前回のあらすじ・・・

 『同盟』から『自由』へと逃げることに成功したアキト
 そして勤務先に選ばれたのは墨田区墨東署交通課
 そこでアキトはいろいろな仲間達と出会う。
 墨東署怪力No.2の辻本夏実巡査、とそのパートナーでありプロ顔負けのレーサー、小早川美幸巡査の暴走コンビ
 交通課唯一の常識人で辻本夏実とラブラブの東海林将司巡査長。
 小早川美幸とラブラブ(?)で妄想の達人の中嶋剣巡査。
 噂好きの二階堂頼子巡査、違和感たっぷりの葵双葉巡査、先輩思いの佐賀沙織巡査。
 渋い課長(本命不明)と刑事課の徳野刑事の渋い中年コンビ。
 そんな中に入っていくアキト。

 さてさて、前回のアキトは・・・・

 「アキト君!!ウチに来ない?」
 この夏実の一言にて同居となった不幸な青少年(19)は女難の道を究めたのであった。

 この事を聞きつけた中嶋、東海林、葵、沙織の4人はとてつもない勘違い(違うとは言い切れない)をして飛び込み手伝いをさせられる。
 アキト「中嶋さん、危ない!!」
 中嶋「へ?――――っわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
 ゴロゴロガッシャァァァァァァン


 こうして中嶋は生き埋めで息を引き取り――――――って、違うの?

 そんなこんながあり、アキトはウリバタケと再開し『同盟』の動きが豪華メンバーにより止まった事を聞く。
 そして・・・・

 帽子と眼鏡を外して一言・・・・
 アキト「テンカワ アキトです。改めてよろしく」
 ・・・・・・・・・・・
 長い沈黙が続く。
 一同「「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」」」」」」


 そして、残ったのは・・・・

 白灰の像が3体(崩れかけ)


 さてさて、今回はどうなることやら・・・・










漆黒の戦神with逮捕しちゃうぞ



第五章 『新たな』生活・・・・後編












−セイヤの家(瓜畑秘密研究所の裏)

夏実・美幸・東海林「「「うーん、うーん、うーん」」」

 俺達はとりあえず3人を奥に運んで部屋に布団を敷いて寝かしている。
 部屋を障子で挟み隣の居間でちゃぶ台を俺とセイヤさんとオリエさんで囲んで茶を飲んでいる。
 ちなみにガラクタはセイヤさんが片付けてくれるそうで運び終えた後だ。

ツヨシ・キョウカ「「キャキャッ」」

セイヤ「こらこら、2人ともアキトに迷惑かけるなよ」

 ちなみに子供2人は俺の背中に抱きついたり携帯用DFSやフェザーブラスターを弄っている。
 まぁ、子供じゃあ使用不能だから大丈夫だろう。

アキト「大丈夫ですよ、セイヤさん」

オリエ「いや・・・まさか貴方が来るとは思わなくて何もありませんけど・・・・」

 ちなみにお茶請けは固焼き醤油せんべいである。

アキト「いえ、やっぱりお茶請けは固焼きですよ」

セイヤ「まったくだ。あははははははは」

 なごやかなムードである。

夏実「う、うーん」

美幸「ここは・・・?」

東海林「・・・・・・」

 どうやら起きたようである。

オリエ「まあ、起きたようですね」

美幸「あ、オリエさん」

オリエ「今、お茶を淹れますね」

夏実「あ、お気遣いなく」

 と、言いつつもちゃぶ台に座ってお茶を待つ3人。
 ちゃっかりしているとこはお約束♪





−セイヤの家 居間

 チッチッチッ・・・・

 沈黙の中でただ時計の針の音が鳴っている。

 ゴクゴクゴク

 沈黙の中で淹れたばかりの緑茶を飲む3人。

夏実・美幸・東海林「「「あっちゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃっ!!」」」

 まぁ、そうなるわな・・・・(汗)

