漆黒の戦神アナザー外伝
「敷島 英二の嫌」
第一話
東京都新宿区市谷に建設された国有施設の会議室に人が集まっていた。
「それでは会議を始めます。長官、宜しいですか?」
「駄目です」
3秒経過。
「……じゃあ、胸筋をピクピク動かして下さい」
「(ぴくぴく)」
「会議開始の合図ありがとうございました、それでは始めたいと思います」
「柳田君腕を上げましたね。私をひっかけるとは」
「はっはっはっ……いえ、お恥ずかしい所をお見せしました」
「なんなら私の薄筋を見てみますか、今なら大腿二頭筋もサービスしますよ?」
「それはまたの機会に。今は会議を優先させましょう」
「ん……解りました。でも必ず見てくださいね」
司会に長官と呼ばれた男、敷島英二は3年前まで地球連合財務省において財務官僚のトップ、財務事務次官の職に就いていた。
だが敷島は、次期財務長官の最右翼にいたにも係わらず財務省を退職し、現在は日本国衆議院議員にフュージョンアウトを遂げた。
そして現在の内閣で閣僚の座に就いている。
ポストは「防衛庁長官」。言わずと知れた、日本の国防組織の長である。
敷島が何故このポストに就いているか。
それは現総理大臣・中湖純生が内閣の支持率アップの為に入閣させたのだ。
一年生議員にも係わらずだ。普通で在れば人気取りの為の登用と考えが及ぶだろう。
そう言った経緯があったが、元々「紐戦神の義理の父」として知名度が在った事もあり、無所属候補として衆議院議員選挙に出馬したが比例区でトップ当選をはたした。
しかも、敷島英二と言う人物は元来優秀な男であり、そんじょ其処らの陣笠議員(当選回数の少ない議員)とは訳が違う。
彼は元海上自衛軍海将の男塾塾長推薦でオックスフォードを訪れた時に、予備士官課程を受講し大英帝国海軍予備海軍少尉として登録されている。
本来であれば不慣れなポストの筈であったが、瞬く間に頭角をあらわし、ユニフォーム(制服組)の信頼をいち早く得ていた。
防衛費を的確な配置にし、余計な調達品を減らして、兵器の購入価格を完全入札制にしただけなのだが、現場から上がってきても、なかなか上層部まで上がってこなかった物だっただけに、其処まで耳を傾けて実行した手腕は十分感嘆に値したようだ。
そのため現在の日本国自衛軍(旧地球連合軍極東軍集団。元自衛隊)は世界各国と比例しても質量共に世界トップクラスに在った。
自衛軍統合幕僚会議議長の斎藤三起弥正陸将、陸上自衛軍陸上幕僚長の柳田昇吉陸将、海上自衛軍海上幕僚長の海江田志郎海将、航空自衛軍航空幕僚長の栗原宏美空将、航宙自衛軍航宙幕僚長の青山空知宙将の自衛軍制服組五人に防衛庁長官の敷島英二、計六人による防衛会議が始められた。
議題は、
「ナデシコとの共同作戦時における問題点について」
だ。
テンカワ アキトを国家元首にするナデシコとは、つい最近国交を樹立したばかりであり、安全保障協定こそ結んではいない。
だが将来的な事も含めての会議であるため、各自衛軍のトップとシビリアンのトップだけの秘密会議を行っていた。
ユーラシア連合の中枢国家であるナデシコは国軍と言う物を持っていない。
必要無いからだ。
少なくとも、漆黒の戦神紐や真紅の羅刹北ちゃん、電子の妖精電波のモノ狂いに表だって喧嘩を吹っ掛ける国家は居ない。誰だってそんな特濃な連中に関わり合いなど持ちたくないのだ。
その代わり、と言うわけではないが、西欧諸国及びアジア諸国の連合体である「ユーラシア常設国家連合防衛軍」、通称「UNEDF(United Nation of Eurasia Defense Force):アンデフ」がユーラシア連合加盟国の相互防衛を行っている。
だが、日本、韓国、北朝鮮、中国と言った極東アジア有数の軍事力・経済力を持った国々は良くて中立的立場、そうでなければ国家として認めていない政府もある。
特に現日本政府の指導者達は揃いも揃って地球連合のシンパ、そしてその中枢国であるアメリカ合衆国政府の子分と言っても差し支えがない。
この会議の議題自体、政府指導者達には詳しい内容は伏せられており、通常の防衛会議の名目で開かれていた。
ここにいる六人はナデシコに対して、引いてはテンカワ アキトに対しても好意的だ。
「………結論から申し上げると、現段階においてはナデシコとの共同作戦は困難と言わざるをえません」
斎藤統幕議長がそう結論付けた。
彼は元Moon Night整備士サイトウ タダシの叔父で、蜥蜴戦争当時からこのポストに就いている。
現場主義的な指揮官だ。ちなみに正陸将とは自衛軍独自の呼称で、通常の軍隊における大将クラスの階級だ。
現在の有事法制では、「地球連合加盟国」との共同作戦と物資供給に付いては明記されており、その有事法は蜥蜴戦争で使用されている。
