�前回�までのあらすじ�・・・・

 �またもやAction投稿者�による異世界�へ�飛�ばされた�アキト�。
 �今度�、�たどり�着�き�アキト�を�待�っていたのは�『�差別�』�が�産�んだ�戦争�だった�。

 �そんな�中�、�アキト�は�2�人�の�少年少女�と�出会�う�。
 �少年�の�名�はキラ�・�ヤマト。�平凡�な�民間人�である�。

 �そして�戦�いの�中�で�昔�の�親友�だった�アスラン�と�再開�を�果�たす�キラ�。

 �親友�と�戦�わなければならない�事実�に�戸惑�う�中�、�ヘリオポリス�は�崩壊�していくのであった�・・・・・・

 �そして�、�戦�いは�加速�していく�。『�漆黒�の�戦神�』�テンカワ� �アキト�の�出現�によって�。












機動戦士�ガンダム�SEED PLUS



第�8�話� �○○�えもん













-AA �食堂

マードック�「『�ええ�~』�って�・・・・・・・�俺�に�娘�がいても�可笑�しくないだろ�?」

 �騒然�とする�中�、�マードック�が�必死�に�弁解�している�。

キラ�「�でも�、�マードック�さんって�31�歳�ですよね�?」

 �片手�に�何故�か『�ガンダム�SEED OFFICIAL FILE(�キャラ�編�)』�を�持�っている�キラ�。

マードック�「�ああ�。 �そうだが�?」

キラ�「�クリス�さんはどうみても�20�ぐらいにみえるんですけど�・・・・・・�」

クリス�「�ええ�、�21�よ�」

 �自分�で�歳�を�暴露�する�クリス�。

サイ�「�どうみても�歳�が�合�いませんよ�?」

マードック�「�いや�・・・・・・�実�はな�・・・・・・�」

 �マードック�は�何�やら�ゴモゴモ�言�い�難�そうである�。

ミリィ�「�どうしたんです�?」

クリス�「�くすっ�。 �私�ね�、�実�は�孤児�だったの�」

一同�『�――――�っ�!!』

 �一笑�いして�衝撃�な�事実�もさらっと�語�る�クリス�。 �流石�、�欧米人�と�言�うか�・・・・・・

トール�「�あっ� �だから�、�金髪�だったのか�・・・・・・�」

ミリィ�「�しっ�!!」

 ――�ゲシッ

トール�「�んぎゃ�!?」

 �余計�なことを�言�いそうだった�トール�の�足�を�踏�み�付�ける�ミリィ�。

クリス�「�くすくすくす�。 �い�ー�のよ�、�もう�昔�の�話�だし�今�はお�父�さんもいるし�・・・・・・�」

マードック�「�クリス�・・・・・・�」

 �ジーン�と�感動�している�マードック�。

 �その�他�の�一同�は�クリス�を�『�何�となく�オープン�な�性格�な�人�』�だと�認識�した�。

サイ�「�そういえば�クリス�さん�。 �さっき�何�か�言�いかけていましたけど�?」

クリス�「�え�ー�っと�。 �ああっ�、�食堂�の�事�でしょ�?」

ミリィ�「�あれ�? �そうだっけ�」

 �何故�か�疑問�が�残�っているが�・・・・・・

アキト「�そうそう�。 �食堂�の�飯�が�不味�い�理由�だよ�」

 �1�人�、�完全�に元�の�話�に�戻�さないよう�努力する�奴�がいた�。

クリス�「�その�理由�は�・・・・・・�え�~�っと�、�サイ�君�が�言�ってた�通�りなんだけど�・・・・・・�」

サイ�「�何�か�違�うんですか�?」

マードック�「�ああ�・・・・・・�本当�は�コック�を�雇�ってちゃんとした�メニュー�が�食�べれる�予定�だったんだ�」

キラ�・�サイ�・�ミリィ�・�トール「「「「�え�゛�!?」」」」

 �学生達�は�驚�いている�。 �まっ�当然�でしょう�・・・・・・

サイ�「�でもっ�軍艦�に�本格的�な�食堂�って�・・・・・・�」

マードック�「AA�は�特別�っていうか�・・・・・・�毎日�が�同�じような�レーション�じゃあ�、�幾�らなんでも�士気�が�下�がるだろ�?」

クリス�「�そこで�、�せめて�士気�を�上�げるために�コック�を�雇�って�本格的�で�飽�きない�料理�を�兵士達�に�提供�しようと�考�えたのよ�」

 �どこかの�戦艦�で�聞�いたような�話�である�。

キラ�「�それで�AA�では�起用�しようとしたんですか�?」

マードック�「�ああ�。 �そのためにわざわざ�厨房�も�作�ったんだか�コック�が�乗�り�込�む�前�に�出航�しちまったからな�・・・・・・�」

クリス�「�お�陰�で�レーション�三昧�よ�~ �材料�とかは�揃�っているのにね�~」

 �ピクッ�・・・・・・

 �その�言葉�に�反応�した�人間�が�1�人�いた�。

 ――�ガタッ

アキト�「�材料�は�揃�っているんですか�?」

 �突然�に�アキト�が�席�を�立�ち�クリス�に�言�い�寄�る�。

クリス�「�え�、�ええ�・・・・・・�厨房�に�・・・・・・�(//// ////)」

 �アキト�がそれを�聞�くと�厨房�に�入�っていった�。 �クリス�の�顔�は�真�っ�赤�だ�。

 ――�ガチャ� �ガチャ

 �何�やら�厨房�から�物音�がする�。

マードック�「�お�、�おい�アキト�。 �何�しているんだ�?」

 �ちなみに�食堂�と�厨房�は�カウンター�越�しなので�アキト�の�行動�は�丸見�えだ�。

アキト�「�何�って�・・・・・・�料理�ですよ�?」

 �何言�ってんの�?�てな�感�じで�返事�する�アキト�。

サイ�「�料理�って�・・・・・・�アキト�さんできるんですか�?」

アキト�「�こう�見�えても�コック�志望�だったんでね�」

 �意外�な�事実�に�驚�く�一同�。

 �そんな�一同�を�尻目�に�アキト�は�簡単�な�料理�を�作�っていく�。

アキト�「�冷�や�飯�があったから�簡単�に�チャーハン�でいいか�」

 �そんな�事�を�呟�きながらさっさと�中華鍋�を�振�るっていく�。

 �数分�も�経�たない�内�に�カウンター�には�数人分�の�チャーハン�が�置�かれていた�。

アキト�「�さあ�、�召�し�上�がれ�」

 �自信満�々�で�万遍�の�笑顔�の�アキト�。

 �一同�は�少�し�引�きながらも�恐�る�恐�る�口�に�運�んでいく�。

 �そして�・・・・・・

ミリィ�「�おいしい�・・・・・�」

トール�「�美味�いよ�、�これ�!!」

マードック�「�たまげたもんだなぁ�。 �そこらの�食堂�よりかも�美味�いぜ�」

サイ�「�意外�な�特技�ですね�」

 �一同�が�「�美味�い� �美味�い�」�と�言�いながら�チャーハン�を�掻�きこんでいく�。

 �そんな�中�、�キラ�は�カウンター�に�寄�ってきて�厨房�の�アキト�に�話�しかけた�。

キラ�「�そういえば�夢�だったんですよね�・・・・・・�」

 �今頃思�い�出�す�キラ�。

アキト�「�ココ�まで�腕�を�上�げるのに�苦労�したけどね�。 �戦争�とはそういうものさ�・・・・・・�」

 �他�の�人達�には�聞�こえない�会話�であったが�2�人�には�十分通�じていた�。

アキト�「�本当�にあれで�良�かったのかい�? �友人�なんだろ�?」

 �先�ほどの�戦闘�の�会話�から�アキト�は�キラ�と�アスラン�が�友人関係�だという�事�を�悟�っていた�。

キラ�「�・・・・・・�正直言�って�迷�ってます�。 アスラン�の�頭�が�大丈夫�なのか�?って�・・・・・・�」

 �あ�ー�そういえば�十分�に�壊�れていましたね�、�彼�。

 某中立国�の�姫�で�キラ�の�親族ど�出会�ったらどうなるでしょうな�(�邪笑�)

アキト�「�アスラン�君�の�頭�は�置�いといて�。 �まだ�、�今�なら�手�を�引�くことができるんだぞ�?」

キラ�「�・・・・・・�僕�は�・・・・・・�戦�ってみようと�思�います�」

 �キラ�の�選択�に�アキト�が�眉�を�顰�め�後片付�けしていた�手�を�止�めた�。

キラ�「�確�かに�戦争�は�悲�しい�悲劇�しか�生�まないかもしれない�。 �でも�、�だからと�言�って�逃�げてちゃ�意味�が�無�いと�思�うんです�」

