『漆黒の戦神』テンカワ アキトが『跳んだ』先は、西暦2178年の火星。

 そこで『天枷親子』に出会った。

 アキトは博士の助言により、天枷家の養子『天枷明人』として初音島に住んでいる。

 そして『朝倉純一』を始めとするいろいろな人物と出会った。

 まぁ、こんなドタバタメンバーと毎日を過ごしている訳だ・・・・・・





 史実通りにジャックされたナデシコ。

 そこに現れたのは西欧のヒューズ中佐とアームストロング少佐だった。

 2人に拉致されたアキトは一体どうなるのだろうか?

 そして、医務室で眠ったままのガイに活躍はあるのだろうか?

 誰として先の見えない出航となったのだった。

 さてさて、今回はどうなる事やら・・・・・・





 これは3回目の逆行をした『漆黒の戦神 テンカワアキト』とその仲間達のマイソロジーである。
















FULLMETAL SOLDIER



第14話 大脱出 前編












−ナデシコ 食堂

 元々、民間の艦なので抵抗する術もなく――宗介&かなめと萌を除く――占領されてしまった。

 そして、クルーの殆どは広い食堂に押し込められていた。

 もちろん、凶器になる刃物とかは取り上げられているが・・・・・・

 そんな中、騒ぐ馬鹿が1人。 それは・・・・・・

ガイ「俺が元気の出る物を見せてやるぜ!!」

 ようやく復活できたガイがセイヤに頼んで映し出したのは・・・・・・

杉並「おお!? これは、幻の傑作『ゲキガンガー3』ではないか!!」

 ガイよりも早く反応したのは初音島産の馬鹿であった。

ガイ「おお、あんたも好きなんだな?」

杉並「もちろんだ!! アニメはLD、VHS、MD、DVD全て揃っているぞ!!」

 同じ内容なのに何故に・・・・・・

杉並「無論、ゲキガンガーチョコに付いていたゲキガンシールはシークレットも含めて3枚ずつ揃えた!!」

 何処からか取り出したアルバムにはズラーッとシールが揃っていた。

セイヤ「何故に3枚・・・・・・ (   J J J)」

 呆れながら呟くセイヤ。

杉並「保管用、観賞用、トレード用に決まっているではないか!!」

 そんなものを交換する奴はいるのか・・・・・・ (   J J J

ガイ「こ、これは・・・・・・幻の欠番!!『アフレンジャーvsゲキガンガー3』の限定シール!!

 欠番なのに限定なんだ? それに何故に欠番なのに知っている?

ガイ「内容が内容故に放送もされなかった欠番の幻のシールを何故に!?」

 どんな内容だよ・・・・・・ (lllll  

杉並「それは我輩が手に入れた物ではない」

ガイ「で、では、どうやって・・・・・・」

杉並「あのお方から受け取った物だ」

 杉並の視線の先には画面のゲキガンガーを懐かしい様に見ている・・・・・・

萌「あらあら、懐かしいですね〜 ・・・・・・どうかしましたか?」

 視線に気付いたのか萌がガイ達の方を見る。

杉並「そう、水越姉に貰ったのだ!!