だが、ナデシコは地球連合加盟国では無い。そして、ユーラシア連合自体も地球連合とは事実上決別しており、ナデシコから出動要請が出ても自衛軍はナデシコとユーラシア連合軍と共同作戦を行うことは出来ない。
抜け道を探すために色々とシミュレートしてはみた物の、どの方法を使っても「不可能」といった結果しか出なかった。
「やはり、総理の在職中は無理ですか」
敷島が思わず上司批判をする。国務大臣が、自らの任免権者の批判をするのは非常に拙い。
だがこの場に居合わせた者達は、何も聞かなかった事にしてしまうつもりらしく、自分達が最高司令官の批判をし始めた。
「あの方は、既存の財団法人や役所の民営化は口にしても、連合と手を切るとは絶対に言わないでしょう。大のアメリカ信奉者で、アメリカの言うことを鵜呑みにする売………」
「陸将、それ以上はお止めなさい」
柳田陸幕長が些か冗談にならない批判を口にしかけるが、一〇歳ほど若い同僚の海江田海幕長がたしなめる。
海江田は潜水艦乗り出身の海上自衛官で、ナデシコ艦長テンカワ(旧姓ミスマル)ユリカに匹敵するほどの天才肌な指揮官だ。実際、過去の演習において、当時最強と言われたアメリカ海軍第七艦隊を、「たった二隻の潜水艦で全滅に追い込んだ」実績がある。
ちなみに、もう一人の潜水艦乗り、深町洋海将補は鮪漁船隊群司令として呉基地にいる。
今日は海の波も高いから演習も早々に引き上げ、午前中から酒保で芋焼酎片手に部下と駄弁っているのだろう。
栗原空幕長もサングラス(鎖付き)を指でクニュと持ち上げ、同感と言わんばかりの発言をする。
「まあ、政治家なんて馬鹿やアホでも務まる仕事みたいだし、口だけの詐欺師がなっても良いんでしょうよ」
「栗原空幕長、私も一応その政治家なんだけどね」
敷島は苦笑しながら、一応反論してみる。
ちなみにその様子を某所から見物していた高次元生命体が、「国家元首もな」と悪魔的嘲笑を浮かべながら呟いているのだが、それはまた別の話。
「長官は数少ない例外みたいですが」
戦闘機パイロット出身で人間スーパーコンピュータの異名を持つ栗原だが、その冷静な目から見ても敷島は合格らしい。
ここにいる全員が総理の口だけ改革には嫌気が差しており、批判的だ。
「長官、今日はこれまでにしましょう」
青山宙幕長が閉会を促す。
「いや……これまでではいけないのですよ青山幕長」
「は?」
「事態は一刻を争うのです。僅かばかりでも、あの総理に目にモノ見せなければならないでしょう」
「左様、ユーラシア連合の参入要請も矢の催促の勢いで来てますからな」
敷島の言葉に栗原が賛同の意を示す。
深町・柳田・海江田等も無言で同意の視線を敷島に送る。
「ならば……ふおぉぉぉぉぉ!クロース・ブレイク!!」
敷島の叫びと共に六人の制服が宙を舞った。
市谷上空
『オニワバン1より本部へ。英国紳士が6名、中央線沿いに今も尚南下中。送れ』
「敷島長官急いで下さい!奴らが来ます!」
彼らは議事堂に向かって全力疾走していた。
「ええぃ、動け私の足よ!」
流石鍛え上げてあるだけに彼等は敏速である。
国道脇の歩道部分を走り続ける6人。
そして彼等の背後から迫るものそれは、
『止まりなさ〜い』
縦列で追いかけてくるパトカーの群れ。
『そこの英国紳士。直ちに止まりなさい』
「くそ、中湖の野郎の走狗め!」
「我らの大義を邪魔するか!」
後ろから追いかけて来るパトカーの群れに、駅前で集会をやって強制退去させられる学生達の心境で叫ぶ。最も警察は『パンツ一丁の変態が街中を走っている』との通報を受けて来ただけに過ぎないが。
ちなみに全員が着用しているエナメル色にテカテカと光る超ビキニは、通常より生地を20%カットされ今日も今日とてもっこりぴちぴち。
善良かつ健全な世間様から見れば、只の筋肉マッチョな変態さんにしか見えないかもしれない。
多分。
「振り切れそうですか?」
「無理ですな、流石に走って振り切るのは……」
「そうですか、なら奥の手ですね」
「奥の手とは?」
「斎藤君、すまないっ!」
「はっ?」
やにわに敷島は、斎藤をえいやと担ぎ上げ、
警察車両に向けて投げた。
「おふぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
斎藤、警察車両に激突。
もちろん車両は爆発し、高々と宙に打ち上げられる。
しかも後続のパトカーも巻き添えを喰らい、玉突き事故を起こしていく。
「柳田君、レッツ・ポジティブ・シンキングだ!」
ニ撃目。
「栗原君、小生は絶好調である!」
三撃目。
「海江田君、我々は大丈夫です!」
海江田、狙いが外れて中央線下の河川に突入。そのまま沈没。
潜水艦乗りなのにこんじょうなし。
「おりゃあああ!!」
次々と投げる投げる。正に人間砲弾。
「待っていろ。私も後から必ず続く!!」
叫びながら、最後の一発青山空知宙将を機動隊の特殊車両に向かって投げた。
DOGUON!!
