「俺は厨房に行ってくるッス」
そしてブリッジを後にするアキト
「私は今の戦闘で疲れたから休んでくるね、ルリちゃんの部屋はどこかな?」
「こっちですよ、付いてきてください、カオリお姉さん///」
そうしてナデシコの日常は過ぎていく……。
異世界の平和を護る女神
第二話、「魂を冒涜する者」
by天使邦明
発進を終えて、休息を取るナデシコ陣……。
ちょっと厨房を覗いてみよう
「はじめまして、コック兼パイロットのテンカワアキトです」
「あんたがテンカワか、料理長のホウメイだ」
「「「「「はじめまして・ホウメイ・ガールズでーす」」」」」
自己紹介が終わり
「テンカワ、あんたの得意料理は?」
「中華のラーメンとチャーハンです」
「ラーメンは時間が無いから、チャーハン、早速作ってみな」
「はい!」
そしてチャーハンを作り終えて
「できました」
皿に盛り付けたチャーハンをホウメイのところに出す
そしてホウメイは何も言わずに一口
「…あんた、どこでこの料理を習った?」
「それは…言えません、いつか話をします」
「そうかい(味付け方があたしと似ている)」
やっぱり料理人、味付け方まで完璧に調べている
その時、コミュニケウィンドウが開き、プロスが顔を出し
「テンカワさん、ブリッジまで来ていただけますかな?重大発表がありまして……
それと、アマツカさんのコミュニケが繋がらなくて、多分寝ているのでしょうから
起こしてきてくれませんか?ちょうど食堂からの行き道にありますので…。」
「わかりました(もうムネ茸のブリッジ占領か……。)」
そしてカオリ&ルリの部屋前にいるテンカワ
「……。(あ、ルリちゃんの部屋じゃん!勝手に入ったらまずいだろう!とりあえず……。)」
チャイムを鳴らし、ノックをする
「アマツカさん?起きてる?」
ほんのちょっとの後
「今、起きた……ブリッジ集合だよね?すぐ行くから、待ってて」
そして時間ほどにして約一分……。
「おまたせ」
「プロスさんが怒る前に行かないとな」
そのころブリッジ……。
「いきなり集合の艦内放送をかけたのは、このナデシコの目的地を言うためです」
プロスがそう言う
「でもなんで、今ごろになって?」
ミナトが疑問を持つ
「それは、パイロットがくるのを待ってから説……解説します」
プロスが最後言いなおして、パイロットが来るのを待つ
「すいません、遅れました」
カオリがブリッジに入ってきた
「時間にはちゃんと厳守してもらわないと……。」
影の薄い男、ジュンがそう言う
「さて、そろったことですし、このナデシコの目的地は!」
「火星」
ゴートがボソリと言う
「火星です!」
プロスがそう宣言する
「では艦長」
フクベが艦長に指示を出す
「では、ナデシコ進路!火星に向けてしゅっ……。」
「そうはいかないわよ!!」
ムネタケ部下たちがブリッジに入ってくる
「血迷ったか!?ムネ茸!!」
ゴートが変な言いまわしをして叫ぶ
「ちょっと!!あんた今変ないいかたしなかった!?」
ムネ茸は気づいた
「……………何のことだ?(汗)」
妙な間と、冷や汗が物語っている
「まぁいいわ、この戦艦は軍が引き取るわよ!」
そしてムネタケ部下が一斉に入ってくる
「もう軍とは契約がついたのですが……。」
経費あれこれを考えるプロス
「前方、戦闘軍艦三隻、識別信号「トビウメ」「クロッカス」「パンジー」です」
「通信、つなぐわよー」
「「((耳栓してっと))」」
アキトとルリがユニゾンして耳栓をする
そして………。
「ユュュュュリィィィィィカァァァァーーーーーーーーー!!!」
鼓膜が破れるかと思うほどの声量……ブリッジクルー(ムネタケ部下含め)
約半数、気絶、耳栓をしたルリとアキトは被害を最小限に押さえた
カオリにいたっては、平然としている(耳栓してない)
「お父様ぁぁぁぁぁ!!!」
ユリカによる第二波……。
被害、ルリ・アキト・カオリ以外のブリッジにいた人気絶
ルリとアキトも顔をしかめる、カオリはと言うと
「(すごい声量……。ベリナスおじさんの比じゃないね)」
と、まぁ、過去を振り返っていた
「ナデシコは軍が引き取る!」
「どう言うことですか?!」
「ユリカーお父様もつらいんだ」
「(そうか……上層部……いつか滅してやる)」
親子の会話が続いて……いち早く復活したプロスがこう言った
「では交渉ですな!」
どうやら交渉好きのようだ
「よかろう、ただし!マスターキーをもって艦長と来てもらおう」
そして、キーの入っているふたを開けて考えるユリカ
その時ヤマダが、叫ぶ
「それを抜いちゃだめだー!!」
しかも、ゴート&ウリバタケに押さえられながら
「(宇宙に出るまで、戦闘以外干渉するのは危ないか……。まぁ、この部下たちの骨一本はいいだろう)」
そして、キーを抜いちゃって、トビウメに走っていくユリカ・プロス・ジュン
「あぁ……。」
放心状態のヤマダ、ウリバタケもなんかさびしそう
「ウェポンシステムロック、フィールド解除、着水します」
水に当たったような音と振動がして止まるナデシコ