アキト�「�・・・・・・・�そうか�。 �なら�、�君�は�何�をしたいんだ�?」

キラ�「�・・・・・・�まだ�分�かりません�。 �でも�、�何�だかこの�AA�なら�何�か�出来�るかもしれないと�思�ったんです�」

アキト�「(�ほう�・・・・・・�)」

 �その�想�いは�、�かつて�アキト�が�ナデシコ�に�対�しての�想�いと�似�ていた�。

アキト�「(�確�かにこの�艦�には�ナデシコ�と�似�ている�物�を�感�じる�・・・・・・�)�なら�、�それを�見届�けるんだな�?」

キラ�「�はい�。 �可能�なかぎりは�・・・・・・�」

アキト�「(�キラ�君�の�目�に�迷�いが�無�いといったら�嘘�になるが�少�しばかり�迷�いは�晴�れたようだな�)」

 �後�は�本人�の�問題�だなと�アキト�は�思�った�。

マリュー�「�あら�? �いい�匂�いね�・・・・・・�」

 �その�時�、�マリュー�か�匂�いにつられて�食堂�に�入�って�来�た�。

 �その�後�ろには�フラガ�や�ナタル�までもがいる�。

マードック�「�あれ�、�艦長�? �作戦中�じゃなかったんですかい�?」

マリュー�「�ええ�、�一応�ね�。 �そのために�栄養補給�として�食事�を�取�りに�来�たの�」

フラガ�「�流石�にあいつら�――�トノムラ�達�のこと�――�が�取�りにくると�レーダー�から�目�が�離�れるからな�」

サイ�「�それでわざわざ�マリュー�さんたちが�?」

ナタル�「�艦長�と�呼�べ�」

 �少�し�強�く�言�い�放�つ�ナタル�だが�。

マリュー�「�いいのよ�、�彼�らは�民間人�なんだから�。 �それよりいい�匂�いね�~�誰�か�料理�したの�?」

クリス�「�あそこにいる�アキト�君�です�」

 �クリス�の�言葉�に�少�し�驚�く�3�人�。

アキト�「�何�で�驚�くの�?」

フラガ�「�そりゃ�ー�な�。 �あれだけの�MS�の�腕�を�持�って�料理�の�才能�もあるとなると�・・・・・・�」

アキト�「�その�『�コーディネイター�』�とかいうの�? �それじゃないか�?�って�思�ったんでしょ�?」

 �ずはり�図星�である�。

アキト�「�しかし�、�少�なくとも�俺�は�『�コーディネイター�』�とかそんなんじゃない�。 �ただの�コック�志望�だったんですよ�」

 �少�し�説得力�に�欠�ける�物�である�。

ナタル�「�ふむ�・・・・・・�うん�、�美味�しいではないか�」

 �そんな�事�を�尻目�に�ナタル�は�マイペース�に�アキト�の�作�った�チャーハン�を�食�べていた�。

マリュー�「�あっ�ズルイ�わよ�、�バジルール�少尉�」

ナタル�「�毒見�をしたまでですよ�、�艦長�(�ニヤリ�)」

 『�毒見�』�という�名�の�『�先手�』�であった�。

マリュー�「�もう�・・・・・・・�あっ�美味�しい�」

フラガ�「�美味�い�美味�い�」

 �残�っている�チャーハン�――�取�り�分�け�式�だった�――�をかっ�喰�らう�3�人�。

 �と�言�っても�上品�に�食�べているのは�マリュー�と�ナタル�だった�。

トール�「�なぁ�?」

ミリィ�「�何�、�トール�」

トール�「�ブリッジクルー�に�食事�を�取�りに�来�たんだよな�? �あの�3�人�」

ミリィ�「�・・・・・・�夢中�に�食�べているわね�(   J J J)」

 �夢中�と�言�っても�限度�は�守�っている�。 �流石�は�女性�である�。

 ――�ヴィーン� �ヴイーン

 �その�時�、�警報�が�鳴�り�響�いた�。

ナタル�「�どうした�!?」

 �ナタル�が�近�くの�通信機�から�ブリッジ�に�現状�を�聞�いた�。

ナタル�「�ナスカ�級�に�発見�されました�!!」

一同�『�――――�っ�!!』

マードック�「�よし�!! �クリス�いくぞ�!!」

クリス�「�うん�!!」

 �そのまま�飛�び�出�していく�親娘�。

マリュー�「�キラ�君�もお�願�い�」

キラ�「�分�かりました�」

 �続�いて�キラ�も�出�て�行�く�。

ミリィ�「�キラ�・・・・・・�」

トール�「�大丈夫�か�? �あいつ�」

サイ�「�大丈夫�さ�。 �今�まで�2�回�も�無事�だったじゃないか�」

ナタル�「�目標�は�本艦�を�追�い�抜�いた�模様�です�」

フラガ�「�ちぃ�!! �こっちの�頭�を�抑�えるつもりか�!?」

マリュー�「�ローラシア�級�は�?」

ナタル�「�本艦�の�後方�300�に�着�かれてます�」

アキト�「�まさに�前門�の�虎�、�後門�の�狼�ですね�」

サイ�「�それってどういう�事�ですか�?」

フラガ�「�・・・・・・�このままでは�ローラシア�級�に�追�いつかれる�」

トール�「�なら�、�振�り�切�れば�? �この�艦�は�高速艦�なんですよね�?」

ナタル�「�そうすれば�ナスカ�級�が�転進�してくるのだ�」

アキト�「�とにかく�ブリッジ�に�行�きましょう�」

 �そうなのだ�。 �ここはあくまで�食堂�なのだ�。

マリュー�「�それもそうね�」

アキト�「�それと�2�艦�の�データ�と�宙域図�を�出�すように�言�っててもらえませんか�?」

ナタル�「�何�か�策�があるのか�?」

アキト�「�ええ�・・・・・・�ちょっとした�賭�けですけどね�」

 �簡単�に�作戦�の�用途�を�伝�えると�アキト�・�ナタル�・�マリュー�はそのまま�ブリッジ�に�フラガ�は�ゼロ�が�直�ったと�報告�が�入�ったので�格納庫�に�向�かった�。

 �そして�食堂�に�残�った�学生達�は�・・・・・・�本編通�りにもちろん�志願�したのであった�。










-AA �更衣室

フラガ�「�おっ�着替�え�終�わったみたいだな�」

 �そのまま�スー�っと�流�れて�自分�の�ロッカー�から�パイロットスーツ�を�出�す�フラガ�。

キラ�「�着替�えるのに�少�し�苦労�しましたけどね�」

フラガ�「�はははは�、�違�いない�。 �民間人�が�着�る�事�はまずないからな�」

 �と�言�いつつさっさと�着替�え�始�める�フラガ�。

 �ほうっとみていたら�フラガ�が�「�コツ�がいるんだよ�」�と�少�し�自慢�げだった�。

フラガ�「�んじゃ�作戦会議�といきますか�?」

キラ�「�作戦会議�?」

フラガ�「�ああ�、�パイロット�ってのは�出撃前�に�自分�の�役割�や�作戦内容�について�軽�く�打�ち�合�わせをするんだ�。
    �さもないと�余計�な�事�や�反対�に�味方�の�足�を�引�っ�張�ってしまうかもしれないからな�。 �これぐらいは�常識�だぞ�」