宙に打ち上げられる警察車両+人影。
爆炎の向こうに消えた人影に対して、遠近法で最敬礼しながら英二はある事に気付く。
もう自分以外に投げるモノが無い。
それを悟った時の敷島の心境は、
『拝啓息子(義理)よ。私は今、ドキドキするほど大ピンチだ!!』
(くっ……最早ここまでか?)
敷島の心の中にあまりにも早く諦めが漂い始めたその瞬間、
「ワシが男塾塾長・江田島平八である〜!!!!」
塾長、何の脈略も無く登場。
敷島に迫っていたパトカーが全て横転。
同時に有視界範囲にあるビルの窓が全て爆砕。
ついでに僅かに見える東京ドームの屋根が彼方に吹き飛び、後楽園のアトラクション・タワーが轟音と共に倒れていく。
敷島はそもそも英国紳士な為、服が焼けるとかそういった被害は無かったのだが、
無論、髪型がアフロだ。
「塾長ぉぉぉぉぉ、お会いしとうございましたぁぁぁぁ!!」
「敷島!……ふっ男児たるものが何故泣く?」
新宿で再会した時の超級師匠・馬鹿弟子と同じ心意気で叫びあう二人。
「しかし塾長。何故御自ら此処に?」
「無粋な事を聞くな敷島よ。我等男塾魂を共有する漢には距離など意味を持たぬわ。貴様のドキドキする程大ピンチな状況を察し、駆けつけたまでよ」
それはコスモですか?
此処に第三者が居ればそう聞いただろう。
『そこの二人、両手を挙げて投降するんだ!』
「むっ……走狗どもめが。集まってきおったな」
塾長と敷島の周りはすっかり警察車両に囲まれている。
二人が叫びあっているその間に、警察が周囲を包囲していたのだ。
だが、
「いくぞ、貴様ら!今こそわし等の漢魂を見せ付けてくれようぞ!」
塾長の叫びと共に虎ヒゲ出現。
しかも塾生一個大隊と共に大挙して押し寄せてくる。
更に何故か見るからに塾生ではない筋肉コンビが混じっていた。
もちろん穿いているのはぴちぴちビキニパンツ。
「うぉぉぉぉ突撃じゃあ!!」
「敷島先輩の邪魔はさせんぞ〜」
「男塾魂を理解する御方を議事堂にいかせるんじゃぁぁぁ!!」
「今こそ男塾魂を見せ付けてやるんじゃあああ!!!」
暑苦しい事この上ない台詞を吐きながらスクラムを組み、次々とパトカーをひっくり返していく塾生達。もちろん一介の公務員に過ぎない彼らに、理不尽を暑苦しさで体現した塾生達に敵うはずも無く。
「うわあ〜!!」
「き、貴様ら公務執行妨害で逮捕だ!!」
成す術も無く蹴散らされていく。
好転する戦況を満足げに見届けた塾長は、敷島の方に振り返ってニヤリと笑みを浮かべる。
「さぁ行け英二。ここはワシ等に任せ、この国を正すのだ」
「塾長……」
その時敷島の目に映ったのは、無駄に爽やかな笑みを湛えている恩師の顔。
敷島は心からの最敬礼を塾長に送りつつ、再度遠近法で移動。
再び議事堂方面に向かって全力で疾走を開始する。
「待っていろ中湖。散って逝った数々の英霊の為にも、私は引く訳にはいかんのだぁ!!(誰も死んでない)」
威勢良く叫んだ敷島だが、
『止まれ、止まらないと撃つぞ!』
別の署の増援が追いかけて来た。
「なんたる事だ……」
もう駄目なのか英二?