セイヤ「おお、まだ動揺しているみたいだな」

 3人の不思議な舞――アドバイス:このが見たければ実際に友人で試してみよう♪(注:自分でやらないのがポイント)――を静観しながらのコメント。

 ちなみに3人が飲んだ緑茶はお湯を注ぎ足したばかり――つまり熱湯――だったのだ。





―――5分後、なんとか喋れる状態にはなったので再開。

夏美「まひゃか、はなゃたがはにょゆうひぇいなひぃとたったなんて・・・・(訳:まさか、あなたがあの有名な人だったなんて・・・・)」

 まだ、完全に喋れる状態じゃないなこりゃ・・・・

美幸「ひかひぃ、ほうひてほくとうひょにゃんかにぃ(訳:しかし、どうして墨東署なんかに)」

東海林「ひひょうかはるのてひょうひゃれにも(訳:事情があるのでしょう彼にも)」

 だめだ、このまま続けると作者がオーバーヒート――火傷状態の言葉は難しいので――しそうなのでもうすこし待とう。





―――さらに10分後、ずいぶんよくなったので再再開。

夏実「んで、私達が回復している間に簡単に説明してもらったけど・・・アキト君、女から逃げるためとか逃げた理由ならないわよ」

アキト「いや・・・逃げたんじゃなくて・・・・」

夏実「『自由』へ逃げるも女から逃げるも同じよ!!」

美幸「しかも約16人の女性を手込めにしておいてしらを切るなんて最低よ!!
   女性を何だと思ってるの!?

アキト「はぅ」





        ↓イメージです(御本人参加の実演)
 合体攻撃(ゴットガンダムH+マスターガンダムS:究極石破天驚拳 通常攻撃力6600)56829HIT!!!





東海林「まさか・・・あの英雄がこんな女たらしの詐欺師だなんて!!男としても最低ですよ!!





        ↓更にイメージです(御本人参加の実演)
 援護攻撃(ガンダムダブルエックス(G):Gビットサテライトキャノン 通常攻撃力6400)合計99999HIT!!!!




作者「攻撃力と実際のダメージはいろいろあってダメージが大きくなるみたいです。
   今回、究極石破天驚拳+Gビットサテライトキャノン 総合攻撃力:13000 しかし、実際のダメージが99999というのはである」





オリエ「なんだったんの?今の」

セイヤ「さぁ?ナデシコじゃ日常茶飯事だったからな」





東方○敗「だから、お前はばかなのだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ド○ン「しぃしょょょょょょょょおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ティ○ァ「あなたに・・・力を・・・・」
○ロード「もう、終わったよ・・・ティフ○」
テ○ファ「ああ・・・時がみえる・・・空が落ちる・・・・」
ガロー○「・・・・・・・・・(滝汗)」
パ○ラ「あたしって・・・影、薄いのよね・・・・」

ツヨシ「出演ありがとー」
キョウカ「流石、ラピスちゃんの紹介よね。バッチリ、バッチリ」






 なんか一部危ない幻聴――テ○ファとラストのキョウカの台詞――と幻覚――言わなくても分かるだろう――が・・・・(滝汗)





 気のせいだろう。うんうん、気のせい気のせい。(自己完結)

 それが現在消し炭になりかけの俺の唯一の抵抗だった。





 話を戻さないと・・・・

美幸「なんかレアな物見たような」

セイヤ「いやいや、あれは絶対見れないぞナデシコじゃないと」

 ・・・・・・・・

 長い沈黙

 まぁ、たしかに見れないわなナデシコじゃないと・・・・

 注意:ナデシコでも見れません・・・・多分。

夏実「それは置いといて、アキト君・・・言い訳はあるの?」





美幸「なるほど・・・そりゃ逃げたくもなるよ

東海林「ええ、まあやり過ぎですね。嫉妬深いと言うかなんと言うか・・・・」

 やっと分かり合える人々に出会ったと思った。
 あれから一生懸命に説得をして途中に事情をしっていたオリエさんオリエさんに無理矢理に説得に加わらされたセイヤさんの弁解もあって、なんとか事実を知ってもらえた。