キラ�「�へぇ�~ �そうなんですか�」

フラガ�「�まぁ�TV�番組�とかじゃぶっつけ�本番�みたいな�感�じで�出撃�しているがな�」

 �そう�苦笑�しながら�作戦内容�を�キラ�に�伝�えた�。

キラ�「�上手�くいくんですか�? �無謀�ですよ�」

フラガ�「�そう�言�うなら�アキト�に�言�ってくれ�。 �発案者�はあいつだぜ�」

 �確�かに�発案�したのは�アキト�だった�。 �それが�直�ぐに�了承�されたのは�上官�2�名�が�真剣�な�アキト�の�顔�に�堕�ちたからである�。

キラ�「�って�言�うか�大尉�はかなり�危険�じゃないんですか�?」

フラガ�「�だが�俺�もこの�作戦�に�賛成�なんでね�。 �現段階�では�1�番有効�だ�」

 �バン�っと�ロッカー�の�扉�を�閉�める�フラガ�。 �着替�えた�時間�は�キラ�の�半分�ちょっとだった�。

フラガ�「�それに�生�き�残�れるかはお�前�さんの�腕次第�でもあるんだぜ�」

キラ�「�・・・・・・�はい�」

 �そして�更衣室�を�後�にする�2�人�だった�。










-AA �ブリッジ

 �3�人�が�ブリッジ�に�到着�した�後�に�サイ�・�ミリィ�・�トール�がやってきた�。

 本編通�りに志願�したのだが�ナタル�が�突�っ�返�された�。

 �サイ�達�に�説得�された�アキト�が�口添�えすると�直�ぐに「OK�牧場�!!」という�返事�が�ナタル�から�返�ってきた�。

 �何�とか�本編通�りに�行�ったと�思�った�一同�だった�。

 �そして�、�サイ�達�は�ローラハ�に�連�れられて�着替�えてきたのは�数分後�だった�。

 �そして�戻�ってきた�学生達�にそれぞれの�役割�を�与�えている�間�に�格納庫�から�OK�サイン�が�出�てきた�。

トノムラ�「�ローラシア�級� �後方�90�に�接近�!!」

 �画面�には�格納庫�の�様子�が�映�し�出�されていた�。

 �それは�丁度今�から�出撃�する�ゼロ�の�姿�だった�。

ミリィ�「�メビウス�零式� �フラガ�機� �リニア�・�カタパルト�へ�!」

 ――�ゴォォォォォ� �ウィィィィィン

 �画面�の�向�こうでは�スピーカー�からの�ミリィ�の�誘導通�りに�動�いている�。

 �誘導�も�オペレーター�の�彼女�の�仕事�である�。

 ――�ウィィィィン

 �同時�に�ハッチ�が�開�いて�出撃�OK�サイン�が�出�される�。

フラガ�『�ムウ�・�ラ�・�フラガ�出�る�! �戻�ってくるまで�沈�むなよ�!!』

 ――�ゴウッ

 �発進�していく�ゼロ�を�尻目�に�、

アキト�「�縁起�の�悪�い�事�を�・・・・・・�」

ノイマン�「�まっあれが�大尉�だからな�」

パル�「�そうそう�」

 �苦笑�している�ブリッジクルー�。 �しかし�余裕�はまだ�見�せられない�。

トノムラ�「�ローラシア�級� �後方�50�に�接近�!!」

アキト�「�仕掛�けてきたか�・・・・・・�」

マリュー�「�2�分後�に�エンジン�始動�! �ストライク�発進準備�!!」

ミリィ�「�ストライク�発進位置�へ�! �カタパルト�接続� �システムオールグリーン�」

 ――�ゴゥゥ�・・・�ン� �ヴィィィィン� �ガシャン

 �カタパルト�に�固定�される�ストライク�。

ミリィ�「�キラ�!」

キラ�『�ミリアリア�!? �どうしたの�?』

 �画面�に�映�った�友人�に�驚�く�キラ�。

サイ�「�僕�たちも�艦�の�仕事�を�手伝�おうかと�思�ってな�。 �人手不足�みたいだし�」

トール�「�軍服�は�ザフト�のほうが�カッコ�いいよなぁ�。 �階級章�もないからなんか�マヌケ�」

 �画面�には�映�ってないが�声�だけて�キラ�に�茶化�すように�話�しかける�2�人�。

キラ�『�サイ�に�トール�もいるの�!?』

ローラハ�「�生意気言�うな�」

 �言葉�だけで�小突�かれる�2�人�。

トール�「�お�前�ばっか�戦�わせて�守�ってもらってばっかじゃな�・・・・・・�」

サイ�「�こういう�状況�だからな�僕�たちだってできることをしたいんだよ�」

キラ�『�みんな�・・・・・・�』

ナタル�「�何時�までも�喋�ってないで�持�ち�場�に�着�け�!!」

 �しみじみした�空気�が�一気�に�緊迫�した�空気�に�変�わっていった�。

サイ�・�トール�「「�了解�!!」」

アキト�「(�厳�しい�・・・・・・�)」

 �アキト�率直�の�意見�だった�。

ミリィ�「�とにかく�、�以後� �私�が�MS�及�び�MA�の�戦闘官制�となります�。 �よろしくね�」

ローラハ�「�よろしくお�願�いしますだよ�!!」

 �そんなやり�取�りを�キラ�は�クス�っと�笑�ってた�。

ミリィ�「�装備�は�エールストライク�を�」

 ――�ウィィィィン� �ガシャン� �シャン

 �次�々�と�パーツ�が�ストライク�に�装着�されていく�。

ナタル�「AA�が�吹�かしたら�、�あっという�間�に�敵�が�来�るぞ�!! �いいな�」

キラ�『�はい�!!』

 �発進状態�が�整�った�ストライク�。 �同時�に�主砲�の�ローエングリン�が�スタンバイ�する�。

 ――�ウィィン� �ガコン

マリュー�「�エンジン�始動�!! �同時�に�特装砲発射�!! �目標�、�前方� �ナスカ�級�!!」

ナタル�「�ローエングリン� 撃�てぇぇぇぇ�!!

 ――�バシュュュュュュッ

ローラハ�「�前方� �ナスカ�級�より�MS�発進� �敵影�1�です�」

ナタル�「�艦長�!!」

マリュー�「�お�願�い�!!」

ナタル�「�キラ�・�ヤマト� �ストライク�発進�だ�!!」

ミリィ�「�キラ�!」

キラ�『�・・・・・・・�了解�』

 �ヘルメットカバー�を�降�ろし�発進�に�備�える�。 �そして�OK�サイン�が�出�される�。

キラ『�キラ�・�ヤマト�!! �ガンダム�行�きます�!!』

 ――�キィィィィン� �ゴォッ�!!

 AA�から�勢�いよく�発進�していく�ストライク�。

ローラハ�「�後方�より�接近�する�熱源�3� �距離�67� �・・・・・・�MS�です�!!」

ナタル�「�対�MS�戦闘用意�!! �ミサイル�発射管�13�番�から�24�番� �コリントス�装填�」

パル�「�了解�!!」

 ――�ガコォン� �ガゴォン�・・・・

ナタル�「�リニアキカノン� �バリアント� �両舷機動�!! �目標�データ�入力�、�急�げ�!!」

ローラハ�「�機種特定�・・・・・・・�これは�・・・�X�ナンバー� �デュエル� �バスター� �ブリッツ�です�!!」

ナタル�「�何�!?」

アキト�「�何�ですか�? �デュエル� �バスター� �ブリッツ�って�?」

 �またしても�知�らない�単語�に�疑問�の�アキト�。

マリュー�「�奪�われた�残�りの�“�G�”�よ�」

アキト�「�“�G�”�?」

マリュー�「『General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver』�の�頭文字�よ�」

アキト�「General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver・・・・・・�だから�『GUNDAM�―――�ガンダム�』」