「じゃあ、食堂にでも放りこんでおきなさい」
ムネタケが部下へ指令をする
そして、食堂へ…。
「へっへっへっ……。」
ムネタケ部下の一人が暴走しているようだ
「(まずい?!不死者か!!)」
そして、そのまま食堂入り口で自動小銃を構えた
「(間に合え!)”我、魔力の障壁は、全てのものを防ぐ壁となれ!!”」
「(ここから動いても間に合わん!!くそっ!!)」
皆、誰もが恐怖を感じた
ただ一人……カオリを除いて(早口で魔法詠唱)
「(間に合う!!)”ガード・レインフォース!!!”」
そのムネタケ部下が銃を乱射……。
だが、壁などに当たって、傷が付くが、カオリなどには、服がちょっと切れる程度でしかなかった
「私の前で人を殺せると思うな!この不死者が!!!」
その隙をついて、水月に拳を打ちこんで、気絶させる(水月=腹の人体急所のひとつ)
その倒れた陰から、黒い霧が立ち込め、実体化する
「やっぱり憑かれてやがったか!上級不死者…ドラゴンウォーストリア…。」
ムネタケ部下含め、ほとんどおびえている、そりぁ、自分の身長の約2倍は在る骨だけのドラゴンが睨んでいるからだ
「……魂を冒涜した罪は重い……。」
カオリの体が光ったと思ったら、そこには、蒼銀鎧をまとって、羽飾りのついた兜を装備しているカオリの姿があった
「マテリアル構成……結晶化!武器生成!「神剣・グランスリヴァイヴァー」!」
その剣を手にしたとき、その姿はこう呼ばれた……「戦乙女」…と
「その身に刻め……。」
カオリの回りに闘気の気流が舞った
「神技!!!」
上段からの斬撃、スライディングによる足払い、そして、また上段からの斬撃
最後に下段からの切り上げ、剣閃が舞うように敵を斬る
その後、吹き飛ばしを食らって浮いた敵は、そのまま空間に作られた三本の槍によってその空間に張りつけられる
カオリは天井ぎりぎりまで跳躍し、そして、翼を出す、その羽がカオリの手に集中し、一本の槍ができる
「食らいつけ!!ニーベルン・ヴァレスティ!!!」
投げられた槍は、鷹の嘴となり、敵に食らいついた(全9HIT)
そして、断末魔の響き……。光の粒となって消滅した
「魂の束縛は終(つい)ねた、この場に留まる理(ことわり)はもう無い」
そして、アーマーなども光の粒と化し消えて、ネルガルの服を着たカオリの姿があった
観客者……全員沈黙……。
その後、トビウメからユリカが帰って来て(ジュンを置いてきて)ムネタケを軍に返して
ユリカが戻っていったことにコウイチロウが泣き、そして、カオリの正体がばれ始めた
防衛ライン、そして宇宙……。逆行者はその後の未来の何を考えるか
次回、「異世界の平和を護る女神」
第三話「陰の薄い男、そして地球防衛ライン」
カオリ「自己紹介のときに言っちゃったからね」
後書き
「異世界の平和を護る女神」
第二話をお届けします
定時に受かって、これからの生活を考えている天使邦明です
さて、ここの話ですが、IFが多く、かなりの試行錯誤でこのような話になりました、では
ここでひとつのIFストーリーを……。(「カオリが起きないで、アキトが部屋に入っていたら」ストーリー)
そしてカオリ&ルリの部屋前にいるテンカワ
「……。(あ、ルリちゃんの部屋じゃん!とりあえず……。)」
チャイムを鳴らし、ノックをする
「アマツカさん?起きてる?」
……返答なし
「仕方が無いな…お邪魔します」
そして、部屋に入り、ベッドを探す
「!!(ちょっと、まて!!この状態はヤバイ!!裸なんて……。)」
そこにあった光景は、シーツ1枚で寝ているカオリの姿……。普段、ポニテや三つ網やツインテールにしている髪を解いて、ベッドに広がっている
「あ、あの…アマツカ…さん?」
そして、人の気配を感じたのか起きあがるカオリ、シーツは握ったままだが
「ブリッジ集合らしいっスから、お、俺はここらへんで……。」
とっとと逃げ出すアキト、そしてドアの前で待つ(顔真っ赤)
そして、部屋から出てくるカオリ
ブリッジに行く途中、アキトに一言
「見た責任、取ってもらうからね……。(怒)」
その後、カオリが某同盟に入ったかは、オモイカネのみが知る
(その後の本編不死者戦で不死者(ドラゴンウォーストリア)に八つ当たり)
さらに、不死者、出すかどうか迷いましたが、出しました。
そして、技も出しました、今回は神技でしたが
(ネタバレ、見てみたい人は反転してください)
火星での戦いは、宇宙戦ではかなり活躍しますが、その後チューリップに入るまで、出番は無しになります(大魔法連発して、ルリの部屋で爆睡)
いつもどうりに
感想・誤字脱字・パクリなどはkaori110@hotmail.com&tza@ogaki-tv.ne.jpまで
よろしくお願いします
管理人の感想
天使邦明さんからの投稿です。
うーん、展開が早いですね。
そのぶん、ちょっと強引さを感じました。
さらに言えば、カオリさん怪しすぎ(爆)
そりゃあ、全員沈黙するでしょうねぇ
・・・でも、こんな早期の段階で正体明かしていいんですかね?