「すぐに戻って!!私なら大丈夫だから!!!」
「で…でも!!」
「ミサイルを落としたい気持ちもわかる!でも今は!!」
「……わかった」
「私は死なないわ、異世界を守ると言う使命があるから」
「………噂は本当だったんだ」
「仕方ないわね、でも誰にも言わないでね」
「多分ばれてんのじゃない?」
「少なくとも火星まではね」
「わかった…火星に付いたときに本名教えてもらうよ、「アマツカ・カオリ」だなんて、偽名だろ?」
「あくまで本名よ…けど火星に付いたら教えてあげる」
「そうか…なら!今やるべきことを」
「そう言うこと、「GOOD LUCK」!!」
異世界の平和を護る女神
第四話、「防衛ライン突破…サツキミドリを救え!」
「さぁ〜て♪イッチョやりますか♪」
アキトがナデシコに戻りかけた頃にカオリが一言つぶやいた
ほとんど機能しなくなったガンブレードを腰に戻し
パレットライフル2丁を持つ
そのとき通信が入る……。
「やっぱりカオリだけに任せるわけにはいかないんだよ!」
「テンカワ君?!」
アキトが叫ぶ……微妙に呼び捨てなのは気にしないほうがいい、天誅されるから
「カオリはとっととナデシコに戻って…て、そんな暇は無いか!このままミサイルを打ち落とす!!!」
その頃ブリッジ……。
「さて、どうしたものかねぇ〜」
ミナトがいい
「アキトさん、任せました」
ルリはアキトに任せ
「ここでナデシコが落とされるわけにもいかないんですなぁ〜ハイ」
なぜに?と思う作者
「経費の無駄遣いだからです、ハイ」
確かに無駄は最小限に押さえるべき…ですが、このクルーでどう最小限に押さえるべきですか?
「ネルガルは金回りがいいので…ハイ」
「プロス、どこを向いて何を話している?」
ゴーとが突っ込む
「このナレーションさんと読者の皆様に解説をしていたのですよ」
「そうか…神よ女神よ我らナデシコに祝福を……」
前のときにクルーから冷ややかな目で睨まれたので、ぽつりと言うゴート、前半は普通の後半が壊れゴートだ
その言葉を言う直前に、カオリ機につなぎ、マイク集音率を最大にして、流した
そして回線は開いたまま……。
「………。」
しばらく、ブリッジ&カオリ機に静けさが漂った
止まってしまったカオリ機を護りながらミサイルを落とすアキト君
さりげなく、爆風がカオリ機を揺らすようにミサイルの破壊ポイントをずらしているアキト君
「どうしたんですか〜、あの〜アマツカさん?」
「何でも無いわ………。」
そして……。
「あら?アキト君、なんかみょーに馴れ馴れしく呼ばれて、更にこの機体に傷つけてくれた?」
「気のせいです、絶対に気のせいですって」
「そう………。」
やっと再起動した、カオリ機…
「アキト君!!ちょっと私の横か後ろに行って!!!」
アキトはパレットライフルを使いミサイル追撃数を上げていったが
カオリはまだ一機も破壊していない
そしてちょうどアキト機が横に来たとき……。
「特殊技「ショット」……弾数表示」
そして、カオリのコックピットに、左右2つずつウィンドウが出る
『波動弾1発』『徹甲弾5発』『速射弾100発』『パレットライフル弾3×50発』
「一気にひとつのまとまりのミサイルを破壊する!波動弾装填!!」
マガジンをはずして、ほかのマガジンを入れる
そして目の前にひとつのウィンドウ……。
『連射可能時間……。5秒!』
「それでいい!!「ハイパーーショット」!!!」
そして引き金を引き……。
フイィィィィン
エネルギーが膨張し、銃口に光が集まり……。
ドギューーーーーーーーーン!!!!
一筋のレーザーとなって発射される……グラビティブラスト並の出力だ……。
そして……ミサイル撃墜数20……。アキトが破壊した数は50…。
後80発のミサイルを連携で破壊していく
またブリッジ……。
「お二人ともさすがですねぇ〜」
「超一流のパイロットだな……。」
「あんな人たちを相手にしていたのか……。」
ブリッジではアキト達の活躍振りをその眼で見ていた
そして、ジュンがちょっと後悔していたw
そしてミサイルを破壊し終えて、アキトが戻ろうとしたとき、マガジンを交換して、まだ標的を探しているカオリを見つける
「カオリ!!ミサイルはすべて破壊した!どこに敵が居るというのだ!」
「まだいるよ……第一防衛ラインのバリア出力兵器がね……。それを破壊してくる」
「でもあれはナデシコのフィールドで突破できるから!」
「いくらあれでも、ダメージは食らうはずよ、そんなボロボロの状態で戦闘状態のサツキミドリに助けに行けるとでも?」
「えっ…なぜ、そのことを?!……そうか、そう言うことか……。」
一人で納得しているアキト君
「そういうこと、「徹甲弾」装填、セミオートモードへ、射程距離最大、丁度ここから狙えるわね……。」
「ショット「アーマーショット」!!!」
そして、放たれる光弾……。
「あれはどこへ向かっているのでしょうかねぇ〜」
「何をやっているのだ?」
「ホシノさん、あの光の向かう先は?」
艦長、立派に仕事してますが……ちょうど戻ってきたアキトに引っ付きながらでは様になってませんよ?