マリュー�「�ええ�、�何故�か�キラ�君�はそう�呼�んでいるわ�。 �軍�では�“�G�”�としか�呼�んでないんだけどね�」

ナタル�「�しかし�奪�った�全�ての�“�G�”�を�投入�してくるとは�・・・・・・�」

アキト�「�・・・・・・�俺�を�警戒�しているのか�」

 �ぽつりと�呟�く�アキト�。

サイ�「�それはどういう�意味�ですか�?」

ナタル�「�奪取�し�損�ねた�ストライク�に�未知数�の�アキト�・・・・・・�確�かに�向�こうが�“�G�”�を�投与�するには�十分�な�理由�だな�」

アキト�「�その�ガンダム�の�強�さは�ストライク�を�見�れば�分�かるが�4�対�1�で�勝�てるのか�?」

 �絶対�に�無理�だろう�。

マリュー�「�せめて�ゼロ�がいれば�何�とか�切�り�抜�けるんだけど�・・・・・・�」

 �う�ー�んって�考�え�込�む�アキト�。 �その�間�にも�ナタル�が�攻撃指令�を�出�して�応戦�している�。

ナタル�「�ミサイル�発射管�13�番�から�18�番�! �撃�て�ー�!!」

 ――�バシュバシュバシュバシュ

 AA�から�発射�される�ミサイル�。 �だが�、�どれも�当�たらない�。

ナタル�「�7�番�から�12�番�スレッジハマー�装填�、�19�番�から�24�番�コリントス� �撃�て�ー�!!」

 ――�バシュバシュバシュバシュ

 �どれもが�当�たらないが�十分�に�牽制�できている�。

アキト�「�キラ�君�の�様子�は�!?」

トノムラ�「�イージス�、�デュエル�と�交戦中�!! �かなり�苦戦�しているようだ�」

アキト�「�2�機�で�分担�してきたか�・・・・・・�」

マリュー�「�まずいわね�・・・・・・�バスター�と�ブリッツ�が�相手�とは�・・・・・・�」

アキト�「�何�がまずいんですか�?」

マリュー�「�バスター�は�長距離支援�の�砲戦�タイプ�。 �ブリッツ�は�奇襲�・�偵察用�の�隠密�タイプ�なの�」

アキト�「�なるほど�・・・・・・�戦艦相手�には�キツイ�訳�か�・・・・・・�」

 �宙�に�軽�く�浮�きながら�「�う�ー�ん�」�っと�考�える�アキト�。

サイ�「�何�かいい�策�があるんですか�?」

アキト�「�あったとしても�機体�がなくちゃ�・・・・・・�」

 �ちょうど�、�その�時�だった�。

ローラハ�「�ん�? �所属不明�の�通信�が�入�ってきました�!!」

 �それは�突然�の�事�だった�。

ナタル�「�敵�からか�!?」

ローラハ�「�いえ�・・・・・・�認識�できません�。 �えっと�・・・・・・『�漆黒�の�戦神様�へ�』とありますが�」

アキト�「!?」

 �その�単語�を�聞�いたとたんに�アキト�は�少�し�興奮�した�。

ナタル�「�何�だ�? �漆黒�の�戦神�とは�!? �ん�・・・・・・�漆黒�の�戦神�?」

マリュー�「�どうしたの�バジルール�少尉�」

ナタル�「�いえ�・・・・・・�何処�かで�聞�き�覚�えがあるような�」

サイ�「�実�は�俺�も�・・・・・・�何�か�小�さな�頃�に�聞�いたような�・・・・・・�」

マリュー�「『�漆黒�の�戦神�』�って�アキト�君�の�事�よ�。 �ヘリオポリス�で�敵�の�隊長機�に�叫�んでたし�」

 �サイ�の�意見�に�「�あっ�私�も�」�とか�言�う�声�が�多�かったが�結局�は�マリュー�が�言�った�一言�で�カタ�がついた�。

アキト�「�とにかく�繋�いで�下�さい� (�漆黒�の�戦神�を�知�っているというと�・・・・・・�)」

ローラハ�「�通信開�きます�!!」

 �そして�画面�に�通信相手�が�映�された�。

アキト�「�お�、�おまえは�・・・・・・�!!」










-AA�付近� �宇宙空間

 �時間�は�少�し�戻�ります�。

 AA�から�発進�した�ストライク�は�前方�の�イージス�を�早速補足�していた�。

キラ�『�あの�MS�は�アスラン�か�!!』

 �同�じく�アスラン�も�ストライク�を�補足�している�。

アスラン�『�キラ�!!』

 �ストライク�と�イージス�がすれ�違�う�。

 �そしてお�互�いが�旋回�して�見合�わせる�。

アスラン�『�同�じ�コーディネイター�のお�前�が�、�なぜ�僕�たちと�戦�わなくちゃいけないんだ�』

 今回�は�真面目�に�本編通�りにしている�アスラン�。

キラ�『�・・・・・・・・・・�』

アスラン�『�お�前�は�「�護�る�」�ために�戦�うと�言�った�。 �何�を�護�るというんだ�!? �なぜ�地球軍�の�・・・・・・�ナチュラル�の�味方�をする�んだ�!?』