萌「あらあら、あのシールですか? 何ならカードもありますよ?」

 何処からか取り出したアルバムにはスカカードからキラカードまで3枚ずつ・・・・・・

ガイ「師匠と呼ばせて下さい!!」

 その日から萌は『師匠』、杉並を『兄弟子』と呼ぶ事にしたガイでした。










 そんな馬鹿なやり取りの一方、真面目に会議をしている連中も居た。

ルリ「一体、あの人達は誰だったんですか?」

 会議の第一声がルリの質問だった。

ムネタケ「だから西欧のヒューズ中佐とアームストロング少佐でしょ?」

 それを聞いたブリッジに居なかった音夢達が反応した。

音夢「え? ヒューズさん達が来たんですか?」

かなめ「凄かったわよ〜 来るなり早々に宗介をスマキにしちゃってさ〜」

 ハハハと笑うかなめ。

ことり「相変わらずだね〜 (   J J J)」

美春「もしかして、エルシアちゃんの写真とか見せられませんでした?」

ミナト「ああ、見せられたわ」

メグミ「奥さんも写ってました。 「俺の奥さん綺麗だろ?」って言い寄られましたし」

美咲「本当に相変わらずですね・・・・・・ (   J J J)」

 実はついこの間、『エルシアちゃんの誕生パーティ』という理由で、わざわざ西欧まで軍用ヘリで拉致招待されていたのだ。

 そんな事に軍を動かさないで欲しいと思った一同だったのだ。

ルリ「そんな事を聞いてるんじゃありません。 『FULLMETAL SOLDIER』のアキトさんをスマキにしたんですよ?」

純一「しょうがないよ。 アームストロング少佐はアキトと同じ国家錬金術師なんだから」

ムネタケ「そう、確か2つ名は『豪腕の錬金術師』だったわ」

 それを聞いたルリ達、ナデシコメンバーが「錬金術って何?」と聞き返す。

宗介「俺が説明しよう」

 それに答えたのは意外にも宗介であった。

宗介「錬金術というのは簡単に言えば『物質の構造を理解して一度分解し、再構築する事』だ。 たとえば・・・・・・」

 宗介が立ち上がり厨房に入りマジックとお玉を持って来た。

ミナト「何をする気なの?」

かなめ「論より証拠、まあ見てて」

 宗介の代わりにかなめが答える。

 すると、宗介は机の上にマジックで何か書き出した。

 それを不思議そうに見ているナデシコメンバー。 何時の間にか机を囲んでいる。

メグミ「何ほ書いているんですか?」

宗介「練成陣だ」

 それだけ答えると練成陣の中心にお玉を置く。 そして両手をかざすと・・・・・・

 ――パァァァァァ

 練成陣が発光し、次に置かれたお玉も発光し始めた。 それは先程見たドアと同じであった。

 発光が止むとお玉は何時の間にかナイフに変わっていた。

 その変化に「おおっ」と驚くナデシコメンバー。

宗介「これが錬金術だ」

ルリ「でも、アキトさんも少佐さんも練成陣を使っていませんでしたよ?」

宗介「アキトは兎も角、少佐はナックルガードに練成陣が書かれている」

ムネタケ「だから、少佐は殴って練成する事ができるの。 そこから『豪腕』の名が付いたそうよ」

 「なるほど」とようやく、納得するルリ。

ミナト「なら、金とか作り出せるの?」

宗介「金の練成は禁じられている。 それにココに金は無いだろう?」

 ミナトは質問の答えに「金を作るのに金が必要なの?」と聞き返す。

宗介「錬金術の基本は『等価交換』にある。 何も無い所から作り出す事は出来ない」

 その言葉に「?」と分からないミナトとメグミだったが、

ルリ「つまり、金を練成をするには練成前の物質に金の成分が無ければならない訳ですね?」

 ルリの答えに宗介は「そうだ」と答えた。

宗介「人は無から何かを作り出す事は出来ないんだ」

ルリ「それにしても相良さんは錬金術に詳しいんですね?」

美咲「あれ、ルリちゃん知らないの? 相良君も国家錬金術師なんだよ」

 美咲の突然の発言にルリは「はい?」と聞き返していた。

美咲「本当だってば。 え〜っと確か、銘は・・・・・・」

かなめ「『殲滅の錬金術』よ」

 美咲が思い出そうとするとかなめがフォローして「ああ、そうだった」と思い出す美咲。

ミナト「殲滅? なんだか穏やかな名前じゃないわね?」

かなめ「こいつは専用の手袋をはめて物に触れるだけで練成が出来るのよ」

ルリ「触れるって・・・・・・アキトさんと同じなんですか?」

宗介「そうではない。 手袋に俺専用の練成陣が書かれているのだ」