 まあ、消し炭化の俺をニヤニヤして静観していたセイヤさんをオリエさんがキレて脅したのが事実。



夏実「まあ、そういう理由ならしかたないか。同居するんだし。

美幸「そうよね奥手のウブなアキト君と同居しても間違いは起きないわね。

 なんかサラリと凄いことを言ったような。

セイヤ「同居・・・誰と誰が?」

東海林「夏実さんと美幸さんの部屋にアキトさんが」


 ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・

 ・・・・・・・

 ・・・・・

 ・・・

 ・


 もの凄く長い沈黙を破りセイヤさんの一言。

セイヤ「さーて、ラピスちゃんらへんにでもっと・・・・」

 本気でコミュニケを操作し始めるセイヤさん。

アキト「セイヤさん、どうするんですか?」

セイヤ「密告」

アキト「成り行き上しかたなかったんですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」





−トラック 荷台 移動中

 あの後、セイヤさんに説得して30分。
 夏実さん達にもう相手がいると分かるとセイヤさんはしぶしぶ了承してくれた。
 セイヤさんの後ろである書類――離婚届――(←伏せ字) を持っているオリエさんにセイヤさんは降伏したのだろう。
 女性強いし恐い

 とりあえず、用事の終わった俺達は墨東マンションに帰宅することにした。
 中嶋さん達を忘れそうだったから。
 ちなみに帰りは俺が荷台である。

夏実『ねぇ、アキト君』

アキト「なんですか?」

夏実『この際だから聞くけどさ』

アキト「はいはい」

夏実『国家が傾くほどの財政力があるって本当?』

 ずるっ

 少々こけてしまった。しかし、一体どこから・・・・(汗)

美幸『夏実、それ誰から聞いた?』

夏実『頼子達が噂していた。雑誌に載ってたんだって』

東海林『実際のとこ、どうなんっすか?』

アキト「うーん、その気になれば・・・としか言いようがないですね」

 ちょっと、言葉を濁す。

美幸『もー、夏実ったら。そうだ、アキト君って日本出身なの?』

夏実『え゛西欧じゃなかったの?』

東海林『自分はアフリカとばかり・・・・』

 人の噂って恐い・・・・

アキト「この際だから言っときますけどバリバリ(死語)の火星っ子ですよ」

 ・・・・・・・・

 沈黙が痛い。かなり痛い。限りなく痛い。穴があったら入りたい。

夏実『一応、言うけど・・・バリバリはけっこう厳しいものがあるわよ』

 やっぱし。いや・・・ツッコミが貰えるだけマシかも・・・・
 ここは話題を変えないと・・・・(汗)

アキト「そういえば、今朝言ってたお仕置きって何ですか?」

 あまり聞きたくない話題だがしかたない。

美幸『ああ、アレね・・・・』

 いきなりトラックが停まる。信号が赤なのだ。
 そのとき助手席から何か後ろに回ってきた。
 本のようだが、受け取り表紙を見るとそこには・・・・





 『悪い虫が付いた彼氏やちょっとした悪戯をした知人にピッタリな愛の鞭
     安い、早い、簡単なお仕置き50選




 ・・・・・・・・(滝汗)
 こんな事をするのは彼女達しかいない。
 おそらく、『悪い虫が付いた彼氏』が『俺』で『ちょっとした悪戯をした知人』が『某組織』だろう。
 よく見ると左下にネルガルのマーク痛々しい。(泣)

夏実『いやー状況に合ったものを掲載しているからいいよね』

美幸『しかも、今じゃベストセラーなんだよね』

夏実『全世界で初日で1000万部以上の売上だったもん』

東海林『凄いっすね(汗)』





 いや・・・凄すぎるでしょう『彼女達』は!!





 しかも、この本の文から見ると、
イネスさんが書いた原稿をエリナさんとルリちゃんとプロスさんらへんが添削して
実際の原稿の約3分9厘ぐらいがこの本だろう。





夏実『近い内に第2弾が出版されるらしいわよ』





 説明し足りないんだなイネスさん。(確定打)





−墨東マンション505号室 リビング

 俺達が帰ったころには部屋じゅうピカピカになっていた。
 どうやら、俺達が言ってた間に頑張ったみたいだ。

美幸「ご苦労さん」

中嶋「ああ、大したこと無いさ」

 少し顔を赤くしながら美幸さんから途中で買ってきたコーヒーとサンドイッチを受け取る中嶋さん。

頼子「それより・・・遅かったわね4人とも」

東海林「いろいろ、ありましたからね・・・・」

 少し遠い目になる東海林さん。それにつられて夏実さんと美幸さんも遠い目になる。

 本当にいろいろあったからな・・・・(汗)