キラ�『�僕�は�地球軍�になった�覚�えはない�!! �あの�艦�には�・・・・・・�仲間�が�・・・・・・�』

 �こうも�会話�している�間�も�ライフル�でお�互�いを�牽制�し�合�っている�。

キラ『�友達�が�乗�っているんだ�!!』

アスラン�『(�キラ�・・・・・・はやり�、�君�は�サイコー�だ�!!)』

 �また�、�本編�から�ズレ�だそうとしている�気配�が�・・・・・・

 �テッシュ�を�鼻�に�詰�めて�鼻血�を�止�める�アスラン�。

 「�何故�テッシュ�があるの�!?」�と�言�うと�、�クルーゼ�が�整備班�に�命令�して�特別�に�装備�させたのだ�。

 �コックピット�を�汚�したくないらしい�・・・・・・

 �つ�ー�か�、�こんな�奴�を�出撃�させるなよ�・・・・・・

キラ�『�キミ�こそ�・・・・・・�キミ�こそなんで�ザフト�なんかに� �戦争�をしているんだ�!?』

アスラン�『(�キラ�・・・・・・キラ�・・・・・・キラ�ぁ�~~~)』

 聞�いてないし�!!

キラ�『�あの�・・・・・・�アスラン�?』

 �ようやく�様子�がおかしいと�感�じた�キラ�が�呼�びかける�。

アスラン『�キラァァァァァァァァァ

 �ストライク�に違�う�意味�で襲�い�掛�かる�イージス�。

キラ�『�アスラン�・・・・・・・�僕�らは�戦�わなくちゃ�駄目�なのか�!?』

 違�う�意味�で襲�い�掛�かった�イージス�に�応戦�する�ストライク�。

 �キラ�は�イージス�が�襲�い�掛�かってきた�イージス�の�真意�を違�う�意味�で�受�け�取�ってなかった�。

 �真面目�にやれよ�アスラン�・・・・・・

 ――�ドゥン� �ドゥン

キラ�『�―――�っ�!?』

 �今度�は�違�う�方向�からの�攻撃�だった�。

イザーク�『何�をモタモタ�している�アスラン�!!』

アスラン『�ナニ�を�今�から�キラ�で�アレ�するんだよ�!!』





 �・・・・・・・・・・

 �・・・・・・・・

 �・・・・・・

 �・・・・

 �・・

 �・





 �その�時�、�時�が�止�まった�。(�本当�に�)

キラ�・�イザーク�『『�・・・・・・・・・・�(   J J J)』』

 �聞�き�方次第�では危�ない�発言である�。

キラ�『�あの�・・・・・・�デュエル�の�人�・・・・・・�』

イザーク�『�イザーク�。 �イザーク�・�ジュール�だ�』

キラ�『�あっ�、�僕�は�キラ�・�ヤマト�です�。 �つかぬ�事�を�聞�きますがアレは�前�からああなんですか�?』

イザーク�『�いや�、�時�々壊�れていたがヘリオポリス�以来�は�壊�れっぱなしだな�・・・・・・

 �呆�れながら一応�、�撃�ち�合�いをしている�。 �流石�は�コーディネイター�だ�。(�何�が�?)

キラ�『�苦労�しますね�』

イザーク�『�お�互�いな�・・・・・・�』

 何処�か共感�を�持�ってしまった�2�人�だった�。

アスラン『�キラァァァァァァァァァ

キラ�・�イザーク『『�真面目�にやれ�!!!』』

 ――�ドゥン� �ドゥン

 同時攻撃�で�イージス�に�攻撃�する�ストライク�と�デュエル�。 �お�前�ら�敵同士�だろうに�・・・・・・

 �しかも�攻撃�を�回避�している�イージス�。 変態はともかく�流石�は�コーディネイター�だ�。

キラ�・�イザーク�『『�・・・・・・�続�けようか�』』

 �と�言�う�事�で�撃�ち�合�いを�始�める�2�人�。

 ――�ドゥン� �ドゥン

 �ライフル�を�一方的�に�連射�する�ストライク�。 �エネルギーゲージ�が�気�になるとこだ�。

イザーク�『�そんな�戦�い�方�で�!! �甘�いぞ�キラ�・�ヤマト�!!』

 ――�ヴ�・・・・�ン

 �ビームサーベル�を�抜�き�取�り�ストライク�の�懐�に�入�り�込�む�デュエル�。

キラ�『�早�い�!? �あっ�!?』

 ――�ギャアァァァァァン

 �何�とか�シールド�で�サーベル�を�受�け�止�める�ストライク�。

キラ�『�この�!!』

イザーク�『�何�!?』

 �シールド�を�押�しのけ�デュエル�との�距離�を�取�ると�隙�も�無�く�ライフル�を�連射�する�ストライク�。

イザーク�『�中�々�やるな�・・・・・・�』

 �ビーム�攻撃�を�交�わしつつ�ストライク�に�接近�するが�先�ほどの�攻撃�を�警戒�しているのか�ライフル�で�牽制�して�近付�けさせない�ストライク�。