「計算できました……ビックバリアの光学バリア発生装置の一つです!」
「まさかあれを破壊しようとでも?クリムゾンはそんな弾丸で破壊できないほど強固ですぞ」
プロスさん…あんたやっぱり超一流のシークレットサービスだな…でもあんたもナデシコ色だぞ
「光弾、着弾しました……?!?!、一機破壊されました?!」
その後、2、3個の光の帯が飛んでいく……。
「ま、まさか、あの強固な装甲をあんな弾丸一つで?!恐ろしい人材ですね…この「アマツカカオリ」さんは……。」
「ナデシコが進むルートだと思われるバリア出力兵器はすべて破壊されました……。」
「では、ナデシコ一気に突っ切っちゃいましょう♪」
「香織機の帰還を確認、ナデシコ相転移エンジン臨界ポイントです」
そして、何事も無く地球を離れて行くナデシコ
「次の行き先はネルガルコロニー「サツキミドリ」です」
「え、火星じゃないのですか?」
「補充パイロットと機体がコロニーで補給となっていまして……。」
「私なぞフレーム交換は必要無いがな…何処でも一緒だ」
そしてサツキミドリ………………
「思ったよりも早くないか?」
「はて…?」
「あ、すみません、機動速度をちょっとずらしていました、修正します」
そして通信が入ってくる
『ネルガルコロニー「サツキミドリ」へようこそ』
「あ、ナデシコの停泊をお願いしますー」
『可愛い声だね……ちょっと待ってね……。』
香織はその通信を聞いたときにはすでに格納庫へと走っていた
「『エンジェル』の出撃準備は?!」
「もう終わってる!……出撃するのか?何にも無いのに」
「ただの偵察ですよ♪宇宙は広いからいろんな敵に狙われやすいのですから」
「そうか、ハッチは空けた、行って来い!!」
「エステバリス『エンジェル』出る!!」
バーニアから翼が生え、宇宙空間を鳥の様に飛んでいく香織機
そして、サツキミドリ目前、香織の目に黄色い点々が映る
「(やっぱり狙ってきていたのか!!)」
ガンブレードを構えて、突っ込んで行く香織機
そこに、三色のエステバリスが戦っていた
サウンドオンリーで通信を開こうにも向こうが拒否しているから開けれない
「ったく…仕方ないな…」
手のところから、細いワイヤーを出し、通信を強制的に開き
「後方にナデシコが戦闘状態で待機している、識別信号、通信信号を出した後に向かえ」
『わかった!』
ナデシコブリッジ……。
「アレは?」
「通信開きます」
『え〜と…ナデシコか?』
「はい」
『すまないが着艦許可をもらえないか?』
「エステバリスとツールボックス着艦を許可します」
『ありがとうよ』
サツキミドリでは……。
「……。」
香織が一人もくもくとバッタをなぎ払っている
「…。ちぃ…。」
けど、360°全体に黄色いのバッタが大量に空間飽和攻撃してくるから
避けるのも大変になってきている
現に香織機どんどんディストーションフィールドの出力が落ちている
更にナデシコ外なので行動がかなり制限されていた……。
あわや絶体絶命のピンチ?!
香織がバッタの集中攻撃にさらされている
ナデシコはこの状態をどう打破すのか?!
次回、「異世界の平和を守る女神」
第五話「サツキミドリその後、香織、瑠璃のどきどき航海日誌」
瑠璃「バカば〜っか、ねぇ香織お姉さん」
香織「悪く言うのはこの口ですか〜」(瑠璃のほっぺたをつかみ引き伸ばす香織)
後書き
一ヶ月も遅れてしまった
「天使」と書いて「アマツカ」と読む
天使邦明です
学校生活になんとか慣れて、
部活に汗を流し、
そして、ネットゲームに集中する毎日……。
ところがそのネットワークゲーム
「アスガルト」に時の流れの「漆黒の戦神」を名乗るキャラが?!
話してみたところ、第一章からそのアスガルドの世界に飛ばされたようでした
某同盟+組織の皆さん、現在「漆黒の戦神」(アキトと名乗ってました)は
ネットワークの世界にいます
頑張って見つけてみてくださいね♪
誤字脱字、感想、カミソリメールなどは……
tza@ogaki-tv.ne.jpかkaori110@hotmail.comまで♪
遅くなったことにご迷惑をおかけします
管理人の感想
天使邦明さんからの投稿です。
う〜ん、香織のピンチは自業自得のような気もしますが(苦笑)
これだけ派手に動いていると、ナデシコクルーにも怪しまれると思いますけどね。
ま、その辺のフォローは、アキトがするんですかね?