葵「でも、そろそろ夕飯時じゃあないですか?」

 外を見るともう暗くなっている途中だった。

頼子「そうだ!!忘れていた!!葵ちゃん、沙織ちゃん、今日って合コンじゃなかったけ!!」

葵「あっ―――そういえば、そうでしたね」

沙織「えっ私、そんな事聞いてませんよ」

頼子「今、言った!!」

 うわっ、酷い。

沙織「私は合コンなんて行きません!!それに・・・私・・・・」

 何やらチラチラ俺の方を見る沙織ちゃん。
 何か顔に付いてるのか?

頼子「ぐだぐだ言ってないでさっさと来る!!」

沙織「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(泣)」

 風のように沙織ちゃんの腕を掴んで葵さんと供に消えていた。
 見えなかった・・・不覚。

夏実「まーた、合コンかぁ」

美幸「残念ね沙織ちゃん。今日、運命の出会いをしたのに」

 ・・・・・・・・?

アキト「どういう意味ですか?」

夏実「気にしない、気にしない♪」

中嶋「そういえば、俺も今日、夜勤だった」

美幸「あれ?今日、夜勤じゃないでしょう」

夏実「飲もうよ中嶋君」

 ちなみに俺は現在その飲み会(決定)のつまみを作らされている。
 まあ、楽しいからいいけど。

中嶋「ああ、実は『賭け』をして負けてしまってな、今日の夜勤をする事になったんだよ」

 いいのか、勝手に夜勤を代わって?

夏実「『賭け』って?」

中嶋「いやっ・・・その・・・あのだな・・・・」

 何やら言いづらそうである。

東海林「ああ、『1週間の夏実さんと美幸さんの始末書の枚数を当てる』ヤツでしたよね」

夏実・美幸「「・・・・・・・・」」

 2人から白い目で見られる中嶋さん。

東海林「確か結果が夏実さんが16枚、美幸さんが13枚の計29枚で、中嶋さんの予想が夏実さんが26枚、美幸さんが24枚の計50枚
     いや〜惜しかったっすね〜」

中嶋「巡査長!!何故、それを」

東海林「見ていただけっすよ」

 よっと、から揚げがいい状態に揚がったな。
 全品出来たけど・・・今のリビングに行く勇気が無いからもう一品作るか。(怯え)

夏実「な〜か〜じ〜ま〜(怒)」

 素早く夏実さんが中嶋さんのふどころに入りアイアンクローをかます。

美幸「やめなさいよ、夏実。中嶋君・・・夜勤、頑張ってね(激怒)

 中嶋さんは涙目で無言のまま分速160kmで出て行った。

 あの時の美幸さんの顔といったら・・・いや、やめよう。忘れるべきだな。(遠い目)




 いろいろあったが宴会を始めることになった。
 と言っても4人だけだが・・・・

夏実「それじゃあ、かんぱーい」

美幸・東海林「「かんぱーい」」

アキト「乾杯」

 それぞれグラスをぶつける。
 俺以外の3人はビールだが、俺はコーラを飲んでいる。
 始め夏実さんが『気にしない、気にしない』と言いつつグラスにビールを注いでいたが美幸さんと東海林さんに『未成年に酒を飲ませるの!?』
 ということになって俺はコーラになった。
 まぁ、コーラのほうが良かったけど。

アキト「お疲れ様」

東海林「お疲れ様っす」

 夏実さんと美幸さんが2人で盛り上がる横で俺は男同士で飲んでいた。

アキト「いいんですか?」

東海林「何がすっか?」

アキト「夏実さんとの同居」

 ブッ

 東海林さんは少し拭き出す。

東海林「・・・最初は正直、不安でした。頼子さんから連絡を受けて・・・急いで駆けつけた―――っというか、墨東署の屋上に住んでいるからすぐに駆けつけられるんですけど」