 �そんな�2�人�を�遠巻�きに�見�ている�アスラン�は�・・・・・・

アスラン�『�・・・・・・・�いいなぁ�楽�しそうで�』

 �指�を�銜�えて�拗�ねていた�。

 �・・・・・・�戦闘�に�参加�しなさい�。

アスラン�『�キラ�が�弱�った�所�で�GET�する�作戦�さ�・・・・・・�フフフフフフフフ�(�ニヤリ�)』

 �やはりかこの�変態�は�・・・・・・・

 �まぁ�本編通�りなら問題�ないだろう�。











-AA �ブリッジ

アキト�「�お�、�お�前�は�・・・・・・・�」

 �モニター�に�映�っていたのは�アキト�の�知�っている�人物�(?)�だった�。

アキト�「�ディア�!!」

ディア�『�やっほ�~�アキト�兄�!!』

 �お�茶目�な�笑顔�が�眩�しいがそれ�所�ではない�。

アキト�「�キミ�には�1�つ�言�っておきたい�事�がある�・・・・・・�」

ディア�『�何�々? �この�前�のお�礼�? �いや�~�照�れるなぁ�~�アキト�兄�のためだもん�』











アキト�「�出番遅�すぎだ�」

ディア『�が�~~~�ん�』

 �現在�8�話目�。 �前�々�回出�てきたが�メモ�だけだし�・・・・・・

サイ�「�惨�い�・・・・・・�」

 �確�かに�。

ディア�『�こ�、�これでも�頑張�って�処理�していたんだよ�』

 �かなり�焦�りながら�弁解�している�ディア�。

マリュー�「�で�、�出番�はどうあれ�・・・・・・�紹介�してくれないかな�」

ディア�『�そうだよ�。 �私�を�皆�に�紹介�してよ�アキト�兄�』

アキト�「�ん�? �皆�の�紹介�はいいのか�?」

ディア�『�艦�の�コンピュータ�を�ハッキング�して�乗�り�移�った�時�に�船員名簿見�たからいい�』

 �何故�か�コソコソ�と�アキト�だけに�話�しかける�ディア�。

アキト�「�今�、�何�て�言�った�・・・・・・�」

 �アキト�も�ヒッソリ�っと�返�す�。

ディア�『�だから�、�船員名簿�・・・・・・�』

アキト�「�そこじゃない�」

 �お�約束�の�ボケ�方�である�。

ディア�『�この�艦�の�コンピュータ�に�乗�り�移�った�事�?』

アキト�「�何�してんだよ�」

ディア�『�大丈夫�だって�。 �乗�り�移�ったって�言�っても�メイン�はまだ�遺跡�の�中�だし�・・・・・・�』

アキト�「�つまり�、�この�艦�をお�前�の�端末�にした�訳�か�?」

ディア�『�まぁそういう�所�。 �だから�何時�でも�通信可能�だよ�』

アキト�「�・・・・・・�もういいや�」

 �何�だか�複雑�そうな�アキト�。 �無理�もない�ディア�は�・・・・・・

アキト�「�コレ�が�高性能�AI『�ディア�』�で�~�す�」

 �何�だか�テンション�が�高�い�アキト�。

サイ�「AI?」

 �その�単語�に�驚�く�AA�一同�。

 �無理�もない�。 SEED�の�世界�では�MS�や�OS�は�発展�していても�AI�の�開発�は�ハロ�や�トリィ�程度�である�。

マリュー�「�そんな�・・・・・・�嘘�でしょ�」

アキト�「�信�じられませんが�本当�です�」

ディア�『�アキト�兄�・・・・・・�信�じられないってどういう�事�!!』

トール�「AI�が�怒�っている�」

 �工学科�の�生徒達�は�興味津�々�の�顔�で�ディア�を�観察�している�。

ミリィ�「�ディア�ちゃんは�アキト�さんが�作�ったんですか�?」

ディア�『�ううん�。 �私達�を�作�ったのは�ルリ�姉達�だよ�』

 「�あっちゃ�ー�」�といった�顔�の�アキト�を�無視�して�話�は�進�んでいく�。

マリュー�「�私�『�達�』?」

ナタル�「�と�言�う�事�は�キミ�の�他�にも�AI�がいるのか�?」

ディア�『�ん�ー�っと�、�そうなるね�。 �今�、�ブロス�も�居�るんだけど�用事�で�席�を�外�しているんだ�』

サイ�「�こんな�AI�がまだ�他�にも�・・・・・・�」

トール�「�信�じられない�・・・・・・�」

 �マジ�で�驚�きすぎの�学生達�。

トノムラ�「�しかし�AI�なら�トリィ�がいるんだ�。 �簡単�に�作�れるんじゃないのか�?」

 �その�方向�に�無知�の�クルー�達�が�疑問�をぶつける�。

 �ちなみに�全員�が�トリィ�と�面識�はある�。(�まだ�登場�していない�)

サイ�「�確�かに�キラ�の�トリィ�は�凄�いですよ�。 �考�えて�行動�していますし�。 �しかし�感情�が�少�なすぎる�上�に�少�ない�単語�しか�喋�れな�いんです�」