かなめ「それが練成反応を起こして練成されるの。 何故か武器限定なんだけど

 ルリが「武器限定?」と聞き返すと「こいつ、根っからの軍人性格で武器しか練成できないのよ」と笑いながら答えるかなめ。

 だから、『殲滅』の銘が付けられたのだ。

 そういえば、先程の練成もナイフを練成していた事を思い出すルリ。

純一「なら、宗介の錬金術でこの部屋の物を全部武器に変えれば?」

宗介「それはネガティブ――否定――だ。 この部屋に残っている物ではもろ過ぎる、それに・・・・・・」

音夢「そっか、アキト君が捕まっていたんですね」

 音夢の答えに宗介が頷く。

 既にアキトは凸凹コンビによって連れ去られている。

 かと言って、乗り込むにも艦を取り戻さないとどうしようもない。

宗介「どうにかして艦を取り戻さなければ・・・・・・」

 そう言いながら1人、考え込む宗介。 その顔は既に軍人の顔付きだ。

ムネタケ「マスターキー以外にこの艦を動かす事は出来ないの?」

 ムネタケが近くのゴートに聞く。

ゴート「いえ。 この艦はマスターキー以外では・・・・・・ せめてマスターキーがあればいいのですが」

 流石に状況が状況なのか、ゴートも教主の顔からSSの顔に戻っている。

 そんな、皆が必死に考えている時であった。

 黙っていた眞子が口を開いた。

眞子「さっきから気になっていたけど・・・・・・朝倉、何を持っているの?」

 眞子の指摘通り、純一の手には紙袋が下がっていた。

純一「ああ。 ヒューズさんがクレイシアさんのアップルパイだってくれた」

 クレイシアさんとはヒューズ中佐の愛妻である。

音夢「ええっ!? クレイシアさんのアップルパイ!?」

美春「うわ〜食べましょ? 音夢先輩♪」

 と言いながら純一の手から紙袋を掻っ攫う美春。

 流石は現役女子高生。 現在、自分が置かれた状況が分かっていない。

 それを見ていたことりや美咲までもが紙袋に群がる。

美春「うわ〜美味しそう〜♪」

音夢「沢山ありますね〜」

 紙袋からはアップルパイが入った箱が5箱入っていた。

 開けて見ると見事な焼け色のアップルパイが入っていた。

 全ての箱を取り出すとことりは何かに気付く。

ことり「あれ?」

 何か気付いたのか、何も入っていない紙袋の底を触ると・・・・・・

ことり「あれ〜これ、2重底になってるよ〜!!」

宗介「―――――!!」

 ことりの言葉に反応した宗介はことりから紙袋をひったくる。

 確かに空っぽのはずの紙袋が重い。 それに底が上げ底だ。

 確証した宗介は先程、練成したナイフで紙袋の底を切り開ける。

 そして、逆さまにして中身を机の上にぶちまけた。 その中身とは・・・・・・

ルリ「コミュニケ!!」

 出てきたのは純一達のコニュニケと・・・・・・

ゴート「マスターキー!!」

 確かにそれはユリカが抜いた筈のマスターキーだった。

 宗介が同封されていた紙を読むと一言だけ。

 『存分に殺っちゃって♪ テッサ』

かなめ「うわっ、テッサったらおっかない・・・・・・」

 横から覗いたかなめが手紙の内容を見るなり呟く。

美咲「このキーを使って反撃するんですか?」

眞子「確かに・・・・・・コレがあればナデシコは動くんでしょ?」

ことり「でもアキト君はどうするの?」

 一旦はマスターキーの登場に喜ぶ一同だがことりの一言で静まる一同。

 と思いきや・・・・・・

美咲・眞子「「アキト(君)なら艦を壊しても大丈夫でしょ」」

一同『それもそーだな』

 アキト、既に人外扱い決定。

かなめ「―――って、そうもいかないわ。 アキト君にこっちは大丈夫だから自力で帰ってくるように言わないと」

ミナト「でも肝心の通信ができないんでしょ?」

 一同が「うーん」と考える中、突然に純一が立ち上がった。

純一「このコミュニケを使えば!?」

 自分では「我ながらナイスアイデア」と思った純一だが、肩を音夢に叩かれて純一が振り向くと、

音夢「兄さん。 これなーんだ」

 音夢が見せたのはコミュニケだった。

純一「何ってコミュニケだろ?」

音夢「じゃあ、ココに何人分ありますか?

純一「何人って、俺だろ? 音夢、ことり、美春、美咲、眞子、杉並、宗介、かなめちゃんに・・・・・・アキト・・・・・・」

 今、コミュニケが無い人数・・・・・・・10人(アキト含む)