アキト「屋上に・・・ですか?」

 ビックリ!!いたよ本当に『警察署に住み込んで働く優秀な警察官』(第参章参照)が。

東海林「俺、実は交通課じゃなくて山岳警備隊からの出向みたいなものなんでいつ戻るか分からないから仮住まいですよ」

夏実「で〜も〜仮住まいっても、戻らなくてもいいんですよね〜♪」

 かなりご機嫌だな・・・・(汗)

アキト「ああ、トラックで言ってた」

東海林「ええ、当分・・・いや、まだ戻る見込みは無いみたいっすね」

夏実「じゃ〜さ〜将司君もウチに来る?」

東海林「何言ってるんすか!!夏美さん」

 いや・・・東海林さん。顔・・・真っ赤ですよ。
 でも、口に出さないのは人のサガというもの。

美幸「もう、こうなったら1人も2人も同じね」

 こっちも酔っ払い発見。

夏実「屋上って寒いでしょう。やっぱり家を借りるべきだよ」

東海林「いえ、雪山とかで慣れてますから」

美幸「雨とかテントは大丈夫なんですか?」

東海林「いえ、それも山で・・・・」

夏実「将司君・・・私の事、嫌いなの?」

東海林「いえ!!そんな事はありません・・・けど・・・えっと・・・その・・・・

 2人の酔っ払いに追い詰められる東海林さん。

夏実「なら、住む事けって〜い!!」

美幸「いえ〜い」

東海林「美幸さんまで・・・助けてくださいよアキトさん」

 やばい、話の矛先がこっちに・・・こうなったら。

アキト「部屋は俺と同室ですか・・・いや、夏実さんとの同室の方がいいですかね。ははははははは」

夏実「アキト君、分かってるじゃな〜い」

東海林「裏切りましたね、アキトさん」

アキト「俺は酔っ払い2人も敵に回すほど愚か者ではないのだよ」

 酔っ払いより凄いのを敵に回しているけどね。





 それから・・・夏実さん達が酔いつぶれてそれぞれの部屋に運んだ後(東海林はアキトのベットへ)アキトはベランダに出ていた。

アキト「夜風が気持ちいい〜」

 マンション5階はあって、夜景も結構見える。
 ちなみに右手に梅酒の入ったグラスを持っている。(氷入り)
 ちょっとキザかな・・・・

アキト「一時の平和かぁ・・・・」

 そう、後4年ほどすれば『火星の後継者』がクーデターを起こすかもしれない。

 その4年は『もう』4年なのか『まだ』4年なのかは俺には分からない。

 ましてや、俺達が歴史を変えたせいで『火星の後継者』とは別のクーデターが起こるやもしれない。

アキト「いいのか俺は。『ココ』にいても」

 『ココ』に来てからいろいろな人と知り合った。
 戦争の真実さえも知らない人達・・・そんな人達を巻き添えにしてもいいのだろうか?

アキト「残っている謎は結構あるな・・・・」

 始めはセイヤさんが言った事。
 いつもは面白がって見ている立場なのに今回に限り俺を・・・いや、『何か』あるな・・・・

 2つ目は先日の薬品会社の放火。
 これはプロスさん達はライバル会社の腹いせと見ているだろうが現場で感じたあの『気配』は一体・・・?

 3つ目はアカツキの行動。
 俺は逃げれた事は感謝しているが、何か腑に落ちない。これも『裏』がありそうだ。

 4つ目は警察用のエステ。
 どうして今頃、警察にエステなんかを―――って言ったら夏美さんに怒られそうだ。

 まだ小さな謎は残っているが今あげた、4つの謎の唯一の共通点は・・・『俺』だろう。
 2つ目、4つ目はどうだか分からないが4つ目は少し想像が付く。
 『俺』が警察に逃げる期間とエステの配給期間が同一というのも不思議なとこだ。