トール�「『�怒�る�』�を�例�にすると�、�いろんな�怒�り�方�がありますよね�」

パル�「�ああ�・・・・・�確�かに�」

 �一部�を�言�うと�、�照�れて�『�怒�る�』、�ムカ�ついて�『�怒�る�』、�心配�して�『�怒�る�』、�怒鳴�って�『�怒�る�』�等�など�。

 �まぁ�間違�っていたら�ゴメンナサイ�。

トール�「�その�バリエーション�が�トリィ�だと�少�ないんです�。 �でも�・・・・・・�」

ディア�『�私�は�違�うもんね�~』

 �えっへんっと�威張�る�ディア�。

ローラハ�「�なんだか�、�それを�聞�いたら�彼女�の�価値�が�グン�っと�上�がった�気�がする�・・・・・・�」

ノイマン�「�俺�も�・・・・・・�」

 �ディア�を�見�る�目�が�変�わっていく�クルー�達�。

アキト�「�まぁ�ディア�が�凄�いとかは�置�いといて�・・・・・・�」

ディア�『�置�いとかないでよ�!! �凄�いんだから�』

 �ディア�が�抗議�しているが�アキト�は�無視�する�。

アキト�「�何�しに�通信�してきたんだ�? �現状�を�知�っているのか�?」

ディア�『�知�っているよ�。 �戦闘中�でしょ�?』

アキト�「�そうだったな�」

 �この�艦�の�事�は�知�っていて�当然�か�・・・・・・

ディア�『�その�対抗策�として�ブロス�に�頼�んでおいた�物�が�格納庫�に�届�いているはずだよ�』

マリュー�「�届�くって�・・・・・・�戦闘中�よ�!?」

パル�「�でも赤�い�ジンは�届�きましたよね�?」

トノムラ�「�ああ�、�あれが�彼女�の�仕業�ならな�」

ディア�『�うん�、�そうだよ�』

 �あっさり�答�える�ディア�。

ナタル�「�―――�!? �一体�、�どうやって�!!」

ディア�『�企業秘密�♪� �それよりもいいの�? �フラガ�さんから�連絡入�ってきてるよ�「�作戦成功�。 �これより�帰還�する�」�だって�』

 �ディア�の�言葉�にそれぞれの�パネル�を�見�て�検索�する�クルー�。

トノムラ�「�た�、�確�かに�フラガ�大尉�から�入電�が�来�ています�。 �彼女�の�言�うとおりです�」

一同『�おおぉ�!!』

 �作戦�が�成功�した�事�に�驚�いたのか�ディア�の�言�う�事�が�正�しかったのか�分�からない�所�である�。

マリュー�「�気�を�逃�さず� �前方�の�ナスカ�級�を�撃�ちます�!!」

ナタル�「�ローエングリン�1�番�2�番� �斉射用意�!!」

ディア�『�了解�!!』

サイ�「�え�?」

 ――�ガコォ�・・・

 �ディア�の�言葉�の�数秒後�に�発射口�が�開�いていく�。

ローラハ�「�勝手�に�発射口�が�開放�していきます�!!」

ナタル�「�どういう�事�だ�!!」

アキト�「�ディア�!!」

 �アキト�が�直�ぐに�ディア�に�叱責�する�。

ディア�『�この�方�が�正確�だから�・・・・・・�』

ローラハ�「�確�かに�マズルチョーク�電位�とか�全�て�安定�しています�」

マリュー�「�なら�、�問題�ないわね�」

ローラハ�「�でも�俺達�の�仕事�が�・・・・・・�」

 �ナデシコ�と�違�って�AI�任�せの�艦�じゃないものね�・・・・・・

マリュー�「�・・・・・・�まぁ�、�とにかく�ストライク�と�フラガ�大尉�に�」

ディア�『�射線上�からはなれるよう�打電済�みで�ー�す�』

 �流石�に�仕事�が�速�い�・・・・・・

マリュー�「�・・・・・・・�発射�しちゃって�」

 �なんだか�拍子抜�けな�感�じの�マリュー�。

ナタル「�発射�!!」

 ――�シュィィィィィン �バォォォン

 �眩�しく�激�しい�砲撃�が�AA�から�放�たれる�。

ローラハ�「�ナスカ�級�、�本艦進路上�より�離脱�!!」

 �しばらくたっての�喜�びたい�報告�も�束�の�間�、�マリュー�は�次�の�命令�を�出�す�。

マリュー�「�ストライク�に�帰還信号�! �このまま�最大戦速�で�アルテミス�に�向�かいます�!!」

トノムラ�「�ストライク�は�囲�まれて�帰還�ができなせん�!!」

 �モニター�には�X�ナンバー�に�囲�まれた�ストライク�がいる�。

アキト�「�戦艦�は�無理�でも�MS�だけでも�仕留�めるつもりだな�」

 �アキト�は�冷静�に�戦況�を�判断�していた�。

マリュー�「�援護�して�!!」

アキト�「�この�混戦�じゃあ�、�無理�だな�」

ナタル�「�ストライク�の�パワー�残量�が�心配�です�」

アキト�「�フラガ�さんは�!?」

 �今動�ける�戦力�は�彼�しかいないと�判断�した�アキト�が�トノムラ�に�尋�ねる�。

トノムラ�「�距離�が�離�れている�上�に�軽�く�被弾�していて�帰還�するだけで�精一杯�だそうです�」

 �帰�ってきた�答�えに�歯軋�りする�アキト�。

アキト�「(�どうすればいい�・・・・・・�何�かいい�手�は�―――�待�てよ�、�さっき�・・・・・・�)�ディア�!!」

 �突然�に�ディア�を�呼�び�出�す�アキト�。

ディア�『�やっと�気付�いた�アキト�兄�』

 �なんだか�待�ちくたびれた�様子�の�ディア�。

アキト�「�ブローディア�の�事�を�聞�いてなかった�。 �動�けるのか�?」

ディア�『�え�? �あっ�、�何�だそっちか�・・・・・・� �答�えは�NO�だね�。 �スラスター�から�何�から�8�割以上�が�スクラップ�同然�だよ�。
    �唯一�、DFS�と�相転移�エンジン�が�破損�が�酷�いけど�時間�を�掛�ければ�修理�できるよ�。
    �後�の�部品�は�使�えるとしたら�溶�かして�装甲版�にするぐらいだよ�』