藁をも縋る思いで辺りを見渡した敷島の目に入ったモノ、それは
道路の反対側から歩いてくる裸の大将。
「すまない清!」
大将とすれ違い様に一瞬で脱衣後、大将から服を剥ぎ取り自分が装着。
無論大将はぴちぴちビキニ一張羅。
らっきょ・井出と同じ様に、五秒で全裸カジュアルな英国紳士になれる敷島だからこそ可能なのだ。
「居たぞ捕まえろ!」
「ぼ、僕は違うんだな〜!お、お巡りさんは苦手なんだな〜!」
「黙れ英国紳士め。何時も何時も馬鹿な歩き方だけで補助金せしめやがって。さあ来い!」
「うああ〜なんだな〜!」
清捕獲。
(済まない清。君の遺業は後々まで伝えて置く)
後世の為に散っていった英霊の想いに心を委ねながら、敷島は走り続けた。
数時間後、清は人違いだと言う事が解り釈放されたが、
「清ちゃん見つけた〜!」
「うわわ〜なんだなぁ〜!!」
婚約者に見つかり、故郷に強制送還されたのは言うまでも無い。
グッバイ清。
国会議事堂前
「……くそ、中湖の野郎大奮発だな」
見渡す限りの警察車両。それらは議事堂前を埋め尽くしている。
どう見ても敷島の国会突入を阻止する為に集結したとしか考えられない。
「だが、まだ此方には奥の手があるのだ……ほふぅ〜ぽんぷ・あっぷ・ちゃ〜じ・あぅとぅ!!」
敷島は隠れていた茂みから立ち上がり、ポージングをかます。
瞬間、敷島の体が黄金色のオーラに包まれ、
「ジョブ・チェェェェンジィィィィィ!!!」
おお、見よとくと見よ。眼を見開きしかと見よ。
元々鍛えられていた肉体は別の意味で肥大化し、天然地肌でテカテカ光るその肌は筋肉ムキムキ。
耽美なるかなその胸元は帰らざるの森で覆われ、顔の下半分まで届きそうな勢い。
無論黒の極ビキニパンツは金モール付きで、張ち切れんばかりにもっこりぴちぴち。
これぞ敷島の奥の手、マッチョマンの究極ジョブ『まっするゲンドウ』。
無論顔立ちは某特務機関総帥の変態ロリコンヒゲメガネカカロ腐れ外道親父。
「ら、乱心されたか敷島長官……」
近くに居た機動隊隊長が呻くように呟く。
だが、
「変態等では無い、そして今や敷島でも無い!私の事はまっするゲンドウと呼べぃ!」
ダブルバイセップスをキメながら叫ぶ敷島だったモノまっするゲンドウ。
その背中に浮かぶ鬼の形相に最早成す術も言う言葉も無い警官隊。
しかし、それを挑戦と受け取ったのかゲンドウは社会不適不敵な笑みを浮かべ、腹直筋を脈動させながらこう言い放つ。
「ふむ、あくまでも認めぬか。ならばこちらも受けて立つぞ。見よ!『筋肉曼陀羅!!』」
『ここで筋肉曼陀羅の説明を申し上げます:ゲンドウが召喚した塾生が曼陀羅上にならび、ゲンドウが中心で指揮することで行われる豪快な筋肉技で、「ポージング円陣!」の掛け声によって各マッチョマンがならび、「筋肉往生!」で塾生たちが目標にむかって飛び出し、「セクシィ・ダイナマイツ!」と叫ぶと、マッチョマンの軌跡が大爆発を起こす必殺攻撃です』
打ち出され乱舞する肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾肉弾。
そして最後に爆発。
無論、みんな例外無くアフロだ。
議事堂前の大爆発を、総理控え室のモニターで見ていた中湖純生総理大臣はこう呟いた。
「石原君、ギョーカクはまだかね。恥をかかせおって」
こうして敷島の強攻策はありがたい事に失敗した。
敷島が日本で代議士になった理由。
日本をナデシコの同盟国にし、日本からナデシコへの直接・間接的支援を行うためと、ナデシコの力を利用して再び経済大国とする為だった筈……多分。
まっするゲンドウ敷島英二。
彼は、テンカワ アキトの義父であり、それと同時に現在は日本の国益を模索する政治家である。
断じて世間様を騒がす変態等では無い筈なのだが、真相については知らぬがフラワーと言う奴だろう。
敷島英二の嫌
第一話だけどせっかくだから多分完
*AN APOLOGY*
〜おわび〜
当SSの余りにも原作から逸脱した展開に対して深くお詫び申し上げます。某所でご本人から好き勝手やっても良いと言われ、思いっきり羽目を外した結果、この有様になってしまいました。ですが、決して原作を侮辱している訳ではありませんので御了承下さい。
追伸:今回の執筆責任者は、すり身保管室に左遷致しました。
代理人の感想
・・・・「Liberty Bell March」とか、流してみたい所ですねぇ(謎笑)。
感想ですが・・・・
もうかんべんしてつかぁさい、
おなか一杯ですたい。
以上。(爆)