アキト「まあいいさ。俺が『何か』に踊らされているのなら・・・踊ってやろうじゃないか。その・・・謎をすべて解くまで!!」

 俺はグラスの中身を一揆に飲み干ししばらくの間、夜景をながめていた。





 空からの満月の優しい光を受けながら・・・・






to be continued







この作品はフィクションです。実在の原作・人物・団体・事件なとには、一切関係ありません。







−後書きコーナー−

作者「看板がちがうぞー。看板屋呼べ、看板屋」





 コンコンコン ガンガンガン チュィンチュィンチュィィィィィィン ムシャムシャ ゴックン





 工事完了


改めて−緊急企画!!ネタが無いので勝手に座談会

 ワーワー パフパフ キャキャ シュィィィィィン ゴックン

作者(以下:作)「やってまいりました。勝手に座談会の時間です」

 ワーワー パフパフ チュチュ ムキムキ マッチョョョョョョ

作「はっはっはっ。応援席の皆さんやりますねぇ〜」

アキト(以下:ア)「をい。『ワーワー』や『パフパフ』までは分かるがその後は何だ!!特に『マッチョョョョョ』と『ゴックン』」

作「そのままの意味ですよ」

 作者のコレクションのハロの精神コマンド『脱力』発動。

ア「そのままって・・・もういい、気力が無くなった」

作「はっはっはっ。一家に一台はハロだなぁ」

 注:市販のハロは『脱力』等は使えません

ア「座談会に呼んだのって俺だけ?」

作「んにゃ。他にも呼んだはずだげど」

ア「んじゃ待つか?」

作「そうだな・・・・」



―――10分経過



―――30分経過



―――1時間経過

ア「なあ・・・来ないんじゃないのか?」

作「いや、『来ない』んじゃなくて『来れない』じゃないのかな」

ア「どういうことだ」

作「ココって来るの複雑だからねぇ〜『彼女』じゃ〜」

ア「確かに来るのに迷ったけど・・・誰を呼んだんだ?」

「北斗」



 ・・・・・・・・



 問題:アキトでも迷う所に北斗が1人で来る事になったらどうなる?(制限時間1秒)





 答え:百発百中迷うでしょう。



「北斗ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」



 30分後、無事『彼女』は保護されアキトによって連れてこられた。

 追記:アキトはお姫様抱っこお持ち帰り状態で座談会会場に現れた。



作「さぁ〜て、無事全員そろったわけで・・・お茶する?」

北斗(以下:北)「ふざけるな!!」

ア「大体、こんな場所を座談会会場にしたら北斗が迷うのは当たり前でしょうが!!」

北「危うく『変なおじさん』を追いかけるとこだったろうが」

作「『変なおじさん』かぁ〜ラッキーだったな。しかし『座談会お知らせ』のハガキが来たでしょ」

ア「うん」

作「アキトは地図を載せればOKだけど北斗の場合は地図だけじゃ駄目でしょ」

ア・北「「うんうん」」

作「だから、『送迎バスを出しますので返信用ハガキを使ってお知らせ下さい』って書いたはずだよ?」

北「あ゛」

ア「もしかして・・・忘れていた?」

北「いや、今、思い出したんだがこの座談会があるの知らせたのは舞歌だったから・・・送迎バスなんて聞いてないぞ」

作・ア「「はめられたな、そりゃあ」」

北「舞歌の奴めぇぇぇぇぇぇぇぇ」

 北斗退場。

作「お開きにしようか」

ア「そうだな。スペースも無いし」

作・ア「「それじゃ、次の話で!!」」



オマケ

 北斗は帰り道も分からず24時間以上迷ってたので捜索されたところ座談会会場から地球の反対側の雪山で発見された。
 なぜ、迷い込んだのかは不明である。



オマケ2

 北斗の第一発見者はビックフットだったらしい。
 ちなみに通報したのもである。



オマケ3

 第一発見者(ビックフット)の証言によると北斗は甘ったるい声で『あ〜くん。たすけて』と言ってたらしい。
 第一発見者(ビックフット)がたまたま持っていたMDプレーヤー(最新)で録音済みである。
 この発言は詩織ではなく北斗本人の物と検査され、舞歌の対北斗用ユスリネタに加わった事を追記。

 ―――ビックフットの日記帳より



最終オマケ

 彼(ビックフット)は山崎ラボ出身だということが作者の捜査で判明。
 その後、行方不明。
 彼は旅立ったのだろう。新たな世界へ。

 ―――TAKUMAの絵日記より