アキト�「�打�つ�手無�しか�・・・・・・�」

ディア�『�アキト�兄�・・・・・・�さっきの�『�ブロス�に�頼�んでおいた�物�が�格納庫�に�届�いているはずだよ�』�って�台詞覚�えてる�?』

アキト�「�・・・・・・

 �忘�れてたな�。 �完全�に�・・・・・・

ディア�『�まったく�。 �相変�わらずだね�』

アキト�「�煩�い�。 �マリュー�さん�、�キラ�君�の�方�は�俺�に�任�せてください�」

 �前半�は�ディア�に�後半�は�マリュー�の�方�を�向�いて�喋�った�。

マリュー�「�わ�、�わかったわ�」

 �話�の�内容�に�付�いていけない�様子�の�マリュー�だが�アキト�はさっさと�格納庫�に�言�ってしまった�後�だった�。

ナタル�「�大丈夫�ですか�? �彼�に�行�かせて�・・・・・・�」

 �心配�そうに�CIC�から�顔�を�出�す�ナタル�。

マリュー�「�大丈夫�よ�、�きっと�!!」

 �自信満�々�に�答�える�マリュー�だが�・・・・・・

ナタル�「�いえ�、�そうじゃなくて�・・・・・・迷子�にならないかと�・・・・・・

 �アキト�、AA�での�迷子歴�:�前科�2�犯�。

マリュー�「�・・・・・・・・・・�大丈夫�よ�・・・・・・・・・・多分(   J J J)」

 �少�し�不安�になったとは�口�に�決�して�出�さない�艦長�マリュー�・�ラミアス�だった�。










-AA �格納庫

 案内�してもらい格納庫�に�到着�した�アキト�。

兵士�「�早�く�道�は�覚�えて�下�さいね�・・・・・・�」

 �どこか�呆�れ�半分�の�兵士�。 �そのまま�、�何処�かに�行�ってしまった�。

アキト�「�別�にいいじゃん�・・・・・・�」

 �良�くありません�。

アキト�「�とにかく�、�届�いているんだよな�・・・・・・�」

 �話�を�誤魔化�して�キョロキョロ�見回�す�アキト�。 �すると�後�ろから�クリス�が�現�れた�。

クリス�「�あら�、�アキト�君�。 �どうしたの�?」

アキト�「�あ�、�マードック�さんに�似�ても�似�つかない�クリス�さん�」

クリス�「�・・・・・・�喧嘩売�ってるの�アキト�君

 �ハートマーク�こそ�出�しているが�口�が�ヒクヒク�している�。

アキト�「�冗談�ですよ�。 �それより�・・・・・・�何�か�異変�はありませんか�?」

クリス�「�異変�? �ん�ー�って�言�うと�・・・・・・�あれの�事�かな�?」

 �ある�一点�の�壁�を�指差�す�クリス�。 �そこにあるのは�・・・・・・











 �格納庫�には�不自然�のピンク�の�『�あの�』�ドアだった�。










 続�け�!!










アキト「�えっ�!? �次回�までこのまま�!?」

 �このままです�。










to be continued







この�作品�は�フィクション�です�。�実在�の�原作�・�人物�・�団体�・�事件�なとには�、�一切関係�ありません�。







-�後書�き�コーナー

 �拝啓

 �今回�も�暴走�した�第�8�話�をお�送�りしました�。

 �まあね�、�この�頃�『SEED PLUS』�を�読�み�返�して�シリアス�っぽいのが�段�々�バカ�話�になっている�気�がし�ました�。

 �なんでだろう�・・・・・・�って�原因�は�考�え�無�しに�書�いている�私�にあるんですけどね�。

 �そして�今回�の�『�○○�シリーズ�』�の�第�2�弾�ですがついに�SEED�の�世界�に�『�あの�』青狸が�出現�します�。

 �まぁ�アフレンジャーネタ�を�少�しばかり�休憩�(�暖�めるとも�言�う�)�させて�カバー�なんですけどね�。

 �つ�ー�か�『SEED PLUS』�って�シリアス�話�が�メイン�でしたけどね�・・・・・・





-�クリス�さん�(�21�)�の�詳細�と�マードック�の�関係�について�-

 �まとめて�言�うと�、�マードック�夫妻�が�孤児�だった�クリス�(�当時�10�歳�)�を�引�き�取�った�事�にしています�。

 �クリス�は�一応�コーディネイター�(�本人�は�ナチュラル�と�言�っている�)�という�設定�にしています�。

 �コジロー�は�何故�か�『�クリス�は�ナチュラル�』�という�事�を�言�ってるらしいのですが�クリス�自身�は�薄�々�感�づ�いてます�。

 �まぁそこらへんは�コジロー�の�親心�でしょうか�隠�しているのでしょうね�。

 �これからの�クリス�と�アキト�と�コジロー�の�関係�は�見物�でしょうな�。

 �ちなみに�コジロー�は�奥�さんを�戦争�で�亡�くしています�。





-�アキト�、SEED�の�世界�で�初料理�-

 �今回�の�伏線�パート�2�の�話�ですね�。

 「�アキト�は�コック�志望�」�という�事�は�キラ�は�知�っていますが�、�それを�AA�船員�に�知�らしめて�コック�にさせ�ようという�事�です�。

 �まあ�本編�をご�存知�の�方�はご�存知�だと�思�うんですが�一応�、�厨房�はあるんです�。

 �本編�では�調理師�もいましたし�登場�もしました�。

 �しかし�、�この�話�では�出�していません�。 �全�て�アキト�にさせるつもりです�。

 �その�世界�で�料理�をするって�事�は�アキト�の�運命�なのです�。(�笑�)





-�アスラン�の�頭�は�大丈夫�?-

 �問題�はここなんです�。

 �このまま壊�しておくべきか�、�某中立国�の�姫�のために�直�すべきか�・・・・・・

 �作者的�には�壊�しておいたほうが�アフレンジャー�のためになるかなって�思�うんですよね�。

 �混�ぜやすいし�。(�何�と�?)

 �短所�は�キラ�と�イザーク�が�共感�を�持�ってしまった�所�にあるんですよね�~

 �これで�シリアス�話�が�少�なくなってしまう�・・・・・・





-�出番�の�遅�かった�ディア�は�? �そして�出番�のなかった�ブロス�は�-

 �遅�かった�訳�じゃないんですよね�。

 �出�す�タイミング�を�逃�してしまったというか�・・・・・・

 �まぁ�ブローディア�は�完全�に�使�い�物�にさせないのは�当然�ですよね�。

 �あんなのと�X�ナンバー�を�対決�させたら�圧勝�ですよ�。

 �いや�・・・・・・�本当�に�。





-�あのピンク�の�『�あの�』�ドアは�?-





 �放置�(�プレイ�)�で�!!(�笑�)





-�次回�の�話�は�?-

 �次回�は�『�フェイズシフトダウン�』�の�続編�ですね�。

 X�ナンバー�に�囲�まれた�ストライク�!!

 �そんな�ストライク�を�GET�しようと�企�む�イージス�(�アスラン�)。

 �どうなる�キラ�! �どうする�アキト�!!

 �次回�『�アフロシルバー�爆誕�!!』�に�続�く�!!(�嘘�です�)

2004�年�02�月�06�日



 �敬具






管理人�の�感想

TAKUMA�さんからの�投稿�です�。

・・・�アスラン�、�すっかり�汚�れ�役�が�板�についちゃって�(�苦笑�)

味方�からも�攻撃�をくらう�始末�です�。

ま�、�戦闘�に�参加�しておきながら�台詞�もなかった�ディアッカ�と�ニコル�に�比�べれば�マシ�なのかな�?

随分�と�デイア�が�活躍�していますが�、�今後�はどうなるんでしょうかね�?