 ここにあるコミュニケの数・・・・・・・10個

純一「あ・・・・・・」

音夢「今頃気付いたんですか?」

ことり「あはははは、朝倉君は馬鹿だー」

純一「はははは、朝倉君は馬鹿ですから」

 もう笑って誤魔化す純一。

眞子「・・・・・・あっ。 アキトに伝える方法があったわ!!」

ルリ「本当ですか!?」

 眞子の発言に喰らい付くルリ。

眞子「ほら、美春ちゃんのネックレス!!」

初音島一同『ああっ!!』

 そして視線が美春の鍵型のネックレスに集まった。

 それは昔、美春が誘拐にあった時があった。 目的は博士のロボット研究。

 見事に助けたのだが、2度と起きない様にアキトは博士に頼んで付けて貰った装置がある。

 アキトの聴覚センサーに特殊な通信機を取り付けたのだ。

 それは美春のネックレスのみ受信するという物である。

純一「美春!!」

美春「はい、先輩!! お兄ちゃん? お兄ちゃん?」

 美春がネックレスに着いていた小さなボタンを押して呼びかけるのであった。





















−トビウメ

 ナデシコがそんな事になっている間、俺はアームストロング少佐に担がれてトビウメの中を移動していた。

 ―――ってか楽でいいんだけど・・・・・・

大尉「FULLMETAL SOLDIER殿には暫くの間、こちらに入っててもらいます」

 到着したのは頑丈そうな鉄の扉の前だった。

 外見もそうだが、中も『牢屋です』といった感じで何も無い。

ビューズ「んじゃ、少佐」

アーム「はい」

 そのまま部屋の中に投げ込む少佐。

 いや・・・・・・せめて置いてくれよ。 手が使えないんだし・・・・・・

アキト「もうちょっと低調に扱え!! 俺はVIPだぞ!!」

 ピョコンピョコンと魚の様に跳ねて抗議するがそのまま扉は閉められ俺、1人となった。

アキト「・・・・・・少しは突っ込んでよな・・・・・・」

 俺、スベッてんじゃん・・・・・・










アキト「Lady to GET 銀河に潜んだ闇の力よ〜 正義の前では息の根は止まる〜♪」

 投獄されてから20分。

 これで5曲目『特捜戦隊デカレンジャー』も歌い終わった。

 さて、次は何を歌うかな・・・・・・狙って『2人はプリキュア』でも歌うか?

 ―――って何を狙うんだ? レコ大?

 んな馬鹿な事を言っている間に頭の中に誰かの声が響いた。

???<お兄ちゃん? お兄ちゃん?>

 お兄ちゃん? ラピスはそんな事を言わないし、美春か?

 しかし、どうやって声がしてる・・・・・・ああ!? 忘れてた、美春の緊急用通信機だ!!

アキト<美春か?>

 監視カメラに気付かれないように頭の中だけで返す。

美春<お兄ちゃん、大丈夫?>

アキト<一応な。 そっちは?>

美春<皆、無事だよ。 今、相良さんに変わるね>

 そのまま数秒、合間が開き・・・・・・

宗介<相良だ。 聞こえるか? アキト>

アキト<感度は良好。 聞こえる>

宗介<ならば手短に話す。 二度は言わん>

 聞き逃さないって、これでもSRT要員なんだぞ。

宗介<今からナデシコの奪還のために反撃に入る>

アキト<奪還ってマスターキーも無しに?>

宗介<ヒューズ中佐の荷物の中にマスターキーが入っていた。 それを使う>

 なるほど、あれはテッサちゃんからの届け物って訳か。

アキト<それで俺は何をすれば言い訳? まさか見捨てるとか言うなよ>

宗介<安心しろ。 お前は今から300秒後に自力で脱出しろ。 なるべく派手にな

 助けてくれないのかよ・・・・・・まあ、脱出するくらいなら可能かな。

ゴート<聞こえるか? 天枷アキト>

 次に聞こえたのは珍しく真面目な声色のゴートさんだ。

アキト<はいはい? 何でしょ?>

ゴート<ついでにミスター達の回収も頼む>

アキト<了解。 じゃあ、300秒後に作戦を開始する>

 そう告げると通信を切る。 この通信って頭の中に声が響くから不快なんだよな〜

 そんな事より・・・・・・後、300秒もあるのか・・・・・・『2人はプリキュア』は歌えるかな(ニヤリ)

アキト「プリキュア、プリキュア〜♪」

 ・・・・・・俺って精神年齢30超えてるんだよなぁ・・・・・・ (核爆)










 注:正確には38歳です。

 内訳:18歳+6歳(最初の逆行)+1歳(時の流れに)+13歳(2回目の逆行〜現在)





 注:あくまで推定です!!






















−ナデシコ 食堂

 アキトとの通信切った宗介。

 ここから忙しくなる5分以内にナデシコを奪還しなければならないのだ。

ゴート「だが、武器はどうする。 ろくなのが無いぞ」

 確かに・・・・・・だが、その時かなめが立ち上がった。

かなめ「ソースケ!!」

 呼ばれた宗介は直立する。

かなめ「やっちゃって」

 と指を鳴らす。 すると宗介は突然に食堂の一部の壁に向かって歩き出す。

 その様子を黙って見ている一同だが、次の瞬間―――!!

 ――バキバキバキバキバキ

 何を考えたのか宗介が食堂の壁のパネルを剥ぎ取った。

 それに驚く・・・・・・というか怒ったのホウメイだった。

ホウメイ「あんた、何してんだい!!」

 黙ってゲキガンガーを見ていたホウメイが怒鳴るが次の瞬間、黙った・・・・・・と言うより言葉が出なかった。

 そう・・・・・・パネルが取れた所から、マシンガンからバスーカまで火器類が立てかけられていた!!

 さらに床下のパネルも何枚かランダムに取っていくと、そこには弾薬から手榴弾まで詰め込まれていた。

ルリ「こ、これは・・・・・・ (   J J J)」

 流石の常識外れなナデシコでもあまりにも非常識すぎる事態にパニくっていた。

 唯一、ルリが冷静さを保って質問する。

宗介「こんな事があろうかと思って用意していた」

 と、ウキウキと銃火器を取り出している宗介。

かなめ「―――って嬉しそうに言うんじゃないの」

 宗介の頭に軽く小突くかなめ。

純一「これなら連中から戦艦を取り戻せるな」

ゴート「いや・・・・・・」

 喜びながら言う純一の言葉をゴートが遮った。

ゴート「いいにいる半数以上は素人だ。 銃火器を扱えない」

 ゴートの真面目に意見に一同が「あ・・・・・・」と考え込む。 しかし・・・・・・

宗介「問題ない。 以前に資材の投資に失敗したときの物がある」

かなめ「そ、それって・・・・・・まさか!?」

 心当たりがあるのか、かなめがうろめく。

宗介「それは・・・・・・これだ!!」

 と、又しても壁のパネルを外す宗介。

 そして、そこにあったのは・・・・・・・

一同『―――!!』










 アフロを被ったボン太くんであった!!










to be continued







この作品はフィクションです。実在の原作・人物・団体・事件なとには、一切関係ありません。







−後書きコーナー

 お久しぶりです。 TAKUMAです〜

 今回は約2ヶ月ぶりの更新でした〜

 いや〜いろいろと不幸が重なりましてね〜PCの前に座る気にもなりませんでした。

 ようやく、吹っ切れて復活となりました。 やんや、やんや♪

 さてさて、今回はとうとう錬金術の話も交えて進みました。

 やはりクロスするなら宗介も国家錬金術師にしてしまおうと思いました。

 その二つ名は『殲滅』。 理由は話の中にあったようにあらゆる物を武器に練成して殲滅する事からだと言います。

 ・・・・・・まぁ設定が無理やりすぎましたね・・・・・・

 それでは後書き反省会スタートです。





−幻の欠番『アフレンジャーvsゲキガンガー』−

 はっきし言って一発ネタです。

 よく戦隊シリーズが終了すると決まって出るOVAみたいな内容です。

 後はみな様方のご想像にお任せします。





 PS:なんで『ガオレンジャーvsタイムレンジャー』が実現しなかったのだろう・・・・・・





−萌は実はガイと杉並以上のマニアであった!?−

 この話でも萌さのポジションはガイの『師匠』です。

 これにラピスが加わるとどうなるんですかね?





−美春のネックレス−

 幼い頃、迷子になりやすかった美春のためにアキトが博士に頼みネックレスに直接アキトの頭に繋がる通信機能を着けて貰ったのだ。

 この通信機能はあらゆる電波干渉にも耐えられる設計である。

 ただし、ラピスとのリンクと同じ感じなのでアキトにとっては少し気持ち悪いらしい。

 ―――そこまでする必要はあるのか? アキトよ





−アフロ装着型ボン太くん−

 防弾、防火、防臭と完璧な装甲。

 暗視カメラに熱探知機、赤外線センサーとありとあらゆるセンサーが取り付けられている。

 聴覚はありとあらゆる言葉を訳してくれるという優れものだ。

 しかし、欠点は言葉が『ふもっふ』とボン太くん語になってしまう所だ。

 ボイスチェンジャーをOFFにすると全機能が停止するらしい。

 何故なのかは謎である・・・・・・










某大佐「くすっ」










−次回予告−

 とうとう脱出作戦に乗り切ったナデシコクルー。

 その反撃に連合軍が立ち向かうが、むかってくるのは・・・・・・

 なんと!! アフロの集団であった!!

 国連軍はアフロの集団からナデシコを守れるのか!?

 そして、地球はアフロ軍に支配されてしまうのか!?

 次回、FULLMETAL SOLDIER『地球の髪型は渡さない!! 連合軍の攻防!!』

 お楽しみに!!





 あれ? 主役が変わっているような・・・・・・

2004年09月17日



 敬具




感想代理人プロフィール

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管理人の感想

TAKUMAさんからの投稿です。

・・・いいなぁ、この職場。楽しそうで(爆)

いや、最近私生活でかなり追い詰められてまして(虚ろな笑み)

何だか、誰が主人公なんだか分からない状況になってきましたねぇ

一つ思った事が、無理に宗介まで国家錬金術師にする必要はなかったんじゃないかなぁ〜、と。

奴に無限の武器を与えるなんて、それこそ○○○○に刃物ではないかと・・・今後の活躍度合いによるかもしれませんが。

さて、次回は誰が活躍するのかなぁ〜?(笑)