふ〜ん、で?新型のイトギスは?」
  タブリス「カッコいい花言葉で選びました。
       イトギスの花言葉は、ほかにもいろいろ有りましたが、全て省きました。」
    ユイ「いい加減ね・・・・・
       ところで、予告を見るかぎりでは、私達、ナデシコに乗らないの?」
  タブリス「乗りません。余り出てきません。ほとんどオリキャラ化してます。」
    ユイ「なんで?」
  タブリス「それは、今回のコンセプトが『最小限の干渉で最大限の効果を得る』だからデス」
    ユイ「貴方に、そんな二次創作書けるの?」
  タブリス「・・・・・・・・(汗)・・・乗りたい?」
    ユイ「べ〜つに〜」
  タブリス「そ、そこまで言うならしょうがないな〜、あははははは(汗」
  
  
  
                        PS 途中で書き直しをしたので、間違っている処があるかも知れません。
                           見つけたら誰でも良いのでメール下さい。
  ___________________________________________________
  
  
  
  
  
  
  
  

管理人の感想

タブリスさんからの投稿です。

アカツキが反省してる(笑)

私の中のイメージでは、結構懲りない男だったんですけどね。

あと、プロスさんは相変わらずみたいだし。

・・・この世界のアキトは別に居るわけなんですね。

 

そんでもって、設定集の通りなら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何時かピースランドから刺客が来るぞ、アキト